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防具でも露出を強要される
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「くぅん……防具なのに、防具なのにっ! 着れないよぉ……これは絶対虐めだよぉ……」
「……よしよし」
そこそこ大きなお店の中で泣きそうになっているボク。
まずは防具! ……と張り切っていたのに、どれ1つとして着れるものがなかった。ステータス云々ではなく、一定以上の露出が必要だからである。
触れば着れるかどうかは分かるんだけど、基本的に自動加工後は使い物にならないんだよね。
というか、毛布とかはいいのに、防具はダメなの? 鑑定で着るものになってるとダメとか?
「……これはなんだろ……」
どう見ても服には見えない。
カラフルで虹色になってるところもある謎素材だけど、一応服扱いされてるらしく加工後がぼんやりと分かる。
……前がちゃんとした服になってて、横と後ろは申し訳程度にしか隠してない感じ。
下はスパッツみたいな張り付くやつ? ごめん、前世で1度も着たことないから……あったら怖いよね?
なんて思いつつ見ていると、カウンターでニコニコしていたお姉さんがやってくる。
「お客さん、それは珍しい蜘蛛の魔物が吐く糸なんですよ? 熱する温度、湿度、裁ち切る刃物の素材……等の様々な条件によって色が変わりますけど、完成したものは傷つけても魔力を通せば直すことが出来る優れもの!」
「え、それ凄い……当然、難しいですよね?」
「はい、それは勿論。そこに置いてあるのも、防具とは名ばかりの失敗作ですから……」
何故置いたし。
いやでも、ボク的には最強かもしれないよね? どんな服でも、一定面積を超えてたら作り直してくれる訳だし……露出過多になるけど。
とりあえず鑑定。
『ヴェイグウォール レア度:S』
曖昧な壁……見た目が超分厚くて大きい布だから?
レア度っていうのは初めて見たけど、武具には出るっぽいね。Sってかなり高いと思うけど……
「これ買うので、試着室で弄ってもいいですか?」
「え? それは構いませんが……無理だと思いますよ?」
「いくらですか?」
聞かれても面倒だし、答えずに質問しちゃう。
「じゅ、10万ギルです」
「……なん、か……安い?」
「まあ、所詮は失敗作なので買っていただけるだけで十分ですよ……ありがとうございます」
親切で買ったとか思われたら困っちゃうなぁ……実際は、普通に使える服として生まれ変わるんだよ?
試着室に入ると、じっと見詰めてくるルリの前で着替える。……なんで見てるの?
着込む……前に、半分くらいで光り始めた。
反射的に目を閉じ、光が瞼越しに見えなくなるまで待ち、大丈夫なのを少しづつ開けて確認する。
「ひゃあ……! る、ルリ、手、入れちゃダメ……」
「……こんな、格好……する方が、悪い」
「ボクがやったわけじゃないよっ!」
胸を直に揉んでくるルリに対して、拳骨で答えるボク。手加減はしたけど、悶えるくらいには痛いはず。
そして、自分の服を見下ろすと……うん、セーター、かな……横乳見えてるし、後ろもお尻くらいしか隠してないけど、セーターの意味は?
袖は服と分離してるし、これはセーターじゃない!
『童貞殺し [レア度:SSS]』
耐久力:2400/2400
最大貯蔵魔力:50000
【魅力増加】
・魅力が倍になる。本来は存在しない付与。これがある場合、『色欲の魔女』専用装備となる。他の効果も同様。『色欲の魔女』以外の鑑定では表示されない。
【魔法防御:SS】
・魔法ダメージを6割軽減する。支援、回復等の装備者に不利益がない魔法は軽減されない。
【自動修復:SSS】
・消滅しても完全な状態に戻る。付与魔法の数、効果によって修復時の消費魔力が増加。修復を繰り返す事により耐久力の最大値が増加。
【魔力回復速度:SS】
・魔力の回復速度が2倍になる。また、スキル『魔力自動回復』のレベルアップ条件が緩和される。
【正常化:S】
・常に清潔な状態に保たれる。装備者の状態異常をSランクまで無効化する。治したくない場合、念じる事で効果が発動しなくなる。
【魔道の極意】
・魔法の効果が倍になる。スキル『魔力操作』のレベルアップ条件が緩和され、装備中スキルレベル+20の効果が得られる。
【チラリズム:SSS】
・見えそうで絶対に見えない。心を許している相手には効かない。相手が格下の場合は見えないように行動させる。
何これ、めっちゃ強い……!
最後のやつも、ネタに見えて実はありがたかったりする。だって、何も穿いてなくても見えなくなるって事でしょ? 上は背中見えてるからそもそも付けられないけど。
あ、名前には突っ込まないからっ!
他の効果も、SSSとかSSとかだけど、普通に考えればSSSが1番高いはずなんだよね。
……うーん、勝手に付与まで……? さっきまで着てた服にも……あ、魔力と体力の回復速度が上がってる。上が魔力で下が体力。そしてどっちもA。
よく見たら、今着てる服は下にショートパンツ穿いてる。やっぱり付与もしてある。
というか、黒って、別に黒好きなわけじゃないのに真っ黒……えっと、黒はエッチな感じが……。
ステータスを確認してみると、レベルが上がって増えたMPが殆ど残っていない。
間違いなく付与で消費したんだろうね。
「う、意識したらフラフラして――っ!?」
倒れないように足を広げて安定させようとしたら、何かを踏んで転んでしまった。
「……まだ、ある」
「そういえば、あれだけ大きかったのにこの服だけなはずないよね……これも含めて上下3セット、効果もそれぞれ違う……」
魔女ってみんなこんな装備なの……?
怖いんだけど……出来れば会いたくない!
「……全部……露出、多い」
「そうしないと下がね……」
そう、上を守れば下が、下を守れば上が無防備になってしまう。だからどこか犠牲にするしか……
『くノ一セット [レア度:SSS]』
耐久力:6000/6000
最大貯蔵魔力:23000
【魅力増加】【正常化:S】
【自動修復:SSS】【チラリズム:SSS】
【隠形の術】
・MPを10秒毎に1消費して隠密状態になれる。隠密系スキルのレベルアップ条件が緩和される。
【幻影分身】
・自分の幻影を半径5メートル内に作り出せる。
【影の民】
・隠密状態での身体能力、攻撃力、隠密能力が上昇する。
【移動の極意】
・三半規管が強化され、敏捷が大幅に上昇する。スキル『敏捷強化』のレベルアップ条件が緩和される。
これは……上はほぼ着物にしか見えないし、ふりふりのスカートみたいなのだし、黒ニーソもだし……くノ一に謝って!
でも、三半規管の強化、隠密能力、身体能力が上がる……それに動きやすそう! 意外といいかも……?
『メイド服・極[レア度:測定不能]』
耐久力:?
最大貯蔵魔力:?
【メイドの神秘】
・スカートの中は――
【メイドの休息】
・ご主人様のお傍に居る間は、HP、MP……そして精神さえも回復速度が3倍になる。
【メイドの極意】
・ご主人様のお望みのままに……
【真のメイド】
・全てをご主人様に捧げた者のみが、このメイド服を着ることが許される。
「なんでっ!?」
め、メイド服だけ露出が少ない……どういう事なの? しかも、測定不能……というか、ツッコミたくなる説明ばっかり……抽象的過ぎて着るの怖い!
どうしよ、全部おかしい……
「普段はこれでいいや!」
くノ一セットに決定!
着てみると、変声機能のあるチョーカー? とか、触り心地のいい生地だとか……何故かずり落ちてセットの下着が見えるようになってる肩出し状態も……あー、うん、なんで袖短いのかと思ったら、こうなるからなんだね……まあいいけど。
この世界の人達からすると、水着も下着も同じようなものなんでしょ……?
そのままボクが出ると、店員のお姉さんはカウンターで眠っていた。色々聞かれなくてよかったかもしれない。
起こさないようにお店を出ると、ルリ用の服を買うために、服屋に向かう。
「あのさ、ルリ。ボクなんか目立ってない?」
「ん……その服……見たこと、ないから」
「そっかぁ……ベタに東の国で~とか無いんだね」
こんなに可愛いのはコスプレになると思うけど……犬耳が生えてる時点でコスプレみたいなものだよね?
「……似合ってる、よ?」
「んふふ~……」
「押し倒して……いい?」
「へあっ!? よ、夜ね、よーるー!」
この後、服屋さんで普通に買い物……
「……ん、耐え…………る?」
……出来るかな?
「……よしよし」
そこそこ大きなお店の中で泣きそうになっているボク。
まずは防具! ……と張り切っていたのに、どれ1つとして着れるものがなかった。ステータス云々ではなく、一定以上の露出が必要だからである。
触れば着れるかどうかは分かるんだけど、基本的に自動加工後は使い物にならないんだよね。
というか、毛布とかはいいのに、防具はダメなの? 鑑定で着るものになってるとダメとか?
「……これはなんだろ……」
どう見ても服には見えない。
カラフルで虹色になってるところもある謎素材だけど、一応服扱いされてるらしく加工後がぼんやりと分かる。
……前がちゃんとした服になってて、横と後ろは申し訳程度にしか隠してない感じ。
下はスパッツみたいな張り付くやつ? ごめん、前世で1度も着たことないから……あったら怖いよね?
なんて思いつつ見ていると、カウンターでニコニコしていたお姉さんがやってくる。
「お客さん、それは珍しい蜘蛛の魔物が吐く糸なんですよ? 熱する温度、湿度、裁ち切る刃物の素材……等の様々な条件によって色が変わりますけど、完成したものは傷つけても魔力を通せば直すことが出来る優れもの!」
「え、それ凄い……当然、難しいですよね?」
「はい、それは勿論。そこに置いてあるのも、防具とは名ばかりの失敗作ですから……」
何故置いたし。
いやでも、ボク的には最強かもしれないよね? どんな服でも、一定面積を超えてたら作り直してくれる訳だし……露出過多になるけど。
とりあえず鑑定。
『ヴェイグウォール レア度:S』
曖昧な壁……見た目が超分厚くて大きい布だから?
レア度っていうのは初めて見たけど、武具には出るっぽいね。Sってかなり高いと思うけど……
「これ買うので、試着室で弄ってもいいですか?」
「え? それは構いませんが……無理だと思いますよ?」
「いくらですか?」
聞かれても面倒だし、答えずに質問しちゃう。
「じゅ、10万ギルです」
「……なん、か……安い?」
「まあ、所詮は失敗作なので買っていただけるだけで十分ですよ……ありがとうございます」
親切で買ったとか思われたら困っちゃうなぁ……実際は、普通に使える服として生まれ変わるんだよ?
試着室に入ると、じっと見詰めてくるルリの前で着替える。……なんで見てるの?
着込む……前に、半分くらいで光り始めた。
反射的に目を閉じ、光が瞼越しに見えなくなるまで待ち、大丈夫なのを少しづつ開けて確認する。
「ひゃあ……! る、ルリ、手、入れちゃダメ……」
「……こんな、格好……する方が、悪い」
「ボクがやったわけじゃないよっ!」
胸を直に揉んでくるルリに対して、拳骨で答えるボク。手加減はしたけど、悶えるくらいには痛いはず。
そして、自分の服を見下ろすと……うん、セーター、かな……横乳見えてるし、後ろもお尻くらいしか隠してないけど、セーターの意味は?
袖は服と分離してるし、これはセーターじゃない!
『童貞殺し [レア度:SSS]』
耐久力:2400/2400
最大貯蔵魔力:50000
【魅力増加】
・魅力が倍になる。本来は存在しない付与。これがある場合、『色欲の魔女』専用装備となる。他の効果も同様。『色欲の魔女』以外の鑑定では表示されない。
【魔法防御:SS】
・魔法ダメージを6割軽減する。支援、回復等の装備者に不利益がない魔法は軽減されない。
【自動修復:SSS】
・消滅しても完全な状態に戻る。付与魔法の数、効果によって修復時の消費魔力が増加。修復を繰り返す事により耐久力の最大値が増加。
【魔力回復速度:SS】
・魔力の回復速度が2倍になる。また、スキル『魔力自動回復』のレベルアップ条件が緩和される。
【正常化:S】
・常に清潔な状態に保たれる。装備者の状態異常をSランクまで無効化する。治したくない場合、念じる事で効果が発動しなくなる。
【魔道の極意】
・魔法の効果が倍になる。スキル『魔力操作』のレベルアップ条件が緩和され、装備中スキルレベル+20の効果が得られる。
【チラリズム:SSS】
・見えそうで絶対に見えない。心を許している相手には効かない。相手が格下の場合は見えないように行動させる。
何これ、めっちゃ強い……!
最後のやつも、ネタに見えて実はありがたかったりする。だって、何も穿いてなくても見えなくなるって事でしょ? 上は背中見えてるからそもそも付けられないけど。
あ、名前には突っ込まないからっ!
他の効果も、SSSとかSSとかだけど、普通に考えればSSSが1番高いはずなんだよね。
……うーん、勝手に付与まで……? さっきまで着てた服にも……あ、魔力と体力の回復速度が上がってる。上が魔力で下が体力。そしてどっちもA。
よく見たら、今着てる服は下にショートパンツ穿いてる。やっぱり付与もしてある。
というか、黒って、別に黒好きなわけじゃないのに真っ黒……えっと、黒はエッチな感じが……。
ステータスを確認してみると、レベルが上がって増えたMPが殆ど残っていない。
間違いなく付与で消費したんだろうね。
「う、意識したらフラフラして――っ!?」
倒れないように足を広げて安定させようとしたら、何かを踏んで転んでしまった。
「……まだ、ある」
「そういえば、あれだけ大きかったのにこの服だけなはずないよね……これも含めて上下3セット、効果もそれぞれ違う……」
魔女ってみんなこんな装備なの……?
怖いんだけど……出来れば会いたくない!
「……全部……露出、多い」
「そうしないと下がね……」
そう、上を守れば下が、下を守れば上が無防備になってしまう。だからどこか犠牲にするしか……
『くノ一セット [レア度:SSS]』
耐久力:6000/6000
最大貯蔵魔力:23000
【魅力増加】【正常化:S】
【自動修復:SSS】【チラリズム:SSS】
【隠形の術】
・MPを10秒毎に1消費して隠密状態になれる。隠密系スキルのレベルアップ条件が緩和される。
【幻影分身】
・自分の幻影を半径5メートル内に作り出せる。
【影の民】
・隠密状態での身体能力、攻撃力、隠密能力が上昇する。
【移動の極意】
・三半規管が強化され、敏捷が大幅に上昇する。スキル『敏捷強化』のレベルアップ条件が緩和される。
これは……上はほぼ着物にしか見えないし、ふりふりのスカートみたいなのだし、黒ニーソもだし……くノ一に謝って!
でも、三半規管の強化、隠密能力、身体能力が上がる……それに動きやすそう! 意外といいかも……?
『メイド服・極[レア度:測定不能]』
耐久力:?
最大貯蔵魔力:?
【メイドの神秘】
・スカートの中は――
【メイドの休息】
・ご主人様のお傍に居る間は、HP、MP……そして精神さえも回復速度が3倍になる。
【メイドの極意】
・ご主人様のお望みのままに……
【真のメイド】
・全てをご主人様に捧げた者のみが、このメイド服を着ることが許される。
「なんでっ!?」
め、メイド服だけ露出が少ない……どういう事なの? しかも、測定不能……というか、ツッコミたくなる説明ばっかり……抽象的過ぎて着るの怖い!
どうしよ、全部おかしい……
「普段はこれでいいや!」
くノ一セットに決定!
着てみると、変声機能のあるチョーカー? とか、触り心地のいい生地だとか……何故かずり落ちてセットの下着が見えるようになってる肩出し状態も……あー、うん、なんで袖短いのかと思ったら、こうなるからなんだね……まあいいけど。
この世界の人達からすると、水着も下着も同じようなものなんでしょ……?
そのままボクが出ると、店員のお姉さんはカウンターで眠っていた。色々聞かれなくてよかったかもしれない。
起こさないようにお店を出ると、ルリ用の服を買うために、服屋に向かう。
「あのさ、ルリ。ボクなんか目立ってない?」
「ん……その服……見たこと、ないから」
「そっかぁ……ベタに東の国で~とか無いんだね」
こんなに可愛いのはコスプレになると思うけど……犬耳が生えてる時点でコスプレみたいなものだよね?
「……似合ってる、よ?」
「んふふ~……」
「押し倒して……いい?」
「へあっ!? よ、夜ね、よーるー!」
この後、服屋さんで普通に買い物……
「……ん、耐え…………る?」
……出来るかな?
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