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26章
ドラゴンマスター10
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瘴気の沼__気象の荒い竜人たちが遺体捨て場として、腐敗させた事で瘴気を発するようになった沼地。
その沼地は、私の血で作った『聖域の雫』で表面上は清浄な沼になっていたが、沼の奥底にまだ残る竜人の骨から沼は再度、この地を瘴気で包み込んでしまった。
その沼が、今__蛍光緑色に光り輝いている。
「まさか……ドラゴンがこの中に?」
「ふむ。先程のドラクメイ家の誰かが遺体として、この沼に捨てられたか……とりあえず、ニクストローブ、沼地の遺体を全て回収だ」
「わかったぞい。しかしのぅ……ワシ、幼竜じゃからのぅ」
ニクストローブは卵から孵って三年程なので、中身はお爺ちゃんのままなのだけど、外見は幼いし力も弱いままだったりする。
「それなら、スピナ。風魔法で巻き上げて、手伝ってやってくれ」
「はーい。あたしにお任せ~」
ニクストローブが土を動かし、スピナが風で沼の底まで風で巻き上げていく。
すると、私の目をルーファスが片手で隠してしまう。
「ルーファス、見えないよ?」
「アカリは見なくていい。それに、鼻も塞いでおけ」
「ふえ? ふにゃっ! 鼻ぁ!」
ルーファスに鼻を摘まれて、「ひぇー!」と騒いでいると、我が家のドラゴン達が「臭いッ!!」「おえーっ!」と騒ぎ始めた。
微かに私にも異臭が嗅ぎ取れるし、獣人のルーファスが一番臭いんじゃないのかな?
「スピナ、匂いも風で吹き飛ばしなさいよー」
「ケルチャ! あんたね、あたしにばっか働かせないでくれる? そこら辺に匂いの強い木でも生やしてなさいよ!」
ワーッワーッ騒ぐドラゴン達のドタバタ劇の声と音を聞きながら、しばらくしたら匂いが無くなり、ルーファスが目隠しを止めてくれた時には、沼地の遺体はケルチャが木の籠で作った箱に入れ、アクエレインが水で洗浄して、グリムレインが匂いを封じる為に氷で固めたらしい。
「ルーファス、大丈夫?」
「あ、あ……鼻の奥に匂いが、こびりついた……」
顔を振りながらルーファスが鼻と目頭を指で押さえて、「あー、クソ」と悪態をついている。
私より、自分の方が大変なのに、全く困った人なんだから。
「ルーファス、【水玉】。この水玉の中に顔を付けて鼻洗浄しちゃって」
「ああ、すまないな」
ルーファスが水玉の中に顔を浸けて鼻洗浄をしている間に、エデンが遺体の骨で蛍光緑色の光を放っている骨を、痛ましそうな顔で撫でていた。
小さな骨は恐竜の骨の様な形をしていた。
蛍光緑のヘドロがその骨の周りをウネウネと取り囲んでは、すり抜けていく。
「それは……?」
「これが、食べられてしまったドラゴンの骨……ここに捨てられて、ずっとこんな所にいたの」
「可哀想にね……ドラゴンに戻せるかしら?」
「やってみるの」
「うん。私も一緒に頑張るからね」
ポーションを骨に掛けて水癒の魔法を掛け、ルーファスが風魔法の回復も掛ける。
骨にヘドロが巻き付きドラゴンの形を取ろうとするも、ベシャッと地面に崩れていく。
「頑張ってなの!」
「頑張れ! もう少しだよ!」
「あと少しだ! 諦めるな!」
「イケる! やれ!」
皆の応援も力が入るが、なかなか厳しい感じで私達はずっと回復魔法をかけ続けていた。
魔力ポーションを飲んで、続けていく。
少しずつ時間が過ぎていく中で、それぞれに焦りと諦めが見え始める。
それでも『諦めよう』という言葉は無かった。
「ところで、このドラゴンは何のドラゴンなんだ?」
「アタシ達の古い友、雷竜のデモスクファーよ」
ルーファスの問いにケルチャが答え、ケルチャは「本当に古い友なのよ」と、ケイトが魔果に囚われていた時に、助けに駆けつけてくれたドラゴンの一人でもある。
結局、あの時はケイトは助けられなかったが、大切な友人なのだと、ケルチャは語った。
「これじゃ埒が明かないね……ルーファス何とかならないかしら?」
「そうだな。雷竜ならば、オレが一番相性が良いか。こういう時は、なにか媒介すれば良いが……血肉が一番か」
そう言うなり、自分の腕に噛みついて血を流すと骨の上に血を落とした。
先程よりも形が固定し始めたけれど、ルーファスの痛みは私にもヒドラのクリスタルで伝わってくるけれど、ルーファスは気付いていないみたいだから、私は声を出さないようにグッと奥歯を噛みしめる。
ルーファスはどんなに私から痛みが伝わっても、痛いなどと言わないのだから、私も口に出すべきではない。
多分、ここが勝負の分かれ目だろうから、耐え忍だけだ。
骨に蛍光緑のヘドロが固まり始め、形がドラゴンになり、丸まる。
「デモスクファー!!」
「起きて! デモスクファー!」
「しっかりしろ! デモスクファー!」
「返事をしろ!」
ドラゴン達がデモスクファーに声を掛けても、丸まったまま動かない。
エデンが「命が小さくなっていってるの……」と、私に縋る様な目を向ける。
「大丈夫。シューちゃん直伝の……【蘇生】!!」
「アカリ、止めろ!」
ルーファスの制しも分かるけれど、私だってシュトラールに散々訓練してもらったのだから、ここで出し惜しみなんて出来ない。
魔力の安定は相変わらず下手くそだけど、聖属性が私の属性なのだから、生かさなきゃね!
【聖域】だけの私では無いという事を、とくと見ろー!! と、手の先からゴッソリ魔力が抜け出ていくけれど、デモスクファーがビクビクと動いている。
「【水癒】、嫁御寮の手助けだ!」
「【風癒】、あたしも手伝うよ!」
「【風癒】、アカリあとで説教だからな!」
「それは勘弁してほしいなー……はぁ、魔力ポーション頂戴」
「ほれ。嫁は無理しすぎだ」
グリムレインに支えられて魔力ポーションを一気飲みして、ケフーッとオジサンな息を吐く。
回復魔法をしたものの、デモスクファーは弱弱しい息をするだけで、瀕死の状態のままだった。
暫くして「あっ」と、私は声を出す。
「ねぇ? ドラゴン達って卵孵りの時に実を食べるじゃない? それで一度、卵にしてしまった方が良いんじゃ……」
「「「それだー!!」」」
「確か、一つ倉庫に入れていたな」
手の平から鍵を出してルーファスが空中で倉庫を漁り、実を取り出す。
まさかこんな所で、ルーファスの収集癖が役に立つとは思わなかったけど、前にそういえば入れてたよねぇ……魔果の実も入れてたぐらいだし……本当にトリニア家の収集癖は変なところで役に立つから、駄目って怒り切れないんだよね。
デモスクファーにすり潰して食べさせ、卵にさせるとダチョウの卵ぐらいの卵になっていた。蛍光緑色だけどね。
「はぁー、これでもう大丈夫かな?」
「うん。主様、卵からトクントクン音がするの」
「じゃあ、これでこの竜人の国から帰れるね!」
「あたしは卵を爺様の所に預けてくるわ」
スピナが卵を両手に抱えると、ドラゴンの姿に戻り、空へ一気に上がっていった。
私達も魔力がスカスカ状態で、最後の力を振り絞って温泉大陸へ帰って行ったわけだけど、沼から骨や遺体を抜き出して、泥も取り出したけど、戻して無いんだよねー。
でも、瘴気はこれでもう出ないだろうから、あとは自分達でやらせればいいか。
うん。疲れたので私達は、ここまでだ!
「ただいまー!」
屋敷に帰って、子供達を抱きしめると疲れも取れていく。
あー、もう。行きは凄く心配したけど、帰ってきたらあんなに悩んでいたのが馬鹿らしくなってくる。
ただ、お土産を忘れてしまって、ちょっぴりコハルに不服な顔をされたけどね。
だから、お夕飯は家族を誘って豪華に焼き肉屋さんとなったわけですよ。
ドラゴンも家族も多いから、お金がパァーッと飛んでいったのは言うまでもない。
ただ、また一人ドラゴンが助けられた事を喜ぶ宴だと思えば、安い物だろう。
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すると、私の目をルーファスが片手で隠してしまう。
「ルーファス、見えないよ?」
「アカリは見なくていい。それに、鼻も塞いでおけ」
「ふえ? ふにゃっ! 鼻ぁ!」
ルーファスに鼻を摘まれて、「ひぇー!」と騒いでいると、我が家のドラゴン達が「臭いッ!!」「おえーっ!」と騒ぎ始めた。
微かに私にも異臭が嗅ぎ取れるし、獣人のルーファスが一番臭いんじゃないのかな?
「スピナ、匂いも風で吹き飛ばしなさいよー」
「ケルチャ! あんたね、あたしにばっか働かせないでくれる? そこら辺に匂いの強い木でも生やしてなさいよ!」
ワーッワーッ騒ぐドラゴン達のドタバタ劇の声と音を聞きながら、しばらくしたら匂いが無くなり、ルーファスが目隠しを止めてくれた時には、沼地の遺体はケルチャが木の籠で作った箱に入れ、アクエレインが水で洗浄して、グリムレインが匂いを封じる為に氷で固めたらしい。
「ルーファス、大丈夫?」
「あ、あ……鼻の奥に匂いが、こびりついた……」
顔を振りながらルーファスが鼻と目頭を指で押さえて、「あー、クソ」と悪態をついている。
私より、自分の方が大変なのに、全く困った人なんだから。
「ルーファス、【水玉】。この水玉の中に顔を付けて鼻洗浄しちゃって」
「ああ、すまないな」
ルーファスが水玉の中に顔を浸けて鼻洗浄をしている間に、エデンが遺体の骨で蛍光緑色の光を放っている骨を、痛ましそうな顔で撫でていた。
小さな骨は恐竜の骨の様な形をしていた。
蛍光緑のヘドロがその骨の周りをウネウネと取り囲んでは、すり抜けていく。
「それは……?」
「これが、食べられてしまったドラゴンの骨……ここに捨てられて、ずっとこんな所にいたの」
「可哀想にね……ドラゴンに戻せるかしら?」
「やってみるの」
「うん。私も一緒に頑張るからね」
ポーションを骨に掛けて水癒の魔法を掛け、ルーファスが風魔法の回復も掛ける。
骨にヘドロが巻き付きドラゴンの形を取ろうとするも、ベシャッと地面に崩れていく。
「頑張ってなの!」
「頑張れ! もう少しだよ!」
「あと少しだ! 諦めるな!」
「イケる! やれ!」
皆の応援も力が入るが、なかなか厳しい感じで私達はずっと回復魔法をかけ続けていた。
魔力ポーションを飲んで、続けていく。
少しずつ時間が過ぎていく中で、それぞれに焦りと諦めが見え始める。
それでも『諦めよう』という言葉は無かった。
「ところで、このドラゴンは何のドラゴンなんだ?」
「アタシ達の古い友、雷竜のデモスクファーよ」
ルーファスの問いにケルチャが答え、ケルチャは「本当に古い友なのよ」と、ケイトが魔果に囚われていた時に、助けに駆けつけてくれたドラゴンの一人でもある。
結局、あの時はケイトは助けられなかったが、大切な友人なのだと、ケルチャは語った。
「これじゃ埒が明かないね……ルーファス何とかならないかしら?」
「そうだな。雷竜ならば、オレが一番相性が良いか。こういう時は、なにか媒介すれば良いが……血肉が一番か」
そう言うなり、自分の腕に噛みついて血を流すと骨の上に血を落とした。
先程よりも形が固定し始めたけれど、ルーファスの痛みは私にもヒドラのクリスタルで伝わってくるけれど、ルーファスは気付いていないみたいだから、私は声を出さないようにグッと奥歯を噛みしめる。
ルーファスはどんなに私から痛みが伝わっても、痛いなどと言わないのだから、私も口に出すべきではない。
多分、ここが勝負の分かれ目だろうから、耐え忍だけだ。
骨に蛍光緑のヘドロが固まり始め、形がドラゴンになり、丸まる。
「デモスクファー!!」
「起きて! デモスクファー!」
「しっかりしろ! デモスクファー!」
「返事をしろ!」
ドラゴン達がデモスクファーに声を掛けても、丸まったまま動かない。
エデンが「命が小さくなっていってるの……」と、私に縋る様な目を向ける。
「大丈夫。シューちゃん直伝の……【蘇生】!!」
「アカリ、止めろ!」
ルーファスの制しも分かるけれど、私だってシュトラールに散々訓練してもらったのだから、ここで出し惜しみなんて出来ない。
魔力の安定は相変わらず下手くそだけど、聖属性が私の属性なのだから、生かさなきゃね!
【聖域】だけの私では無いという事を、とくと見ろー!! と、手の先からゴッソリ魔力が抜け出ていくけれど、デモスクファーがビクビクと動いている。
「【水癒】、嫁御寮の手助けだ!」
「【風癒】、あたしも手伝うよ!」
「【風癒】、アカリあとで説教だからな!」
「それは勘弁してほしいなー……はぁ、魔力ポーション頂戴」
「ほれ。嫁は無理しすぎだ」
グリムレインに支えられて魔力ポーションを一気飲みして、ケフーッとオジサンな息を吐く。
回復魔法をしたものの、デモスクファーは弱弱しい息をするだけで、瀕死の状態のままだった。
暫くして「あっ」と、私は声を出す。
「ねぇ? ドラゴン達って卵孵りの時に実を食べるじゃない? それで一度、卵にしてしまった方が良いんじゃ……」
「「「それだー!!」」」
「確か、一つ倉庫に入れていたな」
手の平から鍵を出してルーファスが空中で倉庫を漁り、実を取り出す。
まさかこんな所で、ルーファスの収集癖が役に立つとは思わなかったけど、前にそういえば入れてたよねぇ……魔果の実も入れてたぐらいだし……本当にトリニア家の収集癖は変なところで役に立つから、駄目って怒り切れないんだよね。
デモスクファーにすり潰して食べさせ、卵にさせるとダチョウの卵ぐらいの卵になっていた。蛍光緑色だけどね。
「はぁー、これでもう大丈夫かな?」
「うん。主様、卵からトクントクン音がするの」
「じゃあ、これでこの竜人の国から帰れるね!」
「あたしは卵を爺様の所に預けてくるわ」
スピナが卵を両手に抱えると、ドラゴンの姿に戻り、空へ一気に上がっていった。
私達も魔力がスカスカ状態で、最後の力を振り絞って温泉大陸へ帰って行ったわけだけど、沼から骨や遺体を抜き出して、泥も取り出したけど、戻して無いんだよねー。
でも、瘴気はこれでもう出ないだろうから、あとは自分達でやらせればいいか。
うん。疲れたので私達は、ここまでだ!
「ただいまー!」
屋敷に帰って、子供達を抱きしめると疲れも取れていく。
あー、もう。行きは凄く心配したけど、帰ってきたらあんなに悩んでいたのが馬鹿らしくなってくる。
ただ、お土産を忘れてしまって、ちょっぴりコハルに不服な顔をされたけどね。
だから、お夕飯は家族を誘って豪華に焼き肉屋さんとなったわけですよ。
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