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第二十七章
911 参上!
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(レナ)
光る大剣がモンスターの大群を横に大きく薙ぎ払うと、黒い山の様に迫ってきていたモンスター達は一瞬で全滅する。
しかし、それにわっ!と歓声が上がるのも束の間。
それと入れ替わるように、今度は<爆食バッタ>の大群が襲いかかってきた。
「あたい達の出番だぜ!」
ルーン率いる【後衛攻撃班】が杖をドンッ!と地面に打ち付け、合体スキルを発動した。
(合体スキル)
< 炎人のお遊び >
魔法属性指定【炎】
火属性魔法に関するスキルを持つ者達10人以上で発動できる魔法攻撃型合体スキル
火の超範囲攻撃で、威力は術者達の火属性の魔力の強さの合計値で決定する
炎が一瞬で爆食バッタ達を襲いそのままジュッ!と焼け焦げると、爆食バッタの大群は全滅、黒い塵となってパラパラと地面に落ちていった。
力で劣る人型種の強さは『チームプレイ』。
当然人数が増えれば増える程、その強さは増す。
そうして各々の得意分野を活かしモンスター達を調子良く倒していき、誰もがこのまま有利に戦況が傾くと、そう思ったその時────……。
「緊急伝達!!10時と2時の方向より飛行型モンスターの大群が接近中!恐らく正門の方から流れてきた模様!!
この反応は────<プテラノ・シャーク>です!!」
解析班からの緊急伝達に各所、緊張が走った。
< プテラノ・シャーク >
恐竜とサメ型の亜種型Aランクモンスター。
サメの様な顔と飛行型恐竜の様な身体を持ち、大きな青い翼が特徴的
性格は非常に好戦的かつ獰猛で、動くものは何でも捕食しようとする
空を飛ぶスピードは彗星の如し、更にずる賢い高い頭脳と高い物理、魔法耐性を持つため、唯一の弱点属性である雷の魔法で撃ち落としてから地上で討伐がセオリー。
大人数での討伐が推奨される。
「<プテラノ・シャーク>……厄介なのが来たわね。」
私は遠くの空に見える黒い蠢く集団を睨みつけ、顔を顰めた。
<プテラノ・シャーク>は、いくらソフィア様のスキルにより能力が低下しているからと言ってもAランク、更に厄介なのは飛行型モンスターという特性を持つ点だ。
飛行型モンスターは勿論空を飛んでいるため、総攻撃をかけるには一度地上に落とすのがBEST。
しかし空が有利なフィールドである彼らを撃ち落とすのは非常に困難で、更にそれが大群ともなれば、他のモンスターに気を取られている間に空からの総攻撃を受けてしまう。
それに……。
私は後方の攻撃班へと視線を送る。
そもそもそんな大群を相手に、雷属性の魔法を使える者達が少ない。
ルーンが私の視線に気づき視線を合わせると、一瞬でお互い『まずい』という事を確認し合った。
そもそも現在集まっている人数の中で魔法の適性を持つ者の方が圧倒的に少ないのだが、それが何故かと言うと、こればかりは先天的に備わっている能力であり後天的に授かる事はないからだ。
魔法職の者が、努力して前衛の物理職につくことができても逆はない。
そしてここには平民の子たちしかいないという事も原因の一つである。
例外あれど貴族は手にした魔法の才能を次世に確実に残すため、基本的には同じ系統の資質持ちの者を伴侶に迎えその結果、魔法属性を持つ者達が多い。
しかしそれに対して、平民は自由恋愛。
資質によって結婚相手を選ばないため、親が魔法属性を持っていたとしてもそれが遺伝するかは完全な運となる。
このことから、当然貴族の方が魔法属性の適正を持つことが多く平民の子たちは少ないため、現在圧倒的に魔法を使える者達は少ないというわけだ。
「飛行型モンスターはずる賢いからね。魔法で撃ち落とすのだって大変なのに、敵は多数、こちらは少数か……。」
私は直ぐに足元に手を触れ、スキル<物質工作>を発動。
防壁の材料の一部を使い、ズラッと横並びに大量の大砲を創り出した。
そして攻撃範囲に入った<プテラノ・シャーク>に一斉射撃!!
しかし────やはり空は彼らの有利なフィールドのため、ヒョイヒョイと避けられてしまい、一斉射撃でも撃ち落とせたのはたった一匹だけであった。
「────くっ……予想通りね。」
急いで第二陣攻撃を発射するため防壁の材料から大砲の玉を作って発射するが、多くは打ち続けられない。
防壁の材料を使うと言う事は、結局防壁の耐久性が下がってしまうからだ。
「これだけ打っても1匹なら……やっぱり不味いわ。」
焦りながら周りを見渡すが、唯一の雷属性を持つ魔法攻撃班が健闘するも、やはりポツポツと当たっては数匹落ちるくらいで、更に他にも迫りくる飛行型モンスターへの対応が追いつかず。
フラン様も同様の装置を創り出し連続射撃を。
更にセリナも『射』の文字を空に打ち続けているが、やはり向かい来る大集団にとっては明らかに足りない。
しかも、何とプテラノ・シャーク達の後方にいる者達が冷静に状況を見極め空を旋回したかと思うと、そのまま街の方へと視線を向けた。
このまま上空から街へ侵入するつもりだ!
それに気づいた私はルーンに向かって叫ぶ。
「ルーン!!あいつら数に物を言わせて街への強行突破を狙っているみたい!」
「────!!クソっ!でかいの一発いくしかねぇ!魔力の温存を考えている暇もないぜ!」
ルーンが杖を強く握り、スキルを発現しようとした、その時────突然後方から凄まじい衝撃派が通り過ぎていきプテラノ・シャークの一匹に直撃。
そしてそのまま貫通し、周囲にいた数匹のプテラノ・シャークまでその余波で吹き飛ばされていった。
────ポカン……。
その凄まじい火力の攻撃に全員が驚き目を見開き、直ぐに全員が後ろを振り向く。
するとそこには巨大な弓を構えた青いフードが特徴的な女の子が立っているのが遠目に見え、その子は何もない空間から弓矢を数本出現させると、そのまま大弓にセット。
大きく弦を引きポツリと言った。
「……空の敵は弓が絶対有利属性……だからメルが全部ぶっ倒す。……メルは────強い。」
(南門)
モンスター多数 VS ライトノア学院教員、平民と低位貴族生徒、メル
────開戦
光る大剣がモンスターの大群を横に大きく薙ぎ払うと、黒い山の様に迫ってきていたモンスター達は一瞬で全滅する。
しかし、それにわっ!と歓声が上がるのも束の間。
それと入れ替わるように、今度は<爆食バッタ>の大群が襲いかかってきた。
「あたい達の出番だぜ!」
ルーン率いる【後衛攻撃班】が杖をドンッ!と地面に打ち付け、合体スキルを発動した。
(合体スキル)
< 炎人のお遊び >
魔法属性指定【炎】
火属性魔法に関するスキルを持つ者達10人以上で発動できる魔法攻撃型合体スキル
火の超範囲攻撃で、威力は術者達の火属性の魔力の強さの合計値で決定する
炎が一瞬で爆食バッタ達を襲いそのままジュッ!と焼け焦げると、爆食バッタの大群は全滅、黒い塵となってパラパラと地面に落ちていった。
力で劣る人型種の強さは『チームプレイ』。
当然人数が増えれば増える程、その強さは増す。
そうして各々の得意分野を活かしモンスター達を調子良く倒していき、誰もがこのまま有利に戦況が傾くと、そう思ったその時────……。
「緊急伝達!!10時と2時の方向より飛行型モンスターの大群が接近中!恐らく正門の方から流れてきた模様!!
この反応は────<プテラノ・シャーク>です!!」
解析班からの緊急伝達に各所、緊張が走った。
< プテラノ・シャーク >
恐竜とサメ型の亜種型Aランクモンスター。
サメの様な顔と飛行型恐竜の様な身体を持ち、大きな青い翼が特徴的
性格は非常に好戦的かつ獰猛で、動くものは何でも捕食しようとする
空を飛ぶスピードは彗星の如し、更にずる賢い高い頭脳と高い物理、魔法耐性を持つため、唯一の弱点属性である雷の魔法で撃ち落としてから地上で討伐がセオリー。
大人数での討伐が推奨される。
「<プテラノ・シャーク>……厄介なのが来たわね。」
私は遠くの空に見える黒い蠢く集団を睨みつけ、顔を顰めた。
<プテラノ・シャーク>は、いくらソフィア様のスキルにより能力が低下しているからと言ってもAランク、更に厄介なのは飛行型モンスターという特性を持つ点だ。
飛行型モンスターは勿論空を飛んでいるため、総攻撃をかけるには一度地上に落とすのがBEST。
しかし空が有利なフィールドである彼らを撃ち落とすのは非常に困難で、更にそれが大群ともなれば、他のモンスターに気を取られている間に空からの総攻撃を受けてしまう。
それに……。
私は後方の攻撃班へと視線を送る。
そもそもそんな大群を相手に、雷属性の魔法を使える者達が少ない。
ルーンが私の視線に気づき視線を合わせると、一瞬でお互い『まずい』という事を確認し合った。
そもそも現在集まっている人数の中で魔法の適性を持つ者の方が圧倒的に少ないのだが、それが何故かと言うと、こればかりは先天的に備わっている能力であり後天的に授かる事はないからだ。
魔法職の者が、努力して前衛の物理職につくことができても逆はない。
そしてここには平民の子たちしかいないという事も原因の一つである。
例外あれど貴族は手にした魔法の才能を次世に確実に残すため、基本的には同じ系統の資質持ちの者を伴侶に迎えその結果、魔法属性を持つ者達が多い。
しかしそれに対して、平民は自由恋愛。
資質によって結婚相手を選ばないため、親が魔法属性を持っていたとしてもそれが遺伝するかは完全な運となる。
このことから、当然貴族の方が魔法属性の適正を持つことが多く平民の子たちは少ないため、現在圧倒的に魔法を使える者達は少ないというわけだ。
「飛行型モンスターはずる賢いからね。魔法で撃ち落とすのだって大変なのに、敵は多数、こちらは少数か……。」
私は直ぐに足元に手を触れ、スキル<物質工作>を発動。
防壁の材料の一部を使い、ズラッと横並びに大量の大砲を創り出した。
そして攻撃範囲に入った<プテラノ・シャーク>に一斉射撃!!
しかし────やはり空は彼らの有利なフィールドのため、ヒョイヒョイと避けられてしまい、一斉射撃でも撃ち落とせたのはたった一匹だけであった。
「────くっ……予想通りね。」
急いで第二陣攻撃を発射するため防壁の材料から大砲の玉を作って発射するが、多くは打ち続けられない。
防壁の材料を使うと言う事は、結局防壁の耐久性が下がってしまうからだ。
「これだけ打っても1匹なら……やっぱり不味いわ。」
焦りながら周りを見渡すが、唯一の雷属性を持つ魔法攻撃班が健闘するも、やはりポツポツと当たっては数匹落ちるくらいで、更に他にも迫りくる飛行型モンスターへの対応が追いつかず。
フラン様も同様の装置を創り出し連続射撃を。
更にセリナも『射』の文字を空に打ち続けているが、やはり向かい来る大集団にとっては明らかに足りない。
しかも、何とプテラノ・シャーク達の後方にいる者達が冷静に状況を見極め空を旋回したかと思うと、そのまま街の方へと視線を向けた。
このまま上空から街へ侵入するつもりだ!
それに気づいた私はルーンに向かって叫ぶ。
「ルーン!!あいつら数に物を言わせて街への強行突破を狙っているみたい!」
「────!!クソっ!でかいの一発いくしかねぇ!魔力の温存を考えている暇もないぜ!」
ルーンが杖を強く握り、スキルを発現しようとした、その時────突然後方から凄まじい衝撃派が通り過ぎていきプテラノ・シャークの一匹に直撃。
そしてそのまま貫通し、周囲にいた数匹のプテラノ・シャークまでその余波で吹き飛ばされていった。
────ポカン……。
その凄まじい火力の攻撃に全員が驚き目を見開き、直ぐに全員が後ろを振り向く。
するとそこには巨大な弓を構えた青いフードが特徴的な女の子が立っているのが遠目に見え、その子は何もない空間から弓矢を数本出現させると、そのまま大弓にセット。
大きく弦を引きポツリと言った。
「……空の敵は弓が絶対有利属性……だからメルが全部ぶっ倒す。……メルは────強い。」
(南門)
モンスター多数 VS ライトノア学院教員、平民と低位貴族生徒、メル
────開戦
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