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第五十章
1514 誰?
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( リーフ )
「 レ、レ、レ、レオ────ンッ!!!
今はゴネている場合じゃ────。 」
「 は────はっはっ!!!
消えてしまえぇぇぇぇ!!!全部ぜ~んぶぅぅぅぅぅ────!!! 」
とうとう変態オジさんが俺とソフィアちゃんに向けて……そして必然的に俺達の前にいるレオンの背中に向けて、あの灰色の手を飛ばす。
「 ────っ!!レオンッ!! 」
俺は直ぐにレオンの手を引っ張り、自分の後ろに回すと、レオンとソフィアちゃんの上に覆いかぶさった。
俺の体一つでどこまで助けられるか分からない!
でも、どうにか助け────っ!!
直ぐにやってくるであろう衝撃を覚悟し、目を閉じた────……が??
「 あ、あれ……??? 」
何も起こらなかったため、恐る恐る目を開けると……そこには真っ赤な顔で震えているレオンとソフィアちゃんの顔があった。
「 リ……リーフ様……。 」
うっとりした顔で俺の名前を呼んだレオンだったが、突然ハッ!として、すぐ隣にいるソフィアちゃんをグイグイと押す。
その姿は、カッコウの雛鳥が卵を巣から落とす姿にそっくりで……なんとか俺の腕の中からソフィアちゃんを追い出そうとしている様だ。
「 …………。 」
俺は直ぐに起き上がり、意地悪しているレオンの鼻をキュムッ!と摘んで叱りながら、後ろを振り返った。
なぜ攻撃が……?
その疑問は、目の中に飛び込んできた映像によって直ぐに解消する。
背が高く、黒に限りなく近い灰色の珍しい髪色の男性が立っていて……どうやらその人が攻撃を止めてくれた様だ。
白いシャツを着崩し、高そうな黒いコートを肩に掛けていて……ただ立っているだけなのに凄い威圧感がある。
その謎の男性は、俺達に背を向けたまま、変態オジさんと向かい合っていた。
だ、誰……???
全然知らない男性が突然現れ驚きながらも、ゾゾッと背中を震わせた。
そもそもこの人……一体いつ現れたんだ??
気配を全く感じなかった事に未知の恐怖を感じ、更に今も気配が感じづらく、それが新たな恐怖としてドロッと心の中に残る。
新たな敵か?と思ったが……変態オジさんが明らかに動揺し、ガタガタと震えている事から、そうではない様だと気付いた。
「 お……お前は……っ! 」
変態オジさんは、震える手でその男性を指差す。
するとその男性は、ハハッ!と楽しそうに笑った。
「 随分かくれんぼが上手いんだなぁ?やぁぁ~っと見つけたぜ?
クズなヤツ程それが上手で面倒くせぇんだよ、ゴキブリかよ。 」
「 ────ぐっ……!なんで貴様がこんな所に……なんで……なんでいるんだよぉぉ!! 」
変態オジさんはガタガタ歯を鳴らしながら言ったが、それを無視して突然謎の男性はこちらを振り返る。
その顔の上半分は黒い仮面で覆われていて、顔全体は分からなかったが────その仮面の奥の目が、俺を見た瞬間大きく見開かれたのが見えた。
「 ??き、君は一体……。 」
あれ?もしかして知り合いだったりする?
微妙な反応に驚き、声を掛けたのだが……その黒い仮面の男は、直ぐに平常に戻りフッ……と笑う。
「 あぁ……グリモアで、随分と胡散くせぇ~ ” 救世主 ” なんてモンが現れたって話を聞いていたが……もしかしてお前の事か? 」
「 あ、うんうん。多分俺の事だと思うよ。
気がついたらそう呼ばれてたんだ。
不思議だねぇ? 」
正直、本当になぜそんな御大層なあだ名がつけられたのか不明。
なので、グイ~!と首を大きく横に倒していると、黒仮面の男はもう一度笑った。
「 へぇ?そりゃ~随分とお似合いなあだ名だな。 」
「 ?あ、ありがとう……?? 」
とりあえず褒められた?らしいので、お礼を告げたが、その直後に黒仮面の男は視線を変態オジさんへ戻す。
「 ヒッ、ヒィィィッ!! 」
睨まれた変態オジさんは、直ぐに踵を返して逃げようとしたのだが……突然ズテーン!と前のめりで転んでしまった。
足がもつれてしまったのか?
そう思って変態オジさんの足元を見て────ゾッと背筋が凍りつく。
「 へ、変態オジさんの足が……なくなってる? 」
まるで最初からないかの様に、足首から下の足が失くなっている事に、俺とソフィアちゃんは言葉を失った。
「 足……一体どこに……?? 」
キョロ……と視線を動かすと、いた。
変態オジさんのすぐ側、チョコンと両足だけが立っている。
────ダンッ!!
ダンダンダンダンッ!!!!
そしてまるで怒っているかの様に地団駄を踏み始め……最後は本体の顔をガンッ!と蹴った後、そのままものすごいスピードで走り去っていった。
< ???の資質 >
< 赤い靴 >
一定以上の精神汚染度を持つ者達に使える生命誕生系スキル
ターゲットにした者の ” 足 ” に意思を与え、選択権を与える事ができる
ただし、その意識があるのは一定の時間内だけで、それがすぎればただの ” 足 ” に戻ってしまう
「 ぎゃぁぁぁぁぁぁ────!!!!! 」
変態オジさんの悲鳴が響き渡る中、黒仮面の男は腹を抱えて笑っている。
「 レ、レ、レ、レオ────ンッ!!!
今はゴネている場合じゃ────。 」
「 は────はっはっ!!!
消えてしまえぇぇぇぇ!!!全部ぜ~んぶぅぅぅぅぅ────!!! 」
とうとう変態オジさんが俺とソフィアちゃんに向けて……そして必然的に俺達の前にいるレオンの背中に向けて、あの灰色の手を飛ばす。
「 ────っ!!レオンッ!! 」
俺は直ぐにレオンの手を引っ張り、自分の後ろに回すと、レオンとソフィアちゃんの上に覆いかぶさった。
俺の体一つでどこまで助けられるか分からない!
でも、どうにか助け────っ!!
直ぐにやってくるであろう衝撃を覚悟し、目を閉じた────……が??
「 あ、あれ……??? 」
何も起こらなかったため、恐る恐る目を開けると……そこには真っ赤な顔で震えているレオンとソフィアちゃんの顔があった。
「 リ……リーフ様……。 」
うっとりした顔で俺の名前を呼んだレオンだったが、突然ハッ!として、すぐ隣にいるソフィアちゃんをグイグイと押す。
その姿は、カッコウの雛鳥が卵を巣から落とす姿にそっくりで……なんとか俺の腕の中からソフィアちゃんを追い出そうとしている様だ。
「 …………。 」
俺は直ぐに起き上がり、意地悪しているレオンの鼻をキュムッ!と摘んで叱りながら、後ろを振り返った。
なぜ攻撃が……?
その疑問は、目の中に飛び込んできた映像によって直ぐに解消する。
背が高く、黒に限りなく近い灰色の珍しい髪色の男性が立っていて……どうやらその人が攻撃を止めてくれた様だ。
白いシャツを着崩し、高そうな黒いコートを肩に掛けていて……ただ立っているだけなのに凄い威圧感がある。
その謎の男性は、俺達に背を向けたまま、変態オジさんと向かい合っていた。
だ、誰……???
全然知らない男性が突然現れ驚きながらも、ゾゾッと背中を震わせた。
そもそもこの人……一体いつ現れたんだ??
気配を全く感じなかった事に未知の恐怖を感じ、更に今も気配が感じづらく、それが新たな恐怖としてドロッと心の中に残る。
新たな敵か?と思ったが……変態オジさんが明らかに動揺し、ガタガタと震えている事から、そうではない様だと気付いた。
「 お……お前は……っ! 」
変態オジさんは、震える手でその男性を指差す。
するとその男性は、ハハッ!と楽しそうに笑った。
「 随分かくれんぼが上手いんだなぁ?やぁぁ~っと見つけたぜ?
クズなヤツ程それが上手で面倒くせぇんだよ、ゴキブリかよ。 」
「 ────ぐっ……!なんで貴様がこんな所に……なんで……なんでいるんだよぉぉ!! 」
変態オジさんはガタガタ歯を鳴らしながら言ったが、それを無視して突然謎の男性はこちらを振り返る。
その顔の上半分は黒い仮面で覆われていて、顔全体は分からなかったが────その仮面の奥の目が、俺を見た瞬間大きく見開かれたのが見えた。
「 ??き、君は一体……。 」
あれ?もしかして知り合いだったりする?
微妙な反応に驚き、声を掛けたのだが……その黒い仮面の男は、直ぐに平常に戻りフッ……と笑う。
「 あぁ……グリモアで、随分と胡散くせぇ~ ” 救世主 ” なんてモンが現れたって話を聞いていたが……もしかしてお前の事か? 」
「 あ、うんうん。多分俺の事だと思うよ。
気がついたらそう呼ばれてたんだ。
不思議だねぇ? 」
正直、本当になぜそんな御大層なあだ名がつけられたのか不明。
なので、グイ~!と首を大きく横に倒していると、黒仮面の男はもう一度笑った。
「 へぇ?そりゃ~随分とお似合いなあだ名だな。 」
「 ?あ、ありがとう……?? 」
とりあえず褒められた?らしいので、お礼を告げたが、その直後に黒仮面の男は視線を変態オジさんへ戻す。
「 ヒッ、ヒィィィッ!! 」
睨まれた変態オジさんは、直ぐに踵を返して逃げようとしたのだが……突然ズテーン!と前のめりで転んでしまった。
足がもつれてしまったのか?
そう思って変態オジさんの足元を見て────ゾッと背筋が凍りつく。
「 へ、変態オジさんの足が……なくなってる? 」
まるで最初からないかの様に、足首から下の足が失くなっている事に、俺とソフィアちゃんは言葉を失った。
「 足……一体どこに……?? 」
キョロ……と視線を動かすと、いた。
変態オジさんのすぐ側、チョコンと両足だけが立っている。
────ダンッ!!
ダンダンダンダンッ!!!!
そしてまるで怒っているかの様に地団駄を踏み始め……最後は本体の顔をガンッ!と蹴った後、そのままものすごいスピードで走り去っていった。
< ???の資質 >
< 赤い靴 >
一定以上の精神汚染度を持つ者達に使える生命誕生系スキル
ターゲットにした者の ” 足 ” に意思を与え、選択権を与える事ができる
ただし、その意識があるのは一定の時間内だけで、それがすぎればただの ” 足 ” に戻ってしまう
「 ぎゃぁぁぁぁぁぁ────!!!!! 」
変態オジさんの悲鳴が響き渡る中、黒仮面の男は腹を抱えて笑っている。
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