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プリンセス ―ショート―
5人の王女達
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晴れたギトス城、そんなお城の先端には今日も緑色のオキナインコが羽を休めていたが裏門の扉が開くと同時に飛び立っていった。
裏門には数多くの騎士と兵士の姿が。さらにその戦闘には少し悲しそうな目で薄紅藤のドレスが戦場に咲く一輪の花の様に立っていたシリカ王女。
ほどなくして国境方面からロベリー達であろうランク軍の騎馬の姿が続々と見えてきた。
「ロベリー、王女······」
それはロベリーにもぼやけていたのが徐々にハッキリと見えてきて、右腕を伸ばし後続の者達を止める。
「シリカ王女·······」
彼女に会うのも円卓の間以来、特に変わった様子は無く優しい眼差し。
それにくらべ自分は大分変わってしまったが。
ロネリーから降りて前に出ると、
「お久しぶりです」
「おひさしぶり。円卓の間以来になるわね」
話を聞きながらもシリカ王女の周りには沢山の兵が約3000人くらいはいそうな感じで、その中には何を考えてるのか分からないが特に強そうな鉄仮面をした騎士が9人、やはりクイーン·ザ·セレブレイドになるために準備は万全と言う事か。
厳しそうな目で確認しているロベリーにシリカは残念そうに、
「······悲しいわ。あのとき出会ったあなたは純粋で優しい子だった」
その言葉にロベリーも目が下る。
「なのに、今はこのオブスーン大陸全土に災いをもたらす悪魔と忌み嫌われる存在にまで落ちてしまった」
「シリカ······王女、わたしは」
「あなたが何を思うかは、ほんとうのところ分からない。けど、私も大人しくしていたわけではないのよ」
気になる言葉に目を上げる。
「最初はラバーグ城のプレナ王女から始まり、数々の王女に剣を振るってきたあなたは······プレナ王女を含めた全ての王女殺害は、あなたではなくて? ロベリー王女」
「ちがいますっ!」
つい感情を込めて否定してしまったロベリーでも、
「そうやってあたかも弱そうに見せかけて、次に貴女の親友でローズ城のチュリン王女······」
シリカは次々と名前を出していく、ゴルドバ城のベルディ王女、ニゲラニ城のバイオレット王女、
さらには、
「我が長年の友だった、べオレ城のオネリア、王女。それでも懲りずにあなたは」
続いてターキシム城のレスタ王女、ビスカ城のガーネット王女、
「最後にレンプル城の······」
「私ならここにいる」
ロベリーの後ろで話を聞いていたベラ王女が隣に並び、その事により会話はシリカとベラの2人に変わる。
「どうしてかは分からないけど、ベラ王女、無事だったのね」
「隠れていて申し訳ないですシリカ王女」
「それで、貴女は······ランク城に、付くの?」
シリカの言葉に1度は周りを見渡すベラ、そんな彼女が不安なロベリー、
「彼女には許してもらった恩がある。だから私達レンプル国はランク城ロベリー王女に付く」
彼女の言葉に胸にぐっと込み上げるものを我慢する。
その決意に疑問を感じシリカは、
「どうして? その子は沢山の王女を殺害したのよ。目を覚ましてベラ王女」
目を閉じてベラは自問自答していき、
「分からない」
「分からないって」
「最初ロベリー王女がやって来ると聞いた時は覚悟した。どんな事をしても国を、家族を護ろうと」
ベラは対面した時のロベリーの思いを淡々と話していく。
「だがロベリー王女と話ていて、何故かそんな不安が薄れていった」
黙って聞いていたシリカの眉尻が下っていく。
「私の勝手な思い込みなのかも知れないが、彼女を1度信用してみようと思う」
そして何よりも自分の馴れ初めを聞いていたロベリーが見せた雫の光、あれは純粋な涙なのだと。
ロベリーは、いけないっ、しっかりしなければと、涙をこらえ嬉しい気持ちに耐える。
自分と会ったことなど殆どないベラ王女がそう感じてくれていた事が何よりも彼女の寂しさの胸に刺さっていたのだ。
「残念ね、ベラ王女。あなたまで······洗脳されるなんて」
「失礼ですが、私は洗脳などされていません」
「ロベリー王女のやった事は許されることではないのよ」
「だから私は彼女が」
「待ちなさいっ!」
その美しくも勇敢な声にシリカ、ベラ、そしてロベリーは頭に浮かぶ1人の王女の影。
声の主はランク城の馬車から2人で降りてきた。
「私にもお話に加えさせていただきます」
「私もです!」
頭に浮かんだ通りオメラ王女であった。
さらに驚いたのはそのすぐ後に付いているのは、あの国の事にまるで興味を示さなかったエマリン王女の姿。
まさかのこの戦場に1番来るはずのない王女2人が現れるという事がおきた。
「オメラ王女っ、それにっ、エマリン王女?」
「2国の王女がなぜここに?」
ロベリーとベラもさすがに驚かずにはいられずそれは騎士や兵士達も同じ、なにせここに5人の王女が揃っているのだから。
「お久しぶりですベラ王女、ロベリー王女とはこの前会ったばかりですね」
「は、はい」
「こいつは驚いた」
ベラに挨拶し、ロベリーには満面の笑みで話されつい顔を赤らめてしまう。
だがオメラはシリカの方にも向き、
「お久しぶりです。シリカ王女」
「驚いた。まさかオメラ王女が出てくるなんて、でも」
ランク城側、つまりロベリー王女側から現れたということは、オメラ王女とエマリン王女もランク軍に付いたと直感するが、
「御心配なくシリカ王女。私とエマリン王女はあくまでも中立として2国の言葉と話を聞いて考えを改めるのでご安心ください」
「そ、そうです!」
ならば早速と、
「ではいままでの話を聞いてどう思っているの? オメラ王女」
日を雲が隠すと同時にオメラは、
「ロベリー王女ではありません」
その言葉と同時に雲が移動し晴れだした天気。
「それは、なぜ?」
オメラは振り向きエマリンに笑顔で大丈夫と彼女にだけ聞こえるように励まし、それに答えようと緊張しながらも前に出る。
周りにはあのわがままなエマリン王女が何を話すというのかと内心は冷たく思っていた。
「私は9日前の夜、ある人に出会い馬が欲しいと言われ、最初は怖い思いをしましたが馬を渡すとその方は去っていきました」
何のことかと黙って聞く両軍と王女達、
「ところが、本当に怖かったのはこの後だったんです」
エマリンは突然震えながらも語る。
「私はお城に戻ろうとしたのですが腰を抜かしていて動けない所を我が国の騎士であったカイブに、襲われたんですっ」
「自国の騎士に?」
ベラは冷静に、よくそれで生きのびたなとエマリンを見て思う中、ロベリーは皺を寄せ目が鋭くなり、忘れるはずもない記憶が鮮明に思い出す。
自国の騎士の裏切り、という事がランク城の事件と偶然にも被っていた。
「そこで剣も扱えない私は、本当は、死んでいたはずでした」
ついに抑えていた恐怖に一時は涙を流すも、それでも自身の意志で止めて、いままでのエマリン王女と違い目は現実から逃げる事なく真っ直ぐ前を見つめ話を続けた。
「カイブの剣が私を襲うその時、先程去っていった方が再び現れ私を助けてくださいました」
そこから徐々にエマリンの背筋は伸びて1人の王女としての姿にいつの間にか戦場寸前の雰囲気が彼女の雰囲気へと変わっていったのだ。
自身の認識の甘さや世間とのズレを反省する言葉を交えながら話の核へ、
「――カイブには逃げられてしまいました。そのあと助けてくださった方に話を聞きました」
エマリンはひと呼吸して、
「そしてその方はこう言いました私を犯人扱いしたラムールが姉を殺した奴だと」
静まる荒野の中そこにヤクナがロベリーに近づき、
「ロベリー王女、ラムールと言う事はもしや」
「はい、私も、思っています」
それは最初に戦った国ラバーグ城の騎士団長ラムール·サウ·エル、という事はエマリン王女を助けた方とはデナ、さん······ロベリーは何故か変な寒気を感じた。
「お疲れさまエマリン王女」
彼女の左肩をそっと触れると振り向き疲労しながらも笑みを浮かべたエマリン王女笑顔で返すオメラ王女は前に出て、
「それだけではありません」
驚愕な事を知る王女達、それぞれ考えている中でも休むことなく次はオメラ王女にも何かあったのか話し始める。
裏門には数多くの騎士と兵士の姿が。さらにその戦闘には少し悲しそうな目で薄紅藤のドレスが戦場に咲く一輪の花の様に立っていたシリカ王女。
ほどなくして国境方面からロベリー達であろうランク軍の騎馬の姿が続々と見えてきた。
「ロベリー、王女······」
それはロベリーにもぼやけていたのが徐々にハッキリと見えてきて、右腕を伸ばし後続の者達を止める。
「シリカ王女·······」
彼女に会うのも円卓の間以来、特に変わった様子は無く優しい眼差し。
それにくらべ自分は大分変わってしまったが。
ロネリーから降りて前に出ると、
「お久しぶりです」
「おひさしぶり。円卓の間以来になるわね」
話を聞きながらもシリカ王女の周りには沢山の兵が約3000人くらいはいそうな感じで、その中には何を考えてるのか分からないが特に強そうな鉄仮面をした騎士が9人、やはりクイーン·ザ·セレブレイドになるために準備は万全と言う事か。
厳しそうな目で確認しているロベリーにシリカは残念そうに、
「······悲しいわ。あのとき出会ったあなたは純粋で優しい子だった」
その言葉にロベリーも目が下る。
「なのに、今はこのオブスーン大陸全土に災いをもたらす悪魔と忌み嫌われる存在にまで落ちてしまった」
「シリカ······王女、わたしは」
「あなたが何を思うかは、ほんとうのところ分からない。けど、私も大人しくしていたわけではないのよ」
気になる言葉に目を上げる。
「最初はラバーグ城のプレナ王女から始まり、数々の王女に剣を振るってきたあなたは······プレナ王女を含めた全ての王女殺害は、あなたではなくて? ロベリー王女」
「ちがいますっ!」
つい感情を込めて否定してしまったロベリーでも、
「そうやってあたかも弱そうに見せかけて、次に貴女の親友でローズ城のチュリン王女······」
シリカは次々と名前を出していく、ゴルドバ城のベルディ王女、ニゲラニ城のバイオレット王女、
さらには、
「我が長年の友だった、べオレ城のオネリア、王女。それでも懲りずにあなたは」
続いてターキシム城のレスタ王女、ビスカ城のガーネット王女、
「最後にレンプル城の······」
「私ならここにいる」
ロベリーの後ろで話を聞いていたベラ王女が隣に並び、その事により会話はシリカとベラの2人に変わる。
「どうしてかは分からないけど、ベラ王女、無事だったのね」
「隠れていて申し訳ないですシリカ王女」
「それで、貴女は······ランク城に、付くの?」
シリカの言葉に1度は周りを見渡すベラ、そんな彼女が不安なロベリー、
「彼女には許してもらった恩がある。だから私達レンプル国はランク城ロベリー王女に付く」
彼女の言葉に胸にぐっと込み上げるものを我慢する。
その決意に疑問を感じシリカは、
「どうして? その子は沢山の王女を殺害したのよ。目を覚ましてベラ王女」
目を閉じてベラは自問自答していき、
「分からない」
「分からないって」
「最初ロベリー王女がやって来ると聞いた時は覚悟した。どんな事をしても国を、家族を護ろうと」
ベラは対面した時のロベリーの思いを淡々と話していく。
「だがロベリー王女と話ていて、何故かそんな不安が薄れていった」
黙って聞いていたシリカの眉尻が下っていく。
「私の勝手な思い込みなのかも知れないが、彼女を1度信用してみようと思う」
そして何よりも自分の馴れ初めを聞いていたロベリーが見せた雫の光、あれは純粋な涙なのだと。
ロベリーは、いけないっ、しっかりしなければと、涙をこらえ嬉しい気持ちに耐える。
自分と会ったことなど殆どないベラ王女がそう感じてくれていた事が何よりも彼女の寂しさの胸に刺さっていたのだ。
「残念ね、ベラ王女。あなたまで······洗脳されるなんて」
「失礼ですが、私は洗脳などされていません」
「ロベリー王女のやった事は許されることではないのよ」
「だから私は彼女が」
「待ちなさいっ!」
その美しくも勇敢な声にシリカ、ベラ、そしてロベリーは頭に浮かぶ1人の王女の影。
声の主はランク城の馬車から2人で降りてきた。
「私にもお話に加えさせていただきます」
「私もです!」
頭に浮かんだ通りオメラ王女であった。
さらに驚いたのはそのすぐ後に付いているのは、あの国の事にまるで興味を示さなかったエマリン王女の姿。
まさかのこの戦場に1番来るはずのない王女2人が現れるという事がおきた。
「オメラ王女っ、それにっ、エマリン王女?」
「2国の王女がなぜここに?」
ロベリーとベラもさすがに驚かずにはいられずそれは騎士や兵士達も同じ、なにせここに5人の王女が揃っているのだから。
「お久しぶりですベラ王女、ロベリー王女とはこの前会ったばかりですね」
「は、はい」
「こいつは驚いた」
ベラに挨拶し、ロベリーには満面の笑みで話されつい顔を赤らめてしまう。
だがオメラはシリカの方にも向き、
「お久しぶりです。シリカ王女」
「驚いた。まさかオメラ王女が出てくるなんて、でも」
ランク城側、つまりロベリー王女側から現れたということは、オメラ王女とエマリン王女もランク軍に付いたと直感するが、
「御心配なくシリカ王女。私とエマリン王女はあくまでも中立として2国の言葉と話を聞いて考えを改めるのでご安心ください」
「そ、そうです!」
ならば早速と、
「ではいままでの話を聞いてどう思っているの? オメラ王女」
日を雲が隠すと同時にオメラは、
「ロベリー王女ではありません」
その言葉と同時に雲が移動し晴れだした天気。
「それは、なぜ?」
オメラは振り向きエマリンに笑顔で大丈夫と彼女にだけ聞こえるように励まし、それに答えようと緊張しながらも前に出る。
周りにはあのわがままなエマリン王女が何を話すというのかと内心は冷たく思っていた。
「私は9日前の夜、ある人に出会い馬が欲しいと言われ、最初は怖い思いをしましたが馬を渡すとその方は去っていきました」
何のことかと黙って聞く両軍と王女達、
「ところが、本当に怖かったのはこの後だったんです」
エマリンは突然震えながらも語る。
「私はお城に戻ろうとしたのですが腰を抜かしていて動けない所を我が国の騎士であったカイブに、襲われたんですっ」
「自国の騎士に?」
ベラは冷静に、よくそれで生きのびたなとエマリンを見て思う中、ロベリーは皺を寄せ目が鋭くなり、忘れるはずもない記憶が鮮明に思い出す。
自国の騎士の裏切り、という事がランク城の事件と偶然にも被っていた。
「そこで剣も扱えない私は、本当は、死んでいたはずでした」
ついに抑えていた恐怖に一時は涙を流すも、それでも自身の意志で止めて、いままでのエマリン王女と違い目は現実から逃げる事なく真っ直ぐ前を見つめ話を続けた。
「カイブの剣が私を襲うその時、先程去っていった方が再び現れ私を助けてくださいました」
そこから徐々にエマリンの背筋は伸びて1人の王女としての姿にいつの間にか戦場寸前の雰囲気が彼女の雰囲気へと変わっていったのだ。
自身の認識の甘さや世間とのズレを反省する言葉を交えながら話の核へ、
「――カイブには逃げられてしまいました。そのあと助けてくださった方に話を聞きました」
エマリンはひと呼吸して、
「そしてその方はこう言いました私を犯人扱いしたラムールが姉を殺した奴だと」
静まる荒野の中そこにヤクナがロベリーに近づき、
「ロベリー王女、ラムールと言う事はもしや」
「はい、私も、思っています」
それは最初に戦った国ラバーグ城の騎士団長ラムール·サウ·エル、という事はエマリン王女を助けた方とはデナ、さん······ロベリーは何故か変な寒気を感じた。
「お疲れさまエマリン王女」
彼女の左肩をそっと触れると振り向き疲労しながらも笑みを浮かべたエマリン王女笑顔で返すオメラ王女は前に出て、
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