2 / 78
第一章 崩れ去る日常
第二話 茉莉の初恋
「ねぇねぇ茉莉、あたし思うんだけどさ、“タンザナイト・アイ”とあんたって結構、気が合ってるんじゃないの?」
優美からの突然の指摘に茉莉はついついお茶を吹き出しそうになる。“タンザナイト・アイ”とは、転校生の瞳の色を文字って彼女が勝手につけたあだ名だ。神宮寺静藍の瞳は多色性豊かな奥深い青色で、色彩がとろけあう煌めきを持っているのだ。意味を瞬時に解した茉莉は恨めしそうな目で友人を睨む。
「……優美、あんた一体何の根拠があってそう言うわけ?」
優美は親友による予想通りの反応に満足しながら手元にあるフォークでパスタをくるくると丸めている。
ここ綾南高校には食堂があり、教員や生徒達が昼休みをとる憩いの場所となっている。床はダークブラウン、壁は明るめのベージュで落ち着いた雰囲気だ。窓際はカウンター席もある。建物の外にはテラス席もある為、そこで購買で買ったサンドウィッチやら弁当やらを広げる者もいるのだ。
日替わりメニュー以外にも定番メニューやら色々あり、各自好きなものをオーダーしてはお盆に取り分け、好きな席についている。値段は比較的良心的価格で味も評判良く、利用する者は多い。
茉莉は日替わり定食を頼み、優美はレディースランチを頼んだ。今日の日替わり定食のメインはチキン南蛮で、レディースランチのメインは和風パスタだ。お醤油とバターの香ばしい香りが口いっぱいに広がり、その旨さに顔をほころばせながら優美は茉莉に話しかける。
「根拠も何も、見てそのまんまなんだもん。今朝も面白い光景が見れておかしいやら何やら……」
フォークに海苔をまとったしめじを突き刺しつつ思い出し笑いでテーブルに突っ伏した親友を見ながら、茉莉はタルタルソースをたっぷりつけたチキンを口に運び、むすりとしながら咀嚼し始めた。
(優美の奴、何もお昼中に思い出させなくたって良いのに。せっかくのご飯が不味くなっちゃう)
※ ※ ※
「うわぁ~~!! すみません!!」
頭上からノートとファイルの山が降ってきて下敷きとなった茉莉に、慌てて駆け寄ったのは黒縁眼鏡を掛けたタンザナイトの瞳を持つ男子生徒だった。
「ごめんなさい門宮さん。け……怪我はないですか?」
「神宮寺君、あなたこそ怪我はない? あの階段から足を滑らせたわけだし、捻挫とか大丈夫?」
「ぼ……僕は幸い大丈夫です」
後頭部をかきながら苦笑いをする静藍は、不思議とかすり傷程度だ。……何故だろう?
「もぅ、気を付けてよ。私ならともかく、先生にぶつけたらヤバいでしょ!?」
茉莉は幸い怪我はせずに済んだが、こういうやり取りが日常茶飯事になりつつあるようで、溜め息を一つつく。
今日、一時限目が終わって二時限目は教室移動があった。その移動の際に静藍が足を滑らせて階段から落ち、丁度後から階段に足を掛けたばかりの茉莉に授業道具の流れ弾を浴びせてしまったのだ。こういうハプニングは今に始まった訳ではなく、割と多いのだ。ある時は配布中のプリントの山を受け取り損ねて床にばら撒いたり、消しゴムを取ろうとして筆箱ごとひっくり返してしまったり……毎日ではないが、こういった細やかなハプニングの為に、茉莉の周りでは賑やかさが絶えない。
※ ※ ※
(ああ、私の平穏はどこに……)
ブツブツ言いながら茉莉は真っ白な豆腐とわかめが入ったお味噌汁を啜っていると、フォークでサラダをつつきながら優美が話しかけてくる。
「神宮寺君ってよく見るとイケメンなのに、ドジなところがあって可愛いじゃない。ちょっと頼りないけど」
「じゃあ、あんたが彼と付き合えば良いじゃん」
茉莉は試しにけしかけてみた。親友に彼氏がいるのを知っているので、返しはだいたい予想がつく。
「無理無理! あたしの彼氏はコレだから……」
優美はスマホの待ち受け画面を見せびらかしてきた。精悍な男性の写真が表示されているのを見て、茉莉はあきれる。今流行りの人気ゲームのキャラクターがこちらに向かって微笑みかけているブロマイドだったのだ。
「彼氏いるのに二次元彼氏なんていらないじゃない」
「観賞用と現実は別よ。ふふふ。あんたは白木先輩一筋だもんね。ごめんごめん。そう言えばあれから進展は?」
「特にないけど」
素っ気なく返す茉莉に優美は眉をひそめた。
「駄目よ茉莉、先輩はあたし達より先に卒業して居なくなっちゃうんだから、おしていかなゃ。待っているだけでは何も手に入らないよ。下校時に一緒に帰ってみたら? 先輩は帰りの方向は途中まであんたと一緒の筈よ。幸いなことに先輩は今特に本命はいないという最新情報が入ってる。イケそうな時は教えるから、頑張りなさい!」
優美はスマホを弄りながら茉莉の背中をバンバン叩く。
「……痛いってば優美。それにしてもあんた何でそんな情報知ってるのよ!?」
茉莉は顔をしかめながら答える。
「あたしの部活分かってる? 新聞部は常に情報命なんだから。一に取材、二に取材、三四はなくて五に取材よ!! 先輩の情報なら色々あるわよ。後輩が調べてくれてるから。何なら先輩の好みのタイプとか靴のサイズ教えようか? 洋服の好みはねぇ……」
(それって部活の範囲越えている気がする。一歩間違えたらストーカーだよ)
得意気に語る親友に茉莉は呆れて物が言えない。昼休みはあっという間に過ぎて行った。
※ ※ ※
「大丈夫?」
以前、茉莉がまだ入学したばかりの高校一年生だった頃。帰宅途中に彼女は危うく自転車事故に巻き込まれそうだった時、助けてくれたのが当時二年生だった白木結弦だった。バスケットボール部の彼は文武両道で優秀な生徒だ。見掛けは平凡だが優しい人となりもあってクラス内のみならず学校内の人気者である。
茉莉はその時から白木のことが気になるようになった。名前を聞いただけですぐ反応してしまう。帰宅前、ついついバスケットボール部の部室の方向に足が向いてしまう。だからといって、声を掛けるには勇気が出ない。胸がきゅぅとしまり、足が竦んで動けなくなる。
とくん、とくん、とくん
優しい顔をつい思い浮かべた茉莉は、顔を真っ赤にした。
―― 白木先輩、明日は六時半頃学校を出て帰宅予定らしいよ。頑張れ!! あたし応援してるから! ――
(優美ったらあんなに簡単に言うけど、声を掛けるのも出来ないのに先輩と一緒に下校だなんて。恥ずかしくて絶対に無理だよ!! )
到頭「その日」が今日になった。茉莉は黒板の字を頑張ってノートに書き写していたが、先生の声も他の生徒の声も全く頭に入って来ない。
時間が過ぎるのは何て早いんだろう。今の自分の心臓の音を誰かに聞かれたら、やかまし過ぎて逃げ出されるに違いない。茉莉はそう思った。
あっという間に放課後。無情にも「その時」はやってきた。茉莉は何とか勇気を振り絞り、靴箱で上履きからローファーに履き替え、妙に遠く感じる校門へと向かった。
優美からの突然の指摘に茉莉はついついお茶を吹き出しそうになる。“タンザナイト・アイ”とは、転校生の瞳の色を文字って彼女が勝手につけたあだ名だ。神宮寺静藍の瞳は多色性豊かな奥深い青色で、色彩がとろけあう煌めきを持っているのだ。意味を瞬時に解した茉莉は恨めしそうな目で友人を睨む。
「……優美、あんた一体何の根拠があってそう言うわけ?」
優美は親友による予想通りの反応に満足しながら手元にあるフォークでパスタをくるくると丸めている。
ここ綾南高校には食堂があり、教員や生徒達が昼休みをとる憩いの場所となっている。床はダークブラウン、壁は明るめのベージュで落ち着いた雰囲気だ。窓際はカウンター席もある。建物の外にはテラス席もある為、そこで購買で買ったサンドウィッチやら弁当やらを広げる者もいるのだ。
日替わりメニュー以外にも定番メニューやら色々あり、各自好きなものをオーダーしてはお盆に取り分け、好きな席についている。値段は比較的良心的価格で味も評判良く、利用する者は多い。
茉莉は日替わり定食を頼み、優美はレディースランチを頼んだ。今日の日替わり定食のメインはチキン南蛮で、レディースランチのメインは和風パスタだ。お醤油とバターの香ばしい香りが口いっぱいに広がり、その旨さに顔をほころばせながら優美は茉莉に話しかける。
「根拠も何も、見てそのまんまなんだもん。今朝も面白い光景が見れておかしいやら何やら……」
フォークに海苔をまとったしめじを突き刺しつつ思い出し笑いでテーブルに突っ伏した親友を見ながら、茉莉はタルタルソースをたっぷりつけたチキンを口に運び、むすりとしながら咀嚼し始めた。
(優美の奴、何もお昼中に思い出させなくたって良いのに。せっかくのご飯が不味くなっちゃう)
※ ※ ※
「うわぁ~~!! すみません!!」
頭上からノートとファイルの山が降ってきて下敷きとなった茉莉に、慌てて駆け寄ったのは黒縁眼鏡を掛けたタンザナイトの瞳を持つ男子生徒だった。
「ごめんなさい門宮さん。け……怪我はないですか?」
「神宮寺君、あなたこそ怪我はない? あの階段から足を滑らせたわけだし、捻挫とか大丈夫?」
「ぼ……僕は幸い大丈夫です」
後頭部をかきながら苦笑いをする静藍は、不思議とかすり傷程度だ。……何故だろう?
「もぅ、気を付けてよ。私ならともかく、先生にぶつけたらヤバいでしょ!?」
茉莉は幸い怪我はせずに済んだが、こういうやり取りが日常茶飯事になりつつあるようで、溜め息を一つつく。
今日、一時限目が終わって二時限目は教室移動があった。その移動の際に静藍が足を滑らせて階段から落ち、丁度後から階段に足を掛けたばかりの茉莉に授業道具の流れ弾を浴びせてしまったのだ。こういうハプニングは今に始まった訳ではなく、割と多いのだ。ある時は配布中のプリントの山を受け取り損ねて床にばら撒いたり、消しゴムを取ろうとして筆箱ごとひっくり返してしまったり……毎日ではないが、こういった細やかなハプニングの為に、茉莉の周りでは賑やかさが絶えない。
※ ※ ※
(ああ、私の平穏はどこに……)
ブツブツ言いながら茉莉は真っ白な豆腐とわかめが入ったお味噌汁を啜っていると、フォークでサラダをつつきながら優美が話しかけてくる。
「神宮寺君ってよく見るとイケメンなのに、ドジなところがあって可愛いじゃない。ちょっと頼りないけど」
「じゃあ、あんたが彼と付き合えば良いじゃん」
茉莉は試しにけしかけてみた。親友に彼氏がいるのを知っているので、返しはだいたい予想がつく。
「無理無理! あたしの彼氏はコレだから……」
優美はスマホの待ち受け画面を見せびらかしてきた。精悍な男性の写真が表示されているのを見て、茉莉はあきれる。今流行りの人気ゲームのキャラクターがこちらに向かって微笑みかけているブロマイドだったのだ。
「彼氏いるのに二次元彼氏なんていらないじゃない」
「観賞用と現実は別よ。ふふふ。あんたは白木先輩一筋だもんね。ごめんごめん。そう言えばあれから進展は?」
「特にないけど」
素っ気なく返す茉莉に優美は眉をひそめた。
「駄目よ茉莉、先輩はあたし達より先に卒業して居なくなっちゃうんだから、おしていかなゃ。待っているだけでは何も手に入らないよ。下校時に一緒に帰ってみたら? 先輩は帰りの方向は途中まであんたと一緒の筈よ。幸いなことに先輩は今特に本命はいないという最新情報が入ってる。イケそうな時は教えるから、頑張りなさい!」
優美はスマホを弄りながら茉莉の背中をバンバン叩く。
「……痛いってば優美。それにしてもあんた何でそんな情報知ってるのよ!?」
茉莉は顔をしかめながら答える。
「あたしの部活分かってる? 新聞部は常に情報命なんだから。一に取材、二に取材、三四はなくて五に取材よ!! 先輩の情報なら色々あるわよ。後輩が調べてくれてるから。何なら先輩の好みのタイプとか靴のサイズ教えようか? 洋服の好みはねぇ……」
(それって部活の範囲越えている気がする。一歩間違えたらストーカーだよ)
得意気に語る親友に茉莉は呆れて物が言えない。昼休みはあっという間に過ぎて行った。
※ ※ ※
「大丈夫?」
以前、茉莉がまだ入学したばかりの高校一年生だった頃。帰宅途中に彼女は危うく自転車事故に巻き込まれそうだった時、助けてくれたのが当時二年生だった白木結弦だった。バスケットボール部の彼は文武両道で優秀な生徒だ。見掛けは平凡だが優しい人となりもあってクラス内のみならず学校内の人気者である。
茉莉はその時から白木のことが気になるようになった。名前を聞いただけですぐ反応してしまう。帰宅前、ついついバスケットボール部の部室の方向に足が向いてしまう。だからといって、声を掛けるには勇気が出ない。胸がきゅぅとしまり、足が竦んで動けなくなる。
とくん、とくん、とくん
優しい顔をつい思い浮かべた茉莉は、顔を真っ赤にした。
―― 白木先輩、明日は六時半頃学校を出て帰宅予定らしいよ。頑張れ!! あたし応援してるから! ――
(優美ったらあんなに簡単に言うけど、声を掛けるのも出来ないのに先輩と一緒に下校だなんて。恥ずかしくて絶対に無理だよ!! )
到頭「その日」が今日になった。茉莉は黒板の字を頑張ってノートに書き写していたが、先生の声も他の生徒の声も全く頭に入って来ない。
時間が過ぎるのは何て早いんだろう。今の自分の心臓の音を誰かに聞かれたら、やかまし過ぎて逃げ出されるに違いない。茉莉はそう思った。
あっという間に放課後。無情にも「その時」はやってきた。茉莉は何とか勇気を振り絞り、靴箱で上履きからローファーに履き替え、妙に遠く感じる校門へと向かった。
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
少年神官系勇者―異世界から帰還する―
mono-zo
ファンタジー
幼くして異世界に消えた主人公、帰ってきたがそこは日本、家なし・金なし・免許なし・職歴なし・常識なし・そもそも未成年、無い無い尽くしでどう生きる?
別サイトにて無名から投稿開始して100日以内に100万PV達成感謝✨
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。(先行)
この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。
この作品は「ノベルアップ+」にも掲載しています。
この作品は「エブリスタ」にも掲載しています。
この作品は「pixiv」にも掲載しています。
巻き込まれた薬師の日常
白髭
ファンタジー
神に選ばれ、魔素の循環する界へと送り込まれたのは――現代の薬師。
剣も魔法も扱えない彼が憑依したのは、戦闘力ゼロの商人見習いの少年だった。
彼の武器は、知識と経験。商品を生み出し、人脈を築き、産業を広げていく。
「居場所を見つけたい」その願いが、やがて世界を変える力となる。
これは、一人の薬師が紡ぐ研究と開発、そして成長の物語。
【カクヨムでも掲載しています】
表紙は紹介文をもとに、ai【adobe firefly】で作成したものです。(参考程度に……)
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
転生したら世界一の御曹司だった〜巨乳エルフメイド10人と美少女騎士に溺愛されています〜
まさき
ファンタジー
異世界転生した最強の金持ち嫡男、
専属エルフメイドと美少女騎士に囲まれて至福のハーレム生活
現代日本で「地味だが実は超大富豪」という特殊な人生を送っていた青年は、ある日事故で命を落とす。
しかし目を覚ますと、そこは魔法と様々な種族が存在する異世界だった。
彼は大陸一の富を誇る名門貴族――
ヴァン・バレンティン家の嫡男カイルとして転生していたのだ。
カイルに与えられたのは
・世界一とも言える圧倒的な財力
・財力に比例して増大する規格外の魔力
そして何より彼を驚かせたのは――
彼に仕える十人の専属メイド全員が、巨乳美少女だったことである。
献身的なエルフのメイド長リリア。
護衛騎士でありながら隙あらば誘惑してくる女騎士シルヴィア。
さらに個性豊かな巨乳メイドたち。
カイルは持ち前の財力で彼女たちの願いを叶え、最高級の装備や生活を与えていく。
すると彼女たちの忠誠心と愛情はどんどん加速していき――
「カイル様……今日は私が、お世話をさせてください」
領地を狙う貴族を金と魔力で圧倒し、
時にはメイドたちの愛が暴走して甘すぎる時間に巻き込まれながらも、
最強の御曹司カイルは
世界一幸せなハーレムを築いていく。
最後までお読みいただきありがとうございました。よろしければ応援をお願いいたします。
アルフレッドは平穏に過ごしたい 〜追放されたけど謎のスキル【合成】で生き抜く〜
芍薬甘草湯
ファンタジー
アルフレッドは貴族の令息であったが天から与えられたスキルと家風の違いで追放される。平民となり冒険者となったが、生活するために竜騎士隊でアルバイトをすることに。
ふとした事でスキルが発動。
使えないスキルではない事に気付いたアルフレッドは様々なものを合成しながら密かに活躍していく。
⭐︎注意⭐︎
女性が多く出てくるため、ハーレム要素がほんの少しあります。特に苦手な方はご遠慮ください。

