メルカリの歩き方。

返品キャンセルは品物が返品されてから！【メルカリ】

メルカリを出品も購入もしており楽しく利用している筆者が、【これを知っておかないとトラブルになるよ！】とメルカリ初心者の皆さんに伝えたいシリーズ、今回は【返品】についてです。
最近頻繁に見かけるトラブルが出品者、購入者共に【荷物が発送されてから/届いてから返品という話になり、相手からキャンセル申請が飛んできたので了承したら取引画面が消え連絡が取れなくなった。商品は返っていないどうしよう】というものです。
返品キャンセルをするなら、商品がきちんと出品者の手元に返ってからキャンセルボタンを押すんです。手元に返る前にキャンセルボタンを押すとそのまま購入者に配達されそのまま商品をネコババされる恐れがあります。出品者側は品物も売り上げも失い大損、翻って購入者は購入代金は返金され商品は手元にあるつまりボロ儲けとなり、悪意ある購入者の中にはこの仕組みを悪用しルールを知らない出品者を騙して発送後にわざとキャンセルしたいと言い出すのです。
そもそもきちんとメルカリのルールを知らないのに適当に処理してはいけません。正しい返品キャンセルの方法を次から詳しく説明しましょう。


まず、メルカリで言う【返品】の大前提ですが、
商品に問題があった場合しか返品できません。
Amazonや楽天、ZOZOTOWN等の通販会社なら、『（商品に問題はないけど）自分が気にいらなかった、イメージと違った』と言う購入者理由でも返品はできますが、メルカリは購入者都合の返品はできません。
それをまず覚えていて下さい。


では、【商品に問題があった場合】とは具体的にどう言う状態かと言うと
・購入した品物と違う物が届いた場合
・商品説明や写真にない傷や汚れダメージがあった場合
・偽物が届いた場合（ブランド品が多い）
・海賊版、偽造品、コピー品が届いた場合（DVD、CD、フィギュア、トレーディングカード、アイドルグッズやアニメグッズ、化粧品等に多い）
・商品が壊れて届いた場合（割れ物、時計など精密機械に多い）
です。
返品対象になるかが難しい事が
・商品がタバコくさい場合
悩む場合はとりあえずメルカリ事務局に相談してください。

それでは次に返品キャンセルの方法です。これが手順・方法を全く知らない人が多いだけではなく、知らないまま返品キャンセル作業をなんとなく進め、後でトラブルになる事例が多すぎます。出品者も購入者もお金が関わっているんですから分からなければ【なんとなく】で動かないでください。事前に必ずメルカリに聞く事が大事です。では、方法をお伝えします。

まず
あなたが購入者側で【届いた品物に問題があった】場合です。どんな事が【問題があった】ものに入るのか、は前述した内容を確認ください。

１：出品者に（取引画面のメッセージで）連絡し、返品キャンセルに向けて話し合いします★。今回は出品者に責任がある為、着払いで相手に商品を返します（着払いになるという事も相手に事前了承を得ます）。着払いは
メッセージで相手の住所氏名電話番号を聞き、こちらからも自分の住所氏名を教えます※
★商品の具体的なダメージを出品者に見せる場合は、写真を撮り、出品画面で9999999円と他の人が買えない値段にし、写真を添付してタイトルには【〇〇様確認用】と入れアップします。出品者に写真をアップした為確認用写真をご参照くださいとメッセージを入れ見てもらいましょう。出品者が確認した後はその出品画面は削除して大丈夫です。
※１の時点で出品者と連絡が取れない、または出品者が返品を承諾しない、返品先を教えないなど揉めている場合はメルカリ事務局へ相談してください。

２：着払いで相手に商品を送付します。
相手から送られてきた状態に直し返すことがベストですから、梱包材など届いた時の物を使う事が良いのですが、廃棄してしまっている場合は自分で用意しましょう。梱包は水濡れ対策としてOPP袋に入れ→袋か箱に入れます。品物が壊れやすい物で最初から段ボールで届いた場合は、返す際も段ボールにしてください。お相手には大切な商品ですから返品時に損傷がないよう丁寧に扱いましょう。
着払いは郵便局や、クロネコヤマト、佐川急便等の宅配会社で可能です。着払いには大抵追跡機能はありますが、分からない場合は返品する前に一言「追跡はありますか」と聞いてください（メルカリ事務局からも「返品は追跡のある方法でしてください」と指示される為）。
発送元にあなたの氏名住所を書き、発送先に相手の住所氏名電話番号を記入します。受付に着払い伝票を貼った荷物を渡すと受付後1枚目の着払い伝票をあなたに返してくれます。取引キャンセル作業が無事に終わるまで伝票は必ず保管しておきましょう。その後メッセージで出品者に追跡番号と業者は何で送ったか（郵便局かヤマトか佐川等か）伝えましょう。

ここで「なぜ着払いなのか」「なぜ追跡ありの返品方法なのか」と疑問に持たれた方。良い質問です。「なぜ着払いなのか」は、出品者に責任がある場合です。返品する際に出品者購入者どちらかが送料を負担しないといけませんが、届いた品物が間違えていた、出品画面と違い汚れがひどいなど元から商品に問題があった場合は購入者の責任にはなりませんよね。出品者側の責任なので返品送料を持つ、つまり着払いとなるわけです。購入者都合の場合は購入者が返品送料を持つ、つまり元払いとなりますが、前述した通り「届いた品物は合っているが自分の好みじゃない、もう必要ない」と言った購入者の都合ではメルカリでは返品はできません。ですから返品は原則着払いになる、というわけです。
もう一点「なぜ追跡ありの返品方法なのか」、これは新たな火種を避ける為です。もし追跡機能のない普通郵便で返送した場合、発送した証拠も受け取った事も分かりづらい為、発送者が「発送していないのに発送した」、受取人が「受け取ったのに受け取っていない」と発送や受領に関していくらでも嘘を言えるわけです。また、本当に返送したとしても配送途中で紛失した場合、追跡機能がない為郵便局での調査も難航します。返品する事自体がすでにトラブルが起きていて購入者出品者共にピリピリしているのに、返品配送でもトラブルが起きたらお互い疑心暗鬼にもなり返品キャンセル作業が遅れに遅れ泥沼化しかねません。スムーズな返品は必ず追跡がある方法にしてください。鉄則です。

３：出品者に無事商品が戻ってきたら、出品者は商品にそれ以上のダメージがないか検品します。問題がなければ出品者から取引キャンセルボタンを押します。

４：購入者は取引キャンセル内容をチェックしましょう。（本来のキャンセル理由が商品の不備であるのに「購入者側からキャンセルを頼まれた」等不当に購入者責任にされていたら一度却下し、正当な理由に変えてもらいましょう）正当な理由なら取引キャンセルボタンに同意します。

５：取引キャンセルが成立します。購入者にはメルカリから購入代金が返金されます。

以上で取引キャンセル作業は終了です。
気を付けなければいけないポイントは
・出品者に商品が戻ってから出品者が取引キャンセルボタンを押す事
・商品に問題があれば出品者責任なので着払いで返品である事
・必ず追跡のある方法で返送する事

です。最後に手順をまとめましたので、しっかり読んで手順を間違わないようにしてください。

返品キャンセル方法おさらい
【届いた品物に問題※（説明にないダメージがあった/商品が違う等）があった】
１：購入者は出品者にアプリ内の取引画面でメッセージを送り、商品に問題があった為返品キャンセルをしたい事を伝える。着払いに同意してもらい、返送する為に出品者の住所氏名電話番号を聞く。

２：郵便局またはクロネコヤマト等の宅配会社から着払いで発送する。
配送先に相手の住所氏名電話番号を記入、配送元には自分の住所氏名を記入する。着払い伝票は取引キャンセルが無事に終わるまで手元に保管する。
発送後は出品者にメッセージで追跡番号と業者（郵便局/宅配会社など）名を伝える。

３：出品者は商品が戻ったら中身を検品する。問題がなければ取引キャンセルボタンを押す。

４：購入者はキャンセル内容を確認し、問題がなければ取引キャンセル申請を承認する。

５：メルカリ事務局から購入者に購入代金が返金される。


★１から５のうち何か問題が起きたら都度メルカリ事務局へ報告相談しメルカリの指示を仰ぐ。決して自分の思い込みで行動しない事。

【例外】
※ハイブランド品でニセモノだったり、CD/DVD/カード等がサンプル品・海賊版・コピー等悪質な場合は出品者に連絡すると同時にメルカリ事務局にも事情を話し取引キャンセルしたい旨を伝えメルカリの指示に従ってください。


と言う訳で今回はメルカリの取引キャンセルの方法を具体的に記載しました。手順を間違えないように焦らずゆっくり対処すれば大丈夫。途中で相手ともめる等ややこしくなってきたらメルカリ事務局に相談してくださいね。

では調子に乗って最後にコマーシャル。

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