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第五十章
1502 決着の行方
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( リーフ )
「 ふ……ふぐぅぅぅぅぅぅ────────っ!!! 」
うめき声と共に吹っ飛んでいったリーフはゴロゴロと転がっていき、やっと止まると……その場で顔を押さえてヨロヨロと立ち上がる。
すると────……。
────ポタッ……。
ポタ……ポタッ…………。
リーフの鼻からは一滴、二滴と鼻血が流れ落ち、地面へと落ちた。
リーフはそれを呆然と見下ろした後、「 う……うがぁぁぁぁぁ────っ!! 」と大きな悲鳴を上げて、ワナワナと震えだす。
「 な……な、な……ハァッ!ハァっ!!………はっ!
こ、こ、こ、この俺の美しい顔っ……っ!顔がぁぁぁぁぁ────っ!!!!
こんな……こんな事がっ……っ!!許されるものかぁぁぁぁ!!!! 」
憎々しげに俺を睨むリーフだったが、俺がまた目の前にいる事に気づくと、目を大きく見開いた。
しかし俺は間髪入れずにもう一発、顔に拳を叩き込む。
「 ふ……っ……ひぎっ……!! 」
またしても大きく吹っ飛んでいったリーフは、更に勢いが増した鼻血を止めようと鼻を抑えながら、もう片方の手の平を俺に向けてきた。
「 ひ……ひぃ……とっ……止まれ!!
止まれ止まれ止まれ止まれぇぇぇぇっ!!!
俺はっ!!俺はっ……!!選ばれし者なんだよぉぉぉ……っ!!
俺が ” 正義 ” !!
全部全部俺が……俺が…… ” 正しい ” んだ!! 」
俺がゆっくりと近づいていくからか、リーフは手のひらをこちらへ向けたまま、ズリズリと後ろに下がりそのまま怒鳴り続ける。
「 だって……だって……俺には……美しさもっ!権力もっ!!全部持ってるんだからっ!!
全部、全部、俺は……俺はぁぁ……っ!! 」
「 美しさも権力も、大事なモノだというなら言い訳に使うな。
必死に努力してしっかり守ってやれ、大バカ野郎。 」
静止を無視してリーフの前に立ち、そのままもう一発顔に叩き込むと、今度は飛んでいった先で踏ん張り、黒い雷で帯電した手を地面につけた。
────バチバチバチッ!!!
その黒い雷は次第に形を形成していき、黒く光り輝く剣へと変わる。
< 魔術騎士の資質 >( ユニーク固有スキル )
< 死雷の剣 >
光と闇属性の魔力を混ぜ合わせ雷状にした魔力で剣を創り出す創作系魔法スキル
剣は物理属性にプラスして魔法属性もつき、更に光と闇属性の混合であるため魔法の基本属性に関して振り属性はない
自身の魔力、魔力操作、光と闇属性魔力値によってその剣の強さと精度が決定する
(発現条件)
一定以上の魔力、魔力操作、光と闇属性魔力値を持つ事
一定回数以上剣と魔法での戦闘を経験し、相手にトドメを刺すこと
「 う……うがぁぁぁぁぁ────っ!!!
お前なんかに……お前なんかに言われたくないんだよっ!!
美しさも身分もっ!!カリスマも人の上に立つ器もなにもかもっ!!
何一つ持ってないくせにぃぃぃぃっ!!!
お前は大人しく消えてしまえぇぇぇぇ────────っ!!! 」
リーフは黒い剣を持ってものすごいスピードで俺に向かって来る。
目はギラギラと憎しみと怒りによって真っ黒だ。
「 その目で見える世界は一体どんな世界なんだろうね?
俺には分からないよ。
きっとこれから先も分からない。 」
俺はその目をしっかり正面から見つめながら、スキル< 太陽王の破邪大剣 >を発動。
白く輝く大剣を構えた。
「 俺が……俺がリーフだ────っ!!!
俺の世界を壊すなっ!!
俺の人生を奪うな!!
” 正しき ” 未来を変えるなぁぁぁぁぁ────っ!!!!! 」
大きく剣を振り上げたリーフを見上げ……ぎっ!と睨みつける。
「 俺は君が創り出す世界が大嫌いだから嫌だよ。
レオンの心は、死んでも壊させない。 」
────ピッ!!
静かに横に振った大剣は、剣を上に大きく振り上げていたリーフの胴体を叩き切った。
「 そ……そん……な……。
ば……ばかなっ……っ。 」
リーフが呟いた瞬間、口から吐き出されたのは、赤い血ではなく真っ黒な液体。
そして切り裂かれた胴体からも、同じ液体がドロドロと溢れて、周囲の空間へと染みて同化していく。
ドンドンと止まる気配なくあふれる真っ黒なリーフの体を見て、俺はハァ……とため息をついた。
「 真っ黒だね。
外がどんなに綺麗だって、そんな中身じゃ美しいとは言えないよ。 」
「 ────く……クソッ……っ。 」
ゴボゴボと口から黒い液体を吐き出し続けながら、リーフはその場に崩れ落ち、周囲とリーフの境界線は無くなっていったが……最後までその目は憎しみに染まったまま俺を睨む。
そして────……。
「 ……呪われろ……。
神に背く…… ” エラー ” の大罪……悪……め……。 」
そんな呪いの言葉を残して、リーフは完全に消えてしまった。
それを見届けた俺は、ニカッ!と笑い、その場でピースサインを掲げる。
「 その通り!!
俺は呪われし英雄レオンハルトに立ちふさがる、最強最悪の悪の帝王!!
リーフ・フォン・メルンブルク様だっ!! 」
ワーハッハッ!と悪役に相応しい高笑いをしてやれば、周囲の空間はビシビシと割れ始め……そのままパリィィィ~ンっ!!と大きな音を立てて崩れ去った。
────────はっ!!!
すると、俺の意識は突然現実の世界へ。
目の前にはバチバチと音を立てながら、呪いの蝶に突き刺さっている自分の剣がある。
これが最終決戦!
呪いの蝶が倒れるか、俺が倒れるかの瀬戸際というヤツだ。
「 ぐ……ぐぅぅぅぅ~……か、固いぃぃ~……!!
貫けない……っ!! 」
俺の剣は蝶の弱点部分である右羽の上辺りに刺さってはいるが、恐らくその奥にあるであろう【 呪心核 】には届いていない。
だからそのまま必死に奥へと押し込もうとするも、固くてこれ以上奥へ入らない様だ。
《 ミ゙ィ”あ”あ”あ”ァ”ァ”ァ”~────ぁ”ぁ”ぁぁ”!!!!! 》
黒い蝶は必死で俺を振り落とそうと、ガムシャラに暴れだす。
羽についている大量の充血した目達は全て俺を睨み付けてくるが、俺はしっかりと剣を握りしめ睨み返した。
「 負けるもんかぁぁぁぁぁぁ────!!!
ここで負けたら未来を憎んじゃうだろっ!
世界を大嫌いになりたくないから……俺は、頑張るっ!!! 」
うおぉぉぉぉ────!!!と雄叫びをあげながら、スキルの威力をあげていくと、黒い蝶は狂った様に動き回る。
すると、そのせいか黒く染まったフィールドは溶ける様に消え去り────突然元の空間へと戻った。
「 ふ……ふぐぅぅぅぅぅぅ────────っ!!! 」
うめき声と共に吹っ飛んでいったリーフはゴロゴロと転がっていき、やっと止まると……その場で顔を押さえてヨロヨロと立ち上がる。
すると────……。
────ポタッ……。
ポタ……ポタッ…………。
リーフの鼻からは一滴、二滴と鼻血が流れ落ち、地面へと落ちた。
リーフはそれを呆然と見下ろした後、「 う……うがぁぁぁぁぁ────っ!! 」と大きな悲鳴を上げて、ワナワナと震えだす。
「 な……な、な……ハァッ!ハァっ!!………はっ!
こ、こ、こ、この俺の美しい顔っ……っ!顔がぁぁぁぁぁ────っ!!!!
こんな……こんな事がっ……っ!!許されるものかぁぁぁぁ!!!! 」
憎々しげに俺を睨むリーフだったが、俺がまた目の前にいる事に気づくと、目を大きく見開いた。
しかし俺は間髪入れずにもう一発、顔に拳を叩き込む。
「 ふ……っ……ひぎっ……!! 」
またしても大きく吹っ飛んでいったリーフは、更に勢いが増した鼻血を止めようと鼻を抑えながら、もう片方の手の平を俺に向けてきた。
「 ひ……ひぃ……とっ……止まれ!!
止まれ止まれ止まれ止まれぇぇぇぇっ!!!
俺はっ!!俺はっ……!!選ばれし者なんだよぉぉぉ……っ!!
俺が ” 正義 ” !!
全部全部俺が……俺が…… ” 正しい ” んだ!! 」
俺がゆっくりと近づいていくからか、リーフは手のひらをこちらへ向けたまま、ズリズリと後ろに下がりそのまま怒鳴り続ける。
「 だって……だって……俺には……美しさもっ!権力もっ!!全部持ってるんだからっ!!
全部、全部、俺は……俺はぁぁ……っ!! 」
「 美しさも権力も、大事なモノだというなら言い訳に使うな。
必死に努力してしっかり守ってやれ、大バカ野郎。 」
静止を無視してリーフの前に立ち、そのままもう一発顔に叩き込むと、今度は飛んでいった先で踏ん張り、黒い雷で帯電した手を地面につけた。
────バチバチバチッ!!!
その黒い雷は次第に形を形成していき、黒く光り輝く剣へと変わる。
< 魔術騎士の資質 >( ユニーク固有スキル )
< 死雷の剣 >
光と闇属性の魔力を混ぜ合わせ雷状にした魔力で剣を創り出す創作系魔法スキル
剣は物理属性にプラスして魔法属性もつき、更に光と闇属性の混合であるため魔法の基本属性に関して振り属性はない
自身の魔力、魔力操作、光と闇属性魔力値によってその剣の強さと精度が決定する
(発現条件)
一定以上の魔力、魔力操作、光と闇属性魔力値を持つ事
一定回数以上剣と魔法での戦闘を経験し、相手にトドメを刺すこと
「 う……うがぁぁぁぁぁ────っ!!!
お前なんかに……お前なんかに言われたくないんだよっ!!
美しさも身分もっ!!カリスマも人の上に立つ器もなにもかもっ!!
何一つ持ってないくせにぃぃぃぃっ!!!
お前は大人しく消えてしまえぇぇぇぇ────────っ!!! 」
リーフは黒い剣を持ってものすごいスピードで俺に向かって来る。
目はギラギラと憎しみと怒りによって真っ黒だ。
「 その目で見える世界は一体どんな世界なんだろうね?
俺には分からないよ。
きっとこれから先も分からない。 」
俺はその目をしっかり正面から見つめながら、スキル< 太陽王の破邪大剣 >を発動。
白く輝く大剣を構えた。
「 俺が……俺がリーフだ────っ!!!
俺の世界を壊すなっ!!
俺の人生を奪うな!!
” 正しき ” 未来を変えるなぁぁぁぁぁ────っ!!!!! 」
大きく剣を振り上げたリーフを見上げ……ぎっ!と睨みつける。
「 俺は君が創り出す世界が大嫌いだから嫌だよ。
レオンの心は、死んでも壊させない。 」
────ピッ!!
静かに横に振った大剣は、剣を上に大きく振り上げていたリーフの胴体を叩き切った。
「 そ……そん……な……。
ば……ばかなっ……っ。 」
リーフが呟いた瞬間、口から吐き出されたのは、赤い血ではなく真っ黒な液体。
そして切り裂かれた胴体からも、同じ液体がドロドロと溢れて、周囲の空間へと染みて同化していく。
ドンドンと止まる気配なくあふれる真っ黒なリーフの体を見て、俺はハァ……とため息をついた。
「 真っ黒だね。
外がどんなに綺麗だって、そんな中身じゃ美しいとは言えないよ。 」
「 ────く……クソッ……っ。 」
ゴボゴボと口から黒い液体を吐き出し続けながら、リーフはその場に崩れ落ち、周囲とリーフの境界線は無くなっていったが……最後までその目は憎しみに染まったまま俺を睨む。
そして────……。
「 ……呪われろ……。
神に背く…… ” エラー ” の大罪……悪……め……。 」
そんな呪いの言葉を残して、リーフは完全に消えてしまった。
それを見届けた俺は、ニカッ!と笑い、その場でピースサインを掲げる。
「 その通り!!
俺は呪われし英雄レオンハルトに立ちふさがる、最強最悪の悪の帝王!!
リーフ・フォン・メルンブルク様だっ!! 」
ワーハッハッ!と悪役に相応しい高笑いをしてやれば、周囲の空間はビシビシと割れ始め……そのままパリィィィ~ンっ!!と大きな音を立てて崩れ去った。
────────はっ!!!
すると、俺の意識は突然現実の世界へ。
目の前にはバチバチと音を立てながら、呪いの蝶に突き刺さっている自分の剣がある。
これが最終決戦!
呪いの蝶が倒れるか、俺が倒れるかの瀬戸際というヤツだ。
「 ぐ……ぐぅぅぅぅ~……か、固いぃぃ~……!!
貫けない……っ!! 」
俺の剣は蝶の弱点部分である右羽の上辺りに刺さってはいるが、恐らくその奥にあるであろう【 呪心核 】には届いていない。
だからそのまま必死に奥へと押し込もうとするも、固くてこれ以上奥へ入らない様だ。
《 ミ゙ィ”あ”あ”あ”ァ”ァ”ァ”~────ぁ”ぁ”ぁぁ”!!!!! 》
黒い蝶は必死で俺を振り落とそうと、ガムシャラに暴れだす。
羽についている大量の充血した目達は全て俺を睨み付けてくるが、俺はしっかりと剣を握りしめ睨み返した。
「 負けるもんかぁぁぁぁぁぁ────!!!
ここで負けたら未来を憎んじゃうだろっ!
世界を大嫌いになりたくないから……俺は、頑張るっ!!! 」
うおぉぉぉぉ────!!!と雄叫びをあげながら、スキルの威力をあげていくと、黒い蝶は狂った様に動き回る。
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