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舞華さん、怒る!(イカる)
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始まりはいつも彼女から…
『私たちも、学園祭で何かしない?』
唐突なのが、舞華さんらしい。
『何かって、具体的には考えているの?』
後輩の女子たちから、バンドやら猫カフェやら演劇やら誘われて、どうやら感化された様だが、
『小等科の子たちと戯れられる様な事で、他と被らないモノ…を考えてるけど転……浮かんでこないの!』
舞華さんは、やはり、とても舞華さんだった。
今、自分たちは学園の敷地内にある雑木林を探索中だ。
例の廃倉庫以外にも「猫の餌付けスポット」が有ると聞いて探しているところだ。
彼女曰く、
『虎ちゃんたち、私が行ったらヤケにあっさりバリケードを止めてくれたでしょ?
あの時には既に目的は果たしたんじゃないかな?』
舞華さんが何か推理を始めた?
話題が変わりやすいのは、遺伝らしいと舞斗が言っていた?
『あの倉庫に何か隠していたのは、間違いないと思うの。』
『ソレを他に移したから、撤退したって言うのかい?
だとしたら虎丸くんは策士だね、君や舞斗が来てから撤退すれば他の人は君の命令で退いたと思う。
その時には既に目的は果たされていた…って事かな?』
多分その通りなんだろう、アンドロイドキャットのメイメイやタンクロー達「ロボット軍団」に比べると随分メルヘンでファンタジーな事だけど、あの猫も普通の猫ではないのだろう。
『虎丸くんって「化け猫」か、何かなのかな?』
つい子供地味た事を聞いてしまったが、
『おそらく、多分、高確率でそんな感じな子だと思うんだけど…でも「良い子」だよ!』
彼女と二人っきりなのに、こんな話しばかりでは進展しないよな?
『ん、舞華さんアレは?』
『テント?小さいから一人用かな?』
最近流行りの簡単に設置出来る「折り畳み式テント」だ。
安いモノなら千円もしないらしい、誰かの秘密基地かな?
一応、迷彩柄のシートがかけてあり、周りに枯れ枝など立て掛けて周囲に馴染ませる様に偽装はしているけど、未だ緑濃い木々の中、カーキ系の迷彩は返って目立つのだが、もしかするとかなり前から設置したのかもしれない?
『中見よ?』
『オレが確認するよ、危険なモノが有ったら不味いからね?』
小学生男子なら漫画やゲームが隠してあったりするんだろうけど、中学生くらいだとエッチな本だとかなら舞華さんに見せられない?
いや、男兄弟がいるから多少は免疫あるかな?
ウチの姉みたいに変に理解を示そうとして居た堪れなくなる事も…
『ん?どしたの、士くん?』
『いや、何でもない…
どれ、ん⁈』
慎重にテントの中を除いてみた、予想は悪い方で当たってしまった。
コレなら、まだエッチな本の方がダメージが少ないと思われる?
『わ、私が見ても大丈夫なモノかな?』
『…どちらかで言えば、オレが確認してるより、舞華さんの方が自然かな?』
『ん? じゃあ私が見るね?
…成る程、でも偶に五十鈴ちゃんの洗濯物とか畳んであげないの? 一緒にお風呂入ったりとか?』
『黙秘権を行使します。
嘘、入りません!
小さくても「レディー」ですから。』
テントの中のモノを舞華さんに確認してもらう事にした。
おそらくは「女子用の衣服や下着」だろう、大人用が混ざってないか舞華さんに確認してもらった。
『大人用はないけど、服に猫の毛が付いてる? 家でよく見るからわかる。』
『コレ、誰の服だろう?』
『ん?だからウチの小等部の子でしょ?』
『盗まれたって事ならそうだけど、そうじゃなくて誰かに着せる為に盗んだんじゃないかな?』
『…ここに、女子を監禁しているの⁈』
『そこまでの事をしているのかはわからないけど?』
猫には無理だが、
テントの中にあった女子用パン○を手にマジマジ確認しているオレの彼女?
シュールだ。
『盗んできたのは虎丸くん、いや猫達なのかな?』
『私、本人に聞いてみる…よ…ん?』
『どうしたの、舞華さん?』
『コレ、この服、「わるぷるK iss」製だよ、元は古着をリメイクした!
ほら、「わるぷる」のタグが縫い付けてある!』
リメイクした際に縫い付けているらしい。
『ソレ何かの手掛かりになるかな?』
『確か「顧客名簿」が有るって聞いた事あるよ。』
服をスマホで撮影し、直ぐ様その場を後にした。
『オジ様には、士くんと林でデート中に偶然見つけた事にしょうっと!』
事件に関係するモノだとマズいので、報告しないと!
『その説明だと、変な誤解を受けないかな?』
『その時はその時♡』
程なく、風間警視正から指示を受けた所轄の刑事さんと鑑識さんがゾロゾロやってきた!
何かわかったら、ナイショで教えてもらおうっと。
『優くん、お願い出来るかな?』
華お姉さんの熱のこもったお願いに、即答する優斗。
『いいよ、でも本当に僕で良いの?』
『うん!優くん以外にこの役は考えられないの!』
そこに普段の「クールビューティー」な生徒会長は居なかった。
ただの弟激LOVEの姉が瞳に星を宿して、きゅんきゅんしてるだけだね?
今年から小等部も演劇や模擬店など、正式に学園祭へ参加出来る事になった。
あくまでも希望者(クラス)のみ、原則必ず大人の人(先生や高等部の生徒)が一緒である事が条件だって。
そんなこんなで、今年の学園祭開会の挨拶を小等部を代表として優斗にやって欲しいと内示されなのだよ。
ちなみに、コレは小等部低学年や中高の女生徒の半数以上の総意でも有ると言う?
「お兄ちゃんになってほしい上級生 第一位」「弟にしたい小等部生徒 第一位」「お持ち帰りしたい男の子 第二位」(一位は真琴なの。)などタイトルホルダーな優斗。
(山王院 二葉サマ調べ)
決して生徒会長の職権濫用では無い事を分かって欲しい。
『でも児童会長の二葉を差し置いて、僕が代表で挨拶なんて本当に良いの?』
『あら、でも推薦したのはあの子よ、知らなかった?』
『相変わらずだな、二葉は。』
以前は「ちゃん付け」だったのに、最近では二人とも名前呼びしてる。
リリなんか時々「リリ助」とか呼んでるし、舞斗の真似かしら?
成長したよね、優ちゃん!
そこへ、
『華、話がある!』
っと、相変わらず間の悪いお嬢様の登場だ!
『華月、ノックぐらいして。』
『華月姉さん、こんにちは。』
……?
『華、この美少年は誰だ?』
優斗を見て、ポカンっとしてるポンコツな「一文字 華月」お嬢様?
『僕だよ、カヅ姉ちゃん!
優斗だよ、忘れちゃったかな?』
華月姉さんのまさかの反応にちょっと悲しくなる優斗。
そして、
『華月、優くんを、悲しませるなんて、コロすわ、よ。』
無表情で淡々と喋る華、マジだね。
『…優斗く…んだと? え、舞斗の弟だよな? …美少年だぞ、この前会った時は小学生だったぞ?』
見た目だけセレブ風お嬢様なのに、言葉使いはとても残念な事になっている、元男装の美少女剣士?
『僕、もう小学五年生だよ。ソレに…び、美少年でも無いよ。(照れ照れ)』
優斗の可愛い表情が見れてちょっとだけポンコツ華月を許してあげる優しい姉の華?
ちょっとだけね。
『舞斗や舞華の弟がこんなに謙虚な訳が無いぞ!
確かに暫く会ってなかったが、 …二、三年くらい?』
『アナタの認識って、偏り過ぎて逆に愛おしいわ。』
優斗が美少年という認識は共感するけど。
『ソレで、何の用かしら?
昼食中なのだけど。』
『す、すまん。邪魔をした!
でも、聞いてほしい!』
『邪魔したと思うなら改めなさいよ!』
貴重な優ちゃんとの時間を邪魔されて不機嫌な華お姉ちゃん、若干「自宅モード」だな?
『実は舞斗たちがやろうとしている「猫カフェ」に協力したいのだ!』
『誰が?』
『私と同胞がだ!』
『何故、理由次第では、コロす、わよ!』
『何故だ⁈』
今ここに「華月の従兄妹」の界副会長がいない、ツッコミ担当がいないので、適当な所で馬鹿話しが終わらない?
『華月姉さん、猫カフェは別にお兄ちゃんの企画じゃないよ。
どちらかで言えば、舞華姉さんだよ。』
『ん?そうなのか?』
『ねぇ華月、同胞って、ドナタかしら?』
『剣道部、空手部、薙刀部と…あとは、』
『凄いね⁈』
『その中でも「猫好き」なモノと、可愛い服が着たいモノが同盟を組んで、何故か私に頼んできたのだ!』
『華月、アナタ利用されてない?』
ポンコツとは言え、美形で女必殺剣のお人好しだ、一応は幼馴染だし、悪意から利用されてるなら殴ってでも目を覚させないと!
『実は最近、「森猫」に一緒に行く様になってな、足立や新顔の着ている「森猫の制服」が可愛いと皆が言うので、ソレなら着てみようかと、話しになって…マズいか?』
…私達以外に友達、出来たのね。
ウルウル(T-T)。
『マミちゃんのは「森猫」の制服じゃないわよ、個人の私物。
あと、あの新人は制服じゃなくて、「あのカタチ」のアンドロイドよ。「マリー」ちゃんって言うの。』
『海外の方であったか!』
違うぞ!
って、また「アンドロイド」ですか?
『虎丸さん、聞きたい事が有ります!』
偶然にも虎丸を発見したメイメイ、五十鈴ちゃんが気にしてる「子猫」の事を確かめたくココで待っていた。
鶴亀公園の屋台村周辺で。
『何だ、メイメイかニャ?
悪いにゃ今忙しいニャン、後にするニャン!』
『先程、灯火さんが「子猫」を保護したそうで、見てきました。』
『にゃに⁈』
『大変可愛らしい子猫に見えました、お腹が空いている様で灯火さんのオッパイを吸おうとしているみたいですよ?』
『ヤバいニャ⁈
あの怪物幼女に殺されるニャ~!』
『あの女性がそんな事をしないのはアナタが良くわかっているハズですよ。』
『お、お前誰ニャ⁈
メイメイじゃないな!』
虎丸が語尾を付けるのをやめた?
『その答えは「YES」であり「NO」デス。』
『誰なんだ!
もしかしてメイメイに何かしたのか⁈』
『私は通称「量産型メイメイ」。
マスターからは「メイダッシュ」と呼ばれています。
メイメイなら、今頃は五十鈴さんの護衛中です。』
『つまりはメイメイの姉妹って事か、
敵で無いなら邪魔するな!
あの子を!
アリアを迎えに行く!』
『アナタが言う個体名「アリア」は一体何なのですか?』
『ナニとは何だ?ソコを退け!』
『アレは「ネコ」では有りません。
ある意味、私と同じでネコの形に擬態している別のモノですね。』
『ソレがどうした!
俺たちは託されたんだ!
あの子の母親に!』
『何故、舞華さんたちにご相談しないのですか?
初号機やリリさんなら、貴方の言葉を理解して事情を説明すれば、チカラを貸してくれると思いますが?』
『駄目だ!
ルルと同じ様にあの場所に連れて行かれたらお終いだ!』
『オイこら!責任者出てこいヤッ!』
新聞部部室に凸撃する舞斗!
その手にはこの日、早朝に学園中の掲示板に貼られていた壁新聞がぐしゃぐしゃにして握られてきた。
『な、何だ⁈
は!君は北代兄?』
『オレもいるぞ!このヤロー!』
『君誰?』
舞斗に比べて知名度の低い川原田氏、頑張れ?
『何だ、この出鱈目記事は!』
ソコには舞華が幼児用女子下着、通称「キャラクターインナー」を握りしめて悦に入ってる写真がデカデカと掲載されている、確かに後輩女子をハグしている時にこんな顔しているかもしれないが…。
「学園のカリスマ女子、北代舞華は「怪盗ルパンツ」⁈」
『誰だ、このノーセンスなネーミングは?』
予想だとあの花村とかいう奴が関与してそうだけど?
新聞部は池本が在籍しているから、こんな事はしないと油断していたが、最近「ネット掲示板主体の第一新聞部」と「紙媒体にこだわる第二新聞部」が有って、今回舐めた真似をしてくれたのが、「ゴシップ大好き、第三新聞部(未公認)」だそうで、
『す、すまん!てっきりココかと思って、悪かった。』
事情を聞いて、素直に謝る舞斗、そして
『いや、仕方ないよ。ソレに僕らも報道する者として、こんな悪意ある記事は許せないさ!
多分、犯人はスマホかデジカメで撮影してるね?
第二新聞部は紙媒体にこだわるから、キャメラは「フィルム撮影」に徹してるんだ。』
謝罪を受け入れる新聞部部長!
写真撮影に対する、その拘りはカッコイイ…のか、分からないが、親父殿も昔撮影したフィルムをデジタルデータにする作業に明け暮れた事が有る?
フィルムが劣化する前に全て終わらせると言って、
「ま、間に合わなかった!
シロ母さんのフィルムが~⁈」
って、嘆いていたっけ。
『誰だか、わかっているなら教えてくれ。
こんな事するくらいだから正式な部員では無いんだろう?』
『確証は無いけど、以前盗撮用に小型カメラを自作しようとして、工作部の問題児とツるんでいる生徒がいたらしいのだが、僕はその生徒の顔と名前は知らないんだ。
すまない北代くん。』
『あ、僕知ってますよ。』
部員の一人が名乗り出た、ちょい太い感じの「人の分まで給食おかわりする」様な感じの男子生徒が、自分のスマホを出して、
『ほら、この人です。
僕が入部した頃、歓迎会でカラオケに行った時のムービーですけど。』
静止画にして拡大すると、盛り上がってる皆んなの輪から距離を取り、隅っこで何か話してる二人がいた。
『北代、コッチが花村で…ん? コレ…って?』
その二人を見て、不安な表情をする川原田くん。
『アレ、こいつって?』
舞斗も気がつく。
『コレ、慎吾だよな?』
その頃、舞華はある場所に来ていた。
その建物にはデカデカと
「(株)丸八組」と表札が出ている!
すぅ~っと息を吸ってから、
『フゥ~ちゃ~ん、遊びに来たよ~!』って大声で叫んでみる!
隣りにいた士と美波が目を丸くして驚いている!
すると中から、
ドドドドっと地響き立てながら足音がして、あの重い門の扉が軽く開いた⁈
『マイちゃん⁈
北代のマイちゃんじゃねぇか!
久しぶりだな、入れ入れ!』
と、今にも世界を蹂躙しそうな大魔王の様な笑みで八五郎お祖父ちゃんが現れた!
『おじいちゃん、久しぶり~!お元気そうで何よりです。』
『本当じゃのう!小学校以来だな!
ソレで、今日は風子の見舞いか?』
『いえ、水臭い友人のお尻が叩きに来ました!』
『マイちゃん先輩、エッチな人だったんですね!』
一年の森野が顔を赤らめモジモジしてる?
一体、ナニが起こっているのやら?
『私たちも、学園祭で何かしない?』
唐突なのが、舞華さんらしい。
『何かって、具体的には考えているの?』
後輩の女子たちから、バンドやら猫カフェやら演劇やら誘われて、どうやら感化された様だが、
『小等科の子たちと戯れられる様な事で、他と被らないモノ…を考えてるけど転……浮かんでこないの!』
舞華さんは、やはり、とても舞華さんだった。
今、自分たちは学園の敷地内にある雑木林を探索中だ。
例の廃倉庫以外にも「猫の餌付けスポット」が有ると聞いて探しているところだ。
彼女曰く、
『虎ちゃんたち、私が行ったらヤケにあっさりバリケードを止めてくれたでしょ?
あの時には既に目的は果たしたんじゃないかな?』
舞華さんが何か推理を始めた?
話題が変わりやすいのは、遺伝らしいと舞斗が言っていた?
『あの倉庫に何か隠していたのは、間違いないと思うの。』
『ソレを他に移したから、撤退したって言うのかい?
だとしたら虎丸くんは策士だね、君や舞斗が来てから撤退すれば他の人は君の命令で退いたと思う。
その時には既に目的は果たされていた…って事かな?』
多分その通りなんだろう、アンドロイドキャットのメイメイやタンクロー達「ロボット軍団」に比べると随分メルヘンでファンタジーな事だけど、あの猫も普通の猫ではないのだろう。
『虎丸くんって「化け猫」か、何かなのかな?』
つい子供地味た事を聞いてしまったが、
『おそらく、多分、高確率でそんな感じな子だと思うんだけど…でも「良い子」だよ!』
彼女と二人っきりなのに、こんな話しばかりでは進展しないよな?
『ん、舞華さんアレは?』
『テント?小さいから一人用かな?』
最近流行りの簡単に設置出来る「折り畳み式テント」だ。
安いモノなら千円もしないらしい、誰かの秘密基地かな?
一応、迷彩柄のシートがかけてあり、周りに枯れ枝など立て掛けて周囲に馴染ませる様に偽装はしているけど、未だ緑濃い木々の中、カーキ系の迷彩は返って目立つのだが、もしかするとかなり前から設置したのかもしれない?
『中見よ?』
『オレが確認するよ、危険なモノが有ったら不味いからね?』
小学生男子なら漫画やゲームが隠してあったりするんだろうけど、中学生くらいだとエッチな本だとかなら舞華さんに見せられない?
いや、男兄弟がいるから多少は免疫あるかな?
ウチの姉みたいに変に理解を示そうとして居た堪れなくなる事も…
『ん?どしたの、士くん?』
『いや、何でもない…
どれ、ん⁈』
慎重にテントの中を除いてみた、予想は悪い方で当たってしまった。
コレなら、まだエッチな本の方がダメージが少ないと思われる?
『わ、私が見ても大丈夫なモノかな?』
『…どちらかで言えば、オレが確認してるより、舞華さんの方が自然かな?』
『ん? じゃあ私が見るね?
…成る程、でも偶に五十鈴ちゃんの洗濯物とか畳んであげないの? 一緒にお風呂入ったりとか?』
『黙秘権を行使します。
嘘、入りません!
小さくても「レディー」ですから。』
テントの中のモノを舞華さんに確認してもらう事にした。
おそらくは「女子用の衣服や下着」だろう、大人用が混ざってないか舞華さんに確認してもらった。
『大人用はないけど、服に猫の毛が付いてる? 家でよく見るからわかる。』
『コレ、誰の服だろう?』
『ん?だからウチの小等部の子でしょ?』
『盗まれたって事ならそうだけど、そうじゃなくて誰かに着せる為に盗んだんじゃないかな?』
『…ここに、女子を監禁しているの⁈』
『そこまでの事をしているのかはわからないけど?』
猫には無理だが、
テントの中にあった女子用パン○を手にマジマジ確認しているオレの彼女?
シュールだ。
『盗んできたのは虎丸くん、いや猫達なのかな?』
『私、本人に聞いてみる…よ…ん?』
『どうしたの、舞華さん?』
『コレ、この服、「わるぷるK iss」製だよ、元は古着をリメイクした!
ほら、「わるぷる」のタグが縫い付けてある!』
リメイクした際に縫い付けているらしい。
『ソレ何かの手掛かりになるかな?』
『確か「顧客名簿」が有るって聞いた事あるよ。』
服をスマホで撮影し、直ぐ様その場を後にした。
『オジ様には、士くんと林でデート中に偶然見つけた事にしょうっと!』
事件に関係するモノだとマズいので、報告しないと!
『その説明だと、変な誤解を受けないかな?』
『その時はその時♡』
程なく、風間警視正から指示を受けた所轄の刑事さんと鑑識さんがゾロゾロやってきた!
何かわかったら、ナイショで教えてもらおうっと。
『優くん、お願い出来るかな?』
華お姉さんの熱のこもったお願いに、即答する優斗。
『いいよ、でも本当に僕で良いの?』
『うん!優くん以外にこの役は考えられないの!』
そこに普段の「クールビューティー」な生徒会長は居なかった。
ただの弟激LOVEの姉が瞳に星を宿して、きゅんきゅんしてるだけだね?
今年から小等部も演劇や模擬店など、正式に学園祭へ参加出来る事になった。
あくまでも希望者(クラス)のみ、原則必ず大人の人(先生や高等部の生徒)が一緒である事が条件だって。
そんなこんなで、今年の学園祭開会の挨拶を小等部を代表として優斗にやって欲しいと内示されなのだよ。
ちなみに、コレは小等部低学年や中高の女生徒の半数以上の総意でも有ると言う?
「お兄ちゃんになってほしい上級生 第一位」「弟にしたい小等部生徒 第一位」「お持ち帰りしたい男の子 第二位」(一位は真琴なの。)などタイトルホルダーな優斗。
(山王院 二葉サマ調べ)
決して生徒会長の職権濫用では無い事を分かって欲しい。
『でも児童会長の二葉を差し置いて、僕が代表で挨拶なんて本当に良いの?』
『あら、でも推薦したのはあの子よ、知らなかった?』
『相変わらずだな、二葉は。』
以前は「ちゃん付け」だったのに、最近では二人とも名前呼びしてる。
リリなんか時々「リリ助」とか呼んでるし、舞斗の真似かしら?
成長したよね、優ちゃん!
そこへ、
『華、話がある!』
っと、相変わらず間の悪いお嬢様の登場だ!
『華月、ノックぐらいして。』
『華月姉さん、こんにちは。』
……?
『華、この美少年は誰だ?』
優斗を見て、ポカンっとしてるポンコツな「一文字 華月」お嬢様?
『僕だよ、カヅ姉ちゃん!
優斗だよ、忘れちゃったかな?』
華月姉さんのまさかの反応にちょっと悲しくなる優斗。
そして、
『華月、優くんを、悲しませるなんて、コロすわ、よ。』
無表情で淡々と喋る華、マジだね。
『…優斗く…んだと? え、舞斗の弟だよな? …美少年だぞ、この前会った時は小学生だったぞ?』
見た目だけセレブ風お嬢様なのに、言葉使いはとても残念な事になっている、元男装の美少女剣士?
『僕、もう小学五年生だよ。ソレに…び、美少年でも無いよ。(照れ照れ)』
優斗の可愛い表情が見れてちょっとだけポンコツ華月を許してあげる優しい姉の華?
ちょっとだけね。
『舞斗や舞華の弟がこんなに謙虚な訳が無いぞ!
確かに暫く会ってなかったが、 …二、三年くらい?』
『アナタの認識って、偏り過ぎて逆に愛おしいわ。』
優斗が美少年という認識は共感するけど。
『ソレで、何の用かしら?
昼食中なのだけど。』
『す、すまん。邪魔をした!
でも、聞いてほしい!』
『邪魔したと思うなら改めなさいよ!』
貴重な優ちゃんとの時間を邪魔されて不機嫌な華お姉ちゃん、若干「自宅モード」だな?
『実は舞斗たちがやろうとしている「猫カフェ」に協力したいのだ!』
『誰が?』
『私と同胞がだ!』
『何故、理由次第では、コロす、わよ!』
『何故だ⁈』
今ここに「華月の従兄妹」の界副会長がいない、ツッコミ担当がいないので、適当な所で馬鹿話しが終わらない?
『華月姉さん、猫カフェは別にお兄ちゃんの企画じゃないよ。
どちらかで言えば、舞華姉さんだよ。』
『ん?そうなのか?』
『ねぇ華月、同胞って、ドナタかしら?』
『剣道部、空手部、薙刀部と…あとは、』
『凄いね⁈』
『その中でも「猫好き」なモノと、可愛い服が着たいモノが同盟を組んで、何故か私に頼んできたのだ!』
『華月、アナタ利用されてない?』
ポンコツとは言え、美形で女必殺剣のお人好しだ、一応は幼馴染だし、悪意から利用されてるなら殴ってでも目を覚させないと!
『実は最近、「森猫」に一緒に行く様になってな、足立や新顔の着ている「森猫の制服」が可愛いと皆が言うので、ソレなら着てみようかと、話しになって…マズいか?』
…私達以外に友達、出来たのね。
ウルウル(T-T)。
『マミちゃんのは「森猫」の制服じゃないわよ、個人の私物。
あと、あの新人は制服じゃなくて、「あのカタチ」のアンドロイドよ。「マリー」ちゃんって言うの。』
『海外の方であったか!』
違うぞ!
って、また「アンドロイド」ですか?
『虎丸さん、聞きたい事が有ります!』
偶然にも虎丸を発見したメイメイ、五十鈴ちゃんが気にしてる「子猫」の事を確かめたくココで待っていた。
鶴亀公園の屋台村周辺で。
『何だ、メイメイかニャ?
悪いにゃ今忙しいニャン、後にするニャン!』
『先程、灯火さんが「子猫」を保護したそうで、見てきました。』
『にゃに⁈』
『大変可愛らしい子猫に見えました、お腹が空いている様で灯火さんのオッパイを吸おうとしているみたいですよ?』
『ヤバいニャ⁈
あの怪物幼女に殺されるニャ~!』
『あの女性がそんな事をしないのはアナタが良くわかっているハズですよ。』
『お、お前誰ニャ⁈
メイメイじゃないな!』
虎丸が語尾を付けるのをやめた?
『その答えは「YES」であり「NO」デス。』
『誰なんだ!
もしかしてメイメイに何かしたのか⁈』
『私は通称「量産型メイメイ」。
マスターからは「メイダッシュ」と呼ばれています。
メイメイなら、今頃は五十鈴さんの護衛中です。』
『つまりはメイメイの姉妹って事か、
敵で無いなら邪魔するな!
あの子を!
アリアを迎えに行く!』
『アナタが言う個体名「アリア」は一体何なのですか?』
『ナニとは何だ?ソコを退け!』
『アレは「ネコ」では有りません。
ある意味、私と同じでネコの形に擬態している別のモノですね。』
『ソレがどうした!
俺たちは託されたんだ!
あの子の母親に!』
『何故、舞華さんたちにご相談しないのですか?
初号機やリリさんなら、貴方の言葉を理解して事情を説明すれば、チカラを貸してくれると思いますが?』
『駄目だ!
ルルと同じ様にあの場所に連れて行かれたらお終いだ!』
『オイこら!責任者出てこいヤッ!』
新聞部部室に凸撃する舞斗!
その手にはこの日、早朝に学園中の掲示板に貼られていた壁新聞がぐしゃぐしゃにして握られてきた。
『な、何だ⁈
は!君は北代兄?』
『オレもいるぞ!このヤロー!』
『君誰?』
舞斗に比べて知名度の低い川原田氏、頑張れ?
『何だ、この出鱈目記事は!』
ソコには舞華が幼児用女子下着、通称「キャラクターインナー」を握りしめて悦に入ってる写真がデカデカと掲載されている、確かに後輩女子をハグしている時にこんな顔しているかもしれないが…。
「学園のカリスマ女子、北代舞華は「怪盗ルパンツ」⁈」
『誰だ、このノーセンスなネーミングは?』
予想だとあの花村とかいう奴が関与してそうだけど?
新聞部は池本が在籍しているから、こんな事はしないと油断していたが、最近「ネット掲示板主体の第一新聞部」と「紙媒体にこだわる第二新聞部」が有って、今回舐めた真似をしてくれたのが、「ゴシップ大好き、第三新聞部(未公認)」だそうで、
『す、すまん!てっきりココかと思って、悪かった。』
事情を聞いて、素直に謝る舞斗、そして
『いや、仕方ないよ。ソレに僕らも報道する者として、こんな悪意ある記事は許せないさ!
多分、犯人はスマホかデジカメで撮影してるね?
第二新聞部は紙媒体にこだわるから、キャメラは「フィルム撮影」に徹してるんだ。』
謝罪を受け入れる新聞部部長!
写真撮影に対する、その拘りはカッコイイ…のか、分からないが、親父殿も昔撮影したフィルムをデジタルデータにする作業に明け暮れた事が有る?
フィルムが劣化する前に全て終わらせると言って、
「ま、間に合わなかった!
シロ母さんのフィルムが~⁈」
って、嘆いていたっけ。
『誰だか、わかっているなら教えてくれ。
こんな事するくらいだから正式な部員では無いんだろう?』
『確証は無いけど、以前盗撮用に小型カメラを自作しようとして、工作部の問題児とツるんでいる生徒がいたらしいのだが、僕はその生徒の顔と名前は知らないんだ。
すまない北代くん。』
『あ、僕知ってますよ。』
部員の一人が名乗り出た、ちょい太い感じの「人の分まで給食おかわりする」様な感じの男子生徒が、自分のスマホを出して、
『ほら、この人です。
僕が入部した頃、歓迎会でカラオケに行った時のムービーですけど。』
静止画にして拡大すると、盛り上がってる皆んなの輪から距離を取り、隅っこで何か話してる二人がいた。
『北代、コッチが花村で…ん? コレ…って?』
その二人を見て、不安な表情をする川原田くん。
『アレ、こいつって?』
舞斗も気がつく。
『コレ、慎吾だよな?』
その頃、舞華はある場所に来ていた。
その建物にはデカデカと
「(株)丸八組」と表札が出ている!
すぅ~っと息を吸ってから、
『フゥ~ちゃ~ん、遊びに来たよ~!』って大声で叫んでみる!
隣りにいた士と美波が目を丸くして驚いている!
すると中から、
ドドドドっと地響き立てながら足音がして、あの重い門の扉が軽く開いた⁈
『マイちゃん⁈
北代のマイちゃんじゃねぇか!
久しぶりだな、入れ入れ!』
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それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
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主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
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jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
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