11 / 11
番外編
ハロウィンは、2人の記念日
しおりを挟む
「シャル、おはよう!今日は、ハロウィンだよ!」
朝起きてリビングへ行くと、きらきらとした笑顔のリアンに出迎えられた。
テーブルの上には、カボチャを使った料理が並べられているし、部屋の中もオレンジと黒で飾りつけられている。
「おはよう、リアン。いつの間にこんな準備したの?」
テーブルにつきながら、シャルは首をかしげる。昨晩、寝る前には何もなかったはずなのだけど。
「早起きして頑張っちゃった。だってハロウィンは、僕らの記念日でしょ?」
にっこりと笑うリアンを見て、シャルもうなずく。
子供のような、弟のような存在だと思っていたリアンとの関係が、明確に変わった一年前の夜のことを、シャルだってちゃんと覚えている。
「だから、今日はこれを着てね?シャル」
「えっ……」
にこにこで差し出されたのは、一年前のハロウィンの晩にシャルが着ていた黒いワンピース。丈の短いスカートに加えて胸元の露出の多いその服を着て出かけようとしたことで、リアンが大いに嫉妬したのが二人のきっかけ。
思い出のワンピースといえば聞こえはいいけれど、それを着てリアンとどんなことをしたのかを思い出してしまって、シャルの顔が熱くなる。リアンはこのワンピースがお気に入りで、事あるごとに着て欲しいとリクエストしてくるから、見るだけで身体が勝手に期待してしまう。
「ほらほら、早く着替えてきて」
ワンピースを押しつけられ、ぐいぐいと背中を押されてシャルは浴室へと向かった。リアンの希望通りワンピースに着替えて、ついでに軽く身なりを整える。
だけど、朝の明るい光の下で、こんな露出の多い服を着ていることが少し恥ずかしくもある。
「ねぇ、リアン。何か上に羽織りたいんだけど」
浴室の扉から顔をのぞかせると、待ち構えていたリアンがすぐにやってきた。
「え、必要ないよ。やっぱりシャルは、その服よく似合うなぁ。すっごく可愛い。今日は一日、その格好でいてね。……まぁ、すぐに脱がせちゃうかもしれないけど」
少し不穏なことを言うリアンに手を引かれて、シャルはリビングへと向かった。ソファに腰掛けたリアンの膝の上に座らされて、普段とは違う密着度合いに少し戸惑ってしまう。
「今日は記念日だから、たくさんシャルを甘やかそうと思って」
抱き上げたまま朝食のスープとパンを口元に運ばれて、シャルは素直に口を開けつつも困ったように笑う。
「いつも、充分に甘やかされてると思うけど」
家事全般はリアンが担当してくれているし、甘い触れ合いは毎日のことだ。
「シャルには、いつも笑ってて欲しいからね」
笑ってパンを口元に差し出されて、シャルも笑顔でそれに応える。
「ふふ、ありがとう。リアンのおかげで私、毎日幸せよ」
「僕も、シャルと一緒にいられて幸せ。これからも、よろしくね」
「もちろん」
お互いに笑い合って何度もキスをして、合間に時々食事をして。
いつもより時間をかけて食事を終えたあと、リアンが悪戯っぽい笑みを浮かべてシャルの顔をのぞき込んだ。
「さてと。それじゃあ、シャル。お菓子くれないと、悪戯しちゃうぞ?」
「え、待って、部屋にちゃんと準備してるのよ。リアンの好きなチョコ」
取りに行こうとしたシャルの身体を、リアンの腕が止める。きらきらと楽しそうな笑顔は、絶対に良からぬことを考えている顔だ。
「残念、もう時間切れ。だから、悪戯決定だね」
「えぇっ、待っ……」
くすくすと笑いながら、リアンの指先がシャルのワンピースの胸元にかかる。そのままぐいっと引き下ろされれば、あっという間に胸がこぼれ出ることになって、シャルの頬が赤くなった。
「ねぇ、シャル。覚えてる?一年前も、こうしてシャルの胸に触れた時のこと」
「わざわざ言わないで……」
同じことを思い出していたシャルは、熱くなった頬を押さえつつ緩く首を振る。
「シャルは、僕だけのものだよ」
うっとりとした表情でシャルの胸に触れながら、リアンが何度も深く口づける。
「ん……、リアンも私だけのもの、よ」
同じように独占欲の強い発言を返しながら、シャルはリアンの柔らかな髪を撫でた。気持ちよさそうに目を細めたリアンが、頬や首筋、鎖骨にキスを落としたあと、すでに期待に尖っていた胸の先を口に含む。
「あ……っ、ん」
思わず身体を震わせたシャルの反応を見て、リアンが嬉しそうに笑った。
「チョコも好きだけど、やっぱり僕はシャルが一番好きだな。いくらでも食べられちゃう」
「や、そこで喋らないで……っ」
唾液で濡れた場所に吐息がかかるだけで、シャルの身体は快楽を拾ってしまう。
「可愛い、シャル。今日は一日中こうやっていちゃいちゃしてようね」
「い、一日中……?」
それは体力に不安が、と思いながらも、こうしてリアンと過ごすことは嫌いではない。ちらりと回復薬を置いてある棚に目をやったのに気づいて、リアンが嬉しそうに笑う。
「食事はもう全部準備できてるし、シャルはベッドから一歩も出なくていいからね」
それとも、まずソファでする?と耳元で囁かれて、シャルは乱れた服を直しつつ、赤くなった顔を隠すようにリアンに抱きついた。
「ベッド……の方がいい、かな」
「ふふ、了解」
くすりと笑ったリアンが、シャルを軽々と抱き上げる。動いた拍子に壁に飾りつけていたオレンジ色のカボチャのガーランドがふわりと揺れるのが視界の隅に映って、シャルは思わず顔を上げた。
「あ、待って、リアン」
「ん?どうしたの」
「あの、先にリカルドとアリアにお菓子を渡しに行かなきゃ」
お世話になっている隣人夫婦とは、毎年ハロウィンにお菓子を交換するのが恒例だ。お酒好きのリカルドには、お酒入りのチョコレートを、そして甘いものが好きなアリアには、可愛いカボチャモチーフのクッキーを準備している。
特に約束はしていないけれど、こちらから持って行かなければ向こうから訪ねてくるかもしれない。さすがに、リアンとベッドの中にいる時に来られたら、気まずい。
その言葉に、リアンはにっこり笑ってシャルの唇に指を当てた。
「大丈夫、昨日のうちに渡してあるから」
「えっ」
「今日は、僕らの記念日だからね、邪魔しないでって伝えておいた」
「用意周到すぎるわ……」
目を瞬くシャルを見て、リアンは悪戯っぽく笑う。
「シャルとゆっくり過ごすために、色々と準備しておいたから」
「私の旦那様は、さすがね」
首に手を回して囁くと、抱きしめるリアンの腕が更に強くなった。
「え、すごい嬉しいんだけど。もう一回言って、シャル」
「大好きよ、リアン。私の大切な旦那様」
笑いながら耳元でそう言うと、すぐそばにあるリアンの顔が幸せそうに緩んだ。
「シャル……、大好き!」
浮かれた足取りで寝室へと向かい、そっとベッドの上に降ろされる。愛おしそうな表情で見下ろすリアンの頬に触れて引き寄せ、シャルは一度口づけをしたあとにっこりと笑って首をかしげた。
「リアン、お菓子くれないと、悪戯するわよ?」
「シャルからの悪戯なら、何だって大歓迎だよ。むしろ、どんなことしてくれるのか楽しみだな」
ワクワクとした表情で、リアンが顔中にいくつものキスを落とす。少しは焦ったリアンの顔が見られると思ったのに、嬉しそうに受け入れられてしまった。
「なんだか、リアンには一生勝てない気がするわ」
少しだけ悔しくて、拗ねたように言ってみると、リアンが笑って優しく髪を撫でた。
「僕も、シャルには一生勝てないと思うな。毎日惚れ直してる」
さらりと甘い言葉を囁かれて、シャルの顔はまた赤く染まっていく。
「私だって……同じだわ。リアンがいないと、生きていけない」
「まぁね、シャルの胃袋がっちり掴んでるから」
悪戯っぽく笑って、リアンがシャルの指輪に口づけを落とした。お互いに贈り合った揃いの指輪には、魔女が使う古い文字で、永遠を意味する言葉が彫られている。
「冷蔵庫に、カボチャのプリンを冷やしてあるから、あとで一緒に食べようね。だけど、その前にシャルを食べさせて」
その甘い囁きに、シャルも笑ってうなずいた。
「プリンはおやつに食べたいし、夜にはテラスで庭のランタンを見ながらお酒を飲みたいから、手加減はしてね?」
「なるべく努力する」
お互い額をこつりとぶつけながら、くすくすと笑い合ったあと、リアンが部屋のカーテンを閉めた。朝の日差しに満たされていた部屋が、ほんのり薄暗くなり、それは明るい部屋で肌を晒すことを恥ずかしがるシャルへの、リアンのほんの少しの気遣い。
リアンの器用な指先が、あっという間にシャルのワンピースを床に落とし、まるで見えない尻尾をぶんぶんと振り回したようなリアンが勢いよくシャルに抱きつき、二人の身体はベッドに沈んだ。
結局、プリンは夕食後のデザートになってしまったし、消耗して動けなくなったシャルは、リアンに抱きかかえてもらってテラスに移動することになったけれど。
それでも、リアンの膝の上でお互いに甘いプリンを食べさせ合うのはやっぱりとても幸せで、素敵な記念日にシャルは大満足だった。
朝起きてリビングへ行くと、きらきらとした笑顔のリアンに出迎えられた。
テーブルの上には、カボチャを使った料理が並べられているし、部屋の中もオレンジと黒で飾りつけられている。
「おはよう、リアン。いつの間にこんな準備したの?」
テーブルにつきながら、シャルは首をかしげる。昨晩、寝る前には何もなかったはずなのだけど。
「早起きして頑張っちゃった。だってハロウィンは、僕らの記念日でしょ?」
にっこりと笑うリアンを見て、シャルもうなずく。
子供のような、弟のような存在だと思っていたリアンとの関係が、明確に変わった一年前の夜のことを、シャルだってちゃんと覚えている。
「だから、今日はこれを着てね?シャル」
「えっ……」
にこにこで差し出されたのは、一年前のハロウィンの晩にシャルが着ていた黒いワンピース。丈の短いスカートに加えて胸元の露出の多いその服を着て出かけようとしたことで、リアンが大いに嫉妬したのが二人のきっかけ。
思い出のワンピースといえば聞こえはいいけれど、それを着てリアンとどんなことをしたのかを思い出してしまって、シャルの顔が熱くなる。リアンはこのワンピースがお気に入りで、事あるごとに着て欲しいとリクエストしてくるから、見るだけで身体が勝手に期待してしまう。
「ほらほら、早く着替えてきて」
ワンピースを押しつけられ、ぐいぐいと背中を押されてシャルは浴室へと向かった。リアンの希望通りワンピースに着替えて、ついでに軽く身なりを整える。
だけど、朝の明るい光の下で、こんな露出の多い服を着ていることが少し恥ずかしくもある。
「ねぇ、リアン。何か上に羽織りたいんだけど」
浴室の扉から顔をのぞかせると、待ち構えていたリアンがすぐにやってきた。
「え、必要ないよ。やっぱりシャルは、その服よく似合うなぁ。すっごく可愛い。今日は一日、その格好でいてね。……まぁ、すぐに脱がせちゃうかもしれないけど」
少し不穏なことを言うリアンに手を引かれて、シャルはリビングへと向かった。ソファに腰掛けたリアンの膝の上に座らされて、普段とは違う密着度合いに少し戸惑ってしまう。
「今日は記念日だから、たくさんシャルを甘やかそうと思って」
抱き上げたまま朝食のスープとパンを口元に運ばれて、シャルは素直に口を開けつつも困ったように笑う。
「いつも、充分に甘やかされてると思うけど」
家事全般はリアンが担当してくれているし、甘い触れ合いは毎日のことだ。
「シャルには、いつも笑ってて欲しいからね」
笑ってパンを口元に差し出されて、シャルも笑顔でそれに応える。
「ふふ、ありがとう。リアンのおかげで私、毎日幸せよ」
「僕も、シャルと一緒にいられて幸せ。これからも、よろしくね」
「もちろん」
お互いに笑い合って何度もキスをして、合間に時々食事をして。
いつもより時間をかけて食事を終えたあと、リアンが悪戯っぽい笑みを浮かべてシャルの顔をのぞき込んだ。
「さてと。それじゃあ、シャル。お菓子くれないと、悪戯しちゃうぞ?」
「え、待って、部屋にちゃんと準備してるのよ。リアンの好きなチョコ」
取りに行こうとしたシャルの身体を、リアンの腕が止める。きらきらと楽しそうな笑顔は、絶対に良からぬことを考えている顔だ。
「残念、もう時間切れ。だから、悪戯決定だね」
「えぇっ、待っ……」
くすくすと笑いながら、リアンの指先がシャルのワンピースの胸元にかかる。そのままぐいっと引き下ろされれば、あっという間に胸がこぼれ出ることになって、シャルの頬が赤くなった。
「ねぇ、シャル。覚えてる?一年前も、こうしてシャルの胸に触れた時のこと」
「わざわざ言わないで……」
同じことを思い出していたシャルは、熱くなった頬を押さえつつ緩く首を振る。
「シャルは、僕だけのものだよ」
うっとりとした表情でシャルの胸に触れながら、リアンが何度も深く口づける。
「ん……、リアンも私だけのもの、よ」
同じように独占欲の強い発言を返しながら、シャルはリアンの柔らかな髪を撫でた。気持ちよさそうに目を細めたリアンが、頬や首筋、鎖骨にキスを落としたあと、すでに期待に尖っていた胸の先を口に含む。
「あ……っ、ん」
思わず身体を震わせたシャルの反応を見て、リアンが嬉しそうに笑った。
「チョコも好きだけど、やっぱり僕はシャルが一番好きだな。いくらでも食べられちゃう」
「や、そこで喋らないで……っ」
唾液で濡れた場所に吐息がかかるだけで、シャルの身体は快楽を拾ってしまう。
「可愛い、シャル。今日は一日中こうやっていちゃいちゃしてようね」
「い、一日中……?」
それは体力に不安が、と思いながらも、こうしてリアンと過ごすことは嫌いではない。ちらりと回復薬を置いてある棚に目をやったのに気づいて、リアンが嬉しそうに笑う。
「食事はもう全部準備できてるし、シャルはベッドから一歩も出なくていいからね」
それとも、まずソファでする?と耳元で囁かれて、シャルは乱れた服を直しつつ、赤くなった顔を隠すようにリアンに抱きついた。
「ベッド……の方がいい、かな」
「ふふ、了解」
くすりと笑ったリアンが、シャルを軽々と抱き上げる。動いた拍子に壁に飾りつけていたオレンジ色のカボチャのガーランドがふわりと揺れるのが視界の隅に映って、シャルは思わず顔を上げた。
「あ、待って、リアン」
「ん?どうしたの」
「あの、先にリカルドとアリアにお菓子を渡しに行かなきゃ」
お世話になっている隣人夫婦とは、毎年ハロウィンにお菓子を交換するのが恒例だ。お酒好きのリカルドには、お酒入りのチョコレートを、そして甘いものが好きなアリアには、可愛いカボチャモチーフのクッキーを準備している。
特に約束はしていないけれど、こちらから持って行かなければ向こうから訪ねてくるかもしれない。さすがに、リアンとベッドの中にいる時に来られたら、気まずい。
その言葉に、リアンはにっこり笑ってシャルの唇に指を当てた。
「大丈夫、昨日のうちに渡してあるから」
「えっ」
「今日は、僕らの記念日だからね、邪魔しないでって伝えておいた」
「用意周到すぎるわ……」
目を瞬くシャルを見て、リアンは悪戯っぽく笑う。
「シャルとゆっくり過ごすために、色々と準備しておいたから」
「私の旦那様は、さすがね」
首に手を回して囁くと、抱きしめるリアンの腕が更に強くなった。
「え、すごい嬉しいんだけど。もう一回言って、シャル」
「大好きよ、リアン。私の大切な旦那様」
笑いながら耳元でそう言うと、すぐそばにあるリアンの顔が幸せそうに緩んだ。
「シャル……、大好き!」
浮かれた足取りで寝室へと向かい、そっとベッドの上に降ろされる。愛おしそうな表情で見下ろすリアンの頬に触れて引き寄せ、シャルは一度口づけをしたあとにっこりと笑って首をかしげた。
「リアン、お菓子くれないと、悪戯するわよ?」
「シャルからの悪戯なら、何だって大歓迎だよ。むしろ、どんなことしてくれるのか楽しみだな」
ワクワクとした表情で、リアンが顔中にいくつものキスを落とす。少しは焦ったリアンの顔が見られると思ったのに、嬉しそうに受け入れられてしまった。
「なんだか、リアンには一生勝てない気がするわ」
少しだけ悔しくて、拗ねたように言ってみると、リアンが笑って優しく髪を撫でた。
「僕も、シャルには一生勝てないと思うな。毎日惚れ直してる」
さらりと甘い言葉を囁かれて、シャルの顔はまた赤く染まっていく。
「私だって……同じだわ。リアンがいないと、生きていけない」
「まぁね、シャルの胃袋がっちり掴んでるから」
悪戯っぽく笑って、リアンがシャルの指輪に口づけを落とした。お互いに贈り合った揃いの指輪には、魔女が使う古い文字で、永遠を意味する言葉が彫られている。
「冷蔵庫に、カボチャのプリンを冷やしてあるから、あとで一緒に食べようね。だけど、その前にシャルを食べさせて」
その甘い囁きに、シャルも笑ってうなずいた。
「プリンはおやつに食べたいし、夜にはテラスで庭のランタンを見ながらお酒を飲みたいから、手加減はしてね?」
「なるべく努力する」
お互い額をこつりとぶつけながら、くすくすと笑い合ったあと、リアンが部屋のカーテンを閉めた。朝の日差しに満たされていた部屋が、ほんのり薄暗くなり、それは明るい部屋で肌を晒すことを恥ずかしがるシャルへの、リアンのほんの少しの気遣い。
リアンの器用な指先が、あっという間にシャルのワンピースを床に落とし、まるで見えない尻尾をぶんぶんと振り回したようなリアンが勢いよくシャルに抱きつき、二人の身体はベッドに沈んだ。
結局、プリンは夕食後のデザートになってしまったし、消耗して動けなくなったシャルは、リアンに抱きかかえてもらってテラスに移動することになったけれど。
それでも、リアンの膝の上でお互いに甘いプリンを食べさせ合うのはやっぱりとても幸せで、素敵な記念日にシャルは大満足だった。
21
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(1件)
あなたにおすすめの小説
『完結・R18』公爵様は異世界転移したモブ顔の私を溺愛しているそうですが、私はそれになかなか気付きませんでした。
カヨワイさつき
恋愛
「えっ?ない?!」
なんで?!
家に帰ると出し忘れたゴミのように、ビニール袋がポツンとあるだけだった。
自分の誕生日=中学生卒業後の日、母親に捨てられた私は生活の為、年齢を偽りバイトを掛け持ちしていたが……気づいたら見知らぬ場所に。
黒は尊く神に愛された色、白は"色なし"と呼ばれ忌み嫌われる色。
しかも小柄で黒髪に黒目、さらに女性である私は、皆から狙われる存在。
10人に1人いるかないかの貴重な女性。
小柄で黒い色はこの世界では、凄くモテるそうだ。
それに対して、銀色の髪に水色の目、王子様カラーなのにこの世界では忌み嫌われる色。
独特な美醜。
やたらとモテるモブ顔の私、それに気づかない私とイケメンなのに忌み嫌われている、不器用な公爵様との恋物語。
じれったい恋物語。
登場人物、割と少なめ(作者比)
【完結】異世界転移した私、なぜか全員に溺愛されています!?
きゅちゃん
恋愛
残業続きのOL・佐藤美月(22歳)が突然異世界アルカディア王国に転移。彼女が持つ稀少な「癒しの魔力」により「聖女」として迎えられる。優しく知的な宮廷魔術師アルト、粗野だが誠実な護衛騎士カイル、クールな王子レオン、最初は敵視する女騎士エリアらが、美月の純粋さと癒しの力に次々と心を奪われていく。王国の危機を救いながら、美月は想像を絶する溺愛を受けることに。果たして美月は元の世界に帰るのか、それとも新たな愛を見つけるのか――。
兄みたいな騎士団長の愛が実は重すぎでした
鳥花風星
恋愛
代々騎士団寮の寮母を務める家に生まれたレティシアは、若くして騎士団の一つである「群青の騎士団」の寮母になり、
幼少の頃から仲の良い騎士団長のアスールは、そんなレティシアを陰からずっと見守っていた。レティシアにとってアスールは兄のような存在だが、次第に兄としてだけではない思いを持ちはじめてしまう。
アスールにとってもレティシアは妹のような存在というだけではないようで……。兄としてしか思われていないと思っているアスールはレティシアへの思いを拗らせながらどんどん膨らませていく。
すれ違う恋心、アスールとライバルの心理戦。拗らせ溺愛が激しい、じれじれだけどハッピーエンドです。
☆他投稿サイトにも掲載しています。
☆番外編はアスールの同僚ノアールがメインの話になっています。
子供にしかモテない私が異世界転移したら、子連れイケメンに囲まれて逆ハーレム始まりました
もちもちのごはん
恋愛
地味で恋愛経験ゼロの29歳OL・春野こはるは、なぜか子供にだけ異常に懐かれる特異体質。ある日突然異世界に転移した彼女は、育児に手を焼くイケメンシングルファザーたちと出会う。泣き虫姫や暴れん坊、野生児たちに「おねえしゃん大好き!!」とモテモテなこはるに、彼らのパパたちも次第に惹かれはじめて……!? 逆ハーレム? ざまぁ? そんなの知らない!私はただ、子供たちと平和に暮らしたいだけなのに――!
ゆるふわな可愛い系男子の旦那様は怒らせてはいけません
下菊みこと
恋愛
年下のゆるふわ可愛い系男子な旦那様と、そんな旦那様に愛されて心を癒した奥様のイチャイチャのお話。
旦那様はちょっとだけ裏表が激しいけど愛情は本物です。
ご都合主義の短いSSで、ちょっとだけざまぁもあるかも?
小説家になろう様でも投稿しています。
『身長185cmの私が異世界転移したら、「ちっちゃくて可愛い」って言われました!? 〜女神ルミエール様の気まぐれ〜』
透子(とおるこ)
恋愛
身長185cmの女子大生・三浦ヨウコ。
「ちっちゃくて可愛い女の子に、私もなってみたい……」
そんな密かな願望を抱えながら、今日もバイト帰りにクタクタになっていた――はずが!
突然現れたテンションMAXの女神ルミエールに「今度はこの子に決〜めた☆」と宣言され、理由もなく異世界に強制転移!?
気づけば、森の中で虫に囲まれ、何もわからずパニック状態!
けれど、そこは“3メートル超えの巨人たち”が暮らす世界で――
「なんて可憐な子なんだ……!」
……え、私が“ちっちゃくて可愛い”枠!?
これは、背が高すぎて自信が持てなかった女子大生が、異世界でまさかのモテ無双(?)!?
ちょっと変わった視点で描く、逆転系・異世界ラブコメ、ここに開幕☆
今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
巨乳令嬢は男装して騎士団に入隊するけど、何故か騎士団長に目をつけられた
狭山雪菜
恋愛
ラクマ王国は昔から貴族以上の18歳から20歳までの子息に騎士団に短期入団する事を義務付けている
いつしか時の流れが次第に短期入団を終わらせれば、成人とみなされる事に変わっていった
そんなことで、我がサハラ男爵家も例外ではなく長男のマルキ・サハラも騎士団に入団する日が近づきみんな浮き立っていた
しかし、入団前日になり置き手紙ひとつ残し姿を消した長男に男爵家当主は苦悩の末、苦肉の策を家族に伝え他言無用で使用人にも箝口令を敷いた
当日入団したのは、男装した年子の妹、ハルキ・サハラだった
この作品は「小説家になろう」にも掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
シャルが可愛い年下なはずなのに、ものすごくスパダリで良い意味で予想外でした!
メリッサがすごく良い仕事をしていました(笑)
お友達ポジションの女性がいつも魅力的で素敵です!!
こちらにもありがとうございます。゚(゚´ω`゚)゚。
メリッサ、いい仕事しますよね(笑)
多分これからも色々と送りつけては楽しんでると思います(*≧∀≦*)
感想、ありがとうございました!!