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第四十七章
1467 考える暇もないほどに……
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( イザベル )
当時の事を思い出し、体が震える。
そのしつこさは常軌を逸していて、何百通もくる恋文を目の前でバラバラに切り捨てようとも、暴言を吐こうとも、それこそ実力行使でぶっ飛ばしても、復活してやってくるのだ。
” 私は一生戦い続ける。 ”
” だから子供を作る気はない。 ”
” 侯爵家として、守る領地と領民のために子孫を残す義務があるだろう。
潔く諦めろ。 ”
結婚が可能になった年齢になってからは、勝手にヤツの脳内で結婚する事になっているため、キッパリと振ってやったというのに……。
────スッ……。
私は無言で視線を逸らして、完全に無視を決め込もうとしているというのに、シャルルは私の視線の先にヒョコ!と顔を出し、私がまた逸らしては、またヒョコッと顔を出し────……。
「 あ、勿論新居はもうできてますので! 」
「 指輪は最高級のモノを用意しました! 」
「 ドレスも100着は用意してあるので! 」
────と、理由のわからない事をひたすら喋る。
反応すると更にうるさいので、私がシラ~……と完全無視していると、シャルルは突然慈愛に満ちた目を向け、私の両手を握った。
「 イザベルさん、あなたは前に言いました。
自分は一生戦い続けると……。
ですので安心して下さい!
────子供は僕が生むので!! 」
そこでギブアップ。
全身に蕁麻疹が一瞬ででき、その元凶の頭を鷲掴んでモンスターの集団へと投げ飛ばした。
「 うわぁぁぁぁぁぁぁ────!!!! 」
シャルルは情けない悲鳴を上げながら、迫りくるモンスターに向かってバンバンとスキルを打つ。
なんだかんだでちゃんと対応している姿を見て、大丈夫だろうと判断し無視する事にしたが、フッとどうしてここに来たのかが心配になった。
「 シャルル、貴様腐っても侯爵家当主であろう。
これからモンスター被害は広範囲なモノになるはず……お前は自身の治めている領を優先しろ。 」
私の様に貴族と言っても名ばかり貴族とは違い、シャルルには大きな責任がある。
真っ先に考えなければならないのは自領の民の事だと思い、流石に苦言を申し上げたが……シャルルはパァァァ~!と目を輝かせた。
「 流石は未来の侯爵家夫人!自領の心配をしてくれて、僕は感動しました! 」
「 さっさと帰れ。邪魔だ。 」
シラっと無視して猫の子を払うように手を振ってやったが、シャルルはそれでも嬉しそうに笑う。
そしてドッドッドッド!と連続でスキルを空に向かって打つと、前線のモンスター達は全員シャルルが創り出した穴に吸い込まれてしまった。
「 問題ありません。
今戦いは、全国……いいえ、全世界に広がってますから。
コレット女王の指揮の元、全種族混合の戦闘員達が適正な場所へと次々と送られていますので、我が領も安心という事です。
まぁ、それがなくとも、我が領の守備隊は優秀ですので元から心配はしてませんけど。 」
「 なっ!!なんだと!!? 」
全種族混合の戦闘員。
つまり国を超えて、他種族までこの戦いに参戦を決めたという事らしい。
「 まるで夢物語ではないか。 」
流石に驚きそう呟くと、シャルルは後方から、また溢れて進んできたモンスター達の大集団へクロスボウを向けた。
「 僕もそう思いますが、こうして目の前にしてしまえば、疑うよりまずは行動!
変わり者代表のジェンスター家としては、ここは真っ先に動きたい所ですね~!
一番の原因であるグリモアを囲うエリアは、もっともモンスターが活発するエリアです。
よって、ここが我がジェンスター家の守るべき場所だと判断しました。
他のエリアにも我が家が誇る精鋭部隊が既に到着してますし、それに────……。 」
シャルルは、フッと私の後方の方へと視線を向けて不敵に笑う。
一体何だ?と後ろを振り向こうとしたその時……突然空に沢山の魔道路の入口が開いた。
「 ジェンス王国、守備隊到着!! 」
「 レイティア王国、守備魔法隊到着!! 」
「 ガンドレイド王国、守備隊到着!! 」
魔道路から沢山の他種族の戦闘員達が落ちてきては、直ぐに配置につき戦いを始めてしまい、私はポカン……と立ち尽くす。
そんな私の側に投げ飛ばしてやったはずのシャルルがスス~……と近づいてきた。
「 名だたる他国の守備隊が勢揃いですね!
これだけでも奇跡だというのに……一体どこまで、この奇跡は大きくなるんでしょう? 」
「 ……検討もつかんな。
正直命を捨てる覚悟すらしていたというのに……。 」
最後、どうしても無理ならモンスター共全員を道連れに……などと覚悟した決意は、遥か彼方へ。
それどころか自分の馬鹿な考えが愉快に思えてきて、フッと苦笑いをしてしまった。
「 簡単に命を捨てるなという事か……。
我が主リーフ様は。 」
恐らく本人はそんな事を私に教えようと思っていない。
しかし、本当に不思議な事にその時その時で、自分にとって必要だったと思う事に気付かされる気がする。
続けてリーフ様の側にいる黒いヤツも思い出し、過去の自分が遥か遠いモノの様に感じた。
「 ク……ククッ……クックッ……。 」
思わず笑ってしまうと、シャルルはキラキラと輝く様な笑顔でまた私の手を取る。
「 もういっそ、ここで愛を誓いましょう。
僕は愛の呪いを振りまく化け物、貴方は僕を呪い続けるお姫様……これほど適した誓いの場所はありませ────っ!!?って、ぎゃあああぁぁぁ!!! 」
ボキボキ────!!!
物理的な力でシャルルの手の骨を粉砕すると、そのまま後方に投げ飛ばし「 ハハハ────!!! 」と大声で高笑いをした。
そして笑いながら魔力を帯びた剣を思い切り地面に突き刺すと────既に発動していたスキル< リベンジ・パーリィー >が強化され、防壁の様に並んでいた巨大な盾達が白く輝き出す。
<守衛師の資質>(シークレット固有スキル)
< リベンジ・パーリィー・デスナイト >
相手からの攻撃を溜め込み、それを何倍にもして返す反射系防御スキル
耐久性は体力と防御力、信念、耐久値、努力値、忠誠心、正義、忠誠心、更に感情値が高い程強くなり、反射倍数は攻撃力とスピード、防御スキルを使った戦闘経験と勝利数、自身の持つ価値観の破壊回数によって決定する
現在の感情ゲージが高い程、自身のステータスが大UPする
(発現条件)
スキル< リベンジ・パーリィー >を発現している事
一定以上の体力と防御力、信念、耐久値、努力値、忠誠心、正義、忠誠心、更に感情値が高い程強くなり、反射倍数は攻撃力とスピード、防御スキルを使った戦闘経験と勝利数、自身の持つ価値観の破壊経験値をもつ事
「 ここは私の終わりの場所ではない。
最後まで足掻いて生き抜く事。
それができなければ、また私の負けだった。
覚悟しろ、獣集団め! 」
私の出した盾に突っ込んできては、一瞬で爆発してしまうモンスター達を見て、援軍達は ” わぁぁぁぁぁ!! ” と歓声を上げては負けじと戦い続ける。
「 ────くっ!これでは僕のアピールが! 」
やはりいつの間にか復活したシャルルは、そのまま全力ダッシュで最前線へ。
他の戦闘員達に混じって活躍しては、私の方をチラチラと見てくるが……完全に無視してやった。
そして私は有象無象と湧いて出ては倒れていくモンスター達を見て、ニヤッと不敵に笑う。
「 我が主リーフ様の後に続き、ひたすら踊り続けてやる。
道連れなど考える暇もないほどにな! 」
当時の事を思い出し、体が震える。
そのしつこさは常軌を逸していて、何百通もくる恋文を目の前でバラバラに切り捨てようとも、暴言を吐こうとも、それこそ実力行使でぶっ飛ばしても、復活してやってくるのだ。
” 私は一生戦い続ける。 ”
” だから子供を作る気はない。 ”
” 侯爵家として、守る領地と領民のために子孫を残す義務があるだろう。
潔く諦めろ。 ”
結婚が可能になった年齢になってからは、勝手にヤツの脳内で結婚する事になっているため、キッパリと振ってやったというのに……。
────スッ……。
私は無言で視線を逸らして、完全に無視を決め込もうとしているというのに、シャルルは私の視線の先にヒョコ!と顔を出し、私がまた逸らしては、またヒョコッと顔を出し────……。
「 あ、勿論新居はもうできてますので! 」
「 指輪は最高級のモノを用意しました! 」
「 ドレスも100着は用意してあるので! 」
────と、理由のわからない事をひたすら喋る。
反応すると更にうるさいので、私がシラ~……と完全無視していると、シャルルは突然慈愛に満ちた目を向け、私の両手を握った。
「 イザベルさん、あなたは前に言いました。
自分は一生戦い続けると……。
ですので安心して下さい!
────子供は僕が生むので!! 」
そこでギブアップ。
全身に蕁麻疹が一瞬ででき、その元凶の頭を鷲掴んでモンスターの集団へと投げ飛ばした。
「 うわぁぁぁぁぁぁぁ────!!!! 」
シャルルは情けない悲鳴を上げながら、迫りくるモンスターに向かってバンバンとスキルを打つ。
なんだかんだでちゃんと対応している姿を見て、大丈夫だろうと判断し無視する事にしたが、フッとどうしてここに来たのかが心配になった。
「 シャルル、貴様腐っても侯爵家当主であろう。
これからモンスター被害は広範囲なモノになるはず……お前は自身の治めている領を優先しろ。 」
私の様に貴族と言っても名ばかり貴族とは違い、シャルルには大きな責任がある。
真っ先に考えなければならないのは自領の民の事だと思い、流石に苦言を申し上げたが……シャルルはパァァァ~!と目を輝かせた。
「 流石は未来の侯爵家夫人!自領の心配をしてくれて、僕は感動しました! 」
「 さっさと帰れ。邪魔だ。 」
シラっと無視して猫の子を払うように手を振ってやったが、シャルルはそれでも嬉しそうに笑う。
そしてドッドッドッド!と連続でスキルを空に向かって打つと、前線のモンスター達は全員シャルルが創り出した穴に吸い込まれてしまった。
「 問題ありません。
今戦いは、全国……いいえ、全世界に広がってますから。
コレット女王の指揮の元、全種族混合の戦闘員達が適正な場所へと次々と送られていますので、我が領も安心という事です。
まぁ、それがなくとも、我が領の守備隊は優秀ですので元から心配はしてませんけど。 」
「 なっ!!なんだと!!? 」
全種族混合の戦闘員。
つまり国を超えて、他種族までこの戦いに参戦を決めたという事らしい。
「 まるで夢物語ではないか。 」
流石に驚きそう呟くと、シャルルは後方から、また溢れて進んできたモンスター達の大集団へクロスボウを向けた。
「 僕もそう思いますが、こうして目の前にしてしまえば、疑うよりまずは行動!
変わり者代表のジェンスター家としては、ここは真っ先に動きたい所ですね~!
一番の原因であるグリモアを囲うエリアは、もっともモンスターが活発するエリアです。
よって、ここが我がジェンスター家の守るべき場所だと判断しました。
他のエリアにも我が家が誇る精鋭部隊が既に到着してますし、それに────……。 」
シャルルは、フッと私の後方の方へと視線を向けて不敵に笑う。
一体何だ?と後ろを振り向こうとしたその時……突然空に沢山の魔道路の入口が開いた。
「 ジェンス王国、守備隊到着!! 」
「 レイティア王国、守備魔法隊到着!! 」
「 ガンドレイド王国、守備隊到着!! 」
魔道路から沢山の他種族の戦闘員達が落ちてきては、直ぐに配置につき戦いを始めてしまい、私はポカン……と立ち尽くす。
そんな私の側に投げ飛ばしてやったはずのシャルルがスス~……と近づいてきた。
「 名だたる他国の守備隊が勢揃いですね!
これだけでも奇跡だというのに……一体どこまで、この奇跡は大きくなるんでしょう? 」
「 ……検討もつかんな。
正直命を捨てる覚悟すらしていたというのに……。 」
最後、どうしても無理ならモンスター共全員を道連れに……などと覚悟した決意は、遥か彼方へ。
それどころか自分の馬鹿な考えが愉快に思えてきて、フッと苦笑いをしてしまった。
「 簡単に命を捨てるなという事か……。
我が主リーフ様は。 」
恐らく本人はそんな事を私に教えようと思っていない。
しかし、本当に不思議な事にその時その時で、自分にとって必要だったと思う事に気付かされる気がする。
続けてリーフ様の側にいる黒いヤツも思い出し、過去の自分が遥か遠いモノの様に感じた。
「 ク……ククッ……クックッ……。 」
思わず笑ってしまうと、シャルルはキラキラと輝く様な笑顔でまた私の手を取る。
「 もういっそ、ここで愛を誓いましょう。
僕は愛の呪いを振りまく化け物、貴方は僕を呪い続けるお姫様……これほど適した誓いの場所はありませ────っ!!?って、ぎゃあああぁぁぁ!!! 」
ボキボキ────!!!
物理的な力でシャルルの手の骨を粉砕すると、そのまま後方に投げ飛ばし「 ハハハ────!!! 」と大声で高笑いをした。
そして笑いながら魔力を帯びた剣を思い切り地面に突き刺すと────既に発動していたスキル< リベンジ・パーリィー >が強化され、防壁の様に並んでいた巨大な盾達が白く輝き出す。
<守衛師の資質>(シークレット固有スキル)
< リベンジ・パーリィー・デスナイト >
相手からの攻撃を溜め込み、それを何倍にもして返す反射系防御スキル
耐久性は体力と防御力、信念、耐久値、努力値、忠誠心、正義、忠誠心、更に感情値が高い程強くなり、反射倍数は攻撃力とスピード、防御スキルを使った戦闘経験と勝利数、自身の持つ価値観の破壊回数によって決定する
現在の感情ゲージが高い程、自身のステータスが大UPする
(発現条件)
スキル< リベンジ・パーリィー >を発現している事
一定以上の体力と防御力、信念、耐久値、努力値、忠誠心、正義、忠誠心、更に感情値が高い程強くなり、反射倍数は攻撃力とスピード、防御スキルを使った戦闘経験と勝利数、自身の持つ価値観の破壊経験値をもつ事
「 ここは私の終わりの場所ではない。
最後まで足掻いて生き抜く事。
それができなければ、また私の負けだった。
覚悟しろ、獣集団め! 」
私の出した盾に突っ込んできては、一瞬で爆発してしまうモンスター達を見て、援軍達は ” わぁぁぁぁぁ!! ” と歓声を上げては負けじと戦い続ける。
「 ────くっ!これでは僕のアピールが! 」
やはりいつの間にか復活したシャルルは、そのまま全力ダッシュで最前線へ。
他の戦闘員達に混じって活躍しては、私の方をチラチラと見てくるが……完全に無視してやった。
そして私は有象無象と湧いて出ては倒れていくモンスター達を見て、ニヤッと不敵に笑う。
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道連れなど考える暇もないほどにな! 」
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