魔法学園の落第生徒

悠莉

文字の大きさ
上 下
14 / 28
ドラゴン退治編&魔法武闘会編

spell13

しおりを挟む
レックス「そうか、火竜は死したか」

ライ「性質上10年後には新しい固体が出現するだろう」

レックス「火竜には悪いことをした…」

ライ「どっちにしろあの数のワイバーンがいたならその内に討伐しなきゃいけなくなる」

レックス「旋竜いわくレシアナ雪原辺りに出現するだろうと」

ライ「あ、ところでやっぱりハゲルだったのか?」

レックス「あぁ、【執行のアーシャ】が処分を下した」

ライ「執行部の奴か?知らない名前だな」

レックス「お前が辞めた後に執行部の騎士団団長になった者だよ」

ライ「んで、俺に何のようだ?」

レックス「今年は魔法武闘会が行われる」

ライ「警備か」

レックス「コロシアム以外の場所は我々が警備しよう」

ライ「コロシアム内部かよ…」

レックス「それに皇女様もお前なら大丈夫だろう?」

ライ「知ってるなら連れ戻せよ」

レックス「何度も説得している」

ライ「アイツなんで家出したんだ」

レックス「情報には対価が…」

ライ「分かった分かった、コロシアムと皇女は任せろ」

レックス「13年前の事だ、アリア様が病死したのは」 

ライ「そうか…アリアが…」

レックス「陛下はちょうどワノクニとの交渉のためにワノクニにいた」

ライ「また間の悪いことで」

レックス「皇女様はそれを《父は母を見捨てた》と思い込んでいる」

ライ「アリア…様は皇帝に病気を隠してたって訳だ」

レックス「さすがに分かるか」

ライ「何年間そばにいたと思ってんだ、わかるよアリアの…アイツの考えることくらいなら」

レックス「コーネリア様を頼む…」

ライ「あぁ、ところでひとつ頼みがあるんだけど」

――――
レイナ「魔法武闘会ってあの魔法武闘会ですよね?」

シエル「それに私たちが出るなんて…」

ネリア「アタシは出ない」

ライ「ネリア」

ネリア「んだよ?」

ライ「優勝したらお前がさがしてる奴の情報を教えてやるよ」

ネリア「な、なんで…」

ライ「おいおい…俺は魔女の知り合いだぞ」

ネリア「よし、やってやる」

ライ「レイナは例の技教えてやる」

レイナ「本当に!?」

ライ「シエル、天空都市に連れて行ってやる」

シエル「天空都市、実在したんだ…」

ライ「よしよし、やる気になったな」



ライ「また修行するぞ…ただし、今回はネリアは修練の塔をさがして頂上を目指せ」

ライ「レイナは皇国騎士団の修練場に行って修行しろ、相手は用意する」

ライ「シエルは俺が見てやる」
しおりを挟む

処理中です...