7 / 233
“これはイメージです”にイラッとする件。
しおりを挟む
皆さんに今更言わずとも、多くの人がTVCMでイラっとしているであろう事を言っちゃいましょう。
それは、TVCM画像の右下段または左下段にちいさ~く表示される“これはイメージです”などの注意書きです。
一軒家の屋根の上で女優が歌っているシーンでは「これは演出です」、洗った衣服の臭いをモデルがかげば、綺麗な花のCGが出てきてすぐさま「これはイメージです」
・・・。分かります、分かりますよ、いちいち説明いただかなくても。
それがCM上で世界観を表現するための演出であったり、商品の効果を表現するものであったりして、「屋根にあがっているのはあくまで演出です、やって良いものと思われちゃ困ります。良い子は真似しないでね」「臭いをかいでも、花は出てきませんよ」と言う事は、良識あり洒落が分かる大人なら最初から分かってます。わざわざ釈明を表示してもらわなくても結構なんです。
昔はこんな無粋な説明は皆無だったのに、何故テロップが入るようになってしまったのか。
推測するに、つまらないクレームをいちいち入れる人が増えて対応に困った企業が取った苦肉の策だと思うんです。
例えば前述のCMで、新しい洗濯洗剤の香りがこんなに良くなった(まるで花に囲まれているような気分にさせる香りだ!)という事を強調したいから洗濯物をかいだ時にCGの花が空間にあふれるようにしたのに、それを見た視聴者から「洗濯物の臭いをかいだが花なんか出なかったぞ!」というクレームの電話が入るようになった。企業側としては「んな事あるわけないだろ空気読めや」と反論したいんですが、そんな事をお客様に言えるわけもなく、「こうこうこういう意図があってCMを作ってるんですよー。だから花はイメージであって、本物が出て来るわけではないんですよー」と懇切丁寧に説明するしかないわけです。
ですがそんなとんでもクレームが、自社や、競合他社にも次第に増えたのかもしれません。結果、先回りして「これはイメージです」と言うテロップを入れる様になったかもしれない、と私は思っています。
これを映像内に入れておけば、クレームが来た時も前より説明しやすいわけです。
どういうことかと言うと、釈明テロップを入れる事で、その後クレームが入っても「はい、ですからCMを流している間、右下に‛これはイメージです’と表示されてますよね?その通り、この花はイメージなんですよ~」と、‛うち、最初からイメージだって言ってるもんね!文句ないでしょ?’とクレーマーにドヤ顔できるわけです。
それにしても何を意図してCM作ってるか、ちょっと考えりゃ分かると思うんですけどね。それが「イメージを重視してきた日本のCMの良さ」だと思うんですが。嘆かわしい。文句がある人はアメリカのTVCMをずっと見続けていればいいんですよ。あちらのCMはイメージ先行のしゃれっ気のあるものはわずかで、ドアップで誰か分からない人が出てきて商品の説明をこれでもかとベラベラしゃべって終わり、なんてことはザラです。見ていてつまらないですよ。
しかし、元々はつまらないクレームをかけてきた人が悪いと言うものの、企業側も最初からクレームを怖がりすぎて過剰反応しているような気もします。現在では製品効果をうたうCMにはほぼ「これはイメージです」が表記されるようになり、明らかに「いや、言われなくても分かるけど」レベルまで表記されていて、見かけると本当にテロップが鬱陶しくてイラっとします。逆に「’これはイメージです’の表記がうるさい」と言うクレームは来てないんでしょうか。そちらの方がよほどあると思うんですが。
今の所、大手自動車メーカーはあまり表示を出していないようで安心して観てるんですが・・・。だって、車なんてイメージ先行の最たるもんじゃないですか。車のタフさをアピールしたくて、外国の広大な砂漠を1台の車が走っていくかっちょえーCMで、右下に“これはイメージです”なんて表示されたら興ざめするでしょう?「分かっとるわ!しがない、いちリーマン日本人がこんな外国の砂漠を高級車でぶっぱなせるなんて思っていませんがな!」とCMを見ている人は総ツッコミするでしょうね。
それは、TVCM画像の右下段または左下段にちいさ~く表示される“これはイメージです”などの注意書きです。
一軒家の屋根の上で女優が歌っているシーンでは「これは演出です」、洗った衣服の臭いをモデルがかげば、綺麗な花のCGが出てきてすぐさま「これはイメージです」
・・・。分かります、分かりますよ、いちいち説明いただかなくても。
それがCM上で世界観を表現するための演出であったり、商品の効果を表現するものであったりして、「屋根にあがっているのはあくまで演出です、やって良いものと思われちゃ困ります。良い子は真似しないでね」「臭いをかいでも、花は出てきませんよ」と言う事は、良識あり洒落が分かる大人なら最初から分かってます。わざわざ釈明を表示してもらわなくても結構なんです。
昔はこんな無粋な説明は皆無だったのに、何故テロップが入るようになってしまったのか。
推測するに、つまらないクレームをいちいち入れる人が増えて対応に困った企業が取った苦肉の策だと思うんです。
例えば前述のCMで、新しい洗濯洗剤の香りがこんなに良くなった(まるで花に囲まれているような気分にさせる香りだ!)という事を強調したいから洗濯物をかいだ時にCGの花が空間にあふれるようにしたのに、それを見た視聴者から「洗濯物の臭いをかいだが花なんか出なかったぞ!」というクレームの電話が入るようになった。企業側としては「んな事あるわけないだろ空気読めや」と反論したいんですが、そんな事をお客様に言えるわけもなく、「こうこうこういう意図があってCMを作ってるんですよー。だから花はイメージであって、本物が出て来るわけではないんですよー」と懇切丁寧に説明するしかないわけです。
ですがそんなとんでもクレームが、自社や、競合他社にも次第に増えたのかもしれません。結果、先回りして「これはイメージです」と言うテロップを入れる様になったかもしれない、と私は思っています。
これを映像内に入れておけば、クレームが来た時も前より説明しやすいわけです。
どういうことかと言うと、釈明テロップを入れる事で、その後クレームが入っても「はい、ですからCMを流している間、右下に‛これはイメージです’と表示されてますよね?その通り、この花はイメージなんですよ~」と、‛うち、最初からイメージだって言ってるもんね!文句ないでしょ?’とクレーマーにドヤ顔できるわけです。
それにしても何を意図してCM作ってるか、ちょっと考えりゃ分かると思うんですけどね。それが「イメージを重視してきた日本のCMの良さ」だと思うんですが。嘆かわしい。文句がある人はアメリカのTVCMをずっと見続けていればいいんですよ。あちらのCMはイメージ先行のしゃれっ気のあるものはわずかで、ドアップで誰か分からない人が出てきて商品の説明をこれでもかとベラベラしゃべって終わり、なんてことはザラです。見ていてつまらないですよ。
しかし、元々はつまらないクレームをかけてきた人が悪いと言うものの、企業側も最初からクレームを怖がりすぎて過剰反応しているような気もします。現在では製品効果をうたうCMにはほぼ「これはイメージです」が表記されるようになり、明らかに「いや、言われなくても分かるけど」レベルまで表記されていて、見かけると本当にテロップが鬱陶しくてイラっとします。逆に「’これはイメージです’の表記がうるさい」と言うクレームは来てないんでしょうか。そちらの方がよほどあると思うんですが。
今の所、大手自動車メーカーはあまり表示を出していないようで安心して観てるんですが・・・。だって、車なんてイメージ先行の最たるもんじゃないですか。車のタフさをアピールしたくて、外国の広大な砂漠を1台の車が走っていくかっちょえーCMで、右下に“これはイメージです”なんて表示されたら興ざめするでしょう?「分かっとるわ!しがない、いちリーマン日本人がこんな外国の砂漠を高級車でぶっぱなせるなんて思っていませんがな!」とCMを見ている人は総ツッコミするでしょうね。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
痩せたがりの姫言(ひめごと)
エフ=宝泉薫
青春
ヒロインは痩せ姫。
姫自身、あるいは周囲の人たちが密かな本音をつぶやきます。
だから「姫言」と書いてひめごと。
別サイト(カクヨム)で書いている「隠し部屋のシルフィーたち」もテイストが似ているので、混ぜることにしました。
語り手も、語られる対象も、作品ごとに異なります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる