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第1章 異世界転移と旅立ち
第37話 訓練5 戦闘
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音と共に、洞穴自体に振動が来る。
《アリス、これは魔物か?》
(おそらく魔物かと思われます。 結界は大丈夫そうですが、洞窟自体は持たないかもしれません。)
《戦おう。 まずは結界を少し開けてから様子を見てみよう。》
そう言いながらも、結界に3センチほどの覗き穴を開けて外の様子を伺うと、全長4メートル程度の翼を持つ竜のような魔物が3匹見えた。
魔眼で確認してみると、
種族 : ワイバーン(魔物)
ランク: C
LV : 7
HP : 102/110
MP : 11/11
筋力 : 31
魔力 : 10
耐久力 : 30
敏捷性 : 51
状態 : 健康
耐性 : 火耐性 3
スキル : ファイアブレス 1
気配察知 1
知能が低いため竜とは異なり亜竜に分類される、空の機動力は直線のスピードは速いが急な方向転換は不得意。 集団で襲う事が多く数が多くなるほど危険。 食用可能。
《アリス、Cランクのワイバーンだ。 3匹見えてるが他には反応はないか?》
(近くには3匹です。 ヤスト離れて!!!)
アリスの声と同時に結界から離れると、ワイバーンがファイアブレスをしているのだろう、結界に開けた穴から炎が出てきている。
《すまないアリス、油断していたわけではないんだが。》
(分かっていますよ。 この結界は時空魔法も使いましたか?)
《いや、出来るだけ魔力を込めて結界を作ったつもりだが。》
(それなら、そのまま結界を解除するよりも、ワイバーンが近づいたところで次元刀で攻撃しながら結界解除しましょう。)
《なるほどな。それなら解除した直後に他の2匹をウインドカッターで牽制してくれるか、その後おれが飛び出すからアリスは入り口からサポートしてくれ。》
話しながらも結界作成によって減ったMPをポーションで回復させる。
《よし、今だ!》
結界に向かって次元刀を放つと、ワイバーンの泣き声が聞こえてかなりダメージを負わせたようだ。
結界を解除すると同時にアリスが5発のウインドカッターを放つ。
入り口のワイバーンは次元刀とウインドカッター2種類の魔法によって倒れたが、残りの2匹は効かなかったのか身をかわしたようで、空中に浮かんで様子を見ている。
右のワイバーンに近づくようにヤストが飛び出すと、それに気付いた左のワイバーンが同時にヤストに向かって滑空してくる。
「チィ」
ヤストは右のワイバーンにサーベルを向け切ろうとしたが、スキルの【危険察知】が警鐘を鳴らし、左から危険を感じたので前転して転がる。
ヤストのいた場所にファイアブレスが降り注ぎ、右にいたワイバーンがブレスの攻撃範囲に入った。
(ヤスト!ワイバーンは炎への耐性がありますから気をつけて!)
アリスの言うとおり、ブレスを浴びたワイバーンはほぼ無傷で2匹共がヤストを警戒している。
《そのようだな。 突っ込まなくて良かったよ。 アリスそこからウインドカッターで攻撃してくれ。隙が欲しい。》
(いきますよ。)
アリスはまた5発のウインドカッターを並んだ2匹のワイバーンに向けて放つ。
それと同時にヤストもワイバーンに向かっていく。
ヤストにファイアブレスを吐こうしてたワイバーンは、いきなり横から来た魔法は直撃を受けて片方の羽が千切れたようで地面に落下していく。
もう一方のワイバーンはヤストに向かってファイアーブレスを浴びせた。
しっかりと見ていたので、ブレスをかわしながらも前に出て行き、ワイバーンに向かってサーベルを振ると、ワイバーンも身をかわしたが、翼と尻尾の中間を切断に成功した。
空中に飛べないため、次元刀で首を切断する事に成功した。
アリスの様子を見ようと振り向いたとき、地面に倒れていたワイバーンからファイアブレスが放たれた。
(ヤスト!!)
咄嗟に避けようとしたが間に合わず、左足に激痛が走る。
左足に激痛を感じながらも、回り込んでワイバーンの首をサーベルではねた。
【魔眼】で3匹とも見てみるがHPは0になっており、状態は死亡と出ている。
【気配察知】で周囲を警戒するが、ヤストとアリスしか反応が無いことを確かめると、急に痛みがぶり返してきて、引きつるような感覚を左足を襲った。
(ヤスト大丈夫ですか、すぐに回復します。)
アリスも【気配察知】で危険の無いことを確認したのかヤストに慌てて近づき回復魔法を唱える。
「スキル苦痛耐性を取得しました」
「スキル気絶耐性を取得しました」
耐性を2つ覚えたとたんに、苦痛は少し和らいだが、相当な痛みがある。
アリスが必死に回復魔法をかけてくれているが、アイテムボックスから上級HPポーションを取り出し左足にかける。
MPポーションは服用専門だが、HPポーションは怪我に直接かけても効果がある。
アリスの回復魔法との相乗効果だろうか、急激に苦痛が引くと同時に動かせるようになってきた。
《アリス、ありがとう。 大丈夫そうだよ。》
泣きそうに回復魔法をかけているアリスを撫でながら話すと、回復魔法をかけながら話しかけてくる。
(私が止めをさしていれば、こんなことにはならなかったかもしれないです。 ごめんなさいヤスト。)
《アリスは悪くないよ。もう大丈夫そうだし今日はゆっくり休もう。》
左足はもう大丈夫だが、焦げたズボンがブレスの熱さを物語っている。
ワイバーンをそのままアイテムボックスに収納した後、結界を強固なものにするためにMPポーションを飲んでから、結界をかけ直す。
《よし、足も大丈夫だし今日はゆっくり休もう。》
(・・・分かりました。 今日も私が先に見張りをしますからね。)
アリスはぴったりとヤストに背中をくっつけたまま、ヤストを守るように見張りに入った。
ヤストはアリスの体温と優しさを感じながら眠りに着いた。
途中で見張りを交代してもアリスは朝まで離れることはなかった。
《アリス、これは魔物か?》
(おそらく魔物かと思われます。 結界は大丈夫そうですが、洞窟自体は持たないかもしれません。)
《戦おう。 まずは結界を少し開けてから様子を見てみよう。》
そう言いながらも、結界に3センチほどの覗き穴を開けて外の様子を伺うと、全長4メートル程度の翼を持つ竜のような魔物が3匹見えた。
魔眼で確認してみると、
種族 : ワイバーン(魔物)
ランク: C
LV : 7
HP : 102/110
MP : 11/11
筋力 : 31
魔力 : 10
耐久力 : 30
敏捷性 : 51
状態 : 健康
耐性 : 火耐性 3
スキル : ファイアブレス 1
気配察知 1
知能が低いため竜とは異なり亜竜に分類される、空の機動力は直線のスピードは速いが急な方向転換は不得意。 集団で襲う事が多く数が多くなるほど危険。 食用可能。
《アリス、Cランクのワイバーンだ。 3匹見えてるが他には反応はないか?》
(近くには3匹です。 ヤスト離れて!!!)
アリスの声と同時に結界から離れると、ワイバーンがファイアブレスをしているのだろう、結界に開けた穴から炎が出てきている。
《すまないアリス、油断していたわけではないんだが。》
(分かっていますよ。 この結界は時空魔法も使いましたか?)
《いや、出来るだけ魔力を込めて結界を作ったつもりだが。》
(それなら、そのまま結界を解除するよりも、ワイバーンが近づいたところで次元刀で攻撃しながら結界解除しましょう。)
《なるほどな。それなら解除した直後に他の2匹をウインドカッターで牽制してくれるか、その後おれが飛び出すからアリスは入り口からサポートしてくれ。》
話しながらも結界作成によって減ったMPをポーションで回復させる。
《よし、今だ!》
結界に向かって次元刀を放つと、ワイバーンの泣き声が聞こえてかなりダメージを負わせたようだ。
結界を解除すると同時にアリスが5発のウインドカッターを放つ。
入り口のワイバーンは次元刀とウインドカッター2種類の魔法によって倒れたが、残りの2匹は効かなかったのか身をかわしたようで、空中に浮かんで様子を見ている。
右のワイバーンに近づくようにヤストが飛び出すと、それに気付いた左のワイバーンが同時にヤストに向かって滑空してくる。
「チィ」
ヤストは右のワイバーンにサーベルを向け切ろうとしたが、スキルの【危険察知】が警鐘を鳴らし、左から危険を感じたので前転して転がる。
ヤストのいた場所にファイアブレスが降り注ぎ、右にいたワイバーンがブレスの攻撃範囲に入った。
(ヤスト!ワイバーンは炎への耐性がありますから気をつけて!)
アリスの言うとおり、ブレスを浴びたワイバーンはほぼ無傷で2匹共がヤストを警戒している。
《そのようだな。 突っ込まなくて良かったよ。 アリスそこからウインドカッターで攻撃してくれ。隙が欲しい。》
(いきますよ。)
アリスはまた5発のウインドカッターを並んだ2匹のワイバーンに向けて放つ。
それと同時にヤストもワイバーンに向かっていく。
ヤストにファイアブレスを吐こうしてたワイバーンは、いきなり横から来た魔法は直撃を受けて片方の羽が千切れたようで地面に落下していく。
もう一方のワイバーンはヤストに向かってファイアーブレスを浴びせた。
しっかりと見ていたので、ブレスをかわしながらも前に出て行き、ワイバーンに向かってサーベルを振ると、ワイバーンも身をかわしたが、翼と尻尾の中間を切断に成功した。
空中に飛べないため、次元刀で首を切断する事に成功した。
アリスの様子を見ようと振り向いたとき、地面に倒れていたワイバーンからファイアブレスが放たれた。
(ヤスト!!)
咄嗟に避けようとしたが間に合わず、左足に激痛が走る。
左足に激痛を感じながらも、回り込んでワイバーンの首をサーベルではねた。
【魔眼】で3匹とも見てみるがHPは0になっており、状態は死亡と出ている。
【気配察知】で周囲を警戒するが、ヤストとアリスしか反応が無いことを確かめると、急に痛みがぶり返してきて、引きつるような感覚を左足を襲った。
(ヤスト大丈夫ですか、すぐに回復します。)
アリスも【気配察知】で危険の無いことを確認したのかヤストに慌てて近づき回復魔法を唱える。
「スキル苦痛耐性を取得しました」
「スキル気絶耐性を取得しました」
耐性を2つ覚えたとたんに、苦痛は少し和らいだが、相当な痛みがある。
アリスが必死に回復魔法をかけてくれているが、アイテムボックスから上級HPポーションを取り出し左足にかける。
MPポーションは服用専門だが、HPポーションは怪我に直接かけても効果がある。
アリスの回復魔法との相乗効果だろうか、急激に苦痛が引くと同時に動かせるようになってきた。
《アリス、ありがとう。 大丈夫そうだよ。》
泣きそうに回復魔法をかけているアリスを撫でながら話すと、回復魔法をかけながら話しかけてくる。
(私が止めをさしていれば、こんなことにはならなかったかもしれないです。 ごめんなさいヤスト。)
《アリスは悪くないよ。もう大丈夫そうだし今日はゆっくり休もう。》
左足はもう大丈夫だが、焦げたズボンがブレスの熱さを物語っている。
ワイバーンをそのままアイテムボックスに収納した後、結界を強固なものにするためにMPポーションを飲んでから、結界をかけ直す。
《よし、足も大丈夫だし今日はゆっくり休もう。》
(・・・分かりました。 今日も私が先に見張りをしますからね。)
アリスはぴったりとヤストに背中をくっつけたまま、ヤストを守るように見張りに入った。
ヤストはアリスの体温と優しさを感じながら眠りに着いた。
途中で見張りを交代してもアリスは朝まで離れることはなかった。
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