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15章番外編
黒狼と妖精のお家①
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温泉大陸でも森が広がっている温泉鳥の間欠泉の更に奥で木槌の音が鳴り響く。
木造りの2階建ての家の庭で丸みを帯びた彫刻を施してある木の板を組み立てて木槌で打ち付けているリュエールの姿があった。
14歳の頃からコツコツと温泉街に工房を構えたドワーフに教えてもらいながら作った家と家具作りは大分形になって来ていた。
家は何度も図案や模型を作ってドワーフにアドバイスを貰って2年の歳月をかけて作り上げた。
今現在は家具作りをしていて、今作っているのはキリンの為のウッドチェア。
エルフは自分で家具などを作れて一人前と聞いた時から、キリンには自分が作ってあげようと思い立ち、即座に行動に移した。
仕事が終わればコッソリ来て作っている。
我ながら秘密主義だとは思うが、キリンにはエルフの村と同じように手作りの木造りの物で過ごして欲しかった。
こちらの我が儘でこの大陸へ嫁入りさせてしまうのだから、せめてこのぐらいはしてあげたかった。
だからこそ、森の中に家を建てた。
気付けば16歳。
出会いから3年になろうとしていた。
夢に見ているのはキリンとの2人での生活。
今は両親の建てた家に住んでいるが、新婚生活を両親の元で過ごすのは勘弁願いたい。
「あと少し今日は進めておかないとね」
リュエールが今急いでいるわけは、キリンが「修行が終わりました!」と告げ、一人前のエルフにならないと作り方を教えてもらえない『エルフの回復薬』を教わり、転移魔法も習得したのである。
もうキリンの方はいつでも嫁入り出来る準備が完了していて、今はリュエールが迎えに来てくれるのを待っている状態なのだ。
リュエールとしては家は出来たのだから、もう迎えに行っても良いかと思う物の、家具を作り出したら、この全て木造りの家の中に、既製品の家具を入れたくなくなって、全部手作りしよう!と、止まらなくなってしまったのである・・・。
「早くこれもキリンに渡したいな」
リュエールが光に翳したのは宝石の付いた指輪。
光の溢れる森の陽射しの様な色の黄緑色の宝石スフェーンはカットが細かくしてあり、まるでダイヤモンドの様にキラキラとしている。
『永久不変』
スフェーンの石言葉を聞いて、色からもキリンにはこの石で指輪を贈りたいと思った。
太陽の光に充てると輝きを増す宝石は森の中で飛び回るキリンの輝きの様だと思ったのも決めたキッカケで【風雷商】に頼んでデザインした指輪を作ってもらった。
キリンを迎える準備は着々と進んでいた。
そんな折に、シュトラールの失踪が起きてリュエールの生活も少し変わる事になった。
女と消えた。
可愛がっていた獣騎のザックを置いて行った。
しかも魔法通信の腕輪をザックに預けて。
一度、家には帰らないと連絡があっただけでそれ以降の連絡は途絶えた。
【刻狼亭】の従業員を使って探しだしては、シュトラールに出し抜かれるように逃げられ、何回かそれが繰り返された。
母親の朱里が夢を見ては飛び起きる、母親の死体、祖母と妹の死体、霊安室で見た弟と父親の死体、そしてそこにシュトラールが倒れている・・・そんな悪夢を見ては泣きながらシュトラールを探しに外へ飛び出して行く。
ルーファスに何度連れ戻され、何度泣いていただろう?
食が細くなって何度か倒れた朱里にルーファスが付き添い、リュエールは【刻狼亭】の代理当主として動くようになっていた。
その間はキリンに会う事も出来ず、シュトラールに対して「帰ってきたら絶対に殴る」と決めていた。
約束していた日に会いに行けず、会いたい気持ちで胸が疼いては喉の渇く様なそんな日々が続いた。
その日は秋の紅葉と温泉を楽しもうという団体客で朝から客が多く、昼間は料亭が団体客で忙しく、夜は旅館の方で団体客が宴会場で騒いで、対応をしている間に昼ご飯も夕ご飯も食べる暇がなく、空きっ腹でイライラしていた。
日付が変わり、事務仕事を終えて帰ろう旅館出ると、ふわっと甘い香りがした。
「リュエールお疲れ様。お腹空いてる?お弁当食べない?」
バスケットを手にキリンが笑って旅館の出入り口の横に立っていた。
「キリン・・・?」
「ふふ。会いたくなって、我慢できずに来ちゃった!」
「来ちゃったって・・・って、何時間待ってたの?!」
もう日付も変わっている時間だというのに、ここで待っていたキリンはどれだけの長い間待っていたのだろうとリュエールはキリンの手を取ると、案の定冷たくなっていて、鼻の頭も少し赤くなっている。
「声掛けてよ。キリン風邪ひいちゃうよ?」
「邪魔したら悪いし、それにリュエールの働いてる姿遠目で見てたかったし」
「遠目って何処から?」
「エルフの目はすごーく良いんだよ」
自分の目を指さしてキリンが笑うと、リュエールが「ああ、もう駄目だな・・・」と呟いてキリンを抱きしめて耳元で「ごめんね」と呟くとキリンを抱き上げると走り出す。
「リュ、リュエール?」
「本当はこんな面倒くさいゴタついてる時に言うべきじゃないし、まだキリンを自由で居させてあげたかったんだけど、今キリンを見て、僕がキリンと離れるのが嫌だって思ったんだ」
リュエールを見上げながらキリンが意図を察して頬を赤くしていく。
森の奥を進み、木造りのリュエールがキリンの為に建てた家の前に着くとキリンをおろす。
「キリン、まだ中途半端で用意して上げれる物も少なくて、僕自身もまだ半人前でキリンには苦労掛けちゃいそうなんだ。でも、僕はキリンとこれ以上離れて暮らすのは無理。こっちの我が儘ばかり押し付けてごめんね。でもキリンと一生ここで暮らしていきたい」
「2人で一緒に居られるなら他は要らないよ。リュエールが半人前ならわたしも側で手伝って2人で一人前になろ!わたしもリュエールと一緒に暮らしていきたい!」
「キリン、僕と番って一生側に居て」
「はい。わたしとずっと暮らしてね」
キリンが微笑むとリュエールが目を細めて笑って唇に唇を重ねて、懐から指輪を取り出すとキリンの指に通して、キリンが指輪を見て嬉しそうに笑う。
「太陽の光に翳してみると良いよ、キリンみたいに輝くから」
「明日・・・じゃない、今日の太陽が楽しみ!」
「あと、まだ中は作りかけの家具が多いけど、僕とキリンの家なんだここ」
「このお家?凄いっ!見てもいい?」
「うん。今日からキリンの家だから」
2人で家に入ってリュエールが1室ずつ説明しながらキリンが手作りの家具に溢れた部屋に「凄いね!」と言いながらはしゃぎまわる。
ようやく一通り見て回って、キリンの作ったお弁当を食べていると、リュエールの腕輪に通信が入り、しまった!と、リュエールがバツの悪い顔になる。
「日付が変わってから仕事が終わって、今ご飯食べてる。うん、ごめん心配しないで。先に寝てて」
シュトラールの失踪で『帰るコール』など毎日していたのに、今日はスッカリ失念していた為に両親から心配されるという状況に、リュエールは少しため息を吐く。
本当にシューのお蔭でこっちは散々だよ・・・と、疾走した弟に心の中で文句を言って、「明日の朝、人を連れて行くから」と、言って通信を切る。
「リュエールのお家大変そうだね」
「うん・・・こんな時に一緒になりたいとか、迷惑かけてごめんね」
「ううん。わたしで手伝えることがあれば協力する!だって家族でしょ!」
「・・・キリンは森の女神なの?」
「ふぇっ?!」
2人で顔を見合わせて笑って、たまに泊まり込みで家造りをしていた時に持ち込んでいた布団に2人で抱き合う様にして眠って、次の日の朝『女将亭』に2人で行って結婚する旨をルーファスと朱里に告げた。
ルーファスは予想はしていたらしく「構わない」と言い、朱里は「寂しいけど2人が幸せになるなら反対なんかしないよ」と笑う。
その場で婚姻の書類にルーファスと朱里の署名を貰い魔法で書類を提出させて婚姻が受理され、2人は夫婦になった。
木造りの2階建ての家の庭で丸みを帯びた彫刻を施してある木の板を組み立てて木槌で打ち付けているリュエールの姿があった。
14歳の頃からコツコツと温泉街に工房を構えたドワーフに教えてもらいながら作った家と家具作りは大分形になって来ていた。
家は何度も図案や模型を作ってドワーフにアドバイスを貰って2年の歳月をかけて作り上げた。
今現在は家具作りをしていて、今作っているのはキリンの為のウッドチェア。
エルフは自分で家具などを作れて一人前と聞いた時から、キリンには自分が作ってあげようと思い立ち、即座に行動に移した。
仕事が終わればコッソリ来て作っている。
我ながら秘密主義だとは思うが、キリンにはエルフの村と同じように手作りの木造りの物で過ごして欲しかった。
こちらの我が儘でこの大陸へ嫁入りさせてしまうのだから、せめてこのぐらいはしてあげたかった。
だからこそ、森の中に家を建てた。
気付けば16歳。
出会いから3年になろうとしていた。
夢に見ているのはキリンとの2人での生活。
今は両親の建てた家に住んでいるが、新婚生活を両親の元で過ごすのは勘弁願いたい。
「あと少し今日は進めておかないとね」
リュエールが今急いでいるわけは、キリンが「修行が終わりました!」と告げ、一人前のエルフにならないと作り方を教えてもらえない『エルフの回復薬』を教わり、転移魔法も習得したのである。
もうキリンの方はいつでも嫁入り出来る準備が完了していて、今はリュエールが迎えに来てくれるのを待っている状態なのだ。
リュエールとしては家は出来たのだから、もう迎えに行っても良いかと思う物の、家具を作り出したら、この全て木造りの家の中に、既製品の家具を入れたくなくなって、全部手作りしよう!と、止まらなくなってしまったのである・・・。
「早くこれもキリンに渡したいな」
リュエールが光に翳したのは宝石の付いた指輪。
光の溢れる森の陽射しの様な色の黄緑色の宝石スフェーンはカットが細かくしてあり、まるでダイヤモンドの様にキラキラとしている。
『永久不変』
スフェーンの石言葉を聞いて、色からもキリンにはこの石で指輪を贈りたいと思った。
太陽の光に充てると輝きを増す宝石は森の中で飛び回るキリンの輝きの様だと思ったのも決めたキッカケで【風雷商】に頼んでデザインした指輪を作ってもらった。
キリンを迎える準備は着々と進んでいた。
そんな折に、シュトラールの失踪が起きてリュエールの生活も少し変わる事になった。
女と消えた。
可愛がっていた獣騎のザックを置いて行った。
しかも魔法通信の腕輪をザックに預けて。
一度、家には帰らないと連絡があっただけでそれ以降の連絡は途絶えた。
【刻狼亭】の従業員を使って探しだしては、シュトラールに出し抜かれるように逃げられ、何回かそれが繰り返された。
母親の朱里が夢を見ては飛び起きる、母親の死体、祖母と妹の死体、霊安室で見た弟と父親の死体、そしてそこにシュトラールが倒れている・・・そんな悪夢を見ては泣きながらシュトラールを探しに外へ飛び出して行く。
ルーファスに何度連れ戻され、何度泣いていただろう?
食が細くなって何度か倒れた朱里にルーファスが付き添い、リュエールは【刻狼亭】の代理当主として動くようになっていた。
その間はキリンに会う事も出来ず、シュトラールに対して「帰ってきたら絶対に殴る」と決めていた。
約束していた日に会いに行けず、会いたい気持ちで胸が疼いては喉の渇く様なそんな日々が続いた。
その日は秋の紅葉と温泉を楽しもうという団体客で朝から客が多く、昼間は料亭が団体客で忙しく、夜は旅館の方で団体客が宴会場で騒いで、対応をしている間に昼ご飯も夕ご飯も食べる暇がなく、空きっ腹でイライラしていた。
日付が変わり、事務仕事を終えて帰ろう旅館出ると、ふわっと甘い香りがした。
「リュエールお疲れ様。お腹空いてる?お弁当食べない?」
バスケットを手にキリンが笑って旅館の出入り口の横に立っていた。
「キリン・・・?」
「ふふ。会いたくなって、我慢できずに来ちゃった!」
「来ちゃったって・・・って、何時間待ってたの?!」
もう日付も変わっている時間だというのに、ここで待っていたキリンはどれだけの長い間待っていたのだろうとリュエールはキリンの手を取ると、案の定冷たくなっていて、鼻の頭も少し赤くなっている。
「声掛けてよ。キリン風邪ひいちゃうよ?」
「邪魔したら悪いし、それにリュエールの働いてる姿遠目で見てたかったし」
「遠目って何処から?」
「エルフの目はすごーく良いんだよ」
自分の目を指さしてキリンが笑うと、リュエールが「ああ、もう駄目だな・・・」と呟いてキリンを抱きしめて耳元で「ごめんね」と呟くとキリンを抱き上げると走り出す。
「リュ、リュエール?」
「本当はこんな面倒くさいゴタついてる時に言うべきじゃないし、まだキリンを自由で居させてあげたかったんだけど、今キリンを見て、僕がキリンと離れるのが嫌だって思ったんだ」
リュエールを見上げながらキリンが意図を察して頬を赤くしていく。
森の奥を進み、木造りのリュエールがキリンの為に建てた家の前に着くとキリンをおろす。
「キリン、まだ中途半端で用意して上げれる物も少なくて、僕自身もまだ半人前でキリンには苦労掛けちゃいそうなんだ。でも、僕はキリンとこれ以上離れて暮らすのは無理。こっちの我が儘ばかり押し付けてごめんね。でもキリンと一生ここで暮らしていきたい」
「2人で一緒に居られるなら他は要らないよ。リュエールが半人前ならわたしも側で手伝って2人で一人前になろ!わたしもリュエールと一緒に暮らしていきたい!」
「キリン、僕と番って一生側に居て」
「はい。わたしとずっと暮らしてね」
キリンが微笑むとリュエールが目を細めて笑って唇に唇を重ねて、懐から指輪を取り出すとキリンの指に通して、キリンが指輪を見て嬉しそうに笑う。
「太陽の光に翳してみると良いよ、キリンみたいに輝くから」
「明日・・・じゃない、今日の太陽が楽しみ!」
「あと、まだ中は作りかけの家具が多いけど、僕とキリンの家なんだここ」
「このお家?凄いっ!見てもいい?」
「うん。今日からキリンの家だから」
2人で家に入ってリュエールが1室ずつ説明しながらキリンが手作りの家具に溢れた部屋に「凄いね!」と言いながらはしゃぎまわる。
ようやく一通り見て回って、キリンの作ったお弁当を食べていると、リュエールの腕輪に通信が入り、しまった!と、リュエールがバツの悪い顔になる。
「日付が変わってから仕事が終わって、今ご飯食べてる。うん、ごめん心配しないで。先に寝てて」
シュトラールの失踪で『帰るコール』など毎日していたのに、今日はスッカリ失念していた為に両親から心配されるという状況に、リュエールは少しため息を吐く。
本当にシューのお蔭でこっちは散々だよ・・・と、疾走した弟に心の中で文句を言って、「明日の朝、人を連れて行くから」と、言って通信を切る。
「リュエールのお家大変そうだね」
「うん・・・こんな時に一緒になりたいとか、迷惑かけてごめんね」
「ううん。わたしで手伝えることがあれば協力する!だって家族でしょ!」
「・・・キリンは森の女神なの?」
「ふぇっ?!」
2人で顔を見合わせて笑って、たまに泊まり込みで家造りをしていた時に持ち込んでいた布団に2人で抱き合う様にして眠って、次の日の朝『女将亭』に2人で行って結婚する旨をルーファスと朱里に告げた。
ルーファスは予想はしていたらしく「構わない」と言い、朱里は「寂しいけど2人が幸せになるなら反対なんかしないよ」と笑う。
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