異世界で、配達業しちゃダメと誰が言った？

第1章

第1話 プロローグ

 朝になり、目覚ましがなる。ビロビロビロビロ………
 (う………寝かせてくれ………)
 しかし、あることに気づく、
 
 (まじか、今日から出勤だったか！)

 佐藤玄間は、郵便局で主に、配達員として働いていた。
 今日から、いつも通りの仕事の毎日だ。
 急いで、時計を見ると、7:00に針が向いてる。
 今日の出勤は、7:30からだ。

 (あと、30分かあ。急げば間に合うだろう。)

 だいたい、郵便局まで、バイクで30分くらいだ。
 朝飯を、食ったり、歯を磨いたりで、10分程度かかる。
 そして、それらが終わり、バイクに乗った。


 その時は、まさか俺があんな事になるとは、一ミリも考えてなかった。




 俺は、バイクの速度をあげる。
 時速100キロメートルほどまで上げていた。

 (これくらいだったら、間に合うだろう。)

 しばらく、突き進んでると、トラックが目の前を通過しようとする。
 急いで、ブレーキを踏んだが、間に合いそうにない。

 (やべえ、止まれない………)

 ガタッ、というすごい衝撃音で俺は、気絶した。




 目を開けると、白い空間が広がっている。
 (俺、死んだのか………)

 ーーーーそうですよ

 誰かが、話しかけてくる。

 (アンタは、誰？もしや神様？)

 ーーーーはい、その通りです。神様です。

 (これから、俺はどうなるんだ？)

 ーーーー異世界へ行ってもらいます。

 (異世界だと！？剣と魔法のファンタジー的な世界に？どうして俺が？)

 ーーーーその通り、剣と魔法の世界です。どうして行ってもらうかと言いますと、魔王を討伐してもらうためです。まあ別な理由としては、当選した的な感じです。

運いいな俺。

 (魔王討伐的な感じかあ。)

 ーーーーはい、頑張ってくださいね。

 (あ、スキルって、どうなるんだ？)
 
異世界に行くって言えば、スキルだ。
聞いておかなくては。

 ーーーー転生してからのお楽しみです

 (そ、そうか。)
 楽しみにしておくか。

 ーーーーそれでは、行ってらっしゃい！

 そう、神様に言われると、俺の頭は、グルグル回ってくる。
 感覚がおかしくなり、気絶した。
 


 これからどうなるのだろうか。