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一
勧誘
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夜の草原。ジャックが獲物を探していると、突然背後に誰かが現れた。
「!」
ジャックは躊躇いなくそいつを切り付けるが、ジャックのブレードはそいつの体を通り抜けた。まるで空気でも触ったかのように。
「・・・何だ運営か?」
「ご名答・・・というか何度か会ってますもんね、あなたは公式からのチャットをブロックしてますから、ご報告はこうして会わなくてはならなくて面倒臭いのですが」
「また大会のお誘いか?」
「左様でございます」
「断る。俺は相手のアイテムを消すまでを楽しんでるんだ。大会じゃ死んでもそのままリスポーンだから意味がない」
ジャックがピッピッと手を振り、断ろうとする。
「ですので、今回は大会ルールを変更致しました」
「あ?」
運営の人がニコッと笑う。
「日本サーバーでのPK数一位の逸材を、多少配信に写っただけで終わらせるのは勿体無いと判断致しまして、今回の大会では敗北したプレイヤーは全アイテムが消滅し、経験値、レベルも全てロストする。通常プレイ時のルールで行います」
「・・・ほぉ・・・大会はいつだ?」
「ちょうど一月後です」
「・・・なるほど・・・いいだろう。その大会出場してやる」
それ聞いて運営の人がニヤりと笑った。
「ご参加歓迎いたします」
そういい残し、彼は消えて行った。
「・・・1ヶ月か」
ジャックはここ最近のことを思い出す。
新しい戦法。新しい要素。新しい装備。新しい勢力。今の彼は、知らない事が多すぎる。
「・・・」
ジャックは知り合い達のグループチャットにメッセージを送った。
『来月の大会に出る 特訓を始める 一緒にやりたい奴はいるか?』
「!」
ジャックは躊躇いなくそいつを切り付けるが、ジャックのブレードはそいつの体を通り抜けた。まるで空気でも触ったかのように。
「・・・何だ運営か?」
「ご名答・・・というか何度か会ってますもんね、あなたは公式からのチャットをブロックしてますから、ご報告はこうして会わなくてはならなくて面倒臭いのですが」
「また大会のお誘いか?」
「左様でございます」
「断る。俺は相手のアイテムを消すまでを楽しんでるんだ。大会じゃ死んでもそのままリスポーンだから意味がない」
ジャックがピッピッと手を振り、断ろうとする。
「ですので、今回は大会ルールを変更致しました」
「あ?」
運営の人がニコッと笑う。
「日本サーバーでのPK数一位の逸材を、多少配信に写っただけで終わらせるのは勿体無いと判断致しまして、今回の大会では敗北したプレイヤーは全アイテムが消滅し、経験値、レベルも全てロストする。通常プレイ時のルールで行います」
「・・・ほぉ・・・大会はいつだ?」
「ちょうど一月後です」
「・・・なるほど・・・いいだろう。その大会出場してやる」
それ聞いて運営の人がニヤりと笑った。
「ご参加歓迎いたします」
そういい残し、彼は消えて行った。
「・・・1ヶ月か」
ジャックはここ最近のことを思い出す。
新しい戦法。新しい要素。新しい装備。新しい勢力。今の彼は、知らない事が多すぎる。
「・・・」
ジャックは知り合い達のグループチャットにメッセージを送った。
『来月の大会に出る 特訓を始める 一緒にやりたい奴はいるか?』
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