72 / 108
【番外編※不定期更新】〜嫌われ者の兄はやり直しの義弟達の愛玩人形になる〜
助けてくれたのは 〜シャルルside〜
しおりを挟む
夕食時になり、従者たちが声をかけてくるが俺は無視をしたままベッドの中でうずくまっていた。
時間が経ち、恐怖に麻痺した頭の中でジェイドの言葉を思い出す。
父とフロルさんを殺す……ジェイドとリエンを捨てる……ウォールマン家を潰す……
あの時のジェイドの表情は嘘を言っているようには見えなかった。
本当にその人生を歩んできたような真実味を感じてしまう。
「そんな訳……ないだろ。もう一度人生をやり直すなんて……」
くるまっていた毛布をぎゅっと握りしめ、また体を小さく丸める。
目を閉じると二人の真っ直ぐな瞳が俺を責め立てる。
『自分たちを不幸にしたのは兄さんのせいだ』
ーー違う……俺は皆を不幸になんかさせない……。絶対にさせない……
暗闇に包まれた部屋の中で何度も何度も自分に言い聞かせ、そのたびに瞳からは涙が溢れてくる。
何をどうすればいいのかわからない、誰か助けてほしい……
そう願っていると、部屋の扉をノックする音が聞こえた。
従者かと思い返事をせずに無視していると、違う声が俺の名を呼ぶ。
「シャルル、大丈夫か? 少し話ができないか?」
部屋に訪れてきたのは、父だった。
ベッドから抜け出し、重い足取りでドアの鍵を外すと父が心配そうな顔で俺を見下ろす。
「部屋に入ってもいいか?」
「……はい」
父を部屋へと招き入れる。
父がランプに火を灯し、暗闇の部屋がぼんやりと明るくなった。
二人でソファーに腰掛けると、話しかけられる。
「怖い思いをさせてしまったな。フロルは今のところ落ち着いている」
「……よかった、です」
父に責め立てられるかと思ったけれど、そんなことはなく俺のことを心配してくれる。
膝の上で握りしめていた手を、父の大きな手が包み込んでくへ、父の優しい声に恐怖ばかりだった心に温かさが流れ込む。
このまま、今日のジェイドとリエンとの出来事について父に話を聞いてもらおうか……そう思っていると、父が話しかけてくる。
「主治医に相談をして、一度フロルを専門の医師に見せた方がいいだろうと言われたんだ。フロルとも話をして、できれば早い方が皆に心配をかけないだろうと思っている。今日か明日にでも、王都へ出発しようかと思っているんだが……」
王都……
『医者に見せるために父上と母上は王都に向かい、その道中に二人は野盗に殺されました』
ジェイドの言葉が頭の中で再生され、恐怖で体が震え思わず大声で叫んでしまう。
「父様っ! 王都には行ってはいけません!」
「ど、どうしたんだシャルル? そんな怖い顔をして……」
父が心配そうに俺の顔を覗き込んでくる。
咄嗟に父たちが王都に行くことを止めたが、頭の中は激しく混乱していた。
どうしよう、なんて説明すれば……
「えっと……その……学園で噂話を聞いたんです。最近、王都に向かう馬車を野盗が襲う事件が多発している、って……。だから、心配で……」
「そう、なのか……」
父は少し考え、不安でいっぱいの俺の頭を撫でてくれる。
「じゃあ、安全を確認してから行くことにするよ。フロルも今のところ落ち着いているからな。野盗の件は再度確認しておく。シャルル、忠告してくれてありがとう」
父はそう言って感謝の言葉をくれた。
俺は素直に喜べず、不安だけがどんどん大きくなっていく。
俺はどうしたらいい?
何をしても皆を不幸にするのか?
本当に父とフロルさんを死に追いやり、ジェイドたちを捨てて、ウォールマン家を潰してしまうのか?
ジェイドの言った言葉が何度も何度も呪いのように頭の中で繰り返される。
ーーいやだ……いやだ、いやだ。皆を殺したくなんかない。嫌だ……絶対にいやだ……
ジェイドの言葉を否定し続け、眠れない夜が明ける。
冷え切った部屋の中、膝を抱えずっと考え込みながら窓の外を見つめ雪が降らないことを祈る。
窓から見えていた青空が徐々に雨雲へと変わる。
ダメだ、やめてくれと願っても俺の願いは叶わず空一面に広がった雨雲は色を濃くし……夕方から雪がチラつき始めた。
「ハハ……ジェイドの……言った通りだ」
ふり始めた雪を見て、ジェイドとリエンの言葉が本当なのかもしれないという気持ちがどんどん膨らんでいく。
冷えた窓ガラスに触れ、指先の熱が奪われる。
「俺が自分勝手に行動すると、皆を不幸にする、か……」
雪は少しずつ激しくなり、しばらく経つと庭一面をうっすらと雪が包み込んでいた。
呆然と雪を見つめ、小さくため息を吐く。
もう、心も体も疲れてしまった。
自分一人では、ジェイドの言っていた不幸な未来は変えられない。
「…………助けて」
溢れた声が静かな部屋に響く。
何も考えられなくなった俺は、窓に背を向け……部屋の扉の方へと歩き出した。
ジェイドたちに対する恐怖よりも、これから待ち受ける未来の方が怖かった。
すがるようにジェイドの元へと向かい、ジェイドを見た瞬間、不安でいっぱいだった心がはち切れて涙が溢れた。
兄としてのプライドもなく、何度も助けを求めてジェイドの名を呼んだ。
そして、情けなく涙する俺の不安を、ジェイドは受け止めてくれる。
ジェイドは優しく俺の手を握り微笑みをくれる。
「私とリエンのそばにいてくれればいいんですよ」
その言葉に心が救われた。
ジェイドとリエンのそばにいればいい。
二人だけを見つめ、二人だけを信じればいい。
そうすれば、誰も不幸にならない。
そして……二人は俺のそばにいてくれると言ってくれた。
ずっと……永遠に……
時間が経ち、恐怖に麻痺した頭の中でジェイドの言葉を思い出す。
父とフロルさんを殺す……ジェイドとリエンを捨てる……ウォールマン家を潰す……
あの時のジェイドの表情は嘘を言っているようには見えなかった。
本当にその人生を歩んできたような真実味を感じてしまう。
「そんな訳……ないだろ。もう一度人生をやり直すなんて……」
くるまっていた毛布をぎゅっと握りしめ、また体を小さく丸める。
目を閉じると二人の真っ直ぐな瞳が俺を責め立てる。
『自分たちを不幸にしたのは兄さんのせいだ』
ーー違う……俺は皆を不幸になんかさせない……。絶対にさせない……
暗闇に包まれた部屋の中で何度も何度も自分に言い聞かせ、そのたびに瞳からは涙が溢れてくる。
何をどうすればいいのかわからない、誰か助けてほしい……
そう願っていると、部屋の扉をノックする音が聞こえた。
従者かと思い返事をせずに無視していると、違う声が俺の名を呼ぶ。
「シャルル、大丈夫か? 少し話ができないか?」
部屋に訪れてきたのは、父だった。
ベッドから抜け出し、重い足取りでドアの鍵を外すと父が心配そうな顔で俺を見下ろす。
「部屋に入ってもいいか?」
「……はい」
父を部屋へと招き入れる。
父がランプに火を灯し、暗闇の部屋がぼんやりと明るくなった。
二人でソファーに腰掛けると、話しかけられる。
「怖い思いをさせてしまったな。フロルは今のところ落ち着いている」
「……よかった、です」
父に責め立てられるかと思ったけれど、そんなことはなく俺のことを心配してくれる。
膝の上で握りしめていた手を、父の大きな手が包み込んでくへ、父の優しい声に恐怖ばかりだった心に温かさが流れ込む。
このまま、今日のジェイドとリエンとの出来事について父に話を聞いてもらおうか……そう思っていると、父が話しかけてくる。
「主治医に相談をして、一度フロルを専門の医師に見せた方がいいだろうと言われたんだ。フロルとも話をして、できれば早い方が皆に心配をかけないだろうと思っている。今日か明日にでも、王都へ出発しようかと思っているんだが……」
王都……
『医者に見せるために父上と母上は王都に向かい、その道中に二人は野盗に殺されました』
ジェイドの言葉が頭の中で再生され、恐怖で体が震え思わず大声で叫んでしまう。
「父様っ! 王都には行ってはいけません!」
「ど、どうしたんだシャルル? そんな怖い顔をして……」
父が心配そうに俺の顔を覗き込んでくる。
咄嗟に父たちが王都に行くことを止めたが、頭の中は激しく混乱していた。
どうしよう、なんて説明すれば……
「えっと……その……学園で噂話を聞いたんです。最近、王都に向かう馬車を野盗が襲う事件が多発している、って……。だから、心配で……」
「そう、なのか……」
父は少し考え、不安でいっぱいの俺の頭を撫でてくれる。
「じゃあ、安全を確認してから行くことにするよ。フロルも今のところ落ち着いているからな。野盗の件は再度確認しておく。シャルル、忠告してくれてありがとう」
父はそう言って感謝の言葉をくれた。
俺は素直に喜べず、不安だけがどんどん大きくなっていく。
俺はどうしたらいい?
何をしても皆を不幸にするのか?
本当に父とフロルさんを死に追いやり、ジェイドたちを捨てて、ウォールマン家を潰してしまうのか?
ジェイドの言った言葉が何度も何度も呪いのように頭の中で繰り返される。
ーーいやだ……いやだ、いやだ。皆を殺したくなんかない。嫌だ……絶対にいやだ……
ジェイドの言葉を否定し続け、眠れない夜が明ける。
冷え切った部屋の中、膝を抱えずっと考え込みながら窓の外を見つめ雪が降らないことを祈る。
窓から見えていた青空が徐々に雨雲へと変わる。
ダメだ、やめてくれと願っても俺の願いは叶わず空一面に広がった雨雲は色を濃くし……夕方から雪がチラつき始めた。
「ハハ……ジェイドの……言った通りだ」
ふり始めた雪を見て、ジェイドとリエンの言葉が本当なのかもしれないという気持ちがどんどん膨らんでいく。
冷えた窓ガラスに触れ、指先の熱が奪われる。
「俺が自分勝手に行動すると、皆を不幸にする、か……」
雪は少しずつ激しくなり、しばらく経つと庭一面をうっすらと雪が包み込んでいた。
呆然と雪を見つめ、小さくため息を吐く。
もう、心も体も疲れてしまった。
自分一人では、ジェイドの言っていた不幸な未来は変えられない。
「…………助けて」
溢れた声が静かな部屋に響く。
何も考えられなくなった俺は、窓に背を向け……部屋の扉の方へと歩き出した。
ジェイドたちに対する恐怖よりも、これから待ち受ける未来の方が怖かった。
すがるようにジェイドの元へと向かい、ジェイドを見た瞬間、不安でいっぱいだった心がはち切れて涙が溢れた。
兄としてのプライドもなく、何度も助けを求めてジェイドの名を呼んだ。
そして、情けなく涙する俺の不安を、ジェイドは受け止めてくれる。
ジェイドは優しく俺の手を握り微笑みをくれる。
「私とリエンのそばにいてくれればいいんですよ」
その言葉に心が救われた。
ジェイドとリエンのそばにいればいい。
二人だけを見つめ、二人だけを信じればいい。
そうすれば、誰も不幸にならない。
そして……二人は俺のそばにいてくれると言ってくれた。
ずっと……永遠に……
343
あなたにおすすめの小説
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
悪役令嬢の兄でしたが、追放後は参謀として騎士たちに囲まれています。- 第1巻 - 婚約破棄と一族追放
大の字だい
BL
王国にその名を轟かせる名門・ブラックウッド公爵家。
嫡男レイモンドは比類なき才知と冷徹な眼差しを持つ若き天才であった。
だが妹リディアナが王太子の許嫁でありながら、王太子が心奪われたのは庶民の少女リーシャ・グレイヴェル。
嫉妬と憎悪が社交界を揺るがす愚行へと繋がり、王宮での婚約破棄、王の御前での一族追放へと至る。
混乱の只中、妹を庇おうとするレイモンドの前に立ちはだかったのは、王国騎士団副団長にしてリーシャの異母兄、ヴィンセント・グレイヴェル。
琥珀の瞳に嗜虐を宿した彼は言う――
「この才を捨てるは惜しい。ゆえに、我が手で飼い馴らそう」
知略と支配欲を秘めた騎士と、没落した宰相家の天才青年。
耽美と背徳の物語が、冷たい鎖と熱い口づけの中で幕を開ける。
嫌われ魔術師の俺は元夫への恋心を消去する
SKYTRICK
BL
旧題:恋愛感情抹消魔法で元夫への恋を消去する
☆11/28完結しました。
☆第11回BL小説大賞奨励賞受賞しました。ありがとうございます!
冷酷大元帥×元娼夫の忘れられた夫
——「また俺を好きになるって言ったのに、嘘つき」
元娼夫で現魔術師であるエディことサラは五年ぶりに祖国・ファルンに帰国した。しかし暫しの帰郷を味わう間も無く、直後、ファルン王国軍の大元帥であるロイ・オークランスの使者が元帥命令を掲げてサラの元へやってくる。
ロイ・オークランスの名を知らぬ者は世界でもそうそういない。魔族の血を引くロイは人間から畏怖を大いに集めながらも、大将として国防戦争に打ち勝ち、たった二十九歳で大元帥として全軍のトップに立っている。
その元帥命令の内容というのは、五年前に最愛の妻を亡くしたロイを、魔族への本能的な恐怖を感じないサラが慰めろというものだった。
ロイは妻であるリネ・オークランスを亡くし、悲しみに苛まれている。あまりの辛さで『奥様』に関する記憶すら忘却してしまったらしい。半ば強引にロイの元へ連れていかれるサラは、彼に己を『サラ』と名乗る。だが、
——「失せろ。お前のような娼夫など必要としていない」
噂通り冷酷なロイの口からは罵詈雑言が放たれた。ロイは穢らわしい娼夫を睨みつけ去ってしまう。使者らは最愛の妻を亡くしたロイを憐れむばかりで、まるでサラの様子を気にしていない。
誰も、サラこそが五年前に亡くなった『奥様』であり、最愛のその人であるとは気付いていないようだった。
しかし、最大の問題は元夫に存在を忘れられていることではない。
サラが未だにロイを愛しているという事実だ。
仕方なく、『恋愛感情抹消魔法』を己にかけることにするサラだが——……
☆お読みくださりありがとうございます。良ければ感想などいただけるとパワーになります!
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
有能すぎる親友の隣が辛いので、平凡男爵令息の僕は消えたいと思います
緑虫
BL
第三王子の十歳の生誕パーティーで、王子に気に入られないようお城の花園に避難した、貧乏男爵令息のルカ・グリューベル。
知り合った宮廷庭師から、『ネムリバナ』という水に浮かべるとよく寝られる香りを放つ花びらをもらう。
花園からの帰り道、噴水で泣いている少年に遭遇。目の下に酷いクマのある少年を慰めたルカは、もらったばかりの花びらを男の子に渡して立ち去った。
十二歳になり、ルカは寄宿学校に入学する。
寮の同室になった子は、まさかのその時の男の子、アルフレート(アリ)・ユーネル侯爵令息だった。
見目麗しく文武両道のアリ。だが二年前と変わらず睡眠障害を抱えていて、目の下のクマは健在。
宮廷庭師と親交を続けていたルカには、『ネムリバナ』を第三王子の為に学校の温室で育てる役割を与えられていた。アリは花びらを王子の元まで運ぶ役目を負っている。育てる見返りに少量の花びらを入手できるようになったルカは、早速アリに使ってみることに。
やがて問題なく眠れるようになったアリはめきめきと頭角を表し、しがない男爵令息にすぎない平凡なルカには手の届かない存在になっていく。
次第にアリに対する恋心に気づくルカ。だが、男の自分はアリとは不釣り合いだと、卒業を機に離れることを決意する。
アリを見ない為に地方に移ったルカ。実はここは、アリの叔父が経営する領地。そこでたった半年の間に朗らかで輝いていたアリの変わり果てた姿を見てしまい――。
ハイスペ不眠攻めxお人好し平凡受けのファンタジーBLです。ハピエン。
【完結】王宮勤めの騎士でしたが、オメガになったので退職させていただきます
大河
BL
第三王子直属の近衛騎士団に所属していたセリル・グランツは、とある戦いで毒を受け、その影響で第二性がベータからオメガに変質してしまった。
オメガは騎士団に所属してはならないという法に基づき、騎士団を辞めることを決意するセリル。上司である第三王子・レオンハルトにそのことを告げて騎士団を去るが、特に引き留められるようなことはなかった。
地方貴族である実家に戻ったセリルは、オメガになったことで見合い話を受けざるを得ない立場に。見合いに全く乗り気でないセリルの元に、意外な人物から婚約の申し入れが届く。それはかつての上司、レオンハルトからの婚約の申し入れだった──
悪役神官の俺が騎士団長に囚われるまで
二三@冷酷公爵発売中
BL
国教会の主教であるイヴォンは、ここが前世のBLゲームの世界だと気づいた。ゲームの内容は、浄化の力を持つ主人公が騎士団と共に国を旅し、魔物討伐をしながら攻略対象者と愛を深めていくというもの。自分は悪役神官であり、主人公が誰とも結ばれないノーマルルートを辿る場合に限り、破滅の道を逃れられる。そのためイヴォンは旅に同行し、主人公の恋路の邪魔を画策をする。以前からイヴォンを嫌っている団長も攻略対象者であり、気が進まないものの団長とも関わっていくうちに…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。