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ほんわか幼なじみからのまさかの告白?!
幕開け
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ある日の放課後、俺が2階の教室の窓からぼーっとテニス場を見ていると、一人の黒髪ポニーテールの女の子が自主練習をしていた。最初は、パンチらしないかな?とか、汗ばんだ女子ってなんかエロイなとか妄想にふけっていた。健全な男子高校生なら誰もが経験するだろ?でも、なんかそういう妄想とは別のところにも彼女の魅力を感じ始め、自然と彼女の練習姿を凝視していた。そしたら、ポニーテールの女の子が急に俺の方に向かって叫んでいた。
「そこの人あぶないです」
俺の存在をストーカーとでも思ったのだろうか?それならきっちり抗議しておかねばなるまい。弁護士の準備はできているぞ。とか、色々考えていたら、俺の顔に何かがめり込んだ。うん、テニスボールだね。勢いよく、後ろ向きに倒れた俺は頭を打って気絶してしまった。
そして、おぼろげに意識を取り戻した時に、最初に感じたのは、女の子特有のやんわりとした香りだった。続いて、その香りの方に目を向けると、スカートの中から白いスパッツが見えた。俺の心臓はばくばくいっていた。意識がはっきりしたところで、立ち上がろうとすると、目に映ったのは、それはそれは美少女だった。きれいな黒髪を後ろで一本にまとめて、腰の高さまで下げている。ぱっちりとした青色の瞳には、長いまつげがかかっており、流麗な鼻元の下には、微笑を浮かべる桃色の唇があった。触れたら柔らかそうだなと思った唇から音楽が紡がれる。
「ごめんなさい。大丈夫ですか?テニスボール当たっちゃいましたよね?」
俺の顔を心配そうに覗き込む。当然、緊張マックスの俺は、しどろもどろになる。
「だ、大丈夫、でひゅ。ご、御心配には及、びび、ませぬ」
彼女は、くすりと笑って、よかったと漏らしながら、手を差し伸べてくる。顔を真っ赤にした俺は、すぐにその手が自分に差し伸べられているものだと認識できなかった。
「まだふらふらしますよね。私が保健室までご案内します。お手をどうぞ」
と包み込むような声で言ってきた。俺は恥ずかしながらも彼女の手を取り、立ち上がった。
「じゃあ、保健室まで行きましょうか」
彼女の言葉に返事をしようとした瞬間、タイミング悪く放送がなってしまった。
「Aクラスの神崎藍さん、神崎藍さん。川島先生がお呼びです。至急職員室まで来てください」
少女は放送を聞くと、俺の方に向き直って少し困った様子を示した。その様子を見てた俺は、もう大丈夫だということを伝えて、彼女の職員室に行くように促した。
「お大事になさってください。お元気で」
綺麗なおじぎをして神崎は職員室に向かっていた。俺は小さくなっていく黒髪の少女を暫くの間見つめていた。彼女に一目ぼれしてしまい燃え上がる恋心、それと同時に彼女がAクラスという絶望的なまでのショックで頭がごちゃごちゃしていた。
ふと気づくと、もう太陽が沈みかける時間になっていた。教室の時計に目をやると、時間は最終下校時刻だった。どうやら考え込んでしまっていたらしい。でも、そのおかげで俺の頭の中は整理がついていた。Aクラスという高嶺の花にEクラスごときが近寄れるわけがない。それは分かっている。会話にすらならなかった。それも分かっている。でも、恋心と困難な壁って反発しあうものではなくて、むしろ比例するものだと気づいてしまったんだ。恋って成就させるまでが険しい道のりの方が燃えるってもんだろ?
だから俺はここに宣言する。
「絶対、神崎藍を俺の彼女にしてやる」
これは、パラメーターEの俺がレベル100の彼女をゲットするまでの物語。
「そこの人あぶないです」
俺の存在をストーカーとでも思ったのだろうか?それならきっちり抗議しておかねばなるまい。弁護士の準備はできているぞ。とか、色々考えていたら、俺の顔に何かがめり込んだ。うん、テニスボールだね。勢いよく、後ろ向きに倒れた俺は頭を打って気絶してしまった。
そして、おぼろげに意識を取り戻した時に、最初に感じたのは、女の子特有のやんわりとした香りだった。続いて、その香りの方に目を向けると、スカートの中から白いスパッツが見えた。俺の心臓はばくばくいっていた。意識がはっきりしたところで、立ち上がろうとすると、目に映ったのは、それはそれは美少女だった。きれいな黒髪を後ろで一本にまとめて、腰の高さまで下げている。ぱっちりとした青色の瞳には、長いまつげがかかっており、流麗な鼻元の下には、微笑を浮かべる桃色の唇があった。触れたら柔らかそうだなと思った唇から音楽が紡がれる。
「ごめんなさい。大丈夫ですか?テニスボール当たっちゃいましたよね?」
俺の顔を心配そうに覗き込む。当然、緊張マックスの俺は、しどろもどろになる。
「だ、大丈夫、でひゅ。ご、御心配には及、びび、ませぬ」
彼女は、くすりと笑って、よかったと漏らしながら、手を差し伸べてくる。顔を真っ赤にした俺は、すぐにその手が自分に差し伸べられているものだと認識できなかった。
「まだふらふらしますよね。私が保健室までご案内します。お手をどうぞ」
と包み込むような声で言ってきた。俺は恥ずかしながらも彼女の手を取り、立ち上がった。
「じゃあ、保健室まで行きましょうか」
彼女の言葉に返事をしようとした瞬間、タイミング悪く放送がなってしまった。
「Aクラスの神崎藍さん、神崎藍さん。川島先生がお呼びです。至急職員室まで来てください」
少女は放送を聞くと、俺の方に向き直って少し困った様子を示した。その様子を見てた俺は、もう大丈夫だということを伝えて、彼女の職員室に行くように促した。
「お大事になさってください。お元気で」
綺麗なおじぎをして神崎は職員室に向かっていた。俺は小さくなっていく黒髪の少女を暫くの間見つめていた。彼女に一目ぼれしてしまい燃え上がる恋心、それと同時に彼女がAクラスという絶望的なまでのショックで頭がごちゃごちゃしていた。
ふと気づくと、もう太陽が沈みかける時間になっていた。教室の時計に目をやると、時間は最終下校時刻だった。どうやら考え込んでしまっていたらしい。でも、そのおかげで俺の頭の中は整理がついていた。Aクラスという高嶺の花にEクラスごときが近寄れるわけがない。それは分かっている。会話にすらならなかった。それも分かっている。でも、恋心と困難な壁って反発しあうものではなくて、むしろ比例するものだと気づいてしまったんだ。恋って成就させるまでが険しい道のりの方が燃えるってもんだろ?
だから俺はここに宣言する。
「絶対、神崎藍を俺の彼女にしてやる」
これは、パラメーターEの俺がレベル100の彼女をゲットするまでの物語。
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