癒しと毒の融合愛◆◆心の逃げ場だけでいいのか?久遠の愛を誓う物語◆◆ 【完結】

まぁ

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part 12-8

「福嶋、マンション周辺」
「承知しました」

坂戸組関係ということは清水と考えるのが当然だ。対立している組ではないのだから。

隣接した地域にシマがある、といっても清水がこちらに家を購入していたように生活は皆が普通に行き来するものだ。

表も裏も仕事での利害に関係がないようにさえ気をつけていれば、この時代の共存は可能。

関係者所有ということは組の車ではない。普通に繁華街で遊んだり、食事することはある。

福嶋からマンション周辺一帯の見回りも指示しておくと

「今日は紗栄ちゃんのお迎えで正解だね。もう出る準備に入るよ」

18時にカフェバーへ着けるように舞生が時計を見る。

「舞生」
「はい」
「そのグループの奴、伊坂と親しい組員に連絡してみろ。最近の様子を確かめろ」
「はい、電源を自分で切っている可能性があるからね…理由がないかってことだね。あ、お疲れ、ちょっと聞きたいんだけど…」

舞生は俺に返事をしながらコールしていたようだ。

「若、伊坂はビミョーですね。若付きにこだわりがあるみたいです。本家の仕事より若のマンションに出入りすることがステータスだと思っている節があるということです」
「マンションの出入りは、芦田と一緒にという条件で許可したばかり」
「はい、様子見を始めたばかりということを差し引いても、少々パッとしない報告の仕方が続いていたので一度本家に戻すのは丁度いいと、私は思っていたんですが」

福嶋の言う通りだ。そして休日のルール違反…ビミョーだな。
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