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第四十八章
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( セリナ )
『 この沢山の文字がひしめき合っているのが世界の姿。
かつて古代エルフ語を解読した人は、実は私のご先祖様なんだよ。
” 文字と人は同じ。
文字が沢山集めると、全体はどんな意味を持った言葉にすればいいのか、何になるのか分からない。
それが楽しいんだ。 "
そう言って言語学者になった人だったそうだ。 』
『 ……??楽しい?
私は困ると思うな。
だって、そんな不安定な世界……嫌だもん。 』
そう素直に答えると父はまた笑い、ギュウギュウに詰められた文字からはみ出たはるか先、テーブルの端っこに一つの文字を書く。
その文字は『 光 』
それが書き終わった瞬間────全ての文字が浮き上がり、” 光 ” がキラキラと部屋の中を照らした。
すると他の文字達は、各々別の動きをしながらマイペースにその光へと進み始める。
その姿はまるで踊っている様で……その様子がとても楽しくて「 わぁぁ~……。 」と感動の声を上げた。
『 世界を綺麗な形にしたいなら必要なのは心を照らす ” 希望の光 ” と、冷静な目で広く世界を見る事ができる人間達が沢山必要なんだ。
一つの価値観だけに囚われない人間達が一斉に光に向かって走れば……きっと歪な世界は変わる。
きっと沢山のモノが邪魔してくるだろうけど、セリナも冷静な目と、惑わされない心を強く持って自分なりに進む事だ。 』
そう言って私の頭を撫でた父。
当時はその意味は難しくてよく分からなかったが……サポート傭兵として広く人間というモノを見てきた今なら分かる。
「 ……その話、受ける。 」
気がつけばカルロスにそう伝えていて、フラン学院長からの手紙を手に取ると、カルロスは鼻歌を歌いながら「 頑張んなさいね~♡ 」と言って手を振った。
そうして私はフラン学院長の手を取り、副学院長のセリナとして再スタートをきる。
乱暴な言葉遣いも派手な格好も全て封印し、次世代の教育とやらを全力でしてきたつもりだ。
歪に歪んだ世界の中、冷静な目と惑わされない心を持った子供達を育て、世界の形を変えるために……。
「 冷静な目……惑わされない心……か。 」
不意に昔の事を思い出し、フフッと笑う。
世界を綺麗な形にしてくれる希望の光と多様な価値観を持った者達……その2つは既にこの場にある。
私は、今まさにハッピーエンドという光に向かってそれぞれ全力で走っている仲間たちと生徒達を見渡した。
努力は私の強さ。
知識は最強の力。
そして周りには、苦楽を共にする仲間たちと可能性を秘めた子供たちがいる。
世界は変わる。
私はその手助けをするだけだ。
フヨフヨと空に浮かび、嬉しそうに回っているナイト・カゲロウを睨みつけ────ニヤっと笑う。
「 どんなに私達を惑わそうとしても無駄だ。
” 光 ” に向かって、もう全員が走り出しているんだから。 」
私はパンッ!と手を叩き、そのまま空に向かって手を挙げた。
<言語調律師の資質> (ユニーク固有スキル)
< 多次元文字 >
数多くの文字達を一斉に出現させて複雑な精神系スキルや幻影スキルを打ち破る耐性を、自分と仲間達に掛ける事ができる強化系解除系スキル
文字に対する理解度が高い程効果はUPし、更に自身の信念、努力、根性、忍耐、精神力が高い程、その効果はUPする
(発現条件)
一定以上のステータス値、文字に対する理解度、信念、努力、根性、忍耐、精神力を持つ事
一定以上の負の感情経験値を持ち、自力でそれを打ち破る事、かつ一定以下の精神汚染度である事
見る、聞く、考える、動く……人体が持つ五感全てを刺激する文字で空は埋め尽くされ、それがドンッ!!と爆発すると、その大量の文字達は私達がいる地上へと降り注ぐ。
「 あ……。 」
「 こ……これは……? 」
驚きながら空を見上げる皆の五感が冴え渡っていき……自分たちに掛けられていた幻影が消えていった。
「 凄い!凄いぞ!セリナ!!
これで俺達に掛けられた幻影も消えたぞ!! 」
クルトがイヤッホ~!と喜びの声を上げて我先に飛び出すと、他の仲間たちも一斉に騒ぎ出す。
「 あっ!ずりぃ~ぞ!先生!! 」
「 クッソ~!俺達も!!
セリナ先生あざ~っす! 」
他の生徒達も飛び出し赤い巨人たちへ攻撃を開始!
その背中を見つめながら私はニヤッと笑い「 私だって負けないからな! 」と叫んで飛び出していった。
『 この沢山の文字がひしめき合っているのが世界の姿。
かつて古代エルフ語を解読した人は、実は私のご先祖様なんだよ。
” 文字と人は同じ。
文字が沢山集めると、全体はどんな意味を持った言葉にすればいいのか、何になるのか分からない。
それが楽しいんだ。 "
そう言って言語学者になった人だったそうだ。 』
『 ……??楽しい?
私は困ると思うな。
だって、そんな不安定な世界……嫌だもん。 』
そう素直に答えると父はまた笑い、ギュウギュウに詰められた文字からはみ出たはるか先、テーブルの端っこに一つの文字を書く。
その文字は『 光 』
それが書き終わった瞬間────全ての文字が浮き上がり、” 光 ” がキラキラと部屋の中を照らした。
すると他の文字達は、各々別の動きをしながらマイペースにその光へと進み始める。
その姿はまるで踊っている様で……その様子がとても楽しくて「 わぁぁ~……。 」と感動の声を上げた。
『 世界を綺麗な形にしたいなら必要なのは心を照らす ” 希望の光 ” と、冷静な目で広く世界を見る事ができる人間達が沢山必要なんだ。
一つの価値観だけに囚われない人間達が一斉に光に向かって走れば……きっと歪な世界は変わる。
きっと沢山のモノが邪魔してくるだろうけど、セリナも冷静な目と、惑わされない心を強く持って自分なりに進む事だ。 』
そう言って私の頭を撫でた父。
当時はその意味は難しくてよく分からなかったが……サポート傭兵として広く人間というモノを見てきた今なら分かる。
「 ……その話、受ける。 」
気がつけばカルロスにそう伝えていて、フラン学院長からの手紙を手に取ると、カルロスは鼻歌を歌いながら「 頑張んなさいね~♡ 」と言って手を振った。
そうして私はフラン学院長の手を取り、副学院長のセリナとして再スタートをきる。
乱暴な言葉遣いも派手な格好も全て封印し、次世代の教育とやらを全力でしてきたつもりだ。
歪に歪んだ世界の中、冷静な目と惑わされない心を持った子供達を育て、世界の形を変えるために……。
「 冷静な目……惑わされない心……か。 」
不意に昔の事を思い出し、フフッと笑う。
世界を綺麗な形にしてくれる希望の光と多様な価値観を持った者達……その2つは既にこの場にある。
私は、今まさにハッピーエンドという光に向かってそれぞれ全力で走っている仲間たちと生徒達を見渡した。
努力は私の強さ。
知識は最強の力。
そして周りには、苦楽を共にする仲間たちと可能性を秘めた子供たちがいる。
世界は変わる。
私はその手助けをするだけだ。
フヨフヨと空に浮かび、嬉しそうに回っているナイト・カゲロウを睨みつけ────ニヤっと笑う。
「 どんなに私達を惑わそうとしても無駄だ。
” 光 ” に向かって、もう全員が走り出しているんだから。 」
私はパンッ!と手を叩き、そのまま空に向かって手を挙げた。
<言語調律師の資質> (ユニーク固有スキル)
< 多次元文字 >
数多くの文字達を一斉に出現させて複雑な精神系スキルや幻影スキルを打ち破る耐性を、自分と仲間達に掛ける事ができる強化系解除系スキル
文字に対する理解度が高い程効果はUPし、更に自身の信念、努力、根性、忍耐、精神力が高い程、その効果はUPする
(発現条件)
一定以上のステータス値、文字に対する理解度、信念、努力、根性、忍耐、精神力を持つ事
一定以上の負の感情経験値を持ち、自力でそれを打ち破る事、かつ一定以下の精神汚染度である事
見る、聞く、考える、動く……人体が持つ五感全てを刺激する文字で空は埋め尽くされ、それがドンッ!!と爆発すると、その大量の文字達は私達がいる地上へと降り注ぐ。
「 あ……。 」
「 こ……これは……? 」
驚きながら空を見上げる皆の五感が冴え渡っていき……自分たちに掛けられていた幻影が消えていった。
「 凄い!凄いぞ!セリナ!!
これで俺達に掛けられた幻影も消えたぞ!! 」
クルトがイヤッホ~!と喜びの声を上げて我先に飛び出すと、他の仲間たちも一斉に騒ぎ出す。
「 あっ!ずりぃ~ぞ!先生!! 」
「 クッソ~!俺達も!!
セリナ先生あざ~っす! 」
他の生徒達も飛び出し赤い巨人たちへ攻撃を開始!
その背中を見つめながら私はニヤッと笑い「 私だって負けないからな! 」と叫んで飛び出していった。
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