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8章
双子の能力
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ルーファスの叔父であり、リュエールとシュトラールの大叔父であるギルが双子を興味深そうに見ながら抱きしめる。
「ははえー!ははえー!いーやー!」
「はがにー!あびー!ぐりー!いーやー!」
ギルに抱きしめられ、リュエールが朱里を必死に呼び、シュトラールに関してはハガネとアルビーとグリムレインに助けを求める始末。
「子供は危険察知能力が高いね」
アルビーが感心した声を出し、ルーファスも頷き、朱里が困った顔でルーファスとギルを見ながら、子供達に助けを出すべきか悩んでいる。
「リューとシューは1歳くらいでしたっけ?」
「ええ。1歳5ヶ月です」
ギルがシュトラールを朱里に渡し、リュエールを持ち上げる。
既にリュエールの尻尾は股の間でくるんと中に入って怯えている。
ギルがリュエールの口の中を見ながら牙を確認し、牙に指をグッと差し込むとギルの指から血がしたたり落ちる。
「ギルさん?あの、口から指を出してあげてください」
「平気ですよ。まだ乳歯なのに立派な牙だね。うん。流石16代目の当主の器かな」
ギルさんが平気でもうちの子が平気じゃないぃぃと、朱里が心の中でムンクの叫び状態で騒いでいると、ルーファスが「うちの子に血を付けないでくれ」と、ギルに抗議する。
「リュー、大叔父様はリューのせいで怪我をしちゃったよ?」
「ひぅっ」
自分でリュエールの牙に指を刺しておいて、ギルがまるでリュエールが悪いというように血が出ている指を見せると、リュエールが怯えた目をして固まっている。
「ギルさん!リューちゃんが可哀想ですから止めてあげてください!」
「リュー、リューが大叔父様の怪我を治さないと、リューの大事な『シュー』と『ははえー』が痛い痛いになるよ?」
「ふぇ?」と、間抜けな朱里の声がするとギルに片手で首を掴まれそのまま持ち上げられる。
背の低い朱里には180cm以上もあるギルに少し持ち上げられるだけで床から足が浮いてしまう。
朱里が驚いて足をバタつかせると、ルーファスとアルビーも驚いて止めに掛かるが、既にギルによって結界に閉じ込められた後だった。
「うぐっ・・・あ、ギル、さん」
「さぁ、リューどうする?私はリューが生まれた時点でアカリとシューの価値は低いんだ」
リュエールを腕に抱き、片手では朱里の首を持って持ち上げるギルと、腕にはシュトラールを抱いている朱里。
シュトラールを落とさないように朱里が腕に力を入れれば入れるほど首が締まり、腕の力が抜けていきそうになる。
「ギル叔父上!今すぐ止めろ!」
「ギル!悪ふざけにも程がある!!」
ルーファスとアルビーが結界を叩きながら怒りの声を上げるが、ギルは一向に止めようとしない。
「シュ・・・ちゃ・・・」
「ははえー?」
フッと意識が途切れ、朱里の力が抜けるとギルが朱里の首から手を離し、シュトラールと朱里が床に倒れる。
「アカリ!シュトラール!」
「アカリ!シュー!ギル!本当に何してんの!」
ルーファスとアルビーが声を荒げると、ゴキッと鈍い音がし、ギルが顔をしかめるとギルの腕からリュエールが獣化して床に飛び降りる。
「ウウウウッ」
リュエールが唸り声を上げながら背中の毛を逆なでて威嚇しながら朱里の側へ後ずさっていく。
朱里の腕の間から獣化したシュトラールが這い出ると、リュエールの尻尾を噛んで引きずりながら朱里の顔の近くへ持って行く。
「クウー・・・」
「キュー・・・」
朱里の顔にスリ寄り2人で朱里を起こそうと顔をグイグイと押し付けるが、朱里が起き上がらず、床に赤い染みが小さく広がる。
「しまった!不味い」
ギルが小さく呟くとリュエールとシュトラールを押しのけて朱里を抱き寄せると、朱里の頭がガクッと揺れ、頭から血が流れ落ちる。
「・・・解除」
結界が消えるとルーファスとアルビーがギルから朱里を奪い取ると、朱里の名前を呼ぶ。
「アカリ!しっかりしろ!」
「直ぐに怪我を治すから・・・あっ、リュー!シュー!私に命令して!アカリを助けてって!」
ルーファスが朱里の顔の近くに耳を当て、怪訝な顔をした後に朱里の胸の上に耳を当てる。
「おい!アカリ!息をしろ!アルビー早く回復魔法を!」
「わかってるよ!リュー!シュー!お願いだから何か言って!」
ルーファスとアルビーの様子にリュエールとシュトラールが固まり、ギルが回復魔法を唱え始める。
「くそっ!リューに腕の骨を砕かれてるから魔力が出しずらい!」
「ギルの自業自得でしょ!早く治して!」
「ギル叔父上なんとかしろ!」
焦る3人の様子にリュエールとシュトラールが朱里の服を口で咥えて引っ張る。
「駄目だ・・・ごめん、ルーファス」
「ギル何言ってんの!諦めないでよ!もう一度回復魔法使って!」
「ギル叔父上!謝る前に、頼むから!アカリをどうにかしてくれ!」
ギルが回復魔法を止め顔を逸らし「こんなはずじゃなかったんだ。アカリの体の脆さを忘れてた・・・ごめん」と、震える声で言い、アルビーが金色の目から涙をボロッと落とす。
「アカリ、頼むから・・・目を開けろ・・・」
ルーファスが朱里の顔を撫でながら、まだ温かく熱をもった体から徐々に失われる体温に「待ってくれ」と、必死に言うが、心音も呼吸もしない朱里に心が押しつぶされそうになる。
ルーファスの目にリュエールとシュトラールが必死に朱里のスカートを咥えて引っ張る姿が映る。
「リュエール、シュトラール。まだ温かいうちに母上に抱いてもらえ」
朱里の腕にリュエールとシュトラールを抱かせると、ルーファスが3人を腕に抱きしめる。
「ははえー」
「ははえー」
幼い2人の声にルーファスが嗚咽を漏らすと、「ゲホッ・・・ケホッ」と、朱里が咳をしながら目を開ける。
ルーファスが朱里を見つめると、朱里の頭の血は無くなり、ギルに絞められた首の痕も綺麗に無くなっていた。
「ルーファス・・・、ケホッ」
「アカリ?」
「ん、なぁに?泣いてる?リューちゃんとシューちゃんまで引っ付いてる」
朱里の胸に耳を付けてトクンと鳴る心音を聞き、ルーファスが朱里を抱きしめると「キュウ!」と息子二人から抗議の声が上がる。
「アカリ、良かった。またアカリを失うところだった」
「あっ、ギルさん!ギルさんに首絞められた!シューちゃんは平気だった?」
朱里が思い出した!と、言わんばかりに声を上げリュエールとシュトラールを抱きしめながら、辺りを見魔渡す。
泣いているルーファスとアルビーに、少しバツの悪そうな顔をしているギル。
「アカリ、ごめん。私が悪かったよ。リューの力を見たくて本気で怖がらせようとしたら、アカリを殺してしまってた・・・」
「いえ、死んでませんよ!殺さないでください!もう!でも首を絞めるなんて危ないです!死ぬところだったじゃありませんか!うちの子供達に悪影響ですから止めてください!」
朱里がぷりぷり怒りながらギルに文句を言うと「実際死んでたんだよ?」と、アルビーが言うが朱里が首をかしげる。
「でも、今回の事で分かった事がありますよ。リューもシューも聖属性ですから回復魔法が見れるとおもったのですが、リューの能力は【破壊】です。物理的な物もそうですけど、少しでもリューの体に触れているところがあれば内部を破壊させる能力を使っています。私の腕の骨を折ったのがいい証拠です。おそらく、聖属性の力を破壊に使っていますね。人体の内部破壊は聖属性の禁呪の1つですからね」
ギルの言葉にルーファスと朱里がリュエールを見るが、本人は可愛い子狼の姿で首をかしげている。
「シューの能力は【全回復】ですね。アカリを治すついでなのか私の腕の骨も治してもらいました。アルビーの回復魔法より数段上なのは、アカリの【聖域】の能力が混ざっているせいでしょうね。ただ、魔力を使いすぎて獣化したまま戻れなくなってますから、2人共もう少し体力と魔力をコントロールさせた方が良いでしょうね」
ルーファスと朱里が顔を見合わせて息子二人を見て複雑な顔をする。
「うちの子すごーいって言えばいいのかな?」
「凄いの規模が想像外だ。まぁ、これから教えていけばいいか?」
「ははえー!ははえー!いーやー!」
「はがにー!あびー!ぐりー!いーやー!」
ギルに抱きしめられ、リュエールが朱里を必死に呼び、シュトラールに関してはハガネとアルビーとグリムレインに助けを求める始末。
「子供は危険察知能力が高いね」
アルビーが感心した声を出し、ルーファスも頷き、朱里が困った顔でルーファスとギルを見ながら、子供達に助けを出すべきか悩んでいる。
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「ええ。1歳5ヶ月です」
ギルがシュトラールを朱里に渡し、リュエールを持ち上げる。
既にリュエールの尻尾は股の間でくるんと中に入って怯えている。
ギルがリュエールの口の中を見ながら牙を確認し、牙に指をグッと差し込むとギルの指から血がしたたり落ちる。
「ギルさん?あの、口から指を出してあげてください」
「平気ですよ。まだ乳歯なのに立派な牙だね。うん。流石16代目の当主の器かな」
ギルさんが平気でもうちの子が平気じゃないぃぃと、朱里が心の中でムンクの叫び状態で騒いでいると、ルーファスが「うちの子に血を付けないでくれ」と、ギルに抗議する。
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「ひぅっ」
自分でリュエールの牙に指を刺しておいて、ギルがまるでリュエールが悪いというように血が出ている指を見せると、リュエールが怯えた目をして固まっている。
「ギルさん!リューちゃんが可哀想ですから止めてあげてください!」
「リュー、リューが大叔父様の怪我を治さないと、リューの大事な『シュー』と『ははえー』が痛い痛いになるよ?」
「ふぇ?」と、間抜けな朱里の声がするとギルに片手で首を掴まれそのまま持ち上げられる。
背の低い朱里には180cm以上もあるギルに少し持ち上げられるだけで床から足が浮いてしまう。
朱里が驚いて足をバタつかせると、ルーファスとアルビーも驚いて止めに掛かるが、既にギルによって結界に閉じ込められた後だった。
「うぐっ・・・あ、ギル、さん」
「さぁ、リューどうする?私はリューが生まれた時点でアカリとシューの価値は低いんだ」
リュエールを腕に抱き、片手では朱里の首を持って持ち上げるギルと、腕にはシュトラールを抱いている朱里。
シュトラールを落とさないように朱里が腕に力を入れれば入れるほど首が締まり、腕の力が抜けていきそうになる。
「ギル叔父上!今すぐ止めろ!」
「ギル!悪ふざけにも程がある!!」
ルーファスとアルビーが結界を叩きながら怒りの声を上げるが、ギルは一向に止めようとしない。
「シュ・・・ちゃ・・・」
「ははえー?」
フッと意識が途切れ、朱里の力が抜けるとギルが朱里の首から手を離し、シュトラールと朱里が床に倒れる。
「アカリ!シュトラール!」
「アカリ!シュー!ギル!本当に何してんの!」
ルーファスとアルビーが声を荒げると、ゴキッと鈍い音がし、ギルが顔をしかめるとギルの腕からリュエールが獣化して床に飛び降りる。
「ウウウウッ」
リュエールが唸り声を上げながら背中の毛を逆なでて威嚇しながら朱里の側へ後ずさっていく。
朱里の腕の間から獣化したシュトラールが這い出ると、リュエールの尻尾を噛んで引きずりながら朱里の顔の近くへ持って行く。
「クウー・・・」
「キュー・・・」
朱里の顔にスリ寄り2人で朱里を起こそうと顔をグイグイと押し付けるが、朱里が起き上がらず、床に赤い染みが小さく広がる。
「しまった!不味い」
ギルが小さく呟くとリュエールとシュトラールを押しのけて朱里を抱き寄せると、朱里の頭がガクッと揺れ、頭から血が流れ落ちる。
「・・・解除」
結界が消えるとルーファスとアルビーがギルから朱里を奪い取ると、朱里の名前を呼ぶ。
「アカリ!しっかりしろ!」
「直ぐに怪我を治すから・・・あっ、リュー!シュー!私に命令して!アカリを助けてって!」
ルーファスが朱里の顔の近くに耳を当て、怪訝な顔をした後に朱里の胸の上に耳を当てる。
「おい!アカリ!息をしろ!アルビー早く回復魔法を!」
「わかってるよ!リュー!シュー!お願いだから何か言って!」
ルーファスとアルビーの様子にリュエールとシュトラールが固まり、ギルが回復魔法を唱え始める。
「くそっ!リューに腕の骨を砕かれてるから魔力が出しずらい!」
「ギルの自業自得でしょ!早く治して!」
「ギル叔父上なんとかしろ!」
焦る3人の様子にリュエールとシュトラールが朱里の服を口で咥えて引っ張る。
「駄目だ・・・ごめん、ルーファス」
「ギル何言ってんの!諦めないでよ!もう一度回復魔法使って!」
「ギル叔父上!謝る前に、頼むから!アカリをどうにかしてくれ!」
ギルが回復魔法を止め顔を逸らし「こんなはずじゃなかったんだ。アカリの体の脆さを忘れてた・・・ごめん」と、震える声で言い、アルビーが金色の目から涙をボロッと落とす。
「アカリ、頼むから・・・目を開けろ・・・」
ルーファスが朱里の顔を撫でながら、まだ温かく熱をもった体から徐々に失われる体温に「待ってくれ」と、必死に言うが、心音も呼吸もしない朱里に心が押しつぶされそうになる。
ルーファスの目にリュエールとシュトラールが必死に朱里のスカートを咥えて引っ張る姿が映る。
「リュエール、シュトラール。まだ温かいうちに母上に抱いてもらえ」
朱里の腕にリュエールとシュトラールを抱かせると、ルーファスが3人を腕に抱きしめる。
「ははえー」
「ははえー」
幼い2人の声にルーファスが嗚咽を漏らすと、「ゲホッ・・・ケホッ」と、朱里が咳をしながら目を開ける。
ルーファスが朱里を見つめると、朱里の頭の血は無くなり、ギルに絞められた首の痕も綺麗に無くなっていた。
「ルーファス・・・、ケホッ」
「アカリ?」
「ん、なぁに?泣いてる?リューちゃんとシューちゃんまで引っ付いてる」
朱里の胸に耳を付けてトクンと鳴る心音を聞き、ルーファスが朱里を抱きしめると「キュウ!」と息子二人から抗議の声が上がる。
「アカリ、良かった。またアカリを失うところだった」
「あっ、ギルさん!ギルさんに首絞められた!シューちゃんは平気だった?」
朱里が思い出した!と、言わんばかりに声を上げリュエールとシュトラールを抱きしめながら、辺りを見魔渡す。
泣いているルーファスとアルビーに、少しバツの悪そうな顔をしているギル。
「アカリ、ごめん。私が悪かったよ。リューの力を見たくて本気で怖がらせようとしたら、アカリを殺してしまってた・・・」
「いえ、死んでませんよ!殺さないでください!もう!でも首を絞めるなんて危ないです!死ぬところだったじゃありませんか!うちの子供達に悪影響ですから止めてください!」
朱里がぷりぷり怒りながらギルに文句を言うと「実際死んでたんだよ?」と、アルビーが言うが朱里が首をかしげる。
「でも、今回の事で分かった事がありますよ。リューもシューも聖属性ですから回復魔法が見れるとおもったのですが、リューの能力は【破壊】です。物理的な物もそうですけど、少しでもリューの体に触れているところがあれば内部を破壊させる能力を使っています。私の腕の骨を折ったのがいい証拠です。おそらく、聖属性の力を破壊に使っていますね。人体の内部破壊は聖属性の禁呪の1つですからね」
ギルの言葉にルーファスと朱里がリュエールを見るが、本人は可愛い子狼の姿で首をかしげている。
「シューの能力は【全回復】ですね。アカリを治すついでなのか私の腕の骨も治してもらいました。アルビーの回復魔法より数段上なのは、アカリの【聖域】の能力が混ざっているせいでしょうね。ただ、魔力を使いすぎて獣化したまま戻れなくなってますから、2人共もう少し体力と魔力をコントロールさせた方が良いでしょうね」
ルーファスと朱里が顔を見合わせて息子二人を見て複雑な顔をする。
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