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第一章: セカンドライフ始め!
第一話
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気持ちいい。
それが最後に感じた感覚だ。
なぜそう思ったのかは分からない。
でも、ただただ気持ちよかった。
それよりここはどこだ?
さっきまで自分の部屋で何かを見てたと思うんだが。
記憶が少し曖昧だな。
それにしても変な場所だな、ここは。
どこかのドーム球場そっくりだ。違うとこを挙げるとしたら、客席と芝生がないとこくらいか。
そんなことを考えていると、不思議なことが起きた。
俺の周りに見知らぬ人がぽっと現れたのだ。
それも一人じゃなく、それは何十、何百人と増えていった。
何かのイベントでもあるのか、と言わんばかりにドームは満員になった。
現れた人たちもまた不思議だった。
泣く人、笑う人、きょとんとした人。しかも人種がごちゃ混ぜだった。
ここは日本じゃないのか?
俺もきょとんとしていると、急にどこからか声がした。
『えー、皆さま。ようこそヨードへ!準備が整いましたので、どうぞ各出口から退出してください。詳しくは係の者にお尋ねください』
ヨード?なんだそれ。
新しいレジャー施設か何かか?
いや、待てよ。これって今流行りの異世界に飛ばされるやつじゃないか?
急に見知らぬ場所で目覚めるのって異世界以外にないだろ。
俺と同じで出口に向かう人もいたが、泣き崩れて身動きが取れない人もたくさんいた。
何がそんなに悲しいのだろうか?ここは異世界かもしれないんだぞ。
もっとワクワクするべきだろ。
ドーム会場から出ると、そこはまだ外じゃなかった。
そこには遊園地のチケットブースみたいなのがズラーっと並んでいた。
どんだけあるんだ、と言うかどんだけ人がいるんだ。
皆異世界に飛ばされたのか?だとしたら特別感が薄れるな。
『皆さま一列にお並びになってください』
言われた通りに並んで待っていると、俺の順番が回ってきた。
『564番ブースへどうぞ』
まんま遊園地にあるチケットブースだな。
ブース側とはガラスで隔てられていて、真ん中に声が聞こえるように小さな穴がいくつも開いていた。
「ようこそ、ヨードへ!」
ガラス越しから聞こえた声の主を見ると、こりゃまた仰天。
驚くほど俺のタイプじゃないか!
金糸のような美しい金髪。
パッチリ二重に蒼い瞳。
そして何より制服越しからでも分かる巨乳の持ち主。
「天使か……」
「はい、天使です!」
ぼそっと呟いたのが聞こえたのか。
うん?でも天使ですって言っちゃったよ、この娘。
天然か何かか?
まあ、可愛いからいいか。
「カンダ・ハジメ様ですね。少々お待ちくださいね」
そういうと、美人天使はパソコンっぽいものをカチカチとし始めた。
異世界にもパソコンがあるのか。
何かをタイプし、プリントし終えるとそれを俺に渡した。
何だこれ?
『名前:カンダ ハジメ 35才
死亡時刻 : 2:37:20
死因:テクノブレイク』
「それを持ってあちらへ行ってください」
彼女が指した先にあったのは、これもまた見たことのある形をしていた。
空港にある金属探知機そっくりだ。
ふーん、死亡時刻ね。
それにテクノブレイクが死因って。
俺がスゴイ変態みたいじゃないか。
っていやいや、ちょっと待て。
テクノブレイク。
それは自慰行為のしすぎで死ぬこと。
そんなもん、迷信だと思ってた。
いやいや、そこじゃないだろ俺。
『死亡時刻』、そして『死因』。
突っ込むべきはそこだ。
異世界に飛ぶときって死なないとダメだったか?
困惑してる俺を見て、金髪の可愛い子がこう言った。
「どうしましたか?」
「こ…ここって異世界ですよね?」
頭の中がグチャグチャだったが、何とか聞くことができた。
「いいえ、ここは死後の世界です♪」
それが最後に感じた感覚だ。
なぜそう思ったのかは分からない。
でも、ただただ気持ちよかった。
それよりここはどこだ?
さっきまで自分の部屋で何かを見てたと思うんだが。
記憶が少し曖昧だな。
それにしても変な場所だな、ここは。
どこかのドーム球場そっくりだ。違うとこを挙げるとしたら、客席と芝生がないとこくらいか。
そんなことを考えていると、不思議なことが起きた。
俺の周りに見知らぬ人がぽっと現れたのだ。
それも一人じゃなく、それは何十、何百人と増えていった。
何かのイベントでもあるのか、と言わんばかりにドームは満員になった。
現れた人たちもまた不思議だった。
泣く人、笑う人、きょとんとした人。しかも人種がごちゃ混ぜだった。
ここは日本じゃないのか?
俺もきょとんとしていると、急にどこからか声がした。
『えー、皆さま。ようこそヨードへ!準備が整いましたので、どうぞ各出口から退出してください。詳しくは係の者にお尋ねください』
ヨード?なんだそれ。
新しいレジャー施設か何かか?
いや、待てよ。これって今流行りの異世界に飛ばされるやつじゃないか?
急に見知らぬ場所で目覚めるのって異世界以外にないだろ。
俺と同じで出口に向かう人もいたが、泣き崩れて身動きが取れない人もたくさんいた。
何がそんなに悲しいのだろうか?ここは異世界かもしれないんだぞ。
もっとワクワクするべきだろ。
ドーム会場から出ると、そこはまだ外じゃなかった。
そこには遊園地のチケットブースみたいなのがズラーっと並んでいた。
どんだけあるんだ、と言うかどんだけ人がいるんだ。
皆異世界に飛ばされたのか?だとしたら特別感が薄れるな。
『皆さま一列にお並びになってください』
言われた通りに並んで待っていると、俺の順番が回ってきた。
『564番ブースへどうぞ』
まんま遊園地にあるチケットブースだな。
ブース側とはガラスで隔てられていて、真ん中に声が聞こえるように小さな穴がいくつも開いていた。
「ようこそ、ヨードへ!」
ガラス越しから聞こえた声の主を見ると、こりゃまた仰天。
驚くほど俺のタイプじゃないか!
金糸のような美しい金髪。
パッチリ二重に蒼い瞳。
そして何より制服越しからでも分かる巨乳の持ち主。
「天使か……」
「はい、天使です!」
ぼそっと呟いたのが聞こえたのか。
うん?でも天使ですって言っちゃったよ、この娘。
天然か何かか?
まあ、可愛いからいいか。
「カンダ・ハジメ様ですね。少々お待ちくださいね」
そういうと、美人天使はパソコンっぽいものをカチカチとし始めた。
異世界にもパソコンがあるのか。
何かをタイプし、プリントし終えるとそれを俺に渡した。
何だこれ?
『名前:カンダ ハジメ 35才
死亡時刻 : 2:37:20
死因:テクノブレイク』
「それを持ってあちらへ行ってください」
彼女が指した先にあったのは、これもまた見たことのある形をしていた。
空港にある金属探知機そっくりだ。
ふーん、死亡時刻ね。
それにテクノブレイクが死因って。
俺がスゴイ変態みたいじゃないか。
っていやいや、ちょっと待て。
テクノブレイク。
それは自慰行為のしすぎで死ぬこと。
そんなもん、迷信だと思ってた。
いやいや、そこじゃないだろ俺。
『死亡時刻』、そして『死因』。
突っ込むべきはそこだ。
異世界に飛ぶときって死なないとダメだったか?
困惑してる俺を見て、金髪の可愛い子がこう言った。
「どうしましたか?」
「こ…ここって異世界ですよね?」
頭の中がグチャグチャだったが、何とか聞くことができた。
「いいえ、ここは死後の世界です♪」
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