異世界で、配達業しちゃダメと誰が言った?

白松

文字の大きさ
2 / 3
第1章

第2話 異世界に来て、早々やばい件

しおりを挟む
 (う………なんだ?ここは…………異世界?)
目を開くと、そこには、広い森林が広がっていた。
周りを見渡すと、知らない草木や植物が生えていた。
 
よくある、王宮転生パターンじゃないんだな。
いきなり、モンスターに襲われたらどうしよう。
神様いきなり、無理ゲーとか酷いもんだ。
どう、生きていけばいんだろうな…………

てか、ステータスってどうやって見るんだ?
 神様から教えてもらわなかったのを公開しながら、何か方法ないか考える。
 1・ステータスオープンと言って見る。
 結果 ダメ
 2・開けステータス
 結果 ダメ
 3・ステータスお願い出て来て
 結果 うん、ダメ(わかってた。

 結局どうすればいんだよ!?
 そう思って、地面を見ると、手紙が置いてあった。
 これ、灯台下暗しだ。
 とりあえず、手紙を読んで見る。

 佐藤 玄間君へ
 ハーイ!神様でーす!
 元気かな?
 とりあえず、ランダムな所に、飛ばしたよ!(てへぺろ)
 で、ステータスを見る方法がわからないんだと思うんだけど、
 やり方は、ステータスと念じるだけ。
 後は、頑張って!
 神様は、久々のバカンス楽しんでるからね!
 それでは、バイバーイ!

 あれ?あの真面目な神様どこいった?
 しかも、バカンスって。
 意外な神様の一面を知った、玄間だった。

 とりあえず、ステータス
 すると、ステータスが現れる。

 名前 佐藤玄間 18歳
 レベル1
 HP300
MP500
 物攻 10
 魔攻 30
 物防 8
 魔防 10
 速さ 500
 
 スキル 鑑定 レベルMax
             神速 レベル1
             配達 レベル1

結構、チートだな。魔法よりで、速さが一番高い。
異世界に行くと年齢も下がるみたいだ。
スキルは、鑑定と神速と配達。

 
 次に、スキル詳細だ。
 鑑定 レベルMax あらゆる人や物の情報を知ることができる。これで見れないものはない。
 神速 レベル1 狼くらいの速さ
 配達 レベル1 依頼された物を運ぶ。運搬中は、ステータス 1.5倍
 鑑定は、テンプレだな。
 神速は、適当すぎて意味がわからん。
 配達は、元の世界の職が影響されたんだろうか。
 異世界に来て、配達やるのも悪くないか。
 

 スキル一通り見終わったので、街を探そう。
 モンスターなどに警戒しながら、歩いて行く。
 すると、でっかい豚(オーク)に出会う。
 鑑定で見て見た。

 オークキング
 レベル200
  HP100000
 MP0
  物攻30000
  魔攻0
  物防10000
  魔防0
  速さ100

 は!?やばいものが映った気が……
 あのー神様。俺どうなるんだろうか。
 ランダムに転生したのはいいけど、こんな化け物がいる場所なんて。
 無理ゲーだろ!?詰んだろ!?
 ………………
 異世界早々に、死ぬ運命とか……

 オークキングは、俺を見つけ襲いかかって来た。
 俺は、ゆっくり目を閉じた。
 



 あ、逃げればよくね。




 遅かった。気づくのが遅すぎた。




 オークキングは、斧を振り回す。




 終わった……………







 「おい!おーい!小僧大丈夫か?」
 (神様なのか!?………とゆことは、死んだのか。)
 ゆっくり目を開くと、白い空間ではなく、家のような空間があった。


 「お、ようやくお目覚めかあ。あんな、所に子供がいるなんて何年ぶりだろうか。」

 「あなたは誰だ?」

 「うむ、儂は、龍王じゃ。人が決して立ち寄らない死の島に、住んでおる。それは、そうとお主、なぜこんな所にいるのじゃ?」

 龍王!?てことは、助けられたのか。
 ステータスを見て見た。

 龍王
 レベル500
 HP600000
 MP50000
 物攻 80000
 魔攻 70000
 物防 50000
 魔防 50000
 速さ 60000

 スキル 不明(隠蔽レベルMaxにより

 目を疑った。鑑定でも、見れないことがあるんだな。
 
 俺は、今まであったことを、龍王に全部話した。

 「なるほど、ということは、お主は転生者ということか………うむ、いつも暇じゃからの。お前さんを鍛えてやろう。多分、鍛えないとお主は一生ここで暮らすことになるぞ。」

 鍛えてくれるのか………厳しそうだな。
 でも、一生ここで暮らすのは嫌だな。
 素直に、鍛えて貰おう。


 「鍛えてください!」

 「うむ、明日から特訓じゃ!」


 かくして、龍王とともに修行に励むにだった。
 配達業をやることになるのは、もうちょい後になる。

 

 


 


 
 
 


 
 

 
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。

カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。 だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、 ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。 国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。 そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。

主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します

白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。 あなたは【真実の愛】を信じますか? そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。 だって・・・そうでしょ? ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!? それだけではない。 何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!! 私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。 それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。 しかも! ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!! マジかーーーっ!!! 前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!! 思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。 世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。

転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです

NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く

ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。 5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。 夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

あなた方はよく「平民のくせに」とおっしゃいますが…誰がいつ平民だと言ったのですか?

水姫
ファンタジー
頭の足りない王子とその婚約者はよく「これだから平民は…」「平民のくせに…」とおっしゃられるのですが… 私が平民だとどこで知ったのですか?

処理中です...