生きる   〜あなたのために〜

ババーン

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生きる  出会い

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あなたは今何を思って生きてますか?
出会い
桜が舞い散る、もう数日で高校最後の1年が始まる。それなのに今私は病院にいる。目の前の先生から検査の結果を淡々と言われる。
先生の声が止まる、数秒の沈黙、次の瞬間先生の口から「あなたの余命は1年です」私は何を言われたかその意味を理解するのに数秒かかった室内の沈黙、隣を見ると母が泣いていた…それを見て私も涙が溢れた。
先生が母と詳しい事を話すため私は病室を後にした、息をするのが苦しい新鮮な空気が吸いたくて、一人になりたくて、看護師さんに「外の空気を吸いたいので屋上に行っていいですか?」っと言ったら看護師さんは心良く「いいですよ」っと優しく言ってくれた。
屋上に着く 「はぁー」ため息が漏れる、「なんで私なの」泣いた
涙が止まらなかった。数分前に先生から言われた言葉の意味が嫌なぐらい理解して受け止めてしまったからだった。
これからどうしたらいいのか未来が真っ暗になった。
「大丈夫?」
「うわー!」
慌てて後ろを振り向くとどこかで見覚えがある男が立っていた、
「あっごっごめん別に驚かすつもりはなかったんだ美月さんが泣いてから声かけただけなんだごめん僕どっか行くね」そう早口で言うと逃げるように出口に行こうとする
「待って」
「え?」
「そのなんで逃げるの?なんで私の名前知ってるの?あなた誰なの?いつからここにいたの?」
「そんないきなり沢山質問されても…」
「いいから答えて」
「僕の名前は杉田翔ちなみに君とは幼稚園から一緒なんだけど…」
その名前を聞いて思い出した。確かに彼とは幼稚園から一緒だったけど彼はクラスではいつも一人だったため話したことは記憶になかった。
「あと僕は君が来る前から居たんだけど気付かなかった?」
「えっ?そうなのごめん全く気付かなかった」
「いいよ僕はあまり人と話すことがないから。それより大丈夫?」
「えっあー大丈夫だよ」
「本当に?震えてるけど…」
「へぇー私のこと心配してくれるんだー」
「それは君が泣いていたからね」
「心配してくれてありがとう本当に大丈夫だよ」
大丈夫だと理解してもらうために私は笑った
「つくり笑顔」
「えっ?」
「無理して笑わなくていいと思うよ」
私は驚いていた
「なんでわかったの?」
「理由なんかないよただそう思っただけ」
「僕なんかあまり頼りにならないかもだけど話聞くよ」
私は迷ったけど私一人で病気と闘うかもしれない母だけではなく一人ぐらい知っている人が入れば辛くなった時に助けてになるかもと考えた結果
「誰にも言わないと約束できますか?」
「誰にも言わないよまず僕には友達がいないからね」
彼は笑って答えた
私は一度深呼吸をして彼に自分が難病にかかってしまったことを伝えた勝手に人に言ったので母に怒られるかもと思ったけど自分で考えて決めたことだから別にいいと思いもし怒られたら謝ろうと思った
彼は私の話をただ黙って真剣に聞いてくれた
「その病気は治らないの?」
「治らない唯一生きれるとしたら移植だけどドナーが見つかるのは難しいって言われた」
「そっか君はこの一年どうするの?」
そう言われればそうだどうしよう私には時間がない
「翔」
「何?」
「私に付き合ってくれない?」
「えっそれはどういうこと?」
「勘違いしないでね好きってことじゃないの私の病気のことは君以外の人には話さないつもりなのだから私が死ぬまで私の付き添い人になって欲しいの」
「なるほど彼氏ではなくパートナーになって欲しいと」
「そうです付き添い人なってくれる?」
「うんいいよ僕は暇だがら」
「ありがとう今日からよろしく」


一週間後
今日は始業式
美月と会うのは久しぶりだなー
ちょっとドキドキするなー
パートナーと言っても何をすればいいのだろー僕の秘密もいつかはバレてしまうのだろーかまぁとりあえず学校に行こう彼女が待っている
「行ってきます!」仏壇にある母の写真に向けて元気よく言って僕は家を後にした

「やぁおはよう!元気?」
「おはよう美月さん僕は元気だよ」
私たちはメールで学校が終わったら屋上に行く約束をしていた。
「一緒のクラスだね」
「そうだね」
「改めてよろしくね」
「こちらこそ」
「ところで僕は何をしたらいのかな?」
「えーと」
「はいこれ」
私はいつも一人ぼっちの彼だけど以外と真面目なことは知っていたので母から聞いた病院のスケジュールにかぶらないように日記帳にとりあえず三ヶ月間の自分のやりたいことなどを書いたスケジュールを渡した。
「すごいね」
「早速なんだけど、君一人暮らししてるんでしょ」
「まーそうだけど?」
「私今日から翔の家で生活するから」
「・・・」
「えーーーーーーーー!」
「何よ急に大きな声出してー」
「そんないきなり」
「私のパートナーなんでしょ」
「ダメって言ったら怒る?」
「うん」
「君の親はいいって言ったの?」
「言ったよもう許可とってる」
「つまり僕には拒否権がないと」
「そーいうこと」
「あとわたしのことは美月でいいから」
「わかったじゃあ美月とりあえず僕の家に行きますか」
「うん!」
とりあえず私たちは翔の家に移動した
「へぇーマンションなんだ」
「うん」
「母さんただいま」
「お邪魔しまーす」
私は元気よく挨拶をした
「声大きくない?」
「だってお母さんいるんでしょ?挨拶は大事だよ」
「いないよ」
「えっだってさっき」
「こっちきて」
私は頷くと彼は黙って部屋へ案内した、案内された部屋には仏壇があり一人の若そうな女性の写真があった
「僕の母さんは2年前に亡くなったんだ」
「そうだったの」
「けど家を出る時と帰ってきた時は玄関で挨拶するって決めてるんだ」
翔の話を聞いて私は心の中でこれからよろしくお願いしますと言った
「僕がご飯作るから美月は風呂洗ってくれる?」
「わかった」
私はお風呂を洗い彼が作る料理を待っていた彼は料理上手なんだろーか少し楽しみだった
「できたよー」
「私の好きなオムライスだー!」
いただきます、彼の作った料理はすごく美味しかった、ご飯を食べ終わると別々にお風呂に入り今後の予定を話した
「私は明日から一カ月入院なの」
「そっか」
「ごめんね病気の進行を遅くするためなんだけど、お見舞いは来なくていいから」
「なんで?」
「弱ってるところはあんまり見せたくないんだよねー」
「わかったじゃあメールにするよ」
「ありがとう」
一カ月後
彼女と会うのは久しぶりだー日記帳を見るとびっしり予定が詰まってるこれから大変そうだなーピコンあっ美月からメールだそろそろ行くよ母さん。
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