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見えない闇とエレナのフラグ
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「へ~、サラさんも水魔法使えるんだ!」
「そうなんです。ルリもいつかは出ていくと思っていましたから、暇な時間に練習を……」
「……ルリ、聞いてない、です……」
「ええ……昨晩ようやく使えるようになったので」
「……なる、ほど」
朝食を食べている時、ルリがボクと一緒に出かけたいと言い出し、それを聞いていたサラさんがオーケーを出してくれた。
その理由が、食後にした先程の会話。
「じゃあ、行こっか! 最初は冒険者ギルドかなー……昨日、オーク倒してそのままだし」
「ん……れっつ、ごー……」
「えっと……手は繋がなくてもいいんじゃない?」
流れるように恋人繋ぎをしてくるルリ。
一応言ってみたものの、むしろしっかり絡めてきた。
「……だめ」
「もう、しょうがないなぁ~……」
なんて言いつつ、口元は緩んでいたり、いなかったり? ……えへへ、やっぱり緩んでた。
何気なく繋いだ手を見ると、ボクのと同じ赤色をした腕輪が光を反射している。腕輪と言うよりは、ブレスレットの方が近いかもしれない。
「ルリはいつ冒険者になったの?」
「……半年、前」
「家出した時ってことー?」
何気なく……本当に何気なくそう聞いただけだったのに、予想外の反応が返ってきた。
「家出じゃ、ないっ……!」
「えっ……? ご、ごめんね……詳しく知らないのに、適当なこと言って……」
「……い、今のは……違くて……」
「それは……聞いてもいいこと?」
「……ごめん、なさい……いつか……話す、から」
少しだけ寂しいけど、会って数日の人間に話せるわけないよね……うん、しょうがない。
ボクも前世の事とか話してないし……。
「月並みなセリフだけど……ボクは、どんな事があってもルリと一緒に居るからね」
「……ん、ありがと……」
ずっとルリは俯いたままで会話はなかったし、そのままギルドに着いちゃった。
でも、空気は悪くなくて、むず痒いような心地良いような……甘酸っぱい空気? みたいな感じ。
そして、手を離してから扉を開けると……
ものすごく、静かだった。
「人が全然居ないね……」
「あら、ノアじゃない。それに、隣に居るのはルーベルリーゼさん? どうしてノアと……?」
端の方でテーブルを拭いていたエレナさんが、首を傾げつつこちらに向かってくる。
「……ん、恋人、だから」
「ルリ!? ナチュラルにバラさないでよっ! あのね、えっと――って、エレナさん……?」
「へぇ、ノアは女の子が好きだったの……早すぎるとは思うけれど、いいんじゃないかしら?」
驚いていると思ったのに、意外と冷静だった。そっか、この世界だと女の子が好きでもおかしくないんだっけ?
「……そういうエレナさんはどっちが好きなの?」
「私は、そうね……好きになった方よ」
「えー、その答え方は無いと思うよ~?」
「……ん、ない」
ジト目で「うわぁー」とか「つまんなーい」なんて言って煽っていると、それに耐えきれなくなったエレナさんが本音を漏らす。
「ど、どちらかと言えば、女の子、かしら」
「へー? まあ、知ってたけどね」
「え」
「だって、男の子が好きなら曖昧にする必要無くない?」
「……言われてみれば、確かにそうだわ……!」
でも、意外かも……エレナさんはノーマルだと思ってたけど……それで処女なのかな?
「あ、そうだ、なんで人居ないの?」
その質問で真剣な顔になるエレナさん。
……微妙に赤いけどね。
「実はね、数日前にオークの巣が見つかったのだけど……」
「そ、そうなんだ?」
オークかぁ……嫌な予感しかしないね!
その予感が間違っているはずもなく。
「それを掃討するのに、今朝向かったのよ。……えっと、ノアも行きたかったのかしら?」
「違うん、だけど……」
「?」
無言で腕輪の討伐記録を表示する。
そして、それをじっと見つめるエレナさんの顔は、段々なんとも言えないものになって行く。
オーク×226
「私、疲れてるのかもしれないわね。ノアが200体以上のオークを倒せるはず――」
――バタンッ!
「大変だ! オークが一体も居なかったぞ!」
「……………」
無言でボクを見てくる。
エレナさんだけでなく、ルリまでもが。仕方ないね、よく考えなくても言ってなかったもんね。
「……殺っちゃった☆」
「『殺っちゃった☆』じゃないわよ! ほら、来なさい!」
あ、マジごめんなさい! 謝るから引きずらないで!
昨日説明を受けた部屋にポイッと投げられる。
痛いっ……訳じゃないけど。
「あなたバカなの!? なんて危ないことしてるのよ!」
「だ、だって……知らなかったんだもん……」
「何が『だもん』よ! 可愛くな――可愛いけど! オークに捕まったらどうなるかくらい、知らないわけじゃないでしょう!?」
「ごめんなさい……」
想像したら割とホラーだった。
本気で心配してくれてるエレナさんに、ちょっと泣きそうになりながら謝るボク。
「あ、な、泣かないの、ほら……怒鳴ったりして悪かったわ。でもね、それだけ危ないことなのよ?」
微妙に勘違いしてるエレナさん……ボクの頭を撫で始め、そこにルリも参加した。
「……よしよし、もう、怖くない」
「違うからやめて! ……ねぇ、その『大丈夫、分かってるから』みたいな顔やめてくれない?」
「「大丈夫、分かってるから」」
「口に出してってことじゃないよ!?」
「……文字に、する?」
「ふざけてるのは分かってるよ」
「……ちっ」
「ちょっ、舌打ち!?」
ボクがオークの件に怯えてるとでも……うーん、思ってなさそう。遊ばれてる……?
というか、エレナさんは何してるの?
「エレナさん、もう撫でなくていいよー」
「も、もう少しだけ……耳、触り心地が良いのよ」
「耳に触りたかっただけ!?」
「失礼ね、そんな訳ないでしょう?」
「そっか、じゃあその手を離し――」
言い切る前に、顔が柔らかいものに包まれた。
その名も、おっぱいです。格差が……胸囲の格差が酷いよ……柔らかくて気持ちいいけど……。
「……ちっ」
ルリ、2度目の舌打ち入りました!
エレナさんの胸を睨んでいる事は想像に難くない。
「……ノア、ウチの子にならない?」
「え、それプロポーズ……」
「そんな訳……………ないじゃないっ!」
「……間が、長い。すごく、怪しい」
「とりあえず離してもらっていいですか?」
おどけた口調でそう言うと、余計に強く抱き締めてくる。
ちょっと迷うくらいには獣耳がお好きなんですか、そうですか……割とチョロい? なんてね。
「確かに、恋人だったら触り放題ではあるけど」
「へぇ、そうなの……」
「ルリを羨ましそうに見ない! ……ルリもドヤ顔しないっ!!」
昨日はツッコミに入ってたエレナさんがボケに……ボケではないのかもしれないけど、似たようなものです。
「ところで、お咎めはある?」
「ないわよ? 今朝出ていった冒険者達だったら、多少なりとも被害を出していただろうし……ギルド的にはお礼しか出てこないわね」
「ボク怒鳴られたんだけど……」
「それは個人的な怒りだもの」
さいですか。
まあ、ごもっともではあるもんね……ボクだって、分かってたら行かなかったし? ……多分。
「お詫びとして、家に来てくれてもいいのよ?」
「そして思う存分エッチな事をしようって?」
「そうそ――ってなんでそうなるのかしら!?」
「……今の、本音?」
まさかの? いやいや、本当にまさか。
『獣耳っ娘好き? (変動中)』
そうですか、獣耳の魅力凄いですね。
……魔女関連の何かが関係してないよね? ここまでチョロい感じだと、怪しく感じてくるよ?
「……さて、冗談はこの辺にしておいて、リッツさんに解体をお願いしないと」
「え、ええ……全部持ち帰って来たのよね?」
「うん。……うん? なんで分かったの?」
「一体も居なかったって言ってたじゃない」
そういえば……持ってきてなかったら死体が残るもんね。他の魔物に食べられてたとしても、骨くらいあるだろうし。
「今ので思い出したけど、冒険者達に説明しないとダメなんじゃ……あ、行ってらっしゃい」
ボクが「説明」って言った瞬間に動き始めてた。……リッツさんのとこに行こっと。
「リッツさん、オークの解体お願い出来るー?」
「……お? お、おお~、任せんしゃい」
「……寝て、た」
間違いなく寝てたね。
とりあえず、広い解体所に全てのオークを出すと、眠そうな目のまま分身し、解体を始めた。
終わったのは……大体10分後くらい。
「……人、間?」
「うん、本当に人間なんだって」
「失礼な娘っ子達じゃなぁ……そうじゃ、ノア、アッシュは今朝早馬で王都に向かったぞい。最短で明日の夜には連絡が来るじゃろ」
「連絡……? どうやって?」
「鏡越しの水晶という魔道具でな。水晶を通して相手の姿と声が聞こえるのじゃよ」
「なるへそ……」
「明日の夜は来て貰えると助かるのじゃが」
「了解ですっ!」
ちなみに、オーク20体の討伐(常駐)を達成したおかげで七級に上がったのと、報酬と買い取りの合計が371万4800ギル。
「ありがとリッツさん!」
解体所から出ると、エレナさんがボクの名前を出さずに上手く説明してくれていたようで、冒険者達の愚痴を聞き流しつつギルドから出ることが出来た。
エレナさんは忙しそうだったから、軽い挨拶だけしてきたよ? 邪魔しちゃ悪いし……。
「……次は……どこ、行く?」
行きたい所、
用のある所、
欲しい何か、
「うーんとね……」
次の目的地は――
「武器と防具を見に行こっ!」
「そうなんです。ルリもいつかは出ていくと思っていましたから、暇な時間に練習を……」
「……ルリ、聞いてない、です……」
「ええ……昨晩ようやく使えるようになったので」
「……なる、ほど」
朝食を食べている時、ルリがボクと一緒に出かけたいと言い出し、それを聞いていたサラさんがオーケーを出してくれた。
その理由が、食後にした先程の会話。
「じゃあ、行こっか! 最初は冒険者ギルドかなー……昨日、オーク倒してそのままだし」
「ん……れっつ、ごー……」
「えっと……手は繋がなくてもいいんじゃない?」
流れるように恋人繋ぎをしてくるルリ。
一応言ってみたものの、むしろしっかり絡めてきた。
「……だめ」
「もう、しょうがないなぁ~……」
なんて言いつつ、口元は緩んでいたり、いなかったり? ……えへへ、やっぱり緩んでた。
何気なく繋いだ手を見ると、ボクのと同じ赤色をした腕輪が光を反射している。腕輪と言うよりは、ブレスレットの方が近いかもしれない。
「ルリはいつ冒険者になったの?」
「……半年、前」
「家出した時ってことー?」
何気なく……本当に何気なくそう聞いただけだったのに、予想外の反応が返ってきた。
「家出じゃ、ないっ……!」
「えっ……? ご、ごめんね……詳しく知らないのに、適当なこと言って……」
「……い、今のは……違くて……」
「それは……聞いてもいいこと?」
「……ごめん、なさい……いつか……話す、から」
少しだけ寂しいけど、会って数日の人間に話せるわけないよね……うん、しょうがない。
ボクも前世の事とか話してないし……。
「月並みなセリフだけど……ボクは、どんな事があってもルリと一緒に居るからね」
「……ん、ありがと……」
ずっとルリは俯いたままで会話はなかったし、そのままギルドに着いちゃった。
でも、空気は悪くなくて、むず痒いような心地良いような……甘酸っぱい空気? みたいな感じ。
そして、手を離してから扉を開けると……
ものすごく、静かだった。
「人が全然居ないね……」
「あら、ノアじゃない。それに、隣に居るのはルーベルリーゼさん? どうしてノアと……?」
端の方でテーブルを拭いていたエレナさんが、首を傾げつつこちらに向かってくる。
「……ん、恋人、だから」
「ルリ!? ナチュラルにバラさないでよっ! あのね、えっと――って、エレナさん……?」
「へぇ、ノアは女の子が好きだったの……早すぎるとは思うけれど、いいんじゃないかしら?」
驚いていると思ったのに、意外と冷静だった。そっか、この世界だと女の子が好きでもおかしくないんだっけ?
「……そういうエレナさんはどっちが好きなの?」
「私は、そうね……好きになった方よ」
「えー、その答え方は無いと思うよ~?」
「……ん、ない」
ジト目で「うわぁー」とか「つまんなーい」なんて言って煽っていると、それに耐えきれなくなったエレナさんが本音を漏らす。
「ど、どちらかと言えば、女の子、かしら」
「へー? まあ、知ってたけどね」
「え」
「だって、男の子が好きなら曖昧にする必要無くない?」
「……言われてみれば、確かにそうだわ……!」
でも、意外かも……エレナさんはノーマルだと思ってたけど……それで処女なのかな?
「あ、そうだ、なんで人居ないの?」
その質問で真剣な顔になるエレナさん。
……微妙に赤いけどね。
「実はね、数日前にオークの巣が見つかったのだけど……」
「そ、そうなんだ?」
オークかぁ……嫌な予感しかしないね!
その予感が間違っているはずもなく。
「それを掃討するのに、今朝向かったのよ。……えっと、ノアも行きたかったのかしら?」
「違うん、だけど……」
「?」
無言で腕輪の討伐記録を表示する。
そして、それをじっと見つめるエレナさんの顔は、段々なんとも言えないものになって行く。
オーク×226
「私、疲れてるのかもしれないわね。ノアが200体以上のオークを倒せるはず――」
――バタンッ!
「大変だ! オークが一体も居なかったぞ!」
「……………」
無言でボクを見てくる。
エレナさんだけでなく、ルリまでもが。仕方ないね、よく考えなくても言ってなかったもんね。
「……殺っちゃった☆」
「『殺っちゃった☆』じゃないわよ! ほら、来なさい!」
あ、マジごめんなさい! 謝るから引きずらないで!
昨日説明を受けた部屋にポイッと投げられる。
痛いっ……訳じゃないけど。
「あなたバカなの!? なんて危ないことしてるのよ!」
「だ、だって……知らなかったんだもん……」
「何が『だもん』よ! 可愛くな――可愛いけど! オークに捕まったらどうなるかくらい、知らないわけじゃないでしょう!?」
「ごめんなさい……」
想像したら割とホラーだった。
本気で心配してくれてるエレナさんに、ちょっと泣きそうになりながら謝るボク。
「あ、な、泣かないの、ほら……怒鳴ったりして悪かったわ。でもね、それだけ危ないことなのよ?」
微妙に勘違いしてるエレナさん……ボクの頭を撫で始め、そこにルリも参加した。
「……よしよし、もう、怖くない」
「違うからやめて! ……ねぇ、その『大丈夫、分かってるから』みたいな顔やめてくれない?」
「「大丈夫、分かってるから」」
「口に出してってことじゃないよ!?」
「……文字に、する?」
「ふざけてるのは分かってるよ」
「……ちっ」
「ちょっ、舌打ち!?」
ボクがオークの件に怯えてるとでも……うーん、思ってなさそう。遊ばれてる……?
というか、エレナさんは何してるの?
「エレナさん、もう撫でなくていいよー」
「も、もう少しだけ……耳、触り心地が良いのよ」
「耳に触りたかっただけ!?」
「失礼ね、そんな訳ないでしょう?」
「そっか、じゃあその手を離し――」
言い切る前に、顔が柔らかいものに包まれた。
その名も、おっぱいです。格差が……胸囲の格差が酷いよ……柔らかくて気持ちいいけど……。
「……ちっ」
ルリ、2度目の舌打ち入りました!
エレナさんの胸を睨んでいる事は想像に難くない。
「……ノア、ウチの子にならない?」
「え、それプロポーズ……」
「そんな訳……………ないじゃないっ!」
「……間が、長い。すごく、怪しい」
「とりあえず離してもらっていいですか?」
おどけた口調でそう言うと、余計に強く抱き締めてくる。
ちょっと迷うくらいには獣耳がお好きなんですか、そうですか……割とチョロい? なんてね。
「確かに、恋人だったら触り放題ではあるけど」
「へぇ、そうなの……」
「ルリを羨ましそうに見ない! ……ルリもドヤ顔しないっ!!」
昨日はツッコミに入ってたエレナさんがボケに……ボケではないのかもしれないけど、似たようなものです。
「ところで、お咎めはある?」
「ないわよ? 今朝出ていった冒険者達だったら、多少なりとも被害を出していただろうし……ギルド的にはお礼しか出てこないわね」
「ボク怒鳴られたんだけど……」
「それは個人的な怒りだもの」
さいですか。
まあ、ごもっともではあるもんね……ボクだって、分かってたら行かなかったし? ……多分。
「お詫びとして、家に来てくれてもいいのよ?」
「そして思う存分エッチな事をしようって?」
「そうそ――ってなんでそうなるのかしら!?」
「……今の、本音?」
まさかの? いやいや、本当にまさか。
『獣耳っ娘好き? (変動中)』
そうですか、獣耳の魅力凄いですね。
……魔女関連の何かが関係してないよね? ここまでチョロい感じだと、怪しく感じてくるよ?
「……さて、冗談はこの辺にしておいて、リッツさんに解体をお願いしないと」
「え、ええ……全部持ち帰って来たのよね?」
「うん。……うん? なんで分かったの?」
「一体も居なかったって言ってたじゃない」
そういえば……持ってきてなかったら死体が残るもんね。他の魔物に食べられてたとしても、骨くらいあるだろうし。
「今ので思い出したけど、冒険者達に説明しないとダメなんじゃ……あ、行ってらっしゃい」
ボクが「説明」って言った瞬間に動き始めてた。……リッツさんのとこに行こっと。
「リッツさん、オークの解体お願い出来るー?」
「……お? お、おお~、任せんしゃい」
「……寝て、た」
間違いなく寝てたね。
とりあえず、広い解体所に全てのオークを出すと、眠そうな目のまま分身し、解体を始めた。
終わったのは……大体10分後くらい。
「……人、間?」
「うん、本当に人間なんだって」
「失礼な娘っ子達じゃなぁ……そうじゃ、ノア、アッシュは今朝早馬で王都に向かったぞい。最短で明日の夜には連絡が来るじゃろ」
「連絡……? どうやって?」
「鏡越しの水晶という魔道具でな。水晶を通して相手の姿と声が聞こえるのじゃよ」
「なるへそ……」
「明日の夜は来て貰えると助かるのじゃが」
「了解ですっ!」
ちなみに、オーク20体の討伐(常駐)を達成したおかげで七級に上がったのと、報酬と買い取りの合計が371万4800ギル。
「ありがとリッツさん!」
解体所から出ると、エレナさんがボクの名前を出さずに上手く説明してくれていたようで、冒険者達の愚痴を聞き流しつつギルドから出ることが出来た。
エレナさんは忙しそうだったから、軽い挨拶だけしてきたよ? 邪魔しちゃ悪いし……。
「……次は……どこ、行く?」
行きたい所、
用のある所、
欲しい何か、
「うーんとね……」
次の目的地は――
「武器と防具を見に行こっ!」
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