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第四十三章
1357 新たなる能力
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( マリオン )
ここに飛んだ仲間達は、俺とフリック達、父様と母様の操る数百の戦闘用飛行魔道具に、レイブン兄様率いる【 レジェンド 】のメンバー達。
そして各貴族達お抱えの私兵団の精鋭達が、数十名……。
正直Sランクを足止めするのすら無理なくらいの少人数しかいないが……だからといって諦めるわけにはいかない。
全員が闘志を燃やした目で< ダーク・ツリー・フェイス >を睨みつけるのと同時に、俺はボンヤリしている< ゼロ >に向かって叫ぶ。
「 ゼロ!!攻撃開始だ!! 」
命令を受けたゼロは、ピッ!と宙に飛び上がり、< ダーク・ツリー・フェイス >に向かっていった。
すると、そんなゼロに気付いた< ダーク・ツリー・フェイス >は、沢山の枝の手を伸ばし、その動きを止めようとしたが……ゼロはそれを難なく避けて、先程同様赤くなっている樹冠部の顔の一つにレイピアを突き刺す。
「 ────よっしゃっ!! 」
「 流石レオンもどきの魔道具さん!!凄~い!! 」
フリックとローリンが飛び上がって喜びの声を上げたのも束の間……突然突き刺された顔が不気味に笑った。
何か様子がおかしい!
そう思った俺が、ゼロに刺された顔をジッと見つめると、なんとレイピアが刺さっている部分がボコボコと嫌な音を立てて盛り上がり始めたではないか!
「 ────っ!!ゼロっ!!レイピアを捨てて下がれ!! 」
俺の命令を聞き、ゼロは直ぐにレイピアから手を離し、戦線を離脱。
その瞬間、ボコボコと盛り上がっていた顔の肉は、一瞬でレイピアを飲み込んでしまった。
《 ────……ゲップ。 》
その顔は大きなゲップ音を立てると、カラカラと笑う。
そして刺されていた部分は増殖した肉によって完全修復し、更にそこからもう一つ別の顔が生えてきて、そいつまでカラカラと笑ったのだ。
「 ……顔が増えた……? 」
「 まさか……これも新たな能力でしょうか? 」
今度はフリックとルナリーが、ゴクリと喉を鳴らしながら恐る恐る言うと、解析班から声が上がる。
「 < ダーク・ツリー・フェイス >の新たな能力判明!!
一つは《 自己再生 》!!
そしてもう一つは────……《 外界から取り入れた物質の分解、再構築 》です!
その能力により、自分の肉体を増殖させる事が可能!!恐らくうかつに攻撃すれば、それもエネルギーに変えられてしまいます。
注意して下さい!! 」
( 第二形態先天スキル )
< 始原の樹木王 >
肉体の損傷に対し、欠損した細胞を瞬時に創り出す事のできる自己再生スキル
自身の魔力が続く限り永続発動するパッシブスキル
( 第二形態先天スキル )
< 暴走食欲の樹腹 >
樹冠部に対し攻撃された場合、外界から取り入れた物質を飲み込み、自身の体内で分解、再構築する事ができる特殊創造系スキル
再構築した物質は、自身の細胞に変え、何度も増殖する事ができるためむやみに攻撃してもよりパワーUPしてしまう
《 自己再生に増殖か……。
戦いは更に厳しくなりそうだな。 》
父様がボソッと呟くと、フリック達はツゥ……と汗を流す。
これでは手の出しようがない。
どうすれば……。
《 なら、樹木型の唯一の弱点である火属性の魔法を胴体部分にぶつけてやる。
目にもの見せてやるわ。 》
突然母様の魔道具が飛んできて勇ましい言葉を吐くと、そのまま< ダーク・ツリー・フェイス >を何百とある戦闘用魔道具で取り囲み、一斉に魔法陣を出現させた。
《 消え去れっ!!!この化け物がぁぁぁ────!!! 》
────ドンッ!!!!
全魔法陣から火属性魔法が同時に発射すると、全弾ヤツの胴体にヒット!
全員が凄まじい火力に顔を覆うが、今がチャンス!と理解したらしく、全戦闘員達のリーダー達が叫んだ。
「 魔法攻撃、続け────────!!!! 」
「 一斉攻撃開始っ────────!!! 」
” わぁぁぁぁぁぁ!!! ”
大声で叫びながら、他の戦闘員達も自身の最大火力攻撃を放つ。
すると爆風の煙が勢いよく上空に打ち上がり、こちらにもそれが襲ってきたが、なんとかその場に踏ん張って奴を睨みつけた。
しかし……視界は煙で非常に悪く、やつの姿が見えない。
少しはダメージが通ったのか……?
多少は期待し、やつの様子を伺ったが────……視界が悪い煙の中から四方八方に伸びてきた木の腕達によって期待は全て裏切られた。
「 ────っ!!コロちゃん!!切り裂けっ!!! 」
フリックがこちらにまっすぐ伸びてきた大量の木の手を指差し叫ぶと、一瞬で召喚獣のコロがフワフワの手からまるで剣の様な爪をジャキンっ!と出す。
そして体を大きく回転させてその手を振り回すと、向かってくる木の手を全て吹き飛ばした。
「 マリオン様っ!! 」
更に後ろから大きく旋回して襲ってきた木の手の前に立ったのは、ルナリーだ。
ルナリーは俺の名を叫びながら大きな盾でその木の手を弾き飛ばすと、コロが吹き飛ばした木の手とルナリーが弾いた木の手の先には、それぞれロダンとローリンがスタンバイしていた。
ここに飛んだ仲間達は、俺とフリック達、父様と母様の操る数百の戦闘用飛行魔道具に、レイブン兄様率いる【 レジェンド 】のメンバー達。
そして各貴族達お抱えの私兵団の精鋭達が、数十名……。
正直Sランクを足止めするのすら無理なくらいの少人数しかいないが……だからといって諦めるわけにはいかない。
全員が闘志を燃やした目で< ダーク・ツリー・フェイス >を睨みつけるのと同時に、俺はボンヤリしている< ゼロ >に向かって叫ぶ。
「 ゼロ!!攻撃開始だ!! 」
命令を受けたゼロは、ピッ!と宙に飛び上がり、< ダーク・ツリー・フェイス >に向かっていった。
すると、そんなゼロに気付いた< ダーク・ツリー・フェイス >は、沢山の枝の手を伸ばし、その動きを止めようとしたが……ゼロはそれを難なく避けて、先程同様赤くなっている樹冠部の顔の一つにレイピアを突き刺す。
「 ────よっしゃっ!! 」
「 流石レオンもどきの魔道具さん!!凄~い!! 」
フリックとローリンが飛び上がって喜びの声を上げたのも束の間……突然突き刺された顔が不気味に笑った。
何か様子がおかしい!
そう思った俺が、ゼロに刺された顔をジッと見つめると、なんとレイピアが刺さっている部分がボコボコと嫌な音を立てて盛り上がり始めたではないか!
「 ────っ!!ゼロっ!!レイピアを捨てて下がれ!! 」
俺の命令を聞き、ゼロは直ぐにレイピアから手を離し、戦線を離脱。
その瞬間、ボコボコと盛り上がっていた顔の肉は、一瞬でレイピアを飲み込んでしまった。
《 ────……ゲップ。 》
その顔は大きなゲップ音を立てると、カラカラと笑う。
そして刺されていた部分は増殖した肉によって完全修復し、更にそこからもう一つ別の顔が生えてきて、そいつまでカラカラと笑ったのだ。
「 ……顔が増えた……? 」
「 まさか……これも新たな能力でしょうか? 」
今度はフリックとルナリーが、ゴクリと喉を鳴らしながら恐る恐る言うと、解析班から声が上がる。
「 < ダーク・ツリー・フェイス >の新たな能力判明!!
一つは《 自己再生 》!!
そしてもう一つは────……《 外界から取り入れた物質の分解、再構築 》です!
その能力により、自分の肉体を増殖させる事が可能!!恐らくうかつに攻撃すれば、それもエネルギーに変えられてしまいます。
注意して下さい!! 」
( 第二形態先天スキル )
< 始原の樹木王 >
肉体の損傷に対し、欠損した細胞を瞬時に創り出す事のできる自己再生スキル
自身の魔力が続く限り永続発動するパッシブスキル
( 第二形態先天スキル )
< 暴走食欲の樹腹 >
樹冠部に対し攻撃された場合、外界から取り入れた物質を飲み込み、自身の体内で分解、再構築する事ができる特殊創造系スキル
再構築した物質は、自身の細胞に変え、何度も増殖する事ができるためむやみに攻撃してもよりパワーUPしてしまう
《 自己再生に増殖か……。
戦いは更に厳しくなりそうだな。 》
父様がボソッと呟くと、フリック達はツゥ……と汗を流す。
これでは手の出しようがない。
どうすれば……。
《 なら、樹木型の唯一の弱点である火属性の魔法を胴体部分にぶつけてやる。
目にもの見せてやるわ。 》
突然母様の魔道具が飛んできて勇ましい言葉を吐くと、そのまま< ダーク・ツリー・フェイス >を何百とある戦闘用魔道具で取り囲み、一斉に魔法陣を出現させた。
《 消え去れっ!!!この化け物がぁぁぁ────!!! 》
────ドンッ!!!!
全魔法陣から火属性魔法が同時に発射すると、全弾ヤツの胴体にヒット!
全員が凄まじい火力に顔を覆うが、今がチャンス!と理解したらしく、全戦闘員達のリーダー達が叫んだ。
「 魔法攻撃、続け────────!!!! 」
「 一斉攻撃開始っ────────!!! 」
” わぁぁぁぁぁぁ!!! ”
大声で叫びながら、他の戦闘員達も自身の最大火力攻撃を放つ。
すると爆風の煙が勢いよく上空に打ち上がり、こちらにもそれが襲ってきたが、なんとかその場に踏ん張って奴を睨みつけた。
しかし……視界は煙で非常に悪く、やつの姿が見えない。
少しはダメージが通ったのか……?
多少は期待し、やつの様子を伺ったが────……視界が悪い煙の中から四方八方に伸びてきた木の腕達によって期待は全て裏切られた。
「 ────っ!!コロちゃん!!切り裂けっ!!! 」
フリックがこちらにまっすぐ伸びてきた大量の木の手を指差し叫ぶと、一瞬で召喚獣のコロがフワフワの手からまるで剣の様な爪をジャキンっ!と出す。
そして体を大きく回転させてその手を振り回すと、向かってくる木の手を全て吹き飛ばした。
「 マリオン様っ!! 」
更に後ろから大きく旋回して襲ってきた木の手の前に立ったのは、ルナリーだ。
ルナリーは俺の名を叫びながら大きな盾でその木の手を弾き飛ばすと、コロが吹き飛ばした木の手とルナリーが弾いた木の手の先には、それぞれロダンとローリンがスタンバイしていた。
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