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プロローグ アナタの杖を折らせて⁈
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息を切らし気味に夜の繁華街を早歩きをするjk少女、着ている制服は有名女子高のモノなのに余り成績や授業態度が良さそうに見えない着崩し方が逆にこの場に馴染んでる様にも感じられた。
「ナンダヨコレ、意味わかんねー⁇」
そう呟きながら何から逃げようとしている彼女の名は佐藤翔子。
「他のヤツらとは連絡付かねーし、どーなっんだよチクショー⁇」
ふとナンダカ嫌悪感を感じて裏路地に入り物陰に身を隠し様子を伺っていると黒スーツの男たちが後を追って来たかの様に現れ、隠れている翔子に気が付かず通り過ぎていった。
上手くやり過ごせたカナ?
これまでの経験からカンが鋭くなったのか、一応助かったが、追跡者は彼らだけではないだろう?
「とにかく一度カクレガに行ってみないとな!」
あの場所なら連中にバレてないだろうし、仲間たちが先に集まってるかもかもだし⁇
「みんな無事でいるヨナ?まさか誰か捕まってタリしてねーよな?」
また表通りに戻り目的地を目指す、人目がある場所なら襲っては来ないと思ったから、連中も「立場上一般人が大勢見ている場所でか弱い女の子を拉致ったり出来ないカモだし。
もうすぐカクレガのある公園の大きな木が見えてくる、樹齢100年は越えてるらしいけど詳しいことは街の大人たちも知らない謎の木…
「とにかくアタシ一人じゃ…誰か居てくれよな⁉︎」
公園に到着すると一気に木の所まで速攻で走る、早く仲間に逢って少しでもこの不安を解消したかったから…
「…誰かいる、ミナか?それともゆんゆんか?」
木の前に誰か立っている、てっきり仲間の誰かだと思いこえをかけようとしたが思い止まる。
「…待っていたよ、【佐藤翔子】サン、…いえ、【ピュアシュガー】とお呼びした方がよろしいかしら?」
大きな木の前にいたのは見知らぬ女性…いや、その声には聞き覚えがあった。
「お、お前【デスマリア】かっ⁈」
「そう名乗っていたのはこの前まで、今は国家特務機関のエージェント【神部真理】…本名よ。」
濃紺のタイトなスーツ、軍服に似たデザインがまるで悪の組織の女幹部みたいだいや元々彼女は悪の秘密結社Σ団の幹部のはず?
「ナンダヨ、転職でもしたのかよ?」
そう言いながら変身アイテムを構える翔子!
「ピュアミューティション‼︎」
眩い光に包まれて白い衣装に星の飾り、愛らしいピンクのリボンを結んだツインテールの女の子が現れた!
彼女こそ夢と希望の使徒、魔法少女【ピュアシュガー】なのだ!
「さて転職祝にマリアお姉さんには拘束魔法をプレゼントしちゃうよ!」
そう言いながら変身アイテムが変化した【魔法の杖】を構える。
「…アナタ、魔法少女の時はキャラ変えしてたのね、ストレスたまらない?」
やや笑いを堪えてる真理お姉さん…
「ほ、ほっといてください、そういう仕様なんだもん⁈」
夜の公園で対峙する二人、今一つ緊張感が足りない…
「…シュガーちゃん、アナタの魔法は現在【国際法】で禁止されているのよ、逮捕する理由にはハナマルで最優先なのよ。」
そう言いながら腰のホルスターから特撮ヒーローが扱っている様な銃火器を構える神部真理。
「悪い事言わない、私を信じて逮捕されてくれないかしら?」
「そんな物騒なモノ向けられて信じるなんてムリだヨー⁈」
「フフふ、大丈夫よ、コレ魔法だけ無効化される人間には無害な高周波弾とか発射する銃よ。」
なんて話しをしていると先程の黒スーツの男たちが真理の後ろに整列していた⁈
その中の一人が真理に近づき小声で何か報告している、どうやら上下関係がある様で、
「…そう、よくやったワ。
すぐにおわらせるから護送の準備を…。」
護送?
もしかして…⁈
「…ステキなお部屋にパーティーの準備が出来てるの、お友達も呼んで楽しくお話ししまショ、シュガーちゃん♡」
もしかして既に仲間は捕まっているってことなの?
その時、
『ピュアシュガー、目を瞑って‼︎』
どこからか声が響く、翔子には誰の声かすぐにわかる‼︎
「ワッフル?」
【パートナー妖精】の名前を言い終わらない間に目を絡ませる閃光が襲った⁈
「シュガー、こっち‼︎」
…閃光が収まり真理たちの目が慣れて来た頃には当たり前だがもう【魔法少女】の姿は無かった…
「バカな子ね、逃げたって行く場所なんてもうこの地球の何処にも無いのよ…。」
そう寂しく呟く真理の目からは涙が一筋流れていた…
数日前から同様な事が世界の彼方此方で起こっていた、それは秘密裏に、そうかと思うと大衆の面前で堂々と行われていた。
後に【魔法少女狩り】と呼ばれる世界的保護活動として広まっていく。
この物語は皆が愛する存在である【魔法少女】が駆除されはじまる悲劇の物語である。
「ナンダヨコレ、意味わかんねー⁇」
そう呟きながら何から逃げようとしている彼女の名は佐藤翔子。
「他のヤツらとは連絡付かねーし、どーなっんだよチクショー⁇」
ふとナンダカ嫌悪感を感じて裏路地に入り物陰に身を隠し様子を伺っていると黒スーツの男たちが後を追って来たかの様に現れ、隠れている翔子に気が付かず通り過ぎていった。
上手くやり過ごせたカナ?
これまでの経験からカンが鋭くなったのか、一応助かったが、追跡者は彼らだけではないだろう?
「とにかく一度カクレガに行ってみないとな!」
あの場所なら連中にバレてないだろうし、仲間たちが先に集まってるかもかもだし⁇
「みんな無事でいるヨナ?まさか誰か捕まってタリしてねーよな?」
また表通りに戻り目的地を目指す、人目がある場所なら襲っては来ないと思ったから、連中も「立場上一般人が大勢見ている場所でか弱い女の子を拉致ったり出来ないカモだし。
もうすぐカクレガのある公園の大きな木が見えてくる、樹齢100年は越えてるらしいけど詳しいことは街の大人たちも知らない謎の木…
「とにかくアタシ一人じゃ…誰か居てくれよな⁉︎」
公園に到着すると一気に木の所まで速攻で走る、早く仲間に逢って少しでもこの不安を解消したかったから…
「…誰かいる、ミナか?それともゆんゆんか?」
木の前に誰か立っている、てっきり仲間の誰かだと思いこえをかけようとしたが思い止まる。
「…待っていたよ、【佐藤翔子】サン、…いえ、【ピュアシュガー】とお呼びした方がよろしいかしら?」
大きな木の前にいたのは見知らぬ女性…いや、その声には聞き覚えがあった。
「お、お前【デスマリア】かっ⁈」
「そう名乗っていたのはこの前まで、今は国家特務機関のエージェント【神部真理】…本名よ。」
濃紺のタイトなスーツ、軍服に似たデザインがまるで悪の組織の女幹部みたいだいや元々彼女は悪の秘密結社Σ団の幹部のはず?
「ナンダヨ、転職でもしたのかよ?」
そう言いながら変身アイテムを構える翔子!
「ピュアミューティション‼︎」
眩い光に包まれて白い衣装に星の飾り、愛らしいピンクのリボンを結んだツインテールの女の子が現れた!
彼女こそ夢と希望の使徒、魔法少女【ピュアシュガー】なのだ!
「さて転職祝にマリアお姉さんには拘束魔法をプレゼントしちゃうよ!」
そう言いながら変身アイテムが変化した【魔法の杖】を構える。
「…アナタ、魔法少女の時はキャラ変えしてたのね、ストレスたまらない?」
やや笑いを堪えてる真理お姉さん…
「ほ、ほっといてください、そういう仕様なんだもん⁈」
夜の公園で対峙する二人、今一つ緊張感が足りない…
「…シュガーちゃん、アナタの魔法は現在【国際法】で禁止されているのよ、逮捕する理由にはハナマルで最優先なのよ。」
そう言いながら腰のホルスターから特撮ヒーローが扱っている様な銃火器を構える神部真理。
「悪い事言わない、私を信じて逮捕されてくれないかしら?」
「そんな物騒なモノ向けられて信じるなんてムリだヨー⁈」
「フフふ、大丈夫よ、コレ魔法だけ無効化される人間には無害な高周波弾とか発射する銃よ。」
なんて話しをしていると先程の黒スーツの男たちが真理の後ろに整列していた⁈
その中の一人が真理に近づき小声で何か報告している、どうやら上下関係がある様で、
「…そう、よくやったワ。
すぐにおわらせるから護送の準備を…。」
護送?
もしかして…⁈
「…ステキなお部屋にパーティーの準備が出来てるの、お友達も呼んで楽しくお話ししまショ、シュガーちゃん♡」
もしかして既に仲間は捕まっているってことなの?
その時、
『ピュアシュガー、目を瞑って‼︎』
どこからか声が響く、翔子には誰の声かすぐにわかる‼︎
「ワッフル?」
【パートナー妖精】の名前を言い終わらない間に目を絡ませる閃光が襲った⁈
「シュガー、こっち‼︎」
…閃光が収まり真理たちの目が慣れて来た頃には当たり前だがもう【魔法少女】の姿は無かった…
「バカな子ね、逃げたって行く場所なんてもうこの地球の何処にも無いのよ…。」
そう寂しく呟く真理の目からは涙が一筋流れていた…
数日前から同様な事が世界の彼方此方で起こっていた、それは秘密裏に、そうかと思うと大衆の面前で堂々と行われていた。
後に【魔法少女狩り】と呼ばれる世界的保護活動として広まっていく。
この物語は皆が愛する存在である【魔法少女】が駆除されはじまる悲劇の物語である。
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