魔法学園の落第生徒

悠莉

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基礎修行編

spell1

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魔法都市アルティア

魔導師学園の学園長室

そこに学園長と1人の男がいた

ライ「落ちこぼれの落第生徒か」

レイチェル「あぁしかも3人もな」

ライ「レイナ・ミュレット、シエル・メモリア、ネリア・フリードね…」

レイチェル「落ちこぼれの理由は会えば分かる」

――――
金髪の少女、レイナ・ミュレットは学園の中庭にいた

レイナ「テンコマンダー・ソードコマンド」

彼女の握った銀のアクセサリーが剣に変わった

レイナ「はっ!!」

レイナは剣を振ってばかりいる

少し遠くからライは見ていた

ライ「なるほどな~魔力の制御が上手く出来ない訳か」

ライ「魔力がデカイからだろうけど」

――――
銀髪の少女、シエル・メモリアは学園図書室にいた

シエル「古代アルティア語だと…『アムラ・ア・リーカ』現代語では『紅き火の球』」

少し離れた席からライは見ていた

ライ「賢者メモリアの孫か…せっかくの知識
も自覚なしじゃあな…」

――――
紅い髪の少女が路地裏を歩いていたが

ネリア「だれか知らねえがコソコソすんなよ、うぜぇ」

物陰からライは姿を見せた

ライ「お前さん『』が使えるのか」

ネリア「し?」

ライ「無意識かよ」

ネリア「何のようだ」

ライ「まぁ提案にかな」

――――
ネリア「聞いてねぇ…」

レイナ「?」

シエル「私たちなんでこの教室に呼ばれたんだろ?」

ライ「お前らが落ちこぼれだからだよ」

レイナ「えっ!?(この人いつの間に)」

ライ「さて、まずは…『ほう』」

シエル「?」

ネリア「なんだこれは」

レイナ「緑色の…オーラみたいな」

シエル「えっえぇ…むむ…」

ライ「もう少し濃くするか」

シエル「あ、見えた」

ライ「お前らの見てるオーラみたいなのは魔力」

ライ「魔導師は魔力を使い魔法を使う」

ライ「普通の魔導師は
魔力を集めるしゅう
魔力を纏うてん
魔力を視る
魔力を放つほう

ライ「これらを駆使して魔法に変える」

シエル「そんな事おじいちゃんの本には…」

ライ「当たり前だな、普通の魔導師は今言った4つを無意識に行える」

レイナ「私たちはなんで出来ないんですか?」

ライ「簡単に言うと魔力がデカイから」

ライ「今から面白い実験を見せてやる」

――――
ライ「集で魔力を手に集めて、放で放つだけなら真っ直ぐ…飛ぶ」

ライ「ところが…別の方法で放つと…」

レイナ「えっ!?光の球がジグザグに」

ライ「さて、まずは集の修行な」

ネリア「アンタ何者だ?」

ライ「ただの魔導師さ」
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