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第三十一章
1023 なんて幸せ
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☆ グロ注意でお願いします(ノ_ω_)ノ バタン
( ??? )
~ グリモア東エリアから隣街への街道 ~
何かに引き寄せられる様に進み続けるモンスター達は、一つの違和感に気付いた。
ある程度舗装された石造りの道を辿り、感覚の導くままそこにたどり着いたのだが、何故かクッキリとある一線から色とりどりの美しい花畑が広がっていたからだ。
幻想的で美しい景色……。
それと自分たちが歩いてきた石造りの道を見比べ、そのあまりの違いに一瞬足を止めたが、直ぐに行進を続ける。
恐らく人型種ならその時点であり得ないと足を止めたであろう。
しかし、モンスター達はその違和感を簡単に振り切り、一匹……また一匹とその花畑の中へと入っていった。
そうして花畑を歩き続けたモンスター達は、気がつくとその数が半分以下になってしまっている事にやっと気づき、中間にいたモンスター達から動揺が走り前列の方まで伝わると、全てのモンスター達はそのまま後ろを振り返る。
するとそこにはピクピクと痙攣しながら倒れている仲間のモンスター達の姿が……。
流石に足を止めた残ったモンスター達は理由もわからぬまま周りの花たちを攻撃しようと、各々大きく息を吸った瞬間────……
「 おやおや。僕の可愛いお花さん達に酷い事、しないで下さいね? 」
一人の穏やかそうな青年が前方に続く花畑の中からヒョイッと姿を現したため、全員ピタリと動きを止めた。
その青年は随分と弱々しく見え、手には武器らしい武器は持っておらず、持っているのはバケツと小さなスコップのみ。
” 相手にならない ”
そう判断を下したモンスター達は捕食対象としてその青年を睨みつけたが、その青年は冷静に倒れていないモンスター達を数え始めた。
「 う~ん……約半分か……。
それしか残らないなんて、もう少し弱くしないと駄目だね。
これでもかなり弱くしたつもりなんだけどな。 」
困った様に呟きながら、その青年はポケットからメモ用紙を取り出し何かをカリカリ書き始める。
それを見た最前列にいた< ブタ鼻・ライオン >達の群れは我先にその青年を捕食しようと、そのままその青年目掛けて体当たりをお見舞いした────が……その攻撃はその青年に届く事はなかった。
「 ぶ……ぶもぉぉぉぉぉぉぉ────っ!!??? 」
地面から突然伸びてきた何百、何千という植物のツタが< ブタ鼻・ライオン >達を襲い、その体にグルグルと巻き付いていく。
そして全く身動きが取れなくなった後、更に地面がボコボコと蠢き、そこから全身がツタでグルグルまきになっている人型の何かが這い出てきた。
その顔部分には多種多様な花が、まるで個性を現すかの様についている。
【 寄生食人花( 改 ) 】
人の身体に寄生する花の蔓の集合体< 寄生食人花 >の進化後
ステータスUPに加え、新たな ” 感情 ” を手に入れる事に成功したため子孫繁栄型に変化した
それは青年が作り出した花の品種であり、その数はどんどんと増えていき相手モンスター達を優に上回る程の数に。
その圧倒的な数に驚き、後ずさる前線のモンスター達を見て、青年はニッコリ笑う。
「 この子達はとても伴侶思いの子たちでね、寄生した人間を命ある限り生かそうとするんですよ~。
【 寄生食人花( 改 ) 】
元々優しい子たちでしたけど、なんと ” 感情 ” まで取得するのに成功しました。
それが ” 愛 ” です。
寄生した人間をお嫁さんとして一生愛し続けます。
勿論愛の結晶である子供までお嫁さんに生んでもらうんですよ~。
凄いでしょう?凄いですよね?なんて優しくて可愛い子たちなんでしょうね! 」
ニッコ二コと優しそうな顔で笑いながら怒涛のごとく話し始める青年に、説明の難しい恐怖を感じるモンスター達であったが、食欲はその恐怖を上回った様で逃げ出すモンスター達はいない。
その事が更に青年の機嫌を良くする。
「 生まれた子たちの上質な揺りかごとして生物の体は最適なんですよね。
だからちょうど良かった。
お声を掛けて下さったカルパス様には感謝ですね。 」
青年がフフッと笑うと、それが合図であったかの様に、【 寄生食人花( 改 ) 】達の腹の部分のツタが緩んでいき、その中から現れたのは、肌色をした ” 人 ” の大きく膨らんだ腹。
まるで臨月の妊婦の様なその腹は、内部で何かが暴れているのかボコボコと蠢いていて、それに合わせて人間の悲鳴の様な声がツタで覆われた【 寄生食人花( 改 ) 】達の内部から聞こえた。
そしてひときわ大きな絶叫の様な声が聞こえた後、その腹を突き破り、小さな緑色のツタの塊が飛び出す!
「 ────ぶもおぉぉぉぉっ!!??? 」
そしてそれは近くにいた拘束されていた< ブタ鼻・ライオン >に刺さり、そのまま内部に入ってしまうと、あっという間に【 寄生食人花( 改 ) 】同様体中ツタで覆われてしまい、顔の部分にはとても綺麗な花が咲いた。
それを見た他のモンスター達は驚いているのか全く動かなくなってしまったが、青年はニコニコと変わりなく笑っている。
そして突き破られて大きく内側から裂けた腹からは、大量の出血と苦しみ藻掻く悲鳴が聞こえてきたが、周りを覆うツタ達が直ぐにその腹を隠す様に巻き付いていき、そのまま悲鳴ごと隠してしまった。
「 ふふっ、子供が大きくなったらまたお嫁さんを見つけてあげないとね。
大丈夫。
この世界は悪い人達で溢れているから、皆のお嫁さんになってくれる人達はた~くさんいるから。
本当に助かるなぁ~。
この世界はなんて素晴らしいんだろう!
幸せで愛が溢れる花たちの楽園が作れるなんて、僕はなんて幸せ者なんだろうね。 」
次々と地面から突き出てきてはモンスターへと絡みつくツタに、ランクの高いモンスターはそれを引きちぎり、【 寄生食人花( 改 ) 】達へ攻撃しようと一斉に攻撃を仕掛けた。
しかし────
ボコボコボコ────ッ!!!!
下から飛び出てきた巨大な赤い花たちが現れると、その攻撃達は全て腐って落ちていく。
「 ────~~ッッッ!!!?? 」
驚くモンスター達へお返しとばかりにその赤い花たちは強酸性の腐食液を吐き出し、それを浴びてしまったモンスター達はドロドロと土に溶けていった。
赤い大きな花達の正体は【 腐肉花クイーン 】
これも青年が育てた大事な大事な毒花達だ。
<毒花人の資質> (特殊先天スキル)
< 絶対忠誠の花誓い >
毒花種に対する愛情、献身、忠誠心がある一定を越えた時に自動発現する特殊先天スキル
その感情値が高い程ステータス値が高い毒花種を創り出す事ができ、自身の手で育てた毒花種の種類数に比例し、術者の全ステータス値、スキルの能力値もUPする。
<毒花人の資質> (先天スキル)
< 毒花種達の愛の抱擁 >
自身の手で育て上げた毒花達のもつ多種多様の状態異常を起こす毒物に対し、絶対無効効果を持つ
< 腐肉花クイーン >
< 腐肉花プリンセス >の進化した姿
非常に強い強酸液で獲物を溶かし、それが染みた土から栄養を吸収する
性格は獰猛、かつ非常に好戦的、残忍、冷酷だが、好みに親認定した術者の感情が反映されるため、かなりの偏りが生じる
獲得する能力もバラバラ
( 親認定 )クラン
( 好み )一定以上の精神汚染度を持つ者達
( 個体特徴 )進化能力あり、子孫繁栄型
シューシューと溶けたモンスターから煙が立ち上り、辺りに充満すると、それを見たランクの低いモンスター達は慌てて後方へと逃げていく。
それを困った様に見つめた青年は、ヤレヤレと軽く首を振った。
「 花たちの楽園を与えてくれたリーフ様にはとても感謝しているんだ。
だから専属庭師であるこの< クラン >がここにいる限り、ここは通行止めだよ。
ごめんね。 」
クスクスと笑う青年クランにつられて笑うかの様に、腐肉花クイーン達は赤い花弁を大きく揺らし、大きく広がっていった。
( ??? )
~ グリモア東エリアから隣街への街道 ~
何かに引き寄せられる様に進み続けるモンスター達は、一つの違和感に気付いた。
ある程度舗装された石造りの道を辿り、感覚の導くままそこにたどり着いたのだが、何故かクッキリとある一線から色とりどりの美しい花畑が広がっていたからだ。
幻想的で美しい景色……。
それと自分たちが歩いてきた石造りの道を見比べ、そのあまりの違いに一瞬足を止めたが、直ぐに行進を続ける。
恐らく人型種ならその時点であり得ないと足を止めたであろう。
しかし、モンスター達はその違和感を簡単に振り切り、一匹……また一匹とその花畑の中へと入っていった。
そうして花畑を歩き続けたモンスター達は、気がつくとその数が半分以下になってしまっている事にやっと気づき、中間にいたモンスター達から動揺が走り前列の方まで伝わると、全てのモンスター達はそのまま後ろを振り返る。
するとそこにはピクピクと痙攣しながら倒れている仲間のモンスター達の姿が……。
流石に足を止めた残ったモンスター達は理由もわからぬまま周りの花たちを攻撃しようと、各々大きく息を吸った瞬間────……
「 おやおや。僕の可愛いお花さん達に酷い事、しないで下さいね? 」
一人の穏やかそうな青年が前方に続く花畑の中からヒョイッと姿を現したため、全員ピタリと動きを止めた。
その青年は随分と弱々しく見え、手には武器らしい武器は持っておらず、持っているのはバケツと小さなスコップのみ。
” 相手にならない ”
そう判断を下したモンスター達は捕食対象としてその青年を睨みつけたが、その青年は冷静に倒れていないモンスター達を数え始めた。
「 う~ん……約半分か……。
それしか残らないなんて、もう少し弱くしないと駄目だね。
これでもかなり弱くしたつもりなんだけどな。 」
困った様に呟きながら、その青年はポケットからメモ用紙を取り出し何かをカリカリ書き始める。
それを見た最前列にいた< ブタ鼻・ライオン >達の群れは我先にその青年を捕食しようと、そのままその青年目掛けて体当たりをお見舞いした────が……その攻撃はその青年に届く事はなかった。
「 ぶ……ぶもぉぉぉぉぉぉぉ────っ!!??? 」
地面から突然伸びてきた何百、何千という植物のツタが< ブタ鼻・ライオン >達を襲い、その体にグルグルと巻き付いていく。
そして全く身動きが取れなくなった後、更に地面がボコボコと蠢き、そこから全身がツタでグルグルまきになっている人型の何かが這い出てきた。
その顔部分には多種多様な花が、まるで個性を現すかの様についている。
【 寄生食人花( 改 ) 】
人の身体に寄生する花の蔓の集合体< 寄生食人花 >の進化後
ステータスUPに加え、新たな ” 感情 ” を手に入れる事に成功したため子孫繁栄型に変化した
それは青年が作り出した花の品種であり、その数はどんどんと増えていき相手モンスター達を優に上回る程の数に。
その圧倒的な数に驚き、後ずさる前線のモンスター達を見て、青年はニッコリ笑う。
「 この子達はとても伴侶思いの子たちでね、寄生した人間を命ある限り生かそうとするんですよ~。
【 寄生食人花( 改 ) 】
元々優しい子たちでしたけど、なんと ” 感情 ” まで取得するのに成功しました。
それが ” 愛 ” です。
寄生した人間をお嫁さんとして一生愛し続けます。
勿論愛の結晶である子供までお嫁さんに生んでもらうんですよ~。
凄いでしょう?凄いですよね?なんて優しくて可愛い子たちなんでしょうね! 」
ニッコ二コと優しそうな顔で笑いながら怒涛のごとく話し始める青年に、説明の難しい恐怖を感じるモンスター達であったが、食欲はその恐怖を上回った様で逃げ出すモンスター達はいない。
その事が更に青年の機嫌を良くする。
「 生まれた子たちの上質な揺りかごとして生物の体は最適なんですよね。
だからちょうど良かった。
お声を掛けて下さったカルパス様には感謝ですね。 」
青年がフフッと笑うと、それが合図であったかの様に、【 寄生食人花( 改 ) 】達の腹の部分のツタが緩んでいき、その中から現れたのは、肌色をした ” 人 ” の大きく膨らんだ腹。
まるで臨月の妊婦の様なその腹は、内部で何かが暴れているのかボコボコと蠢いていて、それに合わせて人間の悲鳴の様な声がツタで覆われた【 寄生食人花( 改 ) 】達の内部から聞こえた。
そしてひときわ大きな絶叫の様な声が聞こえた後、その腹を突き破り、小さな緑色のツタの塊が飛び出す!
「 ────ぶもおぉぉぉぉっ!!??? 」
そしてそれは近くにいた拘束されていた< ブタ鼻・ライオン >に刺さり、そのまま内部に入ってしまうと、あっという間に【 寄生食人花( 改 ) 】同様体中ツタで覆われてしまい、顔の部分にはとても綺麗な花が咲いた。
それを見た他のモンスター達は驚いているのか全く動かなくなってしまったが、青年はニコニコと変わりなく笑っている。
そして突き破られて大きく内側から裂けた腹からは、大量の出血と苦しみ藻掻く悲鳴が聞こえてきたが、周りを覆うツタ達が直ぐにその腹を隠す様に巻き付いていき、そのまま悲鳴ごと隠してしまった。
「 ふふっ、子供が大きくなったらまたお嫁さんを見つけてあげないとね。
大丈夫。
この世界は悪い人達で溢れているから、皆のお嫁さんになってくれる人達はた~くさんいるから。
本当に助かるなぁ~。
この世界はなんて素晴らしいんだろう!
幸せで愛が溢れる花たちの楽園が作れるなんて、僕はなんて幸せ者なんだろうね。 」
次々と地面から突き出てきてはモンスターへと絡みつくツタに、ランクの高いモンスターはそれを引きちぎり、【 寄生食人花( 改 ) 】達へ攻撃しようと一斉に攻撃を仕掛けた。
しかし────
ボコボコボコ────ッ!!!!
下から飛び出てきた巨大な赤い花たちが現れると、その攻撃達は全て腐って落ちていく。
「 ────~~ッッッ!!!?? 」
驚くモンスター達へお返しとばかりにその赤い花たちは強酸性の腐食液を吐き出し、それを浴びてしまったモンスター達はドロドロと土に溶けていった。
赤い大きな花達の正体は【 腐肉花クイーン 】
これも青年が育てた大事な大事な毒花達だ。
<毒花人の資質> (特殊先天スキル)
< 絶対忠誠の花誓い >
毒花種に対する愛情、献身、忠誠心がある一定を越えた時に自動発現する特殊先天スキル
その感情値が高い程ステータス値が高い毒花種を創り出す事ができ、自身の手で育てた毒花種の種類数に比例し、術者の全ステータス値、スキルの能力値もUPする。
<毒花人の資質> (先天スキル)
< 毒花種達の愛の抱擁 >
自身の手で育て上げた毒花達のもつ多種多様の状態異常を起こす毒物に対し、絶対無効効果を持つ
< 腐肉花クイーン >
< 腐肉花プリンセス >の進化した姿
非常に強い強酸液で獲物を溶かし、それが染みた土から栄養を吸収する
性格は獰猛、かつ非常に好戦的、残忍、冷酷だが、好みに親認定した術者の感情が反映されるため、かなりの偏りが生じる
獲得する能力もバラバラ
( 親認定 )クラン
( 好み )一定以上の精神汚染度を持つ者達
( 個体特徴 )進化能力あり、子孫繁栄型
シューシューと溶けたモンスターから煙が立ち上り、辺りに充満すると、それを見たランクの低いモンスター達は慌てて後方へと逃げていく。
それを困った様に見つめた青年は、ヤレヤレと軽く首を振った。
「 花たちの楽園を与えてくれたリーフ様にはとても感謝しているんだ。
だから専属庭師であるこの< クラン >がここにいる限り、ここは通行止めだよ。
ごめんね。 」
クスクスと笑う青年クランにつられて笑うかの様に、腐肉花クイーン達は赤い花弁を大きく揺らし、大きく広がっていった。
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