元侯爵令嬢は辺境で友人と平穏に暮らしたい。

あの時削ぎ落とした欲

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4 冬

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 食べ物ならばエリスに受け取って貰えると判断した辺境伯は手始めに菓子を贈ったが、値段が高すぎるので受け取れないと断られてしまった。そして、考えた末に思い付いたのが「貰いものだが自分は飽きているのでエリスに譲る」という体で贈る方法だった。

 渡された紙袋の材質から高級な店のものだと分かったエリスだが「辺境伯が要らないのであれば」と受け取った。

「ありがとうございます、辺境伯様。この店は辺境都市の有名店でしょうか」
「ああ、そうだ。そのせいで方々が手土産にと、その店で一番高価な菓子ばかり持ってくる。流石に飽きる」
「美味しくとも、同じものばかりは飽きますものね」

 エリスが紙袋の中を少し覗くと辺境伯が解説する。

「それは王国南部でのみ収穫できる果物を用いた菓子だ。ペーストやジャムでもない、貴重な青果が使用されている」

 痛みやすい果物のため南部から辺境に青果状態で運ぶには保存魔法などでコストが掛かり過ぎ、大変高価であった。
 相槌を打ちながらもエリスは少し残念そうにする。

「……エリスの好みでは無かったか」

 辺境伯の気落ちした声にエリスが急いで否定する。

「いえ、ニナは食べられそうにないなと思っただけで、私はとても嬉しいです。一人では食べきれないので看護師の皆さんと一緒に戴きますね」

 ──くっ、やはりニナか……。ニナが喜べばエリスも喜ぶ。ニナの好みを把握しなければいけないのか。

 辺境伯は顔には出さずに落胆する。
 エリスの表情には貴族令嬢としての模範的な謝意のみが浮かんでおり、心から喜んでいるようには見えない。丁寧に礼をして医務室に戻るエリスの背中を見詰めながら辺境伯は思った。

 ──ニナ本人に聞いても素直に答えるとは思えない。兵に聞くという手もあるが、ニナを可愛がっている様子を見ると雇い主の私よりもニナの味方をして答えない可能性が高い。しかし、以前聞こえたエリスとニナの会話で「ニナは肉料理が好き」という情報は入手している。つまり肉を贈ればいいのか。干し肉は大抵安価であるし、やはり生肉か。だが、生肉など手土産に持ってくる者はいない。菓子のように譲るという形は難しい。……そもそも女性に生肉を贈るというのは……果たして正解なのか? 

 今後しばらく、辺境伯は「正しい肉の贈り方」と「意中の女性に生肉を贈るという行為の是非」について真剣に悩むこととなった。





 仕事で城に赴くことがあるリーゲルは時折その帰りにエリスを訪ねる。

「エリス様、少しお時間よろしいでしょうか」
「ええ、大丈夫ですよ」

 治療室には数名の看護師が居た為、廊下に出る。エリスは背に看護師たちの視線が刺さるのを感じた。リーゲルはただの友人だと言っても、「辺境伯だけでなく第四王子にまで好かれているなんて」と看護師たちからの嫉妬は増すばかりである。
 少し歩いた先の角で二人きりになるとリーゲルが懐からあるものを取り出す。

「歌劇のチケットを二枚頂いたのです。王都でも人気の演目らしいのですが、エリス様はご興味ありますか?」

 それは、幅広い年齢層が楽しめると評判の演目だった。看護師たちが話しているのを聞いたエリスも知っていた。

「噂は耳にしていたので気になっていました」

 リーゲルの手にしているチケットはかなり凝った華やかなデザインで、流石のエリスも少し目を輝かせてしまう。リーゲルは優しく瞳を細めてそれを差し出す。少し戸惑ったが、手にして眺めたい気持ちが勝ったエリスは受け取った。

「これは……光の当たり具合によって色が変わって、とても綺麗ですね」
「しかし、劇を観るにはそのチケットを差し出す必要があるんですよね」

 勿論それは回収される。

「観に行かずにチケットを手元に取って置きたくなります」

 チケットを胸に抱いて少女のように微笑むエリスが可愛くてリーゲルは一瞬意識が宙へ飛んだ。必死に意識を体に手繰り寄せると、妙な間を不思議に思ったエリスが小さく首を傾げてリーゲルを見詰めていた。

 ──か、可愛……。

 再び意識が遥か彼方へ向かうのを阻止して、リーゲルがどうにか口を開いた。

「……気持ちは分かりますが、劇も素晴らしいので是非エリス様に観て頂きたいですね」
「いいのですか? 中々入手できないのでは……」
「エリス様に喜んでいただけるのならば、これに勝る幸いはありません」

 その言葉に少し心臓が妙な音を立てたが、それが何かはっきりと認識できない、もしくはしたくないエリスは素直に礼を言う。

「ありがとうございます。ニナと二人で観に行きますね」
「ん?」
「え?」

 二人の間に短い沈黙が降りる。

「あ、いえ、何でもありません。楽しんできてください」
「はい、今度何か必ずお礼をしますね」
「お気になさらず……」

 エリスと別れて、医務室を後にしたリーゲルが脳内で頭を抱える。

 ──チケットを渡す前に僕と二人で行きましょうと伝えるべきだった……!

 いわゆるデートの誘いをするというのは初めてだったリーゲル。緊張して中々「二人きりで」と伝えられず、最後に言おうとしたら、エリスが二枚とも譲ってくれたのだと勘違いしてしまった。その後に「ニナではなく僕と」とは言い出すのは容易ではない。勘違いしたエリスに恥を掻かせてしまう。

 ──次は、次こそは最初から「二人きりでデートしましょう」と言うぞ……!

 と、決意するものの、いざエリスを前にすると緊張してデートに誘えない日々が続くことをリーゲルはまだ知らない。





 そんなこんなで男たちが空振りし倒している間に季節は移ろい、冬となった。
 エリスは平民となってから半年以上家事をしてきたが、これまで十数年も苦労を知らなかった手は冬の乾燥に耐えられなかった。

「痛っ……」
「エリスー大丈夫ー?」

 食器を洗ったエリスの隣でニナが眉を下げて心配する。

「大丈夫よ」

 口ではそう言っても、エリスの手はあかぎれなどで見るからに痛そうである。

「次からニナさんが食器洗う」
「気持ちだけ受け取っておくわね」
「ぶー」

 ニナはガチャガチャ音を立てて洗うので食器が欠ける。
 洗い終わった食器を拭くことは出来るので、後はニナに任せてエリスは机の薬箱から傷薬を取り出す。独特な香りのするそれを丁寧に手に塗り込む。

「なーなー、何で回復魔法使わない?」
「回復魔法で治すことはできるけど、そうすると貴族の手に戻ってしまうわ。毎冬、それを繰り返すのは魔力の無駄遣いよ。時間をかけて丈夫な手にしていかないと」
「ニナさん、エリスの白いきれいなおててが好きなのに」

 その言葉は嬉しいが、これからも平民として生きていくには繊細な手など必要ない。

「ふふ、ありがとう。でも、丈夫な手の方がいいの」




 仕事中は手袋をするようになったエリス。手袋を外した際に見える荒れた手に気付いたアルカがエリス自身で傷薬を調合して使ってはどうかと提案した。

「この地方で古くから伝わる塗り薬のレシピを教えてあげようか。私の祖母は薬師の家系出身でね。回復魔法を使える者が魔力を込めながら調合すると、普通の傷薬より自分の肌によく馴染むよ」
「それは魔法薬になりますよね? 効きすぎて手の状態が元に戻るのは避けたいんです」
「この薬は治すというより、炎症を抑えたり、痛みを和らげたりするが効果が強い。だから回復魔法並みに治るなんてことはないさ」

 薬屋で買った傷薬を使ってはいるが殆ど効果が無いと感じているエリスにとってそれは丁度良い薬かもしれなかった。

 ──見た目は少し近寄りがたいけど、アルカさんは優しい方だわ。

「回復魔法のように完全には治らないけど痛みを抑える……私に今必要なのは正にそれです! 是非教えて下さい、アルカさん」

 背筋を伸ばしてから頭を下げるエリスの瞳は真剣で、教えを乞う者としては満点の態度だ。
 エリスは働き始めた当初から治癒魔術師として優秀だったため、アルカが教えることは特になかった。始めて出来た後輩にやっと先輩らしいことをしてやれると張り切るアルカは傷薬以外の、自分が知りえる調合レシピを全て伝授しようとしてエリスを少し困らせたのだった。




 薬の調合というのは分量を少しでも間違えないようにしたり温度に気をつけたりと中々大変であったが、数回調合すればエリスは完璧にマスターした。出来上がった薬は底の浅い瓶に詰めてある。数は十五個なので、この冬は追加で調合する必要もなさそうだ。

 初めて使った時、この薬が今迄のものとは違うとエリスは感じた。塗った瞬間から痛みが引くのだ。

「アルカさん、教えて頂いた薬はすごいですね。ほら、手荒れは治っていませんが、この薬を塗れば全く痛みを感じません」

 エリスが目の前に翳した手は、以前より少しだけマシだが荒れていることには変わりない。アルカが教えた薬は本来、この手の状態で痛みが全くなくなるほど強い鎮痛効果があるものではない。

「え、全くは嘘でしょ?」
「いえ、本当です。手を洗う時など薬が落ちる時は別ですが、一度塗ると半日は痛く無いです」

 それはあまりにもおかしいとアルカは怪訝な顔になる。エリスの言葉を信じて欲しいニナが会話に参加する。

「膝打った時これ塗ったら本当に痛くなくなったぞー。エリスの薬はすごいのだ」

 誇らしげに胸を張るニナが嘘を言っているとは、アルカも思えない。

「優秀な治癒術師が作ると効果が上がるのかしらねえ。私が作った時はそこまでの効果は無かったけど」

 先輩の気を悪くしてはいけないとエリスが慌てる。

「きっと偶然、調合が奇跡的に上手くいっただけだと思います……!」

 調合の出来で効果がここまで上がることは無いと知っているアルカはその様子にクスリと笑う。

「お前さんが私より優れているのは最初から明らかさ。私に気を遣う必要はないんだ」
「そ、そんな」

 ひたすら恐縮するエリスの隣でニナはフンスと鼻息を吐いてまたもや胸を張る。

「エリスはすごいのだ。きっとこの薬は売れるはず」
「そうだね。辺境軍は副業を規制してないから、休日に市場で出店してもいいかもしれないね。それか、薬問屋に取り扱ってもらうか」
「どっちが儲かる?」
「うーん、最初は市場で売って、評判になったら薬問屋と取引が一番いいかね」

 本人そっちのけで話を進める二人に何と言って良いかわからずエリスは苦笑いするしかない。

 ──確かに痛みはなくなるけど回復魔法には及ばないから、大したものではないわ。

 しかし、この薬はエリスの予想に反して大評判となり、これを切っ掛けにひと騒動起こるのであった。
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