嫌われ皇后は子供が可愛すぎて皇帝陛下に構っている時間なんてありません。

しあ

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2、夢で見たのは…


夢を見た。


夢の中の私は、公爵家の娘で、両親から溺愛されたわがまま娘のルビア=クライアンスだった。


私は幼い頃から、なんでも欲しいものを手に入れ、常に周りには横柄な態度を取っていた。


そんな私が12歳の時に、4つ年上の現皇帝、ルミリオ=カルヴァドスに一目惚れし、権力にものを言わせ婚約をした。そして、私が18歳になった時に皇帝と結婚し、私は皇后になった。


だけど、私が皇帝と結婚した時には、既に側室がいた。実は、皇帝には元々愛し合っている恋人がいたのだが、私の家の圧力に負け、恋人を側室にするしかなかったのだ。


愛する恋人を側室にせざるを得なかった皇帝は、さぞかし腸が煮えくり返った事だろう。それに、私と結婚する前に、恋人との間に子供まで出来ていたのだから、余計に腹立たしかったに違いない。


その証拠に、私と結婚してからと言うもの、その側室と子供には会いに行くのに、私にはスケジュールで決められた行事ごとの時しか顔を出さなかった。


恋人と子供との幸せを壊した女になんて優しくしたくはないだろう。だけど、ワガママな私はそんな皇帝の態度が許せるわけがなかった。


なので私は、側室に意地悪をしたりした。だが、そんな行動は皇帝を更に怒らせるだけだった。その行動のせいで、皇帝には余計に避けられ、私は常に苛立ちを感じていた。だけど、どうすれば皇帝が私に振り向いてくれるかを考えても出なかった。


そんな時、私は社交界で令嬢達に最近流行っている媚薬の話を聞き、それを皇帝に盛って、自分も側室と同様に子供を授かろうと考えた。


そして、その計画は見事に成功した。子供を身篭ったと言うことで、嫌々ながらも、皇帝は私を気にかけざるを得なくなり、皇帝と会う頻度が上がって私は上機嫌だった。


だけど、産み月に皇帝が他国との交渉のために旅立ち、1人で出産に挑み、その際に気を失い、気付けば、"私"が私になっていた。


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