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第四十八章
1468 イメージを壊せ
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( ルーン )
女性が、フッ……と心底馬鹿にする様に笑えば、男は錯乱するように叫びだした。
「 嘘だっ!!!エドワード様がそんな事……っ!!
────この野郎っ!! 」
そのまま男は女性に飛びかかったが、逆に足を蹴られてまた倒れ込んでしまう。
「 これが ” 悪 ” に加担する末路ってヤツだ。
全員同じ。自分だけが特別なんてねぇんだよ、そこにはな。
都合が悪くなると、あっさり切られる。
それに従って、てめぇはついさっきニコラ王より犯罪奴隷になることが決定した。
だ~か~ら~第二魔法騎士団のお姉さんが迎えにき~ま~し~た~よぉぉぉ~www 」
凶悪なまでの歪んだ笑みを浮かべた女性に「 ヒッ!! 」と悲鳴をあげた男は這って逃げようとしたのだが……女性は男のズボンを鷲掴んで止める。
そして────……。
────ビリビリビリ~っ!!!
ものすごい勢いでズボンを破ると、男の下半身からはポロロン♬とカユジ虫そっくりの何かが飛び出した。
「 きゃああああ────!!! 」
「 女かよwww気持ちワリィハゲだな、おい。
ほら、もういらねぇモンだろうから破棄してやんよ。 」
可愛らしい悲鳴を上げた丸出しの男を、女性は容赦なく蹴り飛ばし仰向けにすると、下半身目掛けて足を────……。
────ぷちっ。
「 がぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”っ!!!! 」
一切の容赦がなく振り下ろされた足は、見事カユジ虫を捕らえた。
そのせいでここ一番の悲鳴をあげた男がゴロゴロと転がり回り悶絶している中、アタイ達は白目を向いて固まる。
「 ……チッ!うっせぇな~。 」
女性はひとしきりその苦しむ姿を楽しんだ後は、男を殴り気絶させてズルズルと引きずって帰ってしまった。
後に判明したのだが、その女性は第二魔法騎士団の団員で、見た目の清楚で大人しいイメージを180度裏切り悪人をバッサバッサと断罪している人だとの事。
そしてその断罪した瞬間を目撃したアタイは、今までの自分の人生が全て馬鹿らしくなってしまった。
人の創り出したイメージに踊らされ、その通りになろうとする事。
結局それを裏切ろうがなんだろうが……大事なのは中身だ!
その瞬間、今まで周りに勝手に創られただけのイメージは粉々に砕け、あの強い女性に対し憧れの様なモノを抱く。
これからは自分で自分のイメージを創っていこう。
周りが抱くイメージとそれが、どんなに違くてもいい。
それからアタイはどんどん自分のしたい事をして、本当に選びたい答えを選んでいった。
” なんか……ルーンちゃんって、イメージと違うよね~。 ”
” うん。前の方が良かったよね。 ”
イメージは自分に都合のいいモノに相手を変えたいという願望も入っているから、最初の頃は自分の都合どおりに動かないアタイに対し、不満を持つ奴だっていたが気にしない!
アタイはアタイ!
それが良くないというならそれでいいのだ。
そうして今まで遠ざかっていた魔法の腕を磨き、アタイは冒険者になった。
” ルーンちゃんって戦うの嫌いそう……。 ”
い~や!アタイは戦うのが大好きだ!
だからこそフラン様に声を掛けられ、 ” 未来を作る ” なんていう突飛よしもない夢に迷わず飛びついたのだから。
人にどう言われようと自分で自分のイメージを創っていく事。
それってやってみるとすごく大変な事で、全ての選択が時に自分を苦しめてくる。
人に言われた通りのイメージになった方が、すごく楽だったなって思う時だってある。
でも────それで人生つまずいた時……きっとアタイはそのイメージを創った人々を、そしてそんなアタイを受け入れて認めていた世界を憎むだろう。
「 ……そうだったな。 」
アタイは昔の自分を思い出し、ポツリッと呟く。
杖をギュッと強く握り、未だボンヤリしている赤い巨人達を睨みつけた。
「 イメージは自分で創る……。
創られたイメージに……負けるなっ! 」
アタイは大きく深呼吸してから、セラがいる方に向かって大声で叫ぶ。
「 セラ────っ!!!
ちょっと協力してくれぇぇぇ────!!! 」
「 ────っ!??は、はいっ!! 」
突然指名されたセラはビクーッ!!としたが、直ぐにアタイの動きに合わせる準備をしてくれた。
それを確認してから、アタイは杖を大きく上に掲げ、スキルを発動する。
< 魔法師人の資質 >( ユニーク固有スキル )
< 強制・ジャマー >
敵の使う自身と自身の味方を標的とした幻影スキルを邪魔する事ができるジャミング系サポートスキル
術者の精神力、決断力、意思の強さ、意思表示力、行動力が高い程威力は上がる
(発現条件)
一定以上の魔力値、魔力操作、精神力、決断力、意思の強さ、意思表示力、行動力を持つ事
一定以上の迷いを持ち、それを完全に克服すること
<絆糸人の資質>(ユニーク固有スキル)
< 絆糸 >
仲間認定したモノの使うスキルを心同士を繋ぐ糸で共有する事で強化する事ができる特殊強化系スキル
絆値が高い味方程その効果は高くなり、相手にデバフを掛けるスキルの場合は成功率が飛躍的にUPする
(発現条件)
仲間認定した者達全員が一定以上の感情ステータスを持ち、更に絆値が一定以上である事
一定以上の人数の人間と絆を結ぶこと
一定以上の希望、友情、勇気、根性がある事
アタイのスキルはセラのスキルによって強化され、赤い巨人たちを襲う。
《 お”お”お”お”お”お”ぉぉぉぉ~!!! 》
《 ……あ”~……あ”あ”あ”あ”~……!! 》
巨人たちはセラの糸で体中を巻かれながら、アタイのスキルがバッチリと掛かった。
これでイメージを変える事ができない!
巨人たちのイメージがガチッ!と固まった事に気付いた皆が、一斉にガッツポーズをした。
「 気配が固まったぞ────!!! 」
「 これなら……!!
ルーン先生、ありがとうございま~す!! 」
攻撃スキルを持った者達はそれぞれ自身の得意属性と相性が良さそうな巨人たちの前へ即座に移動、一斉に攻撃を開始した。
しかし先程とは違い攻撃が弾かれはしない様だが、単純に防御力が高いのか、中々攻撃は通らなそうだ。
「 ……だけど、これならいつかは倒せる!
覚悟しやがれ! 」
アタイも皆と混じって大きく杖を前に出し────攻撃を開始した。
女性が、フッ……と心底馬鹿にする様に笑えば、男は錯乱するように叫びだした。
「 嘘だっ!!!エドワード様がそんな事……っ!!
────この野郎っ!! 」
そのまま男は女性に飛びかかったが、逆に足を蹴られてまた倒れ込んでしまう。
「 これが ” 悪 ” に加担する末路ってヤツだ。
全員同じ。自分だけが特別なんてねぇんだよ、そこにはな。
都合が悪くなると、あっさり切られる。
それに従って、てめぇはついさっきニコラ王より犯罪奴隷になることが決定した。
だ~か~ら~第二魔法騎士団のお姉さんが迎えにき~ま~し~た~よぉぉぉ~www 」
凶悪なまでの歪んだ笑みを浮かべた女性に「 ヒッ!! 」と悲鳴をあげた男は這って逃げようとしたのだが……女性は男のズボンを鷲掴んで止める。
そして────……。
────ビリビリビリ~っ!!!
ものすごい勢いでズボンを破ると、男の下半身からはポロロン♬とカユジ虫そっくりの何かが飛び出した。
「 きゃああああ────!!! 」
「 女かよwww気持ちワリィハゲだな、おい。
ほら、もういらねぇモンだろうから破棄してやんよ。 」
可愛らしい悲鳴を上げた丸出しの男を、女性は容赦なく蹴り飛ばし仰向けにすると、下半身目掛けて足を────……。
────ぷちっ。
「 がぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”っ!!!! 」
一切の容赦がなく振り下ろされた足は、見事カユジ虫を捕らえた。
そのせいでここ一番の悲鳴をあげた男がゴロゴロと転がり回り悶絶している中、アタイ達は白目を向いて固まる。
「 ……チッ!うっせぇな~。 」
女性はひとしきりその苦しむ姿を楽しんだ後は、男を殴り気絶させてズルズルと引きずって帰ってしまった。
後に判明したのだが、その女性は第二魔法騎士団の団員で、見た目の清楚で大人しいイメージを180度裏切り悪人をバッサバッサと断罪している人だとの事。
そしてその断罪した瞬間を目撃したアタイは、今までの自分の人生が全て馬鹿らしくなってしまった。
人の創り出したイメージに踊らされ、その通りになろうとする事。
結局それを裏切ろうがなんだろうが……大事なのは中身だ!
その瞬間、今まで周りに勝手に創られただけのイメージは粉々に砕け、あの強い女性に対し憧れの様なモノを抱く。
これからは自分で自分のイメージを創っていこう。
周りが抱くイメージとそれが、どんなに違くてもいい。
それからアタイはどんどん自分のしたい事をして、本当に選びたい答えを選んでいった。
” なんか……ルーンちゃんって、イメージと違うよね~。 ”
” うん。前の方が良かったよね。 ”
イメージは自分に都合のいいモノに相手を変えたいという願望も入っているから、最初の頃は自分の都合どおりに動かないアタイに対し、不満を持つ奴だっていたが気にしない!
アタイはアタイ!
それが良くないというならそれでいいのだ。
そうして今まで遠ざかっていた魔法の腕を磨き、アタイは冒険者になった。
” ルーンちゃんって戦うの嫌いそう……。 ”
い~や!アタイは戦うのが大好きだ!
だからこそフラン様に声を掛けられ、 ” 未来を作る ” なんていう突飛よしもない夢に迷わず飛びついたのだから。
人にどう言われようと自分で自分のイメージを創っていく事。
それってやってみるとすごく大変な事で、全ての選択が時に自分を苦しめてくる。
人に言われた通りのイメージになった方が、すごく楽だったなって思う時だってある。
でも────それで人生つまずいた時……きっとアタイはそのイメージを創った人々を、そしてそんなアタイを受け入れて認めていた世界を憎むだろう。
「 ……そうだったな。 」
アタイは昔の自分を思い出し、ポツリッと呟く。
杖をギュッと強く握り、未だボンヤリしている赤い巨人達を睨みつけた。
「 イメージは自分で創る……。
創られたイメージに……負けるなっ! 」
アタイは大きく深呼吸してから、セラがいる方に向かって大声で叫ぶ。
「 セラ────っ!!!
ちょっと協力してくれぇぇぇ────!!! 」
「 ────っ!??は、はいっ!! 」
突然指名されたセラはビクーッ!!としたが、直ぐにアタイの動きに合わせる準備をしてくれた。
それを確認してから、アタイは杖を大きく上に掲げ、スキルを発動する。
< 魔法師人の資質 >( ユニーク固有スキル )
< 強制・ジャマー >
敵の使う自身と自身の味方を標的とした幻影スキルを邪魔する事ができるジャミング系サポートスキル
術者の精神力、決断力、意思の強さ、意思表示力、行動力が高い程威力は上がる
(発現条件)
一定以上の魔力値、魔力操作、精神力、決断力、意思の強さ、意思表示力、行動力を持つ事
一定以上の迷いを持ち、それを完全に克服すること
<絆糸人の資質>(ユニーク固有スキル)
< 絆糸 >
仲間認定したモノの使うスキルを心同士を繋ぐ糸で共有する事で強化する事ができる特殊強化系スキル
絆値が高い味方程その効果は高くなり、相手にデバフを掛けるスキルの場合は成功率が飛躍的にUPする
(発現条件)
仲間認定した者達全員が一定以上の感情ステータスを持ち、更に絆値が一定以上である事
一定以上の人数の人間と絆を結ぶこと
一定以上の希望、友情、勇気、根性がある事
アタイのスキルはセラのスキルによって強化され、赤い巨人たちを襲う。
《 お”お”お”お”お”お”ぉぉぉぉ~!!! 》
《 ……あ”~……あ”あ”あ”あ”~……!! 》
巨人たちはセラの糸で体中を巻かれながら、アタイのスキルがバッチリと掛かった。
これでイメージを変える事ができない!
巨人たちのイメージがガチッ!と固まった事に気付いた皆が、一斉にガッツポーズをした。
「 気配が固まったぞ────!!! 」
「 これなら……!!
ルーン先生、ありがとうございま~す!! 」
攻撃スキルを持った者達はそれぞれ自身の得意属性と相性が良さそうな巨人たちの前へ即座に移動、一斉に攻撃を開始した。
しかし先程とは違い攻撃が弾かれはしない様だが、単純に防御力が高いのか、中々攻撃は通らなそうだ。
「 ……だけど、これならいつかは倒せる!
覚悟しやがれ! 」
アタイも皆と混じって大きく杖を前に出し────攻撃を開始した。
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