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第一章
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「お断り致します」
「えっ」
ダメかな?と言いつつ、王子である自分の願いを断る筈がないといった感じの第二王子に、私は薄く微笑んでから口を開いた。
「守りあい、支え合い、時にはライバルにもなるのが友人というものですわ。第二王子殿下の仰っているのは友人ではなく護衛でしょう?私達は女ですので男性の力には負けてしまいますし、お役に立てそうにはありませんので失礼致します」
唖然とする第二王子にカーテシーをして、私はその場を立ち去った。
第二王子が追いかけてくる様子はなく、他の人に頼るのか考え方を変えるのかを覗こうかと思ったけれど、本人の態度で分かる事だからとやめておく。
成長するか後退するか、どちらに転ぶのか少し楽しみだと思いながら学園までの道を歩く。
「さすがね、アリスティア・コーラルバイン公爵令嬢さん」
「ヨランダ・スピネル王女殿下、ごきげんよう」
カーテシーをして頭を下げる。
スピネルでは王族の顔を見てはいけないというめんどくさーい決まりがあるの。
ここは学園だけど、初日だから一応ね。
「ここは学園よ。全ての生徒は平等なのだから顔をおあげなさい」
「ありがとうございます」
ニコリと微笑んで顔をあげる。
この人は色んな意味で危険だから私は関わりたくないのだけど、視察の案内役をした時からまとわりつかれているのよね。
「それで、ショーンとの婚約の事は考えて下さったのかしら?」
「私の一存ではなんとも・・・父は学園を卒業するまでに決めようとは言っておりましたわ」
「そんな悠長な事を言っていたらセレスタイトに取られてしまいそうなのよね・・・まぁいいわ。あなたと私は部屋も隣ですし、1年間しっかりと話し合いましょうね」
「ショーン王太子殿下のお気持ちもありますし、ヨランダ王女殿下が先走ってはお困りになりますわよ」
私の気持ちもね、とは言えないけれど、ちゃんと伝えておかないとこの方は地の果てまでも追ってきて結婚を迫るのよ・・・。
「ま、それはそうですわね。ですが、あなたが第一候補である事は変わりないから心構えはしておいてね。では、わたくしはこれで失礼するわ」
「はい、それでは私も失礼致します」
寮の方へと戻って行くヨランダ王女を見送り、私は学園まで歩いた。
10分程の道程でややこしい人に2人も会うなんて最悪だわと思いながら、精神体をチェックしていく。
パパから聞いた女に創造主である事を感知できないようにはしているけれど、この数は異様すぎる。
何かを探しているような、いえ誰かね。
ここまでに見た精神体の数は121体、この執拗さは誰か憎んでいる人でもいるのかしら。
パパに詳しく聞けば良かったけれど、眠るお母さんに見とれて役に立たないのよね・・・他に誰か詳しい人はいないの?
白銀に聞いてみるしかないわね。
理から外れた人達には、きちんと戻ってもらわないといけないから。
「えっ」
ダメかな?と言いつつ、王子である自分の願いを断る筈がないといった感じの第二王子に、私は薄く微笑んでから口を開いた。
「守りあい、支え合い、時にはライバルにもなるのが友人というものですわ。第二王子殿下の仰っているのは友人ではなく護衛でしょう?私達は女ですので男性の力には負けてしまいますし、お役に立てそうにはありませんので失礼致します」
唖然とする第二王子にカーテシーをして、私はその場を立ち去った。
第二王子が追いかけてくる様子はなく、他の人に頼るのか考え方を変えるのかを覗こうかと思ったけれど、本人の態度で分かる事だからとやめておく。
成長するか後退するか、どちらに転ぶのか少し楽しみだと思いながら学園までの道を歩く。
「さすがね、アリスティア・コーラルバイン公爵令嬢さん」
「ヨランダ・スピネル王女殿下、ごきげんよう」
カーテシーをして頭を下げる。
スピネルでは王族の顔を見てはいけないというめんどくさーい決まりがあるの。
ここは学園だけど、初日だから一応ね。
「ここは学園よ。全ての生徒は平等なのだから顔をおあげなさい」
「ありがとうございます」
ニコリと微笑んで顔をあげる。
この人は色んな意味で危険だから私は関わりたくないのだけど、視察の案内役をした時からまとわりつかれているのよね。
「それで、ショーンとの婚約の事は考えて下さったのかしら?」
「私の一存ではなんとも・・・父は学園を卒業するまでに決めようとは言っておりましたわ」
「そんな悠長な事を言っていたらセレスタイトに取られてしまいそうなのよね・・・まぁいいわ。あなたと私は部屋も隣ですし、1年間しっかりと話し合いましょうね」
「ショーン王太子殿下のお気持ちもありますし、ヨランダ王女殿下が先走ってはお困りになりますわよ」
私の気持ちもね、とは言えないけれど、ちゃんと伝えておかないとこの方は地の果てまでも追ってきて結婚を迫るのよ・・・。
「ま、それはそうですわね。ですが、あなたが第一候補である事は変わりないから心構えはしておいてね。では、わたくしはこれで失礼するわ」
「はい、それでは私も失礼致します」
寮の方へと戻って行くヨランダ王女を見送り、私は学園まで歩いた。
10分程の道程でややこしい人に2人も会うなんて最悪だわと思いながら、精神体をチェックしていく。
パパから聞いた女に創造主である事を感知できないようにはしているけれど、この数は異様すぎる。
何かを探しているような、いえ誰かね。
ここまでに見た精神体の数は121体、この執拗さは誰か憎んでいる人でもいるのかしら。
パパに詳しく聞けば良かったけれど、眠るお母さんに見とれて役に立たないのよね・・・他に誰か詳しい人はいないの?
白銀に聞いてみるしかないわね。
理から外れた人達には、きちんと戻ってもらわないといけないから。
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