5 / 16
第4話 ネオンの発動
しおりを挟むーーー力も、持つ人間次第か。ーーー
日々膨らむばかりのオレの悩みの種に気づく事も無く、オスタのおっさんは今日の講義資料を手渡してきた。
「さて、今日は昨日講義したこっちの世界情勢の続きを話していくから、地図から見てくれ。」
「へーい。」
------------------------
講義の内容としては、この浮遊都市パラネラと、大陸にある三大国家を取り巻く状況について。
ひとまず三大国家は次の通り。
【アダリア正教国】
ロマーナ大陸中央部に大きな領土を持つ、世界最大の連合勢力「正教徒騎士団連合」の本部のある国。国の名前にもなっている「アダリア正教」を中心とした荘厳で厳粛な国だそうだ。
ただ、騎士団連合は各地の支部によってその様相を変え、白で統一された装備が印象的な勢力で騎士団とは銘打ってあるものの、規律であるとか博愛の精神とはほど遠い、「白い正義と暴力の集団」なんて揶揄される事もしばしば。
【法術国家ザミアス】
法術の王族と言われる一族が治める法術国家。魔法とは違う理論体系で行使されるという法術の祖と言われる一族が代々統治している大陸北部の小国。
一国の勢力としては最大規模の「ザミアス法術院 百位階」という独自の機関をもっていて、化け物みたいな法術士が文字通り百人もいるらしい。
【ルークランド共和国】
いわゆる自由貿易協定を結んだ大陸南部の都市が集まってできた商業国家。各種産業が盛んで主に製鉄業、繊維業が産業の中心。
国の名前の由来も、製鉄王と呼ばれた「ルークランド家」から取られており、現在はその子孫が首相。議会制民主主義で、より現代の世界に近い国家体制。近年、鉄鋼技術に魔法を取り入れた魔導機構の発明等で技術革新の真っただ中。
その他、アダリア正教国から先に進むと、東の小国【サツマ】。ヨウラン亭の生みの親ヒムカさんは、ここを目指して旅立ったそうだ。それと、南の果てにある小島【ユーリカ】。
【中立都市パラネラ】
ロマーナ大陸から西へ50キロ(ぐらい)。浮遊都市パラネラとの通称だが、正式名称は中立都市。
あらゆる他国間の戦争等に対して介入する事なく、中立の立場を取る。自衛の為以外は戦争をする権利を持たないらしい。自衛出来る戦力があるのかと思ったら、転移の初日に見た一個小隊を思い出した。「パラネラ神殿師団」という魔法戦闘に特化した防衛部隊らしいが、直径10キロの国とも言えない都市レベルだしね。
上記のサツマ以外の4つの都市・国家にそれぞれ1つづつ転移魔法陣があり、各法学院で転移者の対応・教育等を行っている。
------------------------
んーーーーオレも優秀な説明キャラになったもんだ。
「アダリアからサツマが独立する時の内乱が約50年程前、それから各国とも争いらしい争いもなく平和にやってきたんだが、、最近、どうも各国がキナ臭くなってきてな。」
「キナ臭い?」
「妙な動きをし始めているって事だ。」大げさな溜息をつきながら、オスタは立ち上がる。
そして腰のポケットに手を入れて金色の懐中時計を取り出し、時間を確認すると愛用の革のトランクに荷物をまとめ始めた。
「よし、レンガ。座学に関しては今日のこの講義で全て終了だ。この後は魔法術、および戦闘の実践訓練となる。気を引き締めて掛からないとルミナの時と違って怪我する事になるからな。」
「ルミナさんの事件は巻き添えだっての、、。って、あれ?おっさんどこいくの?」
「実践訓練は別の者にお願いしておってな。ワシは少しの間パラネラを離れるつもりだ。」
ガタンッ!!「おいおいっ!そんな突然どうしたっ?」思わず身を乗り出し机が倒れる。
「まあ、旧友に久々に呼ばれて遊びに来いといったところだ。」
「さっきのキナ臭い話しだな。」
「流石にこの話しの流れだと気付くか。ははっ!」
「それをオレに気づかせたのは、、、、オレに少なからず関わりがあるからか?」
「・・・そこまで自意識過剰に取っちゃいかん。」
そんな事言われたら、カッコつけた分カッコ悪いじゃないか。バカオスタ。
「旧友にたまには顔を見せろと呼ばれたのは確かでな。一緒に飲み明かそうとは言ってきてはおるが、おおよそキナ臭い話しだろうて。まあこちらも一度確認したい所もあったからちょうど良かった。」
「あーそー。」ガタガタ。せっかくの前振りを台無しにされたオレは、倒れた机を戻しながら答える。
「・・・やる気ないのう。もうすぐ実践訓練の臨時講師が来る頃じゃぞ。」
「臨時講師?なんで?」
「法学院の正規の講師では無いが、たまたまパラネラに滞在しておったので臨時で講師をお願いしてな。それにレンガの転移粒子の特性は既存の講師では不向きじゃて。」
「えー。知らない人とは仲良くできません。」
「1週間で馴染んだ転移者はお前が初めてだ、バカモン。」
「そうよ、馴染み過ぎよレンガくん。」
「うっさいハゲ。・・・ん?」
オレの横に何かが揺れている。ゴムまり?いや、この男の目を引き付けて離さない物体は、、、、、
「乳!?」
改めて見直すと、きらびやかな花の刺繍を施した真紅のブラジャー?に包まれた豊かなバスト。ブラの谷間には宝石と金細工の装飾、両腕の二の腕にも同じような金の装飾の真紅の腕輪をはめている。
「ちょ・・・」
腰から下は装飾のベルトと、鮮やかな紫の長めのゆったりとしたスカートだが、そのしなやかな肢体は隠せない。
「レンガく・・・」
あれか、ラクス・シャルキーってやつだな。ベリーダンスとかの。
露出度も高いし扇情的な衣装なのに、不思議エロスはそれほど感じないのはなぜだ。褐色で引き締まった身体が衣装にしっかりマッチしているからこそ、このクオリティなんだな。これが真っ白い肌にモチモチだったら・・・「悪かったわね。褐色で。」ドガッっ!!「ウブォッッ!!!!!?」ガタガタンッ!!
「お会いできて嬉しいわ。レンガくん。」
「・・・口に出ておったよ、レンガ・・・。」
「・・・・・はっ!?オレは一体何を?」
ラクス・シャルキー、いわゆる踊り子風の女性を茫然と見上げると、苦笑いのオスタが手を差し延ばす。その手につかまりながら立つと、その女性の身長が思ったほど高くない事に気付いた。
艶のある綺麗な黒いロングストレートの髪と程よい褐色の肌、整えられた眉と薄緑の瞳が凛としたイメージを持たせる。
「紹介しよう。彼女の名前はオフェリア、割と名の通った、、傭兵といったところかの。」
「よろしくお願いします、オフェリアさん。」もちろん視線は胸に。そして一礼。
「しめるわよ、レンガくん。」・・爽やかな笑顔が怖いよオフェリアさん。
------------------------
そんな訳で引き継ぎは無事終了し、オスタのおっさんは旅立っていった。
早速実践訓練という事で、法学院地下の訓練場に移動するのだが、目の前のオフェリアさんの恰好が周りの視線を集めまくっていて非常に居心地が悪い。。本人いわく「今日は初日だから張り切ってきたのよん。」との事。
「どの方向に張り切ってんだよ・・・。」
「ぶつくさ言わないの、レンガくん。ほら、着いたわよ。」
「ん・・。おおっっ!!!広い!!」
広がっていたのは地下とは思えない大空間。天井高はゆうに10mは超えており、奥行きたるやサッカーコートが7から8面は入りそうな勢いだ。そんな広さの訓練場に、いくつかのグループに分かれて魔法の発動訓練や、実践形式で演習を行っている姿が見える。
そんないわゆる一般研究生レベルの実践訓練の真っ最中に、派手な踊り子とウワサの転移者【万年研究生】が訓練場のど真ん中まで歩いて行く。場違い感がハンパない・・。
「じゃあ早速だけど、例の転移粒子を見せて貰える?」
「え?ああ、どうだっけな・・。確か両手を突き出して、、、んんっっ!!」
儚げな紫の蛍サイズの光が手からフワッと一粒舞う。
・・・ププッ!!クスクスッ!!・・・笑っちゃ悪いよ・・・ククッ!周りから失笑が聞こえる。
いや結局笑ってんじゃん、最後のヤツ。まあ笑うよな。
「それで全力なの?レンガくん。」妖艶なしぐさで腕組みをして首をかしげる。生唾を飲む音が・・。
「ああ、、、。」
突然、近寄ってきたオフェリアさんがオレのお腹の前に手をかざしたと思ったら、目つきが変わった!
「炎よ猛り狂え!」 「おいっ!!!?」
一瞬目の前が赤く光ったと思ったら、次の瞬間には至近距離で大爆発。激しい衝撃が身体の中心を貫いて、その勢いはエビの様にくの字に曲がった身体を吹き飛ばした。「いやぁぁっっ!」辺りの生徒たちから悲鳴があがる。
「うぐっっ!!!」数秒滞空ののち地面に激突、ゴロゴロと数メートル転がってようやく止まる。
「どう、生きてるん?レンガくん。」
これ以上無いくらい満面の笑みで聞いてくるオフェリアさんに、あまりに理不尽な行動との矛盾を感じて怒りがこみ上げる。
「何してくれてんだっ!あの爆発で死んでたらどうすんだよっ!!!」・・・ん?
・・・んん?
「そうだね。レンガくん、生きてるね。」相変わらず満面の笑みだ。
「どういう、、こと、、だ?」
「レンガくんね、魔法が発動する瞬間にネオンを発生させて防いだのよん。」
「オレが?ネオンを?」
「正確には、瞬間的にネオンを発生させて爆発の炎や熱量を少しだけ転移して方向を変えた・・・弾いたっていう方が正しいかもね。まだネオンの量が少なくて衝撃のベクトルはコントロールできなかったみたい。」
そういわれて左を見るとへたり込んでいる生徒の横を真っ黒な焦げ跡が数メートルに渡って残っていた。良かった、、人的被害が出てない事が救いだ。
「なんちゅう荒療治を・・・。」
「まあ、結果オーライ。臨時講師なんてこんなもんよ、レンガくん。」「本人がソレを言うか。」
「でもさっきので何となく原因が分かったわ。レンガくん、ネオンを生み出す?時ってどんなイメージでやってるの?」
「どんなイメージって、、、蛇口を全力で開くイメージ?固くて錆びついてるけど。」
「なるほどね。じゃあ今度はこんなイメージでしてみて・・・・・・」
・・・・・さっきの爆発とか、いったい何やってんのあの二人?・・・・・
・・・・・しかもあれ直撃したら即死クラスの魔法だったろ?いや、マジだって・・・・
もう他の一般研究生も、その講師陣も気が気ではない。あわやレンガの弾いた炎を食らいかけた研究生のチームはすでに訓練場から姿を消していた。講師陣の中には、臨時講師としてある日突然登録されたオフィリアに対して、良くない感情を持つものもおり、訓練場に一触即発の空気が漂い始める中、、、
ヴォォン!という低い振動音とともに、レンガの身体全体から紫色の転移粒子、ネオンが放たれる。さながら紫色の炎を纏った様な姿に見え、一時のあと消えた。
・・・・・・「「「おおおおおおお!」」」訓練場がざわつく。・・・・・・
「出たっ!!このイメージか!」
「そうね、あとはこのイメージを持続・拡大する様にトレーニングする事ね。」
ニコっと笑ったオフィリアさんの右人差し指がこっちに向いてる。なんかヤバイ。
「スーキーありっ!」指先から拳大(こぶしだい)の火球が放たれる、もちろんオレに向かって。
「隙ないっ!!!」解放したネオンを右手前に集中!火球をいなす様に、、、弾くっ!
パァンと軽い破裂音と共に火球が上に弾かれ、そのまま中空で消滅した。
「やぁーーーーやるじゃない!!!レンガくん!」
オフィリアさんは走ってきてオレをぺシぺシと叩きながら賞賛する。どうせ賞賛するならその無駄に大きな安らぎの双丘で包み込んでほしい。
「はーーホントに容赦無いスパルタ教育だな。初日からこんなに飛ばすの?」
「やだわ、レンガくん。ようやくネオンを自由に出せる様になった今が訓練開始よ?ここからネオンを組み込みながらの実践訓練、そのあとは基礎剣術、基礎体術、までが初日のメニューよ。」
・・・・・オレ、傭兵にでもなるんですかね?
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる
街風
ファンタジー
「お前を追放する!」
ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。
しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
無能認定され王宮から追放された俺、実は竜の言葉が話せたのでSSS級最凶竜種に懐かれ、気がついたら【竜人王】になってました。
霞杏檎
ファンタジー
田舎の村から上京して王宮兵士となって1年半……
まだまだ新人だったレイクは自身がスキルもろくに発動できない『無能力者』だと周りから虐げられる日々を送っていた。
そんなある日、『スキルが発動しない無能はこの王宮から出て行け』と自身が働いていたイブニクル王国の王宮から解雇・追放されてしまった。
そして挙げ句の果てには、道中の森でゴブリンに襲われる程の不遇様。
だが、レイクの不運はまだ続く……なんと世界を破壊する力を持つ最強の竜種"破滅古竜"と出会ってしまったのである!!
しかし、絶体絶命の状況下で不意に出た言葉がレイクの運命を大きく変えた。
ーーそれは《竜族語》
レイクが竜族語を話せると知った破滅古竜はレイクと友達になりたいと諭され、友達の印としてレイクに自身の持つ魔力とスキルを与える代わりにレイクの心臓を奪ってしまう。
こうしてレイクは"ヴィルヘリア"と名乗り美少女の姿へと変えた破滅古竜の眷属となったが、与えられた膨大なスキルの量に力を使いこなせずにいた。
それを見たヴィルヘリアは格好がつかないと自身が師匠代わりとなり、旅をしながらレイクを鍛え上げること決める。
一方で、破滅古竜の悪知恵に引っかかったイブニクル王国では国存続の危機が迫り始めていた……
これは"無能"と虐げられた主人公レイクと最強竜種ヴィルヘリアの師弟コンビによる竜種を統べ、レイクが『竜人王』になるまでを描いた物語である。
※30話程で完結します。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
パワハラで会社を辞めた俺、スキル【万能造船】で自由な船旅に出る~現代知識とチート船で水上交易してたら、いつの間にか国家予算レベルの大金を稼い
☆ほしい
ファンタジー
過労とパワハラで心身ともに限界だった俺、佐伯湊(さえきみなと)は、ある日異世界に転移してしまった。神様から与えられたのは【万能造船】というユニークスキル。それは、設計図さえあれば、どんな船でも素材を消費して作り出せるという能力だった。
「もう誰にも縛られない、自由な生活を送るんだ」
そう決意した俺は、手始めに小さな川舟を作り、水上での生活をスタートさせる。前世の知識を活かして、この世界にはない調味料や保存食、便利な日用品を自作して港町で売ってみると、これがまさかの大当たり。
スキルで船をどんどん豪華客船並みに拡張し、快適な船上生活を送りながら、行く先々の港町で特産品を仕入れては別の町で売る。そんな気ままな水上交易を続けているうちに、俺の資産はいつの間にか小国の国家予算を軽く超えていた。
これは、社畜だった俺が、チートな船でのんびりスローライフを送りながら、世界一の商人になるまでの物語。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる