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『昨日雨が降った影響で、この辺り一帯はとてもよく滑るようですね。
これでは剣の訓練は難しいかもしれません。本日は止めておきましょう。』
その後はニコッと笑い、ルーカスは木刀を家庭教師の先生へ投げつける。
それを家庭教師の先生は慌ててキャッチすると、ルーカスは呆然としている父からあっさりと意識を外し僕の元へ。
『今日はお休みになったね、兄さん。昨日分からないって言っていた所を一緒に勉強しようか。』
『う、うん……。』
そのまま横たわったままの父を置いて部屋に帰ったのだが……その後、父はルーカスとの直接的な接触を避ける様になったのだ。
見かければ凄い顔で睨んだり口で攻撃する様にはなったけど……。
◇◇
何だか、まるで伝説に聞く<聖令神>様みたいだったな……。
父と戦った時のルーカスを思い浮かべる度にそう思う。
この国……いや、世界中で誰もが知っている『人』の始まりの物語に出てくる<聖令神>様は、教会が崇めている神様に当たる存在だ。
世を生きていく力もなく、ただモンスターに食われ続けた『人』であったが、絶滅の危機を迎えた際、ある才能を持った男が『人』として生まれた。
その男は、持って生まれた圧倒的な力を振るい、今の『人らしく生きていける世』を創ったのだが、その才能こそが<聖令神>。
その戦いを見た者達が残した記録には、『戦う姿は人の目に写らず』『万を超えるモンスターを一瞬で灰にした』などなど、今も信じられない様な言葉が並んでいると聞いた。
ルーカスが見せた父との戦いを思い浮かべると、改めて似ているなと思ってしまう。
だってあの時、ルーカスが動いた様に見えなかったのに、気がついたら父様が倒れていたから。
あんな事ができる人なんて、少なくとも僕は見たことがないな……。
チラッと父の方を見れば、父はルーカスをそれはそれは憎々しげに睨んでいて……でも何も言わないのは、きっとルーカスの底しれぬ実力に対し、本能的に警戒しているからに違いない。
まぁ、本人は絶対に認めないだろうけど……。
あの誰もが強いと認める父が警戒するくらいの実力……それでも父は、認めたくないのか隠蔽系や感覚遮断系の特殊な才能だと思っている様だが、ルーカスの実力はそんなモノ抜きでホンモノだと思う。
それを、両親以外の周りは、なんとなくそれを察している気がする。
いいなぁ……。
素直に羨ましい気持ちを持ったが、ルーカスはその力を全く使おうとしない。
この家を出て自由になれる力はあるんじゃないかと僕は密かに思っているが、それをしないという事は……あの力は争いを好まない人にとっては扱いに困るモノなのかもしれない。
なんの才能かは分からないけど、優しいルーカスにとっては迷惑なモノ────……。
「────では、クレパス家御子息、グレイ様。鑑定を始めます。」
「────っ!?は、はい!」
モヤモヤと考え事をしていたせいで、少し返事が遅れ、父と母の表情が曇る。
そのため急いで神官様の前に移動し、その場に跪いた。
「よろしくお願いします。」
「承知致しました。グレイ様に神の祝福があります様に。」
鑑定してくれる神官様はそれだけ言うと、両手を突き出し、僕に手のひらを向ける。
すると体が熱くなり、ホワッとした空を飛ぶような感覚になると、自分の頭上に大きなプレートの様なモノが飛び出した。
そのプレートは、鑑定の時に出てくる自分の【ステータスボード】と呼ばれるモノで、そこには自分の才能スキルとステータスの才能値が書かれている。
僕はドキドキしながらそれを見上げ……そして愕然とした。
<グレイ>
才能ギフト……【やり直し】
能力値……潜在ステータス値(F)、現在の総合ステータス値(D)
能力値は、まず生まれながらに持っているステータス値が潜在ステータス値、そしてそこに努力した分の能力が加算され、現在の総合ステータスとなる。
つまり僕は元々下から二番目の潜在ステータスを持ち、努力によって、それを二ランク上に上げたというわけだ。
それって凄い事なんだぞ!……と声を上げたいが、これは貴族としては明らかに失格点。
ちなみに1番上のレベルがSで、そこからA、B、C、D、E、F、Gと続いていくのだが、もし戦闘系の職業につくならこのDランクが最低限必要な能力値だ。
しかし、元々の潜在ステータス値から見れば、戦闘職は止めておけば止められるだろうと思う。
やっぱり才能、なかったんだな……。
これにショックを受け────る事はなく、やっぱりなという想いの方が強かった。
何度も何度も必死にやり直して努力して、人の10倍以上は努力したが、それでもやはり人並みすら難しかったからだ。
そんな中、Dランクをとれた事は寧ろ誇りに思ったが、残念ながら父も母も、他の皆もそうは思ってくれなかった様だ。
「────プッ……っ!」
「……クスクス…………。」
周りからは吹き出す声や小さな忍び笑いが聞こえたと思ったら、それは伝染していき、周りの同級生やそのご両親たちの笑い声が直ぐに教会内に響き渡る。
「せ、潜在ステータス値がFって!平民でももっと上の人の方が多いんじゃない?」
「貴族であれじゃあ、どうやって平民を導いていくつもりなんだろう?
それに才能ギフトが【やり直し】って……あぁ、できないから全部やり直ししろって事?
それとも人生やり直せって?ww」
「あの方、いつも一人で補習していたけど、全然上達しないんですもの~。やる気がないだけかと思ってましたが、こういう事でしたか。」
「ライゼル様はクレパス家をどうするおつもりなんだか。ここは冷静な判断が必要そうですなぁ。」
ヒソヒソと囁かれる声は勿論父と母の耳にも入り、ストンと僕に対する興味が0に堕ちたのを感じた。
「グレイ、お前は今日をもってクレパス家から出ていけ。子ができぬ体にした後に、一切の関係を絶つ。
政略結婚の道具にすらなれないお前は、もう息子でもなんでもない。ゴミめ。」
「父様……。」
流石にそれにはショックを受けて父の名前を呼んだが、父と母の顔は大きく歪み、一刻も早く視界から消えて欲しい事を物語っていた。
そして父は、後ろに控えていたリアンに、命令を出す。
「予定通り、私とプレーン、双方の血筋の中からもっとも相応しい者を選び、その子供に家を継がせる事にする。
────ハァ……本当に面倒な事になったものだ。
まさか私の血筋からこんな無才が生まれてくるとは……まさか、赤子の取り間違いではと何度も調べたよ。
しかし、私の血が繋がっているという結果がくる度に、落胆したものだ。」
「申し訳ありません。きっと私の母に似たのでしょうね。
あの顔も性格もソックリ!視界に入る度に心底嫌気がさしますわ。」
僕を睨みながら暴言を吐く母を、父は諌める事などせずに、寧ろその通りだといわんばかりに頷いた。
「プレーン、お前は悪くなどないさ。こんなにも美しく才能溢れるお前は、何も悪くない。
これからまた何が1番良いのか考えていこう。」
「アナタ……。」
父と母はその場で手を取り合い、凄く仲が良さそうな様子を見せた。
もう僕は完全なる邪魔者。
悲しいけど、居場所がないなら違う場所を探すしかないと、諦めもついた。
だが─────……。
僕は腹違いの弟であるルーカスを見つめ、今までありがとうを込めてペコリと頭を下げる。
結局僕は、ルーカスのために何もできずに永遠のお別れだ。
こんな恥ずかしい兄でごめん。
そう心の中で懺悔している間にも、正式に絶縁を言い渡された僕は格好の愉快の的になり、周りからは大声で笑ったり指差し罵る声が聞こえていたが……突然それが一切聞こえなくなったので、『おや?』と不思議に思った。
「???」
恐る恐る顔を上げてみると、僕の目の前にいたのはルーカスだ。
これでは剣の訓練は難しいかもしれません。本日は止めておきましょう。』
その後はニコッと笑い、ルーカスは木刀を家庭教師の先生へ投げつける。
それを家庭教師の先生は慌ててキャッチすると、ルーカスは呆然としている父からあっさりと意識を外し僕の元へ。
『今日はお休みになったね、兄さん。昨日分からないって言っていた所を一緒に勉強しようか。』
『う、うん……。』
そのまま横たわったままの父を置いて部屋に帰ったのだが……その後、父はルーカスとの直接的な接触を避ける様になったのだ。
見かければ凄い顔で睨んだり口で攻撃する様にはなったけど……。
◇◇
何だか、まるで伝説に聞く<聖令神>様みたいだったな……。
父と戦った時のルーカスを思い浮かべる度にそう思う。
この国……いや、世界中で誰もが知っている『人』の始まりの物語に出てくる<聖令神>様は、教会が崇めている神様に当たる存在だ。
世を生きていく力もなく、ただモンスターに食われ続けた『人』であったが、絶滅の危機を迎えた際、ある才能を持った男が『人』として生まれた。
その男は、持って生まれた圧倒的な力を振るい、今の『人らしく生きていける世』を創ったのだが、その才能こそが<聖令神>。
その戦いを見た者達が残した記録には、『戦う姿は人の目に写らず』『万を超えるモンスターを一瞬で灰にした』などなど、今も信じられない様な言葉が並んでいると聞いた。
ルーカスが見せた父との戦いを思い浮かべると、改めて似ているなと思ってしまう。
だってあの時、ルーカスが動いた様に見えなかったのに、気がついたら父様が倒れていたから。
あんな事ができる人なんて、少なくとも僕は見たことがないな……。
チラッと父の方を見れば、父はルーカスをそれはそれは憎々しげに睨んでいて……でも何も言わないのは、きっとルーカスの底しれぬ実力に対し、本能的に警戒しているからに違いない。
まぁ、本人は絶対に認めないだろうけど……。
あの誰もが強いと認める父が警戒するくらいの実力……それでも父は、認めたくないのか隠蔽系や感覚遮断系の特殊な才能だと思っている様だが、ルーカスの実力はそんなモノ抜きでホンモノだと思う。
それを、両親以外の周りは、なんとなくそれを察している気がする。
いいなぁ……。
素直に羨ましい気持ちを持ったが、ルーカスはその力を全く使おうとしない。
この家を出て自由になれる力はあるんじゃないかと僕は密かに思っているが、それをしないという事は……あの力は争いを好まない人にとっては扱いに困るモノなのかもしれない。
なんの才能かは分からないけど、優しいルーカスにとっては迷惑なモノ────……。
「────では、クレパス家御子息、グレイ様。鑑定を始めます。」
「────っ!?は、はい!」
モヤモヤと考え事をしていたせいで、少し返事が遅れ、父と母の表情が曇る。
そのため急いで神官様の前に移動し、その場に跪いた。
「よろしくお願いします。」
「承知致しました。グレイ様に神の祝福があります様に。」
鑑定してくれる神官様はそれだけ言うと、両手を突き出し、僕に手のひらを向ける。
すると体が熱くなり、ホワッとした空を飛ぶような感覚になると、自分の頭上に大きなプレートの様なモノが飛び出した。
そのプレートは、鑑定の時に出てくる自分の【ステータスボード】と呼ばれるモノで、そこには自分の才能スキルとステータスの才能値が書かれている。
僕はドキドキしながらそれを見上げ……そして愕然とした。
<グレイ>
才能ギフト……【やり直し】
能力値……潜在ステータス値(F)、現在の総合ステータス値(D)
能力値は、まず生まれながらに持っているステータス値が潜在ステータス値、そしてそこに努力した分の能力が加算され、現在の総合ステータスとなる。
つまり僕は元々下から二番目の潜在ステータスを持ち、努力によって、それを二ランク上に上げたというわけだ。
それって凄い事なんだぞ!……と声を上げたいが、これは貴族としては明らかに失格点。
ちなみに1番上のレベルがSで、そこからA、B、C、D、E、F、Gと続いていくのだが、もし戦闘系の職業につくならこのDランクが最低限必要な能力値だ。
しかし、元々の潜在ステータス値から見れば、戦闘職は止めておけば止められるだろうと思う。
やっぱり才能、なかったんだな……。
これにショックを受け────る事はなく、やっぱりなという想いの方が強かった。
何度も何度も必死にやり直して努力して、人の10倍以上は努力したが、それでもやはり人並みすら難しかったからだ。
そんな中、Dランクをとれた事は寧ろ誇りに思ったが、残念ながら父も母も、他の皆もそうは思ってくれなかった様だ。
「────プッ……っ!」
「……クスクス…………。」
周りからは吹き出す声や小さな忍び笑いが聞こえたと思ったら、それは伝染していき、周りの同級生やそのご両親たちの笑い声が直ぐに教会内に響き渡る。
「せ、潜在ステータス値がFって!平民でももっと上の人の方が多いんじゃない?」
「貴族であれじゃあ、どうやって平民を導いていくつもりなんだろう?
それに才能ギフトが【やり直し】って……あぁ、できないから全部やり直ししろって事?
それとも人生やり直せって?ww」
「あの方、いつも一人で補習していたけど、全然上達しないんですもの~。やる気がないだけかと思ってましたが、こういう事でしたか。」
「ライゼル様はクレパス家をどうするおつもりなんだか。ここは冷静な判断が必要そうですなぁ。」
ヒソヒソと囁かれる声は勿論父と母の耳にも入り、ストンと僕に対する興味が0に堕ちたのを感じた。
「グレイ、お前は今日をもってクレパス家から出ていけ。子ができぬ体にした後に、一切の関係を絶つ。
政略結婚の道具にすらなれないお前は、もう息子でもなんでもない。ゴミめ。」
「父様……。」
流石にそれにはショックを受けて父の名前を呼んだが、父と母の顔は大きく歪み、一刻も早く視界から消えて欲しい事を物語っていた。
そして父は、後ろに控えていたリアンに、命令を出す。
「予定通り、私とプレーン、双方の血筋の中からもっとも相応しい者を選び、その子供に家を継がせる事にする。
────ハァ……本当に面倒な事になったものだ。
まさか私の血筋からこんな無才が生まれてくるとは……まさか、赤子の取り間違いではと何度も調べたよ。
しかし、私の血が繋がっているという結果がくる度に、落胆したものだ。」
「申し訳ありません。きっと私の母に似たのでしょうね。
あの顔も性格もソックリ!視界に入る度に心底嫌気がさしますわ。」
僕を睨みながら暴言を吐く母を、父は諌める事などせずに、寧ろその通りだといわんばかりに頷いた。
「プレーン、お前は悪くなどないさ。こんなにも美しく才能溢れるお前は、何も悪くない。
これからまた何が1番良いのか考えていこう。」
「アナタ……。」
父と母はその場で手を取り合い、凄く仲が良さそうな様子を見せた。
もう僕は完全なる邪魔者。
悲しいけど、居場所がないなら違う場所を探すしかないと、諦めもついた。
だが─────……。
僕は腹違いの弟であるルーカスを見つめ、今までありがとうを込めてペコリと頭を下げる。
結局僕は、ルーカスのために何もできずに永遠のお別れだ。
こんな恥ずかしい兄でごめん。
そう心の中で懺悔している間にも、正式に絶縁を言い渡された僕は格好の愉快の的になり、周りからは大声で笑ったり指差し罵る声が聞こえていたが……突然それが一切聞こえなくなったので、『おや?』と不思議に思った。
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