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第七章: ロスト・イン・ライトニング
第十話
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コイツ、俺ではなく、端から後ろにいたキルティを狙ってたんだ。キルティは負傷中で動くことなんて出来ない。俺たちが向かっても間に合いやしない。
「俺を舐めるな」
キルティは腕をかざしながら言い、その腕を振り下ろした。
ドガアアアァァンンン!!!!!
開いた天井から、落雷がコンスタンティンを直撃した。雷は落ち、その場を丸焦げにし、激しい煙を作った。この攻撃を食らって、流石に無傷ではいられないだろう。
「お前こそ舐めんじゃねえよ‥‥‥」
煙幕の中から、ドスの効いた声が聞こえて来た。
何で?という疑問の言葉が最初に浮かんだ。何でまだ生きてるんだ、コイツは。何でまだ立ってるんだよ。
「さすがに効いたぜ、今のは。けどよ、コイツのお陰で助かったぜ」
コンスタンティンは自分の武器である、身丈以上ある十字架を触っていた。
まさかとは思ったが、この怪物がまだ生きてる理由が分かったかもしれない。
あの十字架がアースの役割をしたんだ。キルティの電撃を直で食らっていたら倒せたかもしれないが、鉄製の十字架を通して、電気を流し、感電を最小限に抑えたんだろう。その証拠に、コンスタンティンは無傷じゃない。
「じゃあな、神の子」
やめろ。やめろ。やめろ。やめてくれ。やめろおおおおお!!!!!
俺の叫びは声に出ていなかった。そんな余裕はなかったからだ。無心で走り、他の皆んなもキルティの方へ向かっていた。
ドスン。
その音がした後、暫く沈黙が続いたように思えた。長くて無音の世界。でも、周りの人の口は動いている。泣いてる人もいる。何を言ってるんだろう。俺は何も考えれない。頭が真っ白で、とても軽い。このまま、風船みたいに宙に浮けるんじゃないか、という程だ。
「ハ‥‥‥ハジ‥‥‥ハジメ‥‥‥ハジメ!!!」
聞き覚えのある声がする。誰かが俺を呼んでいる。白い世界は少しずつ、色を取り戻していった。ぼんやりしていた顔が、段々と見覚えのある顔へと変わっていった。
「‥‥‥カンナ」
「しっかりしなさい!」
パチン。軽かった頭に重みが戻ってくる。左頬が痛く、ヒリヒリする。ビンタをされたみたいだ。
「ありがとう、カンナ」
正直、まだ完全に元に戻った訳ではないが、周囲を認識出来るまでにはなった。
一番に目に入ったのは、消えかけている金髪の少年だった。胸に正方形の穴が空いている。何でこんな姿に、何でこの少年が‥‥‥
鳩尾辺りがムカムカする。何だろう、この感覚は。今なら十字架男を倒せる気がする。あの少年を殺した男を、俺が殺すんだ。
「ハジメ‥‥‥?」
何も聞こえない。俺は何も考えずに、前にいる標的だけを見ていた。剣を振りかざし、何回も斬った。相手の攻撃も受けたのかもしれない。でも、何も感じなかった。
敵はこんなに弱かっただろうか?手応えが全くない。こんな奴に殺されたのか。あの少年は、、、キルティは‥‥‥!
死ね死ね死ね死ね死ね死ねえええええ!!!!
斬っても斬っても物足りない。二本の剣を使っても、足りない。相手はどんな顔をしているだろうか。いや、そんなことはどうでもいい。叩きのめす。ただそれだけだ。
目の前の男は寝ていた。何こんなとこで寝てんだ。さっさと起きろよ、この野郎。剣を振り、起こそうとした瞬間、大男の周りに純白色の壁が出来た。その壁は男を囲み、最後に蓋がされた。誰だ、俺の邪魔をするのは。
『そこまでです。コンスタンティンさん、今回の仕事はここまでです。お疲れさまです。でも、驚きましたよ。あの勇者が闇に目覚めるとは。では、またどこかで会いましょう』
声が切れた瞬間、騒音と共に壁が無くなり、男もまた、居なくなっていた。
急な眠気が襲って来た。でも、まだ終わっちゃいない。俺は金髪の少年に近付いた。下半身はほぼ消えているが、息はまだある。
「すまない、俺のせいで」
何の話をしているんだろう。キルティが話すたびに、胸がざわざわする。
「弟妹たちを頼んだ。少しの間だったが、楽しかったぞ、ハジメ」
何言ってんだよ、キルティ。お前が守れよ。いや、一緒に守ろうぜ。
身体は塵になり、最後の言葉を言い終えた後、顔も塵になり、キルティは消えた。
俺も楽しかったぞ‥‥‥
キルティが居なくなった直後、ぷつんと糸が切れたように、目の前が真っ暗になった。
「俺を舐めるな」
キルティは腕をかざしながら言い、その腕を振り下ろした。
ドガアアアァァンンン!!!!!
開いた天井から、落雷がコンスタンティンを直撃した。雷は落ち、その場を丸焦げにし、激しい煙を作った。この攻撃を食らって、流石に無傷ではいられないだろう。
「お前こそ舐めんじゃねえよ‥‥‥」
煙幕の中から、ドスの効いた声が聞こえて来た。
何で?という疑問の言葉が最初に浮かんだ。何でまだ生きてるんだ、コイツは。何でまだ立ってるんだよ。
「さすがに効いたぜ、今のは。けどよ、コイツのお陰で助かったぜ」
コンスタンティンは自分の武器である、身丈以上ある十字架を触っていた。
まさかとは思ったが、この怪物がまだ生きてる理由が分かったかもしれない。
あの十字架がアースの役割をしたんだ。キルティの電撃を直で食らっていたら倒せたかもしれないが、鉄製の十字架を通して、電気を流し、感電を最小限に抑えたんだろう。その証拠に、コンスタンティンは無傷じゃない。
「じゃあな、神の子」
やめろ。やめろ。やめろ。やめてくれ。やめろおおおおお!!!!!
俺の叫びは声に出ていなかった。そんな余裕はなかったからだ。無心で走り、他の皆んなもキルティの方へ向かっていた。
ドスン。
その音がした後、暫く沈黙が続いたように思えた。長くて無音の世界。でも、周りの人の口は動いている。泣いてる人もいる。何を言ってるんだろう。俺は何も考えれない。頭が真っ白で、とても軽い。このまま、風船みたいに宙に浮けるんじゃないか、という程だ。
「ハ‥‥‥ハジ‥‥‥ハジメ‥‥‥ハジメ!!!」
聞き覚えのある声がする。誰かが俺を呼んでいる。白い世界は少しずつ、色を取り戻していった。ぼんやりしていた顔が、段々と見覚えのある顔へと変わっていった。
「‥‥‥カンナ」
「しっかりしなさい!」
パチン。軽かった頭に重みが戻ってくる。左頬が痛く、ヒリヒリする。ビンタをされたみたいだ。
「ありがとう、カンナ」
正直、まだ完全に元に戻った訳ではないが、周囲を認識出来るまでにはなった。
一番に目に入ったのは、消えかけている金髪の少年だった。胸に正方形の穴が空いている。何でこんな姿に、何でこの少年が‥‥‥
鳩尾辺りがムカムカする。何だろう、この感覚は。今なら十字架男を倒せる気がする。あの少年を殺した男を、俺が殺すんだ。
「ハジメ‥‥‥?」
何も聞こえない。俺は何も考えずに、前にいる標的だけを見ていた。剣を振りかざし、何回も斬った。相手の攻撃も受けたのかもしれない。でも、何も感じなかった。
敵はこんなに弱かっただろうか?手応えが全くない。こんな奴に殺されたのか。あの少年は、、、キルティは‥‥‥!
死ね死ね死ね死ね死ね死ねえええええ!!!!
斬っても斬っても物足りない。二本の剣を使っても、足りない。相手はどんな顔をしているだろうか。いや、そんなことはどうでもいい。叩きのめす。ただそれだけだ。
目の前の男は寝ていた。何こんなとこで寝てんだ。さっさと起きろよ、この野郎。剣を振り、起こそうとした瞬間、大男の周りに純白色の壁が出来た。その壁は男を囲み、最後に蓋がされた。誰だ、俺の邪魔をするのは。
『そこまでです。コンスタンティンさん、今回の仕事はここまでです。お疲れさまです。でも、驚きましたよ。あの勇者が闇に目覚めるとは。では、またどこかで会いましょう』
声が切れた瞬間、騒音と共に壁が無くなり、男もまた、居なくなっていた。
急な眠気が襲って来た。でも、まだ終わっちゃいない。俺は金髪の少年に近付いた。下半身はほぼ消えているが、息はまだある。
「すまない、俺のせいで」
何の話をしているんだろう。キルティが話すたびに、胸がざわざわする。
「弟妹たちを頼んだ。少しの間だったが、楽しかったぞ、ハジメ」
何言ってんだよ、キルティ。お前が守れよ。いや、一緒に守ろうぜ。
身体は塵になり、最後の言葉を言い終えた後、顔も塵になり、キルティは消えた。
俺も楽しかったぞ‥‥‥
キルティが居なくなった直後、ぷつんと糸が切れたように、目の前が真っ暗になった。
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