ビンボー苦学生と奇妙な日常

kumi*570→アシメ

文字の大きさ
1 / 2

君と俺

しおりを挟む
うっすら目を開け、カーテンから見える眩しい風景。
…朝か。
最近俺のベットの隣には太宰さんがいる。ソファでイビキかいてー…。
って、時間じゃん。早く起こさないと。

あれから

東谷「おい、起きろよ。遅刻するぞ?早くご飯たべろよ。」

太宰さんが目を覚ました。
と思ったら…

太宰「…ご飯はキ・ミ!」

東谷「お、おい…っ」

いきなり何が起こったかわからなくなった。
…目を開けると太宰さんの顔が近い…


え?キスした?
え?え?……………………えぇ!

えっと、太宰さん?


太宰「…めちゃくちゃ驚きすぎだろ~?ひまるってもしかしてノンケ?だったら、勘違いさせんなよー!」

笑いながら接してくる太宰さん。
…?

東谷「…よくわからないけど、俺恋愛したことないから…」

太宰「…まじ?だったらなんでチューしたかわからない?」

東谷「…はい。つか、男とか女とかあんまり気にしないけど太宰さんって…」

太宰「あ、時間。」

…そうだった。大学行かなきゃ。
太宰さんと急いで大学に行った。




そして、僕らは昼まで顔を合わせることなくすごした。


ー昼ー

太宰「ひーまるっ!一緒に食わね?」

東谷「…よく話せるな、こんなとこで」

今は食堂にいる。お昼時になるとみんなが集まる。
人がいるのによく平気で話せるよなぁ…
俺は髪が白い…、だから太宰さんになるべく非難の目が行かないように関わんないようにしてるのに…
・・・・
こいつは気にしないらしい。

太宰「あ、ひまるのA定食美味そう~~頂戴!」

笑顔で食べる人初めて見た。

ずっと見ていられるなぁ…。

太宰「ごちそうさま!」

はやっ

今食べてから1分も経ってないぞ…。
しかもお前、俺のA定食全部食いやがって…。
諦めて食堂を後にした。

そういやぁ、さっき家出る前…太宰さんにはぐらかされたような気がするな。

太宰「ひーまるっ!」

あ、太宰さん…
近寄ろうとしたら、まさかの

壁ドン

太宰「あのさ、書くものかして!次の時に使わないといけないんだ」

東谷「いいよ…でも、流石にこの格好は恥ずかしいよ太宰さん…」

嬉しいけど…
今の格好は、太宰さんが俺の視界いっぱいになって迫ってきているような、とにかく凄く顔が近い。

しかも周り見てるよ!周り!!

太宰「はは、ひまるかわいい。めっちゃかお真っ赤!茹で蛸みたい」

かっ、かわいい…?!

更に赤くなったような気がした…
茹で蛸かぁ…

にしても、自分がさっき嬉しいとか思ってしまったことは隠しておこう。多分精神的に身がもたない…。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【完結】義兄に十年片想いしているけれど、もう諦めます

夏ノ宮萄玄
BL
 オレには、親の再婚によってできた義兄がいる。彼に対しオレが長年抱き続けてきた想いとは。  ――どうしてオレは、この不毛な恋心を捨て去ることができないのだろう。  懊悩する義弟の桧理(かいり)に訪れた終わり。  義兄×義弟。美形で穏やかな社会人義兄と、つい先日まで高校生だった少しマイナス思考の義弟の話。短編小説です。

敵国の将軍×見捨てられた王子

モカ
BL
敵国の将軍×見捨てられた王子

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

偽物勇者は愛を乞う

きっせつ
BL
ある日。異世界から本物の勇者が召喚された。 六年間、左目を失いながらも勇者として戦い続けたニルは偽物の烙印を押され、勇者パーティから追い出されてしまう。 偽物勇者として逃げるように人里離れた森の奥の小屋で隠遁生活をし始めたニル。悲嘆に暮れる…事はなく、勇者の重圧から解放された彼は没落人生を楽しもうとして居た矢先、何故か勇者パーティとして今も戦っている筈の騎士が彼の前に現れて……。

【BL】捨てられたSubが甘やかされる話

橘スミレ
BL
 渚は最低最悪なパートナーに追い出され行く宛もなく彷徨っていた。  もうダメだと倒れ込んだ時、オーナーと呼ばれる男に拾われた。  オーナーさんは理玖さんという名前で、優しくて暖かいDomだ。  ただ執着心がすごく強い。渚の全てを知って管理したがる。  特に食へのこだわりが強く、渚が食べるもの全てを知ろうとする。  でもその執着が捨てられた渚にとっては心地よく、気味が悪いほどの執着が欲しくなってしまう。  理玖さんの執着は日に日に重みを増していくが、渚はどこまでも幸福として受け入れてゆく。  そんな風な激重DomによってドロドロにされちゃうSubのお話です!  アルファポリス限定で連載中  二日に一度を目安に更新しております

BL 男達の性事情

蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。 漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。 漁師の仕事は多岐にわたる。 例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。 陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、 多彩だ。 漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。 漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。 養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。 陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。 漁業の種類と言われる仕事がある。 漁師の仕事だ。 仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。 沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。 日本の漁師の多くがこの形態なのだ。 沖合(近海)漁業という仕事もある。 沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。 遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。 内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。 漁師の働き方は、さまざま。 漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。 出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。 休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。 個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。 漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。 専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。 資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。 漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。 食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。 地域との連携も必要である。 沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。 この物語の主人公は極楽翔太。18歳。 翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。 もう一人の主人公は木下英二。28歳。 地元で料理旅館を経営するオーナー。 翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。 この物語の始まりである。 この物語はフィクションです。 この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。

お兄ちゃんができた!!

くものらくえん
BL
ある日お兄ちゃんができた悠は、そのかっこよさに胸を撃ち抜かれた。 お兄ちゃんは律といい、悠を過剰にかわいがる。 「悠くんはえらい子だね。」 「よしよ〜し。悠くん、いい子いい子♡」 「ふふ、かわいいね。」 律のお兄ちゃんな甘さに逃げたり、逃げられなかったりするあまあま義兄弟ラブコメ♡ 「お兄ちゃん以外、見ないでね…♡」 ヤンデレ一途兄 律×人見知り純粋弟 悠の純愛ヤンデレラブ。

処理中です...