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第三十四章
1089 第二形態へ
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( クラーク )
《 おぎゃあ”あ”あ”あ”あ”────────────ッ!!! 》
ヒステリックな叫び声と共に足はバンバンと地面を蹴り、 ” とにかく気に入らない! ” と表現するかの様な仕草を見せる。
「 大して効いて無くとも、流石にこう一方的に攻撃されれば苛つくか……。 」
少しだけしてやったりな気分になってフッと笑うと、前線にいたアゼリアがシュタッ!と隣へ飛んで戻ってきて、援助物資として箱に入っていた体力回復薬を一気に飲み干した。
「 苛立っていると言う事は、千分の1か……いや、一万分の1程度はダメージが通っているのだろうか? 」
「 ……そうだといいがな。 」
相変わらずかすり傷一つついていないブヨブヨした胴体を睨みつけながら、そう呟くと< ヒャクメ・カオス >の様子がおかしい事に気づく。
全身についている目の一つ一つがまるで心臓の鼓動の様に、ドクン……ドクン……と動きだし、ブヨブヨした全身がマグマの様にグツグツと沸騰し始めたのだ。
「 何だ?様子がおかしいぞ…… 」
アゼリアが呟いた直後、ありえない程の魔力がヤツの身体から吹き出した事でその場の全員は目を見開いて固まった。
「 こ…これは……?! 」
嫌な予感がしてボソッと呟くと、それを掻き消す勢いで解析班の声が響く。
「 < ヒャクメ・カオス >ステータス上昇!!
恐らく第二形態へと移行します!! 」
「 な……っ! 」
「 第二形態……だと? 」
「 ────クソっ!今でさえ抑えきれてないというのに…っ!! 」
解析班の声が聞こえた兵たちは青ざめ、小さく震えていた。
勿論俺とアゼリアも同様に震え、恐らく顔は真っ青になっているはず。
第二形態とは、Aモンスターに極稀に見られる特殊な進化能力の事で、ステータス上昇は勿論、更には新たな能力まで取得する事もあるため、進化前のモンスターとは別個体として認識した方がいいと言われている。
俺達がその場で立ち尽くしている間にも< ヒャクメ・カオス >は、どんどんとその形を変えていき、背中には新たな女性に類似した手が4本生えて、合計6本に。
そして身体の上方がグググ~……と上に向かって縦長に伸びていき、その先端にはひときわ巨大な目がついていて、パチリッ!と大きく目を開けた。
これがヤツの第二形態……!!
更に醜悪になった姿にゾッと背筋を凍らせていると、奴は6本の手を静かに地面に置く。
そして膝を曲げて前傾姿勢を取ると────────
────────ドンッ!!!
そのまま一気に走り出し、一番近くにいた前衛の集団へと突っ込んだ。
「 う……うわあああぁぁ────────!!!! 」
「 きゃあああ────────!!! 」
盾を持った前衛班が簡単にふっ飛ばされて、そのまま全員が倒れてしまう。
慌てて回復班やサポート班が駆け寄り回復し始めると、直ぐに我に返った各班のリーダーたちは大声で指示を出した。
「 現在の色は黄色!!
雷属性、うて────────っ!!!! 」
先程同様とにかく…… ” 唯一通る属性で攻撃し続ける! ”
それを実行し土煙が立つ中その様子を目を凝らして伺う。
そして直ぐに視界を邪魔する土煙が消えると、そこから現れた奴の姿にギョッ!として目を見開いた。
ヤツの前を覆う薄い茶色い膜の様なモノ。
雷属性攻撃に有利属性である土属性の防御結界だ……!!
( 第二形態先天スキル )
< 絶対不可領域の王古城 >
敵からの攻撃に対し有利属性の結界を、本人の意思無く自動発動させる事ができる防御結界スキル
その耐久性は本人の体力値によって決定する
( 第二形態先天スキル )
< 全魔法適性 >
魔法の全適性能力を得る
これにより魔法を使う事が可能となる
「 まさか……防御スキルを……? 」
「 < ヒャクメ・カオス >新たな能力取得の模様!!
常に相手の属性に合わせて、有利属性の結界を張れる能力の様です!!
更に全魔法属性の魔力感知!
恐らくこれより物理に加え、魔法攻撃も攻撃パターンに加わります!! 」
思っていたよりも更に上を行く変化に、チッ!と大きく舌打ちすると、隣にいるアゼリアも同時に舌打ちし「 化け物め……っ! 」と吐き捨てる。
これでは先程よりもっと攻撃が通らなくなってしまった……っ!!
その直後にヤツの瞳が緑に変わったため、直ぐに風属性の攻撃を繰り出したが、やはり先被度同様、今度は風属性の有利属性である火の防御結界を張られてしまい攻撃が一切奴に届かない。
「 最悪だ…… 」
頭を抱える様な事実に思わず口から弱音が飛び出ると、突然< ヒャクメ・カオス >の目が一斉に閉じた。
なんだ……??
「 魔力上昇中!!!魔法攻撃来ます!!
狙いは────────教会です!!! 」
《 おぎゃあ”あ”あ”あ”あ”────────────ッ!!! 》
ヒステリックな叫び声と共に足はバンバンと地面を蹴り、 ” とにかく気に入らない! ” と表現するかの様な仕草を見せる。
「 大して効いて無くとも、流石にこう一方的に攻撃されれば苛つくか……。 」
少しだけしてやったりな気分になってフッと笑うと、前線にいたアゼリアがシュタッ!と隣へ飛んで戻ってきて、援助物資として箱に入っていた体力回復薬を一気に飲み干した。
「 苛立っていると言う事は、千分の1か……いや、一万分の1程度はダメージが通っているのだろうか? 」
「 ……そうだといいがな。 」
相変わらずかすり傷一つついていないブヨブヨした胴体を睨みつけながら、そう呟くと< ヒャクメ・カオス >の様子がおかしい事に気づく。
全身についている目の一つ一つがまるで心臓の鼓動の様に、ドクン……ドクン……と動きだし、ブヨブヨした全身がマグマの様にグツグツと沸騰し始めたのだ。
「 何だ?様子がおかしいぞ…… 」
アゼリアが呟いた直後、ありえない程の魔力がヤツの身体から吹き出した事でその場の全員は目を見開いて固まった。
「 こ…これは……?! 」
嫌な予感がしてボソッと呟くと、それを掻き消す勢いで解析班の声が響く。
「 < ヒャクメ・カオス >ステータス上昇!!
恐らく第二形態へと移行します!! 」
「 な……っ! 」
「 第二形態……だと? 」
「 ────クソっ!今でさえ抑えきれてないというのに…っ!! 」
解析班の声が聞こえた兵たちは青ざめ、小さく震えていた。
勿論俺とアゼリアも同様に震え、恐らく顔は真っ青になっているはず。
第二形態とは、Aモンスターに極稀に見られる特殊な進化能力の事で、ステータス上昇は勿論、更には新たな能力まで取得する事もあるため、進化前のモンスターとは別個体として認識した方がいいと言われている。
俺達がその場で立ち尽くしている間にも< ヒャクメ・カオス >は、どんどんとその形を変えていき、背中には新たな女性に類似した手が4本生えて、合計6本に。
そして身体の上方がグググ~……と上に向かって縦長に伸びていき、その先端にはひときわ巨大な目がついていて、パチリッ!と大きく目を開けた。
これがヤツの第二形態……!!
更に醜悪になった姿にゾッと背筋を凍らせていると、奴は6本の手を静かに地面に置く。
そして膝を曲げて前傾姿勢を取ると────────
────────ドンッ!!!
そのまま一気に走り出し、一番近くにいた前衛の集団へと突っ込んだ。
「 う……うわあああぁぁ────────!!!! 」
「 きゃあああ────────!!! 」
盾を持った前衛班が簡単にふっ飛ばされて、そのまま全員が倒れてしまう。
慌てて回復班やサポート班が駆け寄り回復し始めると、直ぐに我に返った各班のリーダーたちは大声で指示を出した。
「 現在の色は黄色!!
雷属性、うて────────っ!!!! 」
先程同様とにかく…… ” 唯一通る属性で攻撃し続ける! ”
それを実行し土煙が立つ中その様子を目を凝らして伺う。
そして直ぐに視界を邪魔する土煙が消えると、そこから現れた奴の姿にギョッ!として目を見開いた。
ヤツの前を覆う薄い茶色い膜の様なモノ。
雷属性攻撃に有利属性である土属性の防御結界だ……!!
( 第二形態先天スキル )
< 絶対不可領域の王古城 >
敵からの攻撃に対し有利属性の結界を、本人の意思無く自動発動させる事ができる防御結界スキル
その耐久性は本人の体力値によって決定する
( 第二形態先天スキル )
< 全魔法適性 >
魔法の全適性能力を得る
これにより魔法を使う事が可能となる
「 まさか……防御スキルを……? 」
「 < ヒャクメ・カオス >新たな能力取得の模様!!
常に相手の属性に合わせて、有利属性の結界を張れる能力の様です!!
更に全魔法属性の魔力感知!
恐らくこれより物理に加え、魔法攻撃も攻撃パターンに加わります!! 」
思っていたよりも更に上を行く変化に、チッ!と大きく舌打ちすると、隣にいるアゼリアも同時に舌打ちし「 化け物め……っ! 」と吐き捨てる。
これでは先程よりもっと攻撃が通らなくなってしまった……っ!!
その直後にヤツの瞳が緑に変わったため、直ぐに風属性の攻撃を繰り出したが、やはり先被度同様、今度は風属性の有利属性である火の防御結界を張られてしまい攻撃が一切奴に届かない。
「 最悪だ…… 」
頭を抱える様な事実に思わず口から弱音が飛び出ると、突然< ヒャクメ・カオス >の目が一斉に閉じた。
なんだ……??
「 魔力上昇中!!!魔法攻撃来ます!!
狙いは────────教会です!!! 」
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