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甘い毒に溺れる小鳥
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思わず逃げようと身じろぎした瞬間、足の鎖がまた、じゃらりと音を立てた。
それを見て、カイルは笑う。
「あぁ、ごめんね。それは外してあげられない。まだ魔法が完成してないんだ。今、誰かがニーナのことを見たら、思い出しちゃうから。そしたら俺、その人のこと殺しちゃう」
ニーナはそんなこと、望まないでしょ?と、いっそ甘く微笑みかけられて、ニーナは諦めに目を閉じた。
どんなに抵抗しようとも、カイルはニーナを逃すつもりはないだろう。もし仮に逃げ出せたとして、ニーナに行き場はない。ニーナを目にした人間を殺すというカイルの言葉は、きっと事実だろうから。
「いい子だね、ニーナ」
ニーナが抵抗を諦めたことを理解したのだろう、カイルは機嫌の良い声でニーナの頭を撫でた。そして、その手は首筋を撫でるとキャミソールドレスの肩紐にかかる。
するりと肩紐は肩を滑り落ち、下に何も身につけていないニーナの胸があらわになる。カイルの唇が、弧を描くのが視界の隅に見えた。
胸を隠したい気持ちはあるが、抵抗すれば何をされるか分からない。唇をかんで身体を強張らせていると、カイルがフッと笑う気配がした。
「そんなに怯えなくても、ニーナには酷いことはしないよ」
そう言われても、きっとこれからすることをやめてほしいと願っても、それは叶わないのだ。
この状況で、次に自分の身に何が起こるのか、経験のないニーナでもさすがに分かる。
黙ってうつむくニーナの頭を撫でて、カイルはパチリと指を鳴らした。
瞬間、カイルの指先に赤い果実のようなものが現れた。それをカイルは自らの口で咥えると、そのままニーナに唇を重ねた。
赤い果実が2人の口の間で潰れたのだろう、甘ったるい液体がカイルの舌と共に入り込んでくる。カイルの舌はニーナの歯列をなぞり、怯える舌を絡め取る。後頭部を押さえられているので逃げられず、ニーナは流れ込んでくる甘い液体を飲み込むしかなかった。焼けるほどに甘いものが、喉をゆっくりと滑り落ちていく。
ニーナがしっかり飲み下したことを確認して、カイルはようやく長い口づけを終えた。
「今、のは」
乱れた呼吸を整えながらたずねると、カイルはにっこりと笑った。
「媚薬だよ。ニーナは初めてだからね、あまり痛い思いをさせたくない。少し魔力で効果を増強しておいたから、ニーナも気持ちよくなれるよ」
そして告げられた名前は、確かに媚薬として有名なもので、カイルの魔力による増強がどれほどのものかと恐ろしくもなるが、すでにそれは飲み込んでしまったあと。
胃のあたりから、強い酒を飲んだ時のように熱くなる感覚を覚えるのは、気のせいではないだろう。
「……ほら、もう効果が出てきた」
「ひゃ……ん、っ」
固くなった胸の頂をそっと撫でられるだけで、ぞくりと肌が粟立つ。思わず漏れた声は自分でも驚くほどに甘さを含んでいて、ニーナは口を押さえた。
それを見て、カイルは笑う。
「あぁ、ごめんね。それは外してあげられない。まだ魔法が完成してないんだ。今、誰かがニーナのことを見たら、思い出しちゃうから。そしたら俺、その人のこと殺しちゃう」
ニーナはそんなこと、望まないでしょ?と、いっそ甘く微笑みかけられて、ニーナは諦めに目を閉じた。
どんなに抵抗しようとも、カイルはニーナを逃すつもりはないだろう。もし仮に逃げ出せたとして、ニーナに行き場はない。ニーナを目にした人間を殺すというカイルの言葉は、きっと事実だろうから。
「いい子だね、ニーナ」
ニーナが抵抗を諦めたことを理解したのだろう、カイルは機嫌の良い声でニーナの頭を撫でた。そして、その手は首筋を撫でるとキャミソールドレスの肩紐にかかる。
するりと肩紐は肩を滑り落ち、下に何も身につけていないニーナの胸があらわになる。カイルの唇が、弧を描くのが視界の隅に見えた。
胸を隠したい気持ちはあるが、抵抗すれば何をされるか分からない。唇をかんで身体を強張らせていると、カイルがフッと笑う気配がした。
「そんなに怯えなくても、ニーナには酷いことはしないよ」
そう言われても、きっとこれからすることをやめてほしいと願っても、それは叶わないのだ。
この状況で、次に自分の身に何が起こるのか、経験のないニーナでもさすがに分かる。
黙ってうつむくニーナの頭を撫でて、カイルはパチリと指を鳴らした。
瞬間、カイルの指先に赤い果実のようなものが現れた。それをカイルは自らの口で咥えると、そのままニーナに唇を重ねた。
赤い果実が2人の口の間で潰れたのだろう、甘ったるい液体がカイルの舌と共に入り込んでくる。カイルの舌はニーナの歯列をなぞり、怯える舌を絡め取る。後頭部を押さえられているので逃げられず、ニーナは流れ込んでくる甘い液体を飲み込むしかなかった。焼けるほどに甘いものが、喉をゆっくりと滑り落ちていく。
ニーナがしっかり飲み下したことを確認して、カイルはようやく長い口づけを終えた。
「今、のは」
乱れた呼吸を整えながらたずねると、カイルはにっこりと笑った。
「媚薬だよ。ニーナは初めてだからね、あまり痛い思いをさせたくない。少し魔力で効果を増強しておいたから、ニーナも気持ちよくなれるよ」
そして告げられた名前は、確かに媚薬として有名なもので、カイルの魔力による増強がどれほどのものかと恐ろしくもなるが、すでにそれは飲み込んでしまったあと。
胃のあたりから、強い酒を飲んだ時のように熱くなる感覚を覚えるのは、気のせいではないだろう。
「……ほら、もう効果が出てきた」
「ひゃ……ん、っ」
固くなった胸の頂をそっと撫でられるだけで、ぞくりと肌が粟立つ。思わず漏れた声は自分でも驚くほどに甘さを含んでいて、ニーナは口を押さえた。
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