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第一章
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今日は寮に引っ越し。
王族と公爵家は最上階で一人部屋だけど、侯爵・伯爵家は二人部屋、下位貴族は四人部屋と、1人に慣れている人達には大変そうな部屋割りだから、ターゲットは四人部屋ね。
さて、ゲームのおさらいでもしましょうか。
ダイアクロス、スピネル、セレスタイト、カルサイトの4つの国の貴族令嬢・令息達は、15歳になるとこの学園に通う事が義務づけられている。
この内、魔法を使えるのはスピネルとセレスタイトの人達で、ダイアクロスとカルサイトに住む人達が魔力を発現する可能性は10%未満。
我がコーラルバイン公爵家では、兄妹全員が発現しているけどね。私のものは魔法と言っていいのか謎だけど。
各国でまとめると。
ダイアクロス
レオンハルト王太子(お花畑)
ラインハルト第二王子(ビビり)
マクシミリアン・カイヤ(オネエ)
悪役令嬢
ローナ(お母ちゃん)
ノーマ(娘)
セレスタイト
リオン王太子(火・風属性魔法を操る)
※ナタリア義姉様の弟
悪役令嬢
メラニー・アゲット侯爵令嬢
※リオンに片思い中
スピネル
攻略対象
ショーン王太子(水、風属性の魔法を操る)
悪役令嬢
ヨランダ王女
※ショーンの姉(4年)で極度のブラコン
カルサイト
攻略対象なし
※王太子の妹、マリアンヌ・カルサイト第二王女殿下が2年生に在籍中。
ヒロイン
ニーナ・ジルコン男爵令嬢
※婚約者あり。
※転生者ではない。
悪役令嬢なし
モブ令嬢
タバサ・スミソ子爵令嬢
※転生者。
※敵。
タバサの前世は漫画家。
拗らせた内容が多く、今回も引っ掻き回したいと思っているのと、自分が攻略対象に愛されるように仕向けるよう計画中。
寮に入る前に結界を張ったし、この学園では許可された場所以外の魔法はアクティブ・パッシブ共に禁止されているし、私の結界も掛けてあるから抜け道はない。その為に一番に入寮したのよ。
タバサの同行は、記憶が戻った12歳の頃から追ってるから大体分かるけど、友人同士を仲違いさせたり、婚約者のいる人に嘘を吹き込んで婚約破棄させたり。
分かりやすい悪役だから、すぐにでも何とかしたいと思ったのだけど・・・彼女の後ろに誰かいる感じがするのよね。
人ではないから何か、かしら。
私から隠れる事ができる存在なんていない筈だけど、パパが言っていた女なら、精神体になっている可能性もある。精神体は多すぎる程いるから、それを隠れ蓑にしている可能性はあるわね。
「白銀、散歩はやめて戻って来て」
呼ぶと同時に戻ってきた白銀は何故かびしょ濡れで、私は思わず後ずさったわ。
「主さんひどないか?ちょっとここの精霊と遊んで来ただけやのに、なんで逃げんねん!」
「びしょ濡れじゃない!」
「ほんまや!主さん乾かしてーな」
「仕方ないわね・・・」
指先をピッとすると、白銀の髪と服は綺麗に乾いた。
私が使うのは魔法ではないから、制限は一切ないの。
さて、白銀はちゃんと仕事をしてきたのかしら。
王族と公爵家は最上階で一人部屋だけど、侯爵・伯爵家は二人部屋、下位貴族は四人部屋と、1人に慣れている人達には大変そうな部屋割りだから、ターゲットは四人部屋ね。
さて、ゲームのおさらいでもしましょうか。
ダイアクロス、スピネル、セレスタイト、カルサイトの4つの国の貴族令嬢・令息達は、15歳になるとこの学園に通う事が義務づけられている。
この内、魔法を使えるのはスピネルとセレスタイトの人達で、ダイアクロスとカルサイトに住む人達が魔力を発現する可能性は10%未満。
我がコーラルバイン公爵家では、兄妹全員が発現しているけどね。私のものは魔法と言っていいのか謎だけど。
各国でまとめると。
ダイアクロス
レオンハルト王太子(お花畑)
ラインハルト第二王子(ビビり)
マクシミリアン・カイヤ(オネエ)
悪役令嬢
ローナ(お母ちゃん)
ノーマ(娘)
セレスタイト
リオン王太子(火・風属性魔法を操る)
※ナタリア義姉様の弟
悪役令嬢
メラニー・アゲット侯爵令嬢
※リオンに片思い中
スピネル
攻略対象
ショーン王太子(水、風属性の魔法を操る)
悪役令嬢
ヨランダ王女
※ショーンの姉(4年)で極度のブラコン
カルサイト
攻略対象なし
※王太子の妹、マリアンヌ・カルサイト第二王女殿下が2年生に在籍中。
ヒロイン
ニーナ・ジルコン男爵令嬢
※婚約者あり。
※転生者ではない。
悪役令嬢なし
モブ令嬢
タバサ・スミソ子爵令嬢
※転生者。
※敵。
タバサの前世は漫画家。
拗らせた内容が多く、今回も引っ掻き回したいと思っているのと、自分が攻略対象に愛されるように仕向けるよう計画中。
寮に入る前に結界を張ったし、この学園では許可された場所以外の魔法はアクティブ・パッシブ共に禁止されているし、私の結界も掛けてあるから抜け道はない。その為に一番に入寮したのよ。
タバサの同行は、記憶が戻った12歳の頃から追ってるから大体分かるけど、友人同士を仲違いさせたり、婚約者のいる人に嘘を吹き込んで婚約破棄させたり。
分かりやすい悪役だから、すぐにでも何とかしたいと思ったのだけど・・・彼女の後ろに誰かいる感じがするのよね。
人ではないから何か、かしら。
私から隠れる事ができる存在なんていない筈だけど、パパが言っていた女なら、精神体になっている可能性もある。精神体は多すぎる程いるから、それを隠れ蓑にしている可能性はあるわね。
「白銀、散歩はやめて戻って来て」
呼ぶと同時に戻ってきた白銀は何故かびしょ濡れで、私は思わず後ずさったわ。
「主さんひどないか?ちょっとここの精霊と遊んで来ただけやのに、なんで逃げんねん!」
「びしょ濡れじゃない!」
「ほんまや!主さん乾かしてーな」
「仕方ないわね・・・」
指先をピッとすると、白銀の髪と服は綺麗に乾いた。
私が使うのは魔法ではないから、制限は一切ないの。
さて、白銀はちゃんと仕事をしてきたのかしら。
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