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第四十八章
1475 幻影の王様
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( フラン )
くっきりとした姿になった赤い巨人達へ、怒涛の攻撃を開始!
しかし単体が非常に強く、高い体力値と防御力によりダメージを一気に与える事はできず、更に一定の時間経過と共に超火力特化のビーム砲を打ってくるソイツらを中々倒せない。
「 クレア殿の盾でなんとかもっているが……永遠には難しそうだな。 」
ボソッと呟きながら、またビーム砲を防いだクレア殿の出した盾を見つめると……盾の材料にされている元人間達は苦悶の表情で叫び続けていた。
「 …………。 」
────ゾゾゾ~……!!
” 人 ” の一つの末路を目撃して、背筋が凍る。
アレが尽きたら我々の負け。
何としてでも本体への攻撃をしなければ……。
私が空に浮かんでいるナイト・カゲロウを睨みつけると、今度は本体がボヤッ~としてきて、消えては現れ、消えては現れを繰り返し始めた。
まさか……!?
嫌な予感がした直後……解析班から声が上がる。
「 ナイト・カゲロウ!今度は自身に幻影魔法を掛けたようです!!
────くっ!!場所の特定ができません! 」
「 やはりか……。 」
嫌な予感は的中したらしい。
仲間内に掛ける幻影スキル、更に我々に掛ける幻影スキルに、今度は自分に掛ける幻影スキルときたもんだ。
まさに幻影の王様と言わんばかりの幻影特化型の能力を持っている。
( 先天スキル )
< 赤の蜃気楼 >
自身に幻影魔法を掛け、全ての真実を変える幻影系スキル
「 全く……嫌になるな。 」
思わず悪態をつくと、今度は突然妙な感覚が体中を包み込んだ。
「 ────!!新たなフィールド魔法の様なモノが展開されました!
周囲に注意して下さい! 」
( 先天スキル )
< 仮世界 >
スキル< 赤の蜃気楼 >が発動している状態で自動発動するフィールド魔法系スキル
フィールド内の全ての真実を自分の好きな様に創り変える事ができる
「 なんと厄介な! 」
今見えている現実も、もしかして本物ではない可能性も……?
疑心暗鬼に囚われそうになっていると、突然白い霧の様なモノに覆われ、視界はホワイト・アウト化してしまう。
「 な……なに?? 」
「 白い霧……? 」
戸惑う仲間たちが、それぞれの風魔法系スキルで霧を吹き飛ばすと……突然目の前にズラッと並ぶ肉人形達が姿を現した。
「 ────なっ!!いつの間に?
メル!! 」
「 ……任せろ。 」
レイド殿が後方に向かって叫ぶと、メル殿が肉人形達に向かい超火力の弓攻撃を仕掛けたが────……?
────スカッ……!!
なんと弓はその体を通り抜けてしまい地面に刺さる。
「 あれは……幻か? 」
そうメル殿も考えたのか、続けて大量の弓の雨で広範囲攻撃を仕掛けたが……なんとそれも全て通り抜けてしまった。
全て偽物なのか?と思いきや……レイド殿に迫って来た肉人形の一匹をサイモン殿が引き裂いた事から、どうやら本物も混じってはいるらしい。
「 殆どが偽物だけど、こうして本物もいるみたいだよ。
だから皆、気を付けて────ねっ! 」
サイモン殿が注意喚起をしながら、更にもう一匹切り裂くと……グシャ!!と気味の悪い音を立てて肉片が飛び散り、その数を増やしていく。
そしてその分、幻の肉人形も増えてしまうので、この幻影をどうにかしなければきりがない!
更に────……。
「 ────!!空から何か来ます!!
全員防御体勢を……!! 」
解析班の声にハッ!として上空を見上げれば、空に輝く星たちが一斉に流れ星になって地上に落ちてきた。
「 全員上空に向かって攻撃開始!! 」
「「「 ────はっ!! 」」」
恐らくいくつかは実弾……!
なら全て撃ち落とさねば、どれが落とされるか判断できないと、私が直ぐに指示を出す。
そして全員が空に向かい一斉攻撃すると、やはりいくつかは手応えがあった。
「 くっ……忌々しいヤツめ! 」
未だ余裕そうにフワフワと空に浮かんでいる本体は、我々を誂っているかの様に消えたり出たりを繰り返す。
一か八か攻撃を……!と思った瞬間────本体がフッと消えてしまった。
「 ……気配ごと消えたわ。 」
リリア殿がスキル< インビシブル・フィルター >を通して必死に探しているが、見つからない様だ。
そのままキョロキョロと他の者達も必死にその姿を探していたが、やはり完全に消えてしまったらしい。
「 敵の気配が喪失した!!
全員背後をお互いに守りあえ!突然現れた時に対応するためバラけぬよう動け! 」
私が指示すると全員が即座に動き、近くの者達と背中合わせをして周囲に注意を向けた。
しかし、それを嘲笑う様に突然地面が大きくヒビ割れ……そこからドロドロに解けた手が大量に這い出てくる。
「 う、うわぁぁぁぁ!!! 」
「 きゃああぁぁぁ────!!! 」
くっきりとした姿になった赤い巨人達へ、怒涛の攻撃を開始!
しかし単体が非常に強く、高い体力値と防御力によりダメージを一気に与える事はできず、更に一定の時間経過と共に超火力特化のビーム砲を打ってくるソイツらを中々倒せない。
「 クレア殿の盾でなんとかもっているが……永遠には難しそうだな。 」
ボソッと呟きながら、またビーム砲を防いだクレア殿の出した盾を見つめると……盾の材料にされている元人間達は苦悶の表情で叫び続けていた。
「 …………。 」
────ゾゾゾ~……!!
” 人 ” の一つの末路を目撃して、背筋が凍る。
アレが尽きたら我々の負け。
何としてでも本体への攻撃をしなければ……。
私が空に浮かんでいるナイト・カゲロウを睨みつけると、今度は本体がボヤッ~としてきて、消えては現れ、消えては現れを繰り返し始めた。
まさか……!?
嫌な予感がした直後……解析班から声が上がる。
「 ナイト・カゲロウ!今度は自身に幻影魔法を掛けたようです!!
────くっ!!場所の特定ができません! 」
「 やはりか……。 」
嫌な予感は的中したらしい。
仲間内に掛ける幻影スキル、更に我々に掛ける幻影スキルに、今度は自分に掛ける幻影スキルときたもんだ。
まさに幻影の王様と言わんばかりの幻影特化型の能力を持っている。
( 先天スキル )
< 赤の蜃気楼 >
自身に幻影魔法を掛け、全ての真実を変える幻影系スキル
「 全く……嫌になるな。 」
思わず悪態をつくと、今度は突然妙な感覚が体中を包み込んだ。
「 ────!!新たなフィールド魔法の様なモノが展開されました!
周囲に注意して下さい! 」
( 先天スキル )
< 仮世界 >
スキル< 赤の蜃気楼 >が発動している状態で自動発動するフィールド魔法系スキル
フィールド内の全ての真実を自分の好きな様に創り変える事ができる
「 なんと厄介な! 」
今見えている現実も、もしかして本物ではない可能性も……?
疑心暗鬼に囚われそうになっていると、突然白い霧の様なモノに覆われ、視界はホワイト・アウト化してしまう。
「 な……なに?? 」
「 白い霧……? 」
戸惑う仲間たちが、それぞれの風魔法系スキルで霧を吹き飛ばすと……突然目の前にズラッと並ぶ肉人形達が姿を現した。
「 ────なっ!!いつの間に?
メル!! 」
「 ……任せろ。 」
レイド殿が後方に向かって叫ぶと、メル殿が肉人形達に向かい超火力の弓攻撃を仕掛けたが────……?
────スカッ……!!
なんと弓はその体を通り抜けてしまい地面に刺さる。
「 あれは……幻か? 」
そうメル殿も考えたのか、続けて大量の弓の雨で広範囲攻撃を仕掛けたが……なんとそれも全て通り抜けてしまった。
全て偽物なのか?と思いきや……レイド殿に迫って来た肉人形の一匹をサイモン殿が引き裂いた事から、どうやら本物も混じってはいるらしい。
「 殆どが偽物だけど、こうして本物もいるみたいだよ。
だから皆、気を付けて────ねっ! 」
サイモン殿が注意喚起をしながら、更にもう一匹切り裂くと……グシャ!!と気味の悪い音を立てて肉片が飛び散り、その数を増やしていく。
そしてその分、幻の肉人形も増えてしまうので、この幻影をどうにかしなければきりがない!
更に────……。
「 ────!!空から何か来ます!!
全員防御体勢を……!! 」
解析班の声にハッ!として上空を見上げれば、空に輝く星たちが一斉に流れ星になって地上に落ちてきた。
「 全員上空に向かって攻撃開始!! 」
「「「 ────はっ!! 」」」
恐らくいくつかは実弾……!
なら全て撃ち落とさねば、どれが落とされるか判断できないと、私が直ぐに指示を出す。
そして全員が空に向かい一斉攻撃すると、やはりいくつかは手応えがあった。
「 くっ……忌々しいヤツめ! 」
未だ余裕そうにフワフワと空に浮かんでいる本体は、我々を誂っているかの様に消えたり出たりを繰り返す。
一か八か攻撃を……!と思った瞬間────本体がフッと消えてしまった。
「 ……気配ごと消えたわ。 」
リリア殿がスキル< インビシブル・フィルター >を通して必死に探しているが、見つからない様だ。
そのままキョロキョロと他の者達も必死にその姿を探していたが、やはり完全に消えてしまったらしい。
「 敵の気配が喪失した!!
全員背後をお互いに守りあえ!突然現れた時に対応するためバラけぬよう動け! 」
私が指示すると全員が即座に動き、近くの者達と背中合わせをして周囲に注意を向けた。
しかし、それを嘲笑う様に突然地面が大きくヒビ割れ……そこからドロドロに解けた手が大量に這い出てくる。
「 う、うわぁぁぁぁ!!! 」
「 きゃああぁぁぁ────!!! 」
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