公爵令嬢は破棄したい!

abang

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伯爵令嬢だと主張したい

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無理矢理押さえ込まれ、応接室から出された後。
とある一室に連れて行かれて、診察台のような所に両手と膝をつかされ、犬のような格好をさせられた。


王宮より来てきた簡素な白いドレスは捲り上げられ、看守達によってという名の嫌がらせを受けていた。


「やめろよおおおおお!クソ!!!」


「まだ、分かってないのか?これは取引じゃねえぞ、お前はれっきとした囚人としてここに放り込まれたんだよ!」

尻を叩かれ、あたまを押さえ込まれ突き出すような形で辱められ続け、疲れ果てたエミリーに渡されたのは安っぽいシンプルなワンピースと、白衣であった。


「ちょっと!何よこのボロは!下着やコルセットは?ドレスはないの?」

「ぶははははは!!聞いたか!おい、ははっ」


「下着なんてどうせ着けてる暇ねえし、すぐ使いもんにならなくなるぜ、」


見下すように言う男達に寒気がした。


「ば、馬鹿いわないで!私は伯爵家の者よ!だから減刑されて当然なの!間違わないでくれる!?」


「おいおい、王弟様は絞首刑だろ?」

「お前はもうデボラを勘当されてるから伯爵家の者じゃねぇらしいぜ。」



エミリーは絶望した。


エミリーには自由時間などなかった。


常に気の触れた奴がエミリーを訪ね、相談があるという。
仕事を全うしなければ死刑だし、と嫌々聞いていたが、だんだん囚人達の態度や相談は変化してきた。



「よぉエミリー、頼みがあるんだが」


「なによ、またあんたなの?囚人の中でいちばん偉いんだか知らないけど、仕事じゃないなら出てって。」


「頼みがあるつったろ、まぁ起きろよ。」


嫌々起きて囚人に向かい合う。


「お前のその服の下を見せろよ、みんな溜まっててなぁ、なあに触れやしないさ、ただみんなの前で見せてくれりゃあいい。」


「馬鹿いわないで!ゴミどもに見せるものは何一つないわ!!!」


すると逆上した囚人は、エミリーを思いっきり引っぱたき、驚いている彼女を引っ張り、自由時間を過ごしている人だかりの真ん中へ連れて行った。


「な、なによ…なにするつもりよ、」


「脱げ、自分で慰めろよ。」


「嫌よ!…スパァン!!


反抗すると頬を打たれる、大勢の男達が熱っぽい好意ではない、言葉では言い表せられない目線でみている。

エミリーはガクガク震え、涙をこぼし、看守を呼んだ。


「こねぇさ、奴らの居ねぇ時間は知ってんだ。」

「普通の監獄よりこっちのがマシだからな!」

「奴ら本当にイカれてると信じ込んでやがる!」

「尤も、本当にイカれてる奴らも居るがなァ!!」

ぶわぁははははははは、


男達が口々に話す。

太ももを生温い液が伝い、頬を涙が伝う。
感じた事のない絶望感に苛まれ、

あんなに好きだった色事を初めて怖いと思った。

今回だけではない。過去にも下級貴族の令嬢を気に入らないと言う理由だけで、引っぱたき、男達の前で剥ぎ取り、彼等にその純情を捧げさせたりと虐めを繰り返していた。

自分は美しく、高位貴族であり何をしても許されると思っていた。

でも、なぜこんなことになったのだろう、

「おい!早くしろよ!ぶっ殺すぞ!!!!」


「は、はぃ!するわよ、分かったわよ!!!」


皆が囃し立て、エミリーを見ていた。

「辛気臭い顔すんじゃねぇ!笑え!!!」


「はい、!笑います!」


そして、彼等が約束を守る訳もなく、大勢の前で辱められ、慰みものにされ、


エミリーは毎日毎日、自分の行いを後悔する日々を過ごした。


「ごめんなざぃぃいっ!あっ、ん」

だが、エミリーはやがてそれが喜びになり、エレメントやテオドール、セシールを恨むようになっていった。


そして、気が触れたように、自ら求め縋るエミリーに囚人達は興味を失い、

皆に忘れられたころ、


何者かによって、腹部を引き裂かれ亡くなっているのを看守が発見したのだった。


気が触れた者の仕業だと表向きはそうなっていたが、


王族や、高位貴族とも関係を持ち、誰の子を産むかわからない、どんな髪の、瞳の子を宿しているかわからないエミリーを、誰かが抹消したのではないかと看守達は噂していた。


そして、その噂はセシールにも届き、彼女の進言により精神棟のあり方の見直しがされるようになった。

彼女はその日エミリーの為に祈りを捧げ黒いドレスを着たという…。
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