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1巻
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しおりを挟む受話器越しに電話が切れる音がする。一方的に電話を切られてしまった。
まただ。また、この電話。
インターフォン、ノック、それから「さくら配達です」の呼びかけ三回。
多少内容に違いはあるけれど、そんな問い合わせがここ数カ月、週に二、三件かかってくる。
「もしかして、また?」
溜め息を吐いていると、後ろから先輩の声がした。振り向くと、怪訝そうな顔をした二つ上の先輩がお財布片手に立っていた。
「はい、あの『三回』の問い合わせです」
返答すると、先輩の顔が曇る。
「やっぱり……私も先週対応したんだよね」
「そうだったんですか。最初はいたずら電話かと思ったけど、問い合わせは毎回違う人からだし、年齢もばらばら。なんだか気持ち悪いですよね」
正体不明の偽配達員。
心霊現象とかではないと思う。だけど、真相がわからないことが不気味さを漂わせている。心霊系は苦手だけど、こういう人間絡みの不穏な案件も不得手だ。
「ね、なんか気持ち悪いから本当に勘弁してほしい……まあ、それより、十二時だしランチ行こうよ」
「そうですね。今日はなににします?」
「んー、昨日はサンドイッチだったし、パスタはどう?」
「ありですね!」
バッグから財布を取り出して席を立つ。その時、後ろの席から「インターフォンが三回鳴らされたとのことですが……」と電話口に話しかける女性スタッフの声が聞こえた。
一瞬、足が止まりかけたけど、私は聞かなかったことにして先輩の後を追った。
不運な日というものは、なにをやっても不運なのだろう。今日は朝から運がなかった。
まず雨。朝起きたら腰が痛かった。
大学時代、引っ越しのアルバイトをしていた時に腰を痛めてからというもの、雨の日は腰が痛む。鈍く重たい痛みが体に張り付き、動きを阻害する。おれは寝起き早々嫌な気分になった。
腰をさすりながら起き上がり、ベッドボードに置いた小さなデジタル時計を確認する。
そこでおれは愕然とした。
七時半。出勤時間を考えると、もう家を出ないといけない時間だ。
「やっべぇ……」
寝起きの頭が秒で覚醒し、大慌てでシャツに着替えて出勤準備に取りかかった。
散らかった部屋の中、床に落ちた配達の不在票を踏んで足を取られる。自分が落としたのが悪いとわかってはいるけど思わず舌打ちをする。宛名に乱暴な筆跡で『間宮』と書かれた不在票を拾い上げると、ノールックでゴミ箱に投げ捨てた。
一度もアイロンをかけたことがないくしゃくしゃのシャツと、少し汚れが目立ちはじめたスラックスを身につけ、おれは家を飛び出した。
最寄り駅まで傘を差しながら全力で駆け抜ける。地面を蹴るたびに跳ね上がる水滴がスラックスの裾を濡らす。ああ、気持ち悪い。
駅まで歩いて十五分の道のりを、なんとか八分で移動する。二十代の頃はそれほど苦もなく走れた距離が、三十を超えた頃から足が重たくなり、三十五歳の今では駅についてもなかなか息が整わなくなった。高校時代、陸上部で磨きをかけた走りは見る影もなく、代わりに存在感を示すのはベルトの上に乗った贅肉だけだ。
なんとか遅刻せずに済む時間の電車に駆け込み、一安心する。しかし、それも束の間。嫌な予感が頭を過った。スラックスのポケットからスマートフォンを取り出し、それが予感ではなく現実であることに気づく。スマートフォンの充電が切れていた。寝る前に充電をしたつもりが、充電器に繋ぐ前に寝落ちしていたらしい。モバイルバッテリーも持っていない。どこかで買えるだろうか。扱いが悪いせいで傷が目立つ腕時計を見る。会社につくのは、始業時間ギリギリになるだろう。
「まあ、会社につくまでの辛抱か……」
車窓から見える景色がゆっくりと動き出すのを眺めながら、自分に言い聞かせるように独り言を呟いた時だった。
けたたましい警報音が車内に響き、電車が急ブレーキをかけた。
『お客様にお知らせいたします。危険を知らせる信号を受信したため、緊急停止いたしました。ただいま状況の確認を行っております。しばらくお待ちください』
舌打ちが出た。我慢するとかそんな選択肢なんてなく、気がついた時には舌が勝手に動いていた。その直後、無数の鋭い視線がおれを突き刺す。
わざとじゃないのにと思いつつ、居心地の悪さにうつむくしかなかった。
「間宮、お前は何度言ったらわかるんだ!」
四十分の遅刻。新卒で入った小さな広告代理店に出社して早々、課長にデスクまで呼び出されて怒鳴り散らされた。説教の内容は多岐にわたる。
無断での遅刻から始まり、おれが先日提出した資料の不備、顧客からのクレーム、それからプリンターの不具合のことまで。
資料の不備は課長が「あとはおれが入力しておくな!」と言って取り上げたくせに、自分が入力し忘れていただけだ。そもそもあれはおれの仕事じゃない。課長が作らないといけない資料だったのに、面倒だからとおれに押し付けてきたやつだ。
顧客からのクレームは、課長が気に入っている若い女性社員の言葉遣いが悪いことが原因だし、プリンターの不具合もエラーが出ているのに無理やり使おうとして余計な操作をした、目の前の馬鹿のせいだ。
「なんだ? 不服そうな顔だが、文句でもあるのか?」
どうやら顔に出ていたらしい。文句しかないけれど、上層部に媚を売りまくって気に入られている課長に逆らうのは得策ではない。おれは不満が爆発しそうになるのをなんとか我慢して「ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした」とだけ口にした。
「わかればいいんだ、わかれば。今後はもっとちゃんとしてくれよ?」
課長はそう言っておれの肩を軽く叩くと席を離れていった。
課長に叱られた後も散々だった。課長お気に入りの女性社員へクレームを入れてきたクライアントに謝罪に行き、帰社後はまた課長に仕事を押し付けられた。全く仕事をせずスマートフォンをいじるだけの課長を横目に、どうしてこんな奴が課長なのかと沸々と不満が湧き上がる。すると、「おれ、ちょっと外出するからさ、これもよろしく」と課長がさらに仕事を押し付けてきた。
同じ部署の同僚たちは憐れみの目でおれを一瞥するが、巻き込まれないようにするため我関せずの態度をとる。課長は過去に何度もパワハラ、セクハラで人事部に通報されていたが、それをことごとく上の力を使って揉み消している。残念ながら、課長に目をつけられたら諦めるか会社を辞めるしか方法がないのが現状だ。
どうして課長が上層部とそんな密な関係なのかは誰も知らない。過去に調べようとした人がなにも言わず突然退職したので、踏み込んではいけない領域なのだと部署の暗黙の了解となっている。
十九時。押し付けられた業務をなんとかこなし、オフィスを出た。最近、会社は残業に厳しい。
基本給が安く残業代をあてにした生活をしていたので、ここのところ少し懐が寂しく、寄り道をせずに帰宅する。我が家である賃貸マンションが見えてきた時、建物の前に運送会社のトラックが見えた。そうだ、今日は通販で買った鹿児島の芋焼酎が届く日だ。
月に一本、通販で焼酎を買っている。ちょっといい値段のものを買って、自分へのご褒美にしているのだ。トラックの運転席から運転手が降り、荷台から荷物を下ろす姿が見える。時間とサイズ的に、あれはおれが買った焼酎だろう。
配達員がマンションに入るのを見て、おれは歩く足を止める。
今、少し早歩きをすればきっと荷物を受け取ることができるだろう。でも、おれはあえてそれをしない。
もちろん配達員に対して申し訳ないと思う気持ちもゼロではない。でも、指定された時間に届けに行っても不在という状況に苛立っている配達員を見ると、「ああ、理不尽なことでストレスを抱えているのはおれだけじゃない」という謎の満足感が得られる。
最初は、そんなつもりではなかった。
先月だったか、たまたま電車の遅延で帰りが遅くなった日に、すんでのところで荷物を受け取ることができなかった。その日の荷物がなんだったかは覚えていないけど、顔を曇らせてトラックに戻る配達員の表情を見たおれは、胸がときめいてしまった。
それからだ。ストレスが溜まった日に配達が重なると、おれはわざと荷物を受け取らずに持ち帰らせるようになった。帰宅が配達予定時間に間に合ってしまいそうな日は、わざわざ寄り道までして時間を潰した。
こんなことを楽しむなんて、自分でもやばい性格だと思う。なのに、やめられずに何度も繰り返している。理由はあまり認めたくはないが、荷物を持ってすごすごと引き返す配達員を見下すような、謎の優越感にハマってしまったのだろう。
でも、そろそろ潮時な気もしている。
最近、配達員が引き返した直後に、別の変な配達員が来るようになったのだ。
■■■‒□□□□
初めは、見間違いかと思った。
その日もおれは、わざと荷物を受け取らなかった。仕事帰り、おれの不在に毒づきながら帰る配達員をマンションのそばで見送り、おれは意気揚々と自分の家へ向かった。
そして三階まで階段で上がると、運送会社の制服を着た男が家のドアの前にいるのが見えた。
その姿を見た瞬間、おれは即座に壁際に隠れた。
あの配達員とは、まだ十メートル以上距離がある。気づかれた様子もない。そもそも隠れる必要なんてない。だが罪悪感のせいか、咄嗟に体が動いていた。
配達員にバレないよう、こっそり様子をうかがう。ドアの前にいるのは、さっき帰っていった配達員とは別の人のようだった。
ようだった、としか言えないのは顔が見えなかったからだ。運送会社の制服を着ているので配達員だとは思うのだが、帽子のせいで顔が全く見えない。しかも、帽子のせいだけとは思えないほどの黒い影が顔全体に広がっていて、表情も一切わからない。
さらに不思議なことに、配達員はなにも持っていなかった。両手を力なくだらりと下げている。
なんとも近寄りがたい雰囲気が漂っており、とてもじゃないが声なんてかけられない。どうしたものかと考えていると、配達員はいきなり目を疑う行動に出た。
配達員は右手の人差し指を突き刺すようにして、インターフォンのボタンを乱暴に三回押した。その直後、左手を力強く握りしめると拳の裏で大きくノックを三回。最後に大きな声で「さくら配達です、さくら配達です、さくら配達です」と叫んだ。
呼びかけなんかじゃない。耳にこびりつくような低くてざらざらとした男の声が、マンションの通路に響きわたる。男の声を聞いた瞬間、悪寒が全身を包み込み、思わずおれは目をぎゅっと閉じていた。
一度深呼吸をしてから目を開けて、そっと家のドアの前を再び確認する。
いつの間にか配達員はいなくなっていた。
マンションに階段は一つしかない。エレベーターはないので、配達員はおれの前を通過しなければ移動ができない。できないはずなのに、見渡しても配達員の姿はないし、人の気配すら感じられなかった。念のため手すりから身を乗り出して下を覗いたが、飛び降りたような形跡もない。
不可解な事態に混乱しながらも、おれは家に帰った。その後、再び配達員がやってくることはなかったが、ドアを開ける時に感じた独特な臭いがなかなか鼻腔から消えなかった。これまでにもどこかで嗅いだことがある気がする、あまり好きじゃない臭いだった。
おれはその後も変な配達員と遭遇した。もう、三回目になる。
二回目も同じく配達員に対して嫌がらせをした時で、家に帰ろうとしたらドアの前にいた。
インターフォンを三回、乱暴なノックを三回、そして「さくら配達です」という呼びかけを三回。
配達員は、ドア越しに家の中を睨みつけているように見えた。手にはやはり、なにも持っていない。
この配達員は一体なんのために来ているんだろう? なんてことを考えているうちに、気づけば彼は姿を消していた。
ずっと様子をうかがっていたはずなのに……
おれは狐につままれたような気持ちになった。
ポストを見ると、初めて変な配達員を見た時と同様に、おれの嫌がらせを食らった配達員が入れたであろう不在票が一枚あるだけ。他にお知らせのようなものはなかった。
あとは前回との共通点といえば、家に入る時にまた、例の臭いがしたことだ。湿度を感じる、嫌な臭いだった。
三回目の時は、おれは家にいた。この時は嫌がらせをするつもりはなく、単に間が悪かっただけだ。日曜日の夕方、配達員がやってきた時、ちょうどおれはトイレにこもっていたのだ。インターフォンの音を聞き、大急ぎで用を足して水を流し、慌ててトイレを出た。しかし、時すでに遅し。ドアスコープを覗いたが、外には誰もいなかった。
ドア越しに誰もいない廊下を見ていると、これまでわざと不在にして何度も再配達をさせたことを、ふと思い出した。すると、自分の行いに対する罪悪感が込み上げてきて、おれは申し訳ない気持ちに押しつぶされそうになりながらドアから離れた。
ポストの不在票を回収しなきゃいけないけど、どうも今はそんな気分になれずリビングに戻った。
その時だった。
インターフォンが鳴った。しかも三回連続で。
三回目のインターフォンが鳴った時、背中を冷たい手のひらで触られたような嫌な寒気を覚えた。振り向いてドアを見ていると、インターフォンの音がやむと同時に力強くドアが殴られ、ドア越しに「さくら配達です」という男の声が三回届いた。
動けなかった。金縛りとか、そういう心霊の類のものではない。ただただ怖くて体が動かなくなっていた。
子どもの頃、夜の暗闇が怖かった。ただ漠然と暗い場所が嫌で、夜一人でトイレに行くことができず、よく隣で寝ていた母を起こしたものだった。大人になり、わからないことが減るにつれて暗闇は怖くなくなった。自分でも知らぬ間に怖がりでなくなり、怯えることといえば、前触れもなく降りかかる上司からのハラスメントぐらいになっていた。
そんな自分が今、ドアの向こうにいる配達員に対して恐怖を感じている。
怯えながらもどこか冷静な自分もいて、こんなにもなにかに怯えるなんていつぶりだろう、と考えてもいた。
男がどんな人物なのか気になる。しかし、見てはいけないと本能的に感じた。
恐怖で体が動かなくなったおれは、ドアをただただ見つめていた。おれがドアに近づくことなく固まっていると、ドア越しに男が「三回目」と言うのが聞こえた。その途端、ドアの向こうから気配が消えた。
おれが恐る恐るドアスコープを覗いてみると、外にはもう誰もいなかった。念のためドアを開けて確認したが、マンションの廊下にも配達員の姿はない。
動けない間に冷や汗をかいたらしい、シャツはバケツで水をかぶったみたいに汗でびしょ濡れだった。
恐怖から解放され、ほっとしたのも束の間。家に戻って鍵を閉める時に、不快感を覚える変な臭いが鼻をかすめ、また嫌な気持ちになった。
変な配達員が何者かはわからない。さくら配達に電話で確認してみようと思ったが、「変な配達員がいる」と問い合わせたところで、まともに対応してもらえない気がして連絡できずにいた。それに、わざと荷物を何度も受け取らなかったことに対する罪悪感が一層、問い合わせに対するハードルの高さを上げていた。
変な配達員が言った「三回目」という言葉の正確な意味はわからない。なんとなく、おれが遭遇した回数をカウントしているような気がしているが、今のところ確証はない。
ただ「三回目」という言葉の意味に関係なく、これ以上不在配達をさせるのは危険な気がした。
酒以外にも、おれは服や漫画にカップ麺など、普段から頻繁に通販を利用しているため、配達は週に二、三回してもらっている。変な配達員も気にはなるが、それ以上に頻繁に不在にすると、受け取りの時に文句を言われるんじゃないかと不安も出てきた。
正直なところ、理解不能な存在よりも、人から怒鳴られたり怒られたりするほうがストレスを感じる。
少なくとも二週間は迷惑行為をやめて様子を見たほうがいい、そう思っていた。
思っていたのに、不満だらけの出来事満載の今日、その決意はあっさりと崩れ去った。
イライラとした感情が収まらず、運送会社のトラックを見た途端、足が止まった。このまま急いで家に帰るべきなのはわかっている。そうすれば配達員に迷惑をかけないし荷物も受け取ることができる。でも、それをしてしまうとイライラを抱えたまま寝ることにもなる。
むしゃくしゃしながら布団に潜る自分を思い浮かべると、舌打ちが出た。
おれはマンションの手前の曲がり角に身を潜める。
ドア越しに聞いた「三回目」というカウントは、単にあの配達員がその日、受取人不在が三度も続いて、つい口に出たというだけだったんじゃないだろうか。戻ってきた理由も手ぶらだった理由も不明だが、きっとそうに違いないと自分に言い聞かせる。
故意にではないが、今までも外出していて不在票を入れられたことはある。それに不在票を入れられたことがある人間は、この町内だけでもかなりいるだろう。おれだけいきなり怒られるなんてことはないはずだ。
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