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第13章 懐かしい旅路
第5話 合流するよねぇ
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サーシャさんとミーシャは一度応接間から出ていったが、しばらくして戻ってきた。ミーシャさんの色気が一段と増して美しくなった気がする。たぶんお土産の下着に着替えたのだろう。
俺はメイと一緒にシルモフを堪能していたのだが、気にした様子もなくサーシャさんは笑顔のままだった。お土産の効果が出ているようで安心する。
以前もサーシャ家で快適に過ごすためにサーシャさんの機嫌を取っていた。今度は開拓村で快適に過ごすために、村長であるサーシャさんの機嫌は以前より大切だ。
遅れてミーシャの家族もサーシャ家にやって来たが、サーシャさんが誤解のないようにミーシャとの関係も説明してくれた。すぐにミーシャの母親を応接室から連れていったが、すぐにご機嫌な母親と戻ってきた。
母親にも下着を渡して着替えさせたのだろう。
やはりミーシャやサーシャさんの母親である。見た目も若返り、色気も増したようだ。3人の子持ちとは思えない。父親や兄も驚いた表情で見ていた。
今晩の夕食はミーシャの家族も一緒に食べることになった。サーシャさんが家族にミーシャの状況を説明してくれた。話の中で驚いたような声が聞こえてきたが、俺は気にせずメイと遊んでいるだけだった。
ようやく一通り説明が終わったのか、家族がミーシャに色々と質問していた。ミーシャの簡潔な答えに父親と兄はは困った顔をして、サーシャさんと母親は笑顔で話を聞いていたのだった。
◇ ◇ ◇ ◇
そろそろ夕食かなと思っていると、さらなる混乱が姿を現した。
「今度は本当にすぐに来てくれたのねぇ~!」
約束だったから来るとは思っていたけど……。
土地神様が合流してきた。半透明で妖精サイズだ。
「あっ、あっ、ああぁ~、土地神様だぁ~!」
メイが嬉しそうに土地神様を見て叫び声を上げた。
ヴィンチザード王国ではこんな辺境でも、土地神様のことは知られているようだ。
「あら、可愛らしいお嬢ちゃんねぇ。私のことを知っているようで嬉しいわ」
「メイはもちろん知ってるのぉ。だって、あっ、ちょっと待っててぇ!」
メイは土地神様に会えて舞い上がっているようだ。興奮していたが何かを思い出したように応接間から走り出していった。
土地神様はメイの行動に驚いたようだが、すぐに左右を見回すと俺に尋ねてきた。
「いつものあれをお願いできるかしら?」
たぶんそうくると思っていた。だが固まっているミーシャの家族の前で言われるとまた誤解されそうで怖い。
「構わないけど半分にしてください……」
アンナに助けを求めたかったが、土地神様さんが先ほど左右を見たのは、アンナがいないことを確認して、俺に頼んできたのだろう。
「こ、これを見てぇ~!」
メイが手に何かを持って戻ってきた。内心でホッとしながらメイの手に持つものを見る。
えっ、土地神様?
「あら、それは限定グッズの等身大フィギュアじゃない! 価格も金貨百枚もするし数も少ないからレアものよ。よく手に入れたわねぇ~」
何をしているんだぁーーー!
等身大フィギュアの限定グッズとか驚きである。
「パパがプレゼントしてくれたのぉ~!」
メイは嬉しそうに答えていた。ランガがそれほど気の利いたプレゼントをするとは驚きだ。でも価格を聞いてサーシャさんは目を細めている。
ランガはサーシャさんに金額は話していないか、嘘の金額を伝えたのだろう。戻ってきたときのランガの運命を考えると気の毒になる。
「ふふふっ、大切にしてね」
「大切にしているのぉ。メイの一番の宝物なのぉ~!」
メイはブンブンと首を縦に振って土地神様に答えた。
「そうなのね。……テンマ君、メイちゃんの祝福をしたいから、あれをお願い」
祝福?
土地神様の話に戸惑ったが、祝福なら悪いことではないだろうと思った。了承の返事をしようとしたが、その前にいつもの虚脱感に襲われる。
くぅ~、不意打ちで吸うのはやめてくれ~!
半分と言ったのにそれ以上に吸われた気がするぅ!
虚脱感が無くなると自分のステータスを確認する。八割ほどHPを吸われたようだ。アンナがいないと俺には土地神様の制御ができない。
土地神様は半透明の状態から実体化したような姿になり、メイのほうに向かうと神々しい光をだし始める。
「敬虔な信者であるメイリンに祝福を!」
土地神様がそう言うと、光がメイに降り注いだ。
なんだとぉーーー!
メイに変なことが起きていないか心配で鑑定する。称号に『土地神の祝福』があり運が5も上がっていた。運は訓練では増やせない。祝福イベントが必要だったのだと初めて知った。
「土地神様ぁ、ありがとうなのぉ~!」
メイは具体的に自分に何が起きたのか知らないようだ。光が自分に降り注いだことが嬉しかったのか土地神様にお礼を言った。
ミーシャ「これでメイも私と一緒」
エアル「私とも同じなのじゃ!」
なんですとぉーーー! ミーシャやエアルにも祝福イベントを!
なんか俺は吸われるだけで、祝福イベントがない気がするぅ~。
あとで聞いたが土地神様では俺に祝福を与えることはできないらしい。理由は分からないがテラス様でも無理だと言われては諦めるしかなかった。
まあ、俺も驚いたがサーシャさんを筆頭にミーシャの家族はもっと驚いた様子だ。
土地神様とメイ、ミーシャとエアルは気にした様子もなく楽しそうに話をしている。
俺は大きく息を吐くと、もう隠しても仕方ないと開き直る。問題が起きなければそれほど気にすることでもない。
暴走する仲間に囲まれてきたことで、最近はそう思うようになったのだ。
◇ ◇ ◇ ◇
夕食にはオークカツを始め、醤油ダレの串焼きや生姜焼き、カニなどの海産物も遠慮なくふるまった。
ミーシャの父親と兄は緊張して食欲がないみたいだ。サーシャさんや母親はすぐに土地神様に馴染んだようで、楽しそうに初めて食べる料理を堪能している。
メイはエアルや土地神様と仲良く食事していた。
もう完全に友達だよ……。
色々な意味で混沌ともいえる三人だが、仲良くしているのだからいいのだろう……。
俺はタコ焼き魔道具を使ってタコ焼きを焼きながら、そんなことを考える。
「お兄ちゃんは料理もできるのぉ~。すごいのぉ~!」
メイが喜ぶ姿を見られるならそれで充分である。
「ほら、焼きたてだよ。火傷しないように注意して食べて」
メイたちに焼きたてのタコ焼きを差し出す。
エアル「マヨを多めに頼むのじゃ!」
メイ「マヨ?」
エアル「この白いのがマヨじゃ。濃厚でありながら酸っぱさもあるのじゃ!」
メイ「へぇ~、エアルちゃんは物知りなんだね?」
エアル「そうじゃ。私は物知りなのじゃ!」
エアルとメイは同レベルの会話をしているぅ~。
どう見ても同じ八歳の子供にしか見えない!
「タコ焼きは顔が火傷しちゃうわ。テンマ君、私にあった大きさのタコ焼きを作ってぇ~」
う~ん、混沌だ!
土地神様からの難題に苦笑いで答えることしかできなかった。
俺はメイと一緒にシルモフを堪能していたのだが、気にした様子もなくサーシャさんは笑顔のままだった。お土産の効果が出ているようで安心する。
以前もサーシャ家で快適に過ごすためにサーシャさんの機嫌を取っていた。今度は開拓村で快適に過ごすために、村長であるサーシャさんの機嫌は以前より大切だ。
遅れてミーシャの家族もサーシャ家にやって来たが、サーシャさんが誤解のないようにミーシャとの関係も説明してくれた。すぐにミーシャの母親を応接室から連れていったが、すぐにご機嫌な母親と戻ってきた。
母親にも下着を渡して着替えさせたのだろう。
やはりミーシャやサーシャさんの母親である。見た目も若返り、色気も増したようだ。3人の子持ちとは思えない。父親や兄も驚いた表情で見ていた。
今晩の夕食はミーシャの家族も一緒に食べることになった。サーシャさんが家族にミーシャの状況を説明してくれた。話の中で驚いたような声が聞こえてきたが、俺は気にせずメイと遊んでいるだけだった。
ようやく一通り説明が終わったのか、家族がミーシャに色々と質問していた。ミーシャの簡潔な答えに父親と兄はは困った顔をして、サーシャさんと母親は笑顔で話を聞いていたのだった。
◇ ◇ ◇ ◇
そろそろ夕食かなと思っていると、さらなる混乱が姿を現した。
「今度は本当にすぐに来てくれたのねぇ~!」
約束だったから来るとは思っていたけど……。
土地神様が合流してきた。半透明で妖精サイズだ。
「あっ、あっ、ああぁ~、土地神様だぁ~!」
メイが嬉しそうに土地神様を見て叫び声を上げた。
ヴィンチザード王国ではこんな辺境でも、土地神様のことは知られているようだ。
「あら、可愛らしいお嬢ちゃんねぇ。私のことを知っているようで嬉しいわ」
「メイはもちろん知ってるのぉ。だって、あっ、ちょっと待っててぇ!」
メイは土地神様に会えて舞い上がっているようだ。興奮していたが何かを思い出したように応接間から走り出していった。
土地神様はメイの行動に驚いたようだが、すぐに左右を見回すと俺に尋ねてきた。
「いつものあれをお願いできるかしら?」
たぶんそうくると思っていた。だが固まっているミーシャの家族の前で言われるとまた誤解されそうで怖い。
「構わないけど半分にしてください……」
アンナに助けを求めたかったが、土地神様さんが先ほど左右を見たのは、アンナがいないことを確認して、俺に頼んできたのだろう。
「こ、これを見てぇ~!」
メイが手に何かを持って戻ってきた。内心でホッとしながらメイの手に持つものを見る。
えっ、土地神様?
「あら、それは限定グッズの等身大フィギュアじゃない! 価格も金貨百枚もするし数も少ないからレアものよ。よく手に入れたわねぇ~」
何をしているんだぁーーー!
等身大フィギュアの限定グッズとか驚きである。
「パパがプレゼントしてくれたのぉ~!」
メイは嬉しそうに答えていた。ランガがそれほど気の利いたプレゼントをするとは驚きだ。でも価格を聞いてサーシャさんは目を細めている。
ランガはサーシャさんに金額は話していないか、嘘の金額を伝えたのだろう。戻ってきたときのランガの運命を考えると気の毒になる。
「ふふふっ、大切にしてね」
「大切にしているのぉ。メイの一番の宝物なのぉ~!」
メイはブンブンと首を縦に振って土地神様に答えた。
「そうなのね。……テンマ君、メイちゃんの祝福をしたいから、あれをお願い」
祝福?
土地神様の話に戸惑ったが、祝福なら悪いことではないだろうと思った。了承の返事をしようとしたが、その前にいつもの虚脱感に襲われる。
くぅ~、不意打ちで吸うのはやめてくれ~!
半分と言ったのにそれ以上に吸われた気がするぅ!
虚脱感が無くなると自分のステータスを確認する。八割ほどHPを吸われたようだ。アンナがいないと俺には土地神様の制御ができない。
土地神様は半透明の状態から実体化したような姿になり、メイのほうに向かうと神々しい光をだし始める。
「敬虔な信者であるメイリンに祝福を!」
土地神様がそう言うと、光がメイに降り注いだ。
なんだとぉーーー!
メイに変なことが起きていないか心配で鑑定する。称号に『土地神の祝福』があり運が5も上がっていた。運は訓練では増やせない。祝福イベントが必要だったのだと初めて知った。
「土地神様ぁ、ありがとうなのぉ~!」
メイは具体的に自分に何が起きたのか知らないようだ。光が自分に降り注いだことが嬉しかったのか土地神様にお礼を言った。
ミーシャ「これでメイも私と一緒」
エアル「私とも同じなのじゃ!」
なんですとぉーーー! ミーシャやエアルにも祝福イベントを!
なんか俺は吸われるだけで、祝福イベントがない気がするぅ~。
あとで聞いたが土地神様では俺に祝福を与えることはできないらしい。理由は分からないがテラス様でも無理だと言われては諦めるしかなかった。
まあ、俺も驚いたがサーシャさんを筆頭にミーシャの家族はもっと驚いた様子だ。
土地神様とメイ、ミーシャとエアルは気にした様子もなく楽しそうに話をしている。
俺は大きく息を吐くと、もう隠しても仕方ないと開き直る。問題が起きなければそれほど気にすることでもない。
暴走する仲間に囲まれてきたことで、最近はそう思うようになったのだ。
◇ ◇ ◇ ◇
夕食にはオークカツを始め、醤油ダレの串焼きや生姜焼き、カニなどの海産物も遠慮なくふるまった。
ミーシャの父親と兄は緊張して食欲がないみたいだ。サーシャさんや母親はすぐに土地神様に馴染んだようで、楽しそうに初めて食べる料理を堪能している。
メイはエアルや土地神様と仲良く食事していた。
もう完全に友達だよ……。
色々な意味で混沌ともいえる三人だが、仲良くしているのだからいいのだろう……。
俺はタコ焼き魔道具を使ってタコ焼きを焼きながら、そんなことを考える。
「お兄ちゃんは料理もできるのぉ~。すごいのぉ~!」
メイが喜ぶ姿を見られるならそれで充分である。
「ほら、焼きたてだよ。火傷しないように注意して食べて」
メイたちに焼きたてのタコ焼きを差し出す。
エアル「マヨを多めに頼むのじゃ!」
メイ「マヨ?」
エアル「この白いのがマヨじゃ。濃厚でありながら酸っぱさもあるのじゃ!」
メイ「へぇ~、エアルちゃんは物知りなんだね?」
エアル「そうじゃ。私は物知りなのじゃ!」
エアルとメイは同レベルの会話をしているぅ~。
どう見ても同じ八歳の子供にしか見えない!
「タコ焼きは顔が火傷しちゃうわ。テンマ君、私にあった大きさのタコ焼きを作ってぇ~」
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