運命の番

文字の大きさ
33 / 80

愛の行為 ※

しおりを挟む
王宮の森の泉では筋肉質の大男と華奢な少女が体を寄せ合い、楽しそうにじゃれていた。
時折キスをしては少女に押し返され、また笑いながらキスをする。

一緒に泳ぎ始めるがレイドが全裸になったのに対し、アーシェンが服を着たままなのが気に入らない。

「なぜ着たままなんだ。ほら、脱いで」
「ま、まだ結婚もしてないのに、いけません」

剥がそうとする筋肉男と、抵抗する少女。

アーシェンは生まれて初めて目にした、雄狼の色気溢れる肉体美を直視することができずに、しどろもどろになって伸ばされた腕から逃げている。

「大丈夫だ。もう全部見てるから」

狼の時に。

「あれはレイド様に騙されましたので、どうか、なかったことにしてください」

どこまでも恥ずかしがり先に進まない。

「アーシェン、どうせ結婚するんだ。今から慣れておかないと、子作りの時に上手くいかなくて、すぐに子供を授かれないぞ」

「そうなのですか?」

イシス女性は、神殿に行けば子供を授かることができるので、性教育を受けるのは成人になってから、もっと後だった。

驚いている。
そして困った表情をして、見上げてきた。

よし。いけるぞ。
肌に張り付いたアーシェンの服を素早く脱がせ、遠くに投げた。ありがたいことに温かいイシスの国民服は水浴びをする人が多いため、簡単に脱ぎ着できる形だった。

アーシェンがびっくりして晒された身体を隠そうとしたが、その前に後ろから太い両腕と分厚い筋肉で抱え込む。
突然のことに声が出ないようで、泉の中で抱きしめられた細く小さな体はどこにも逃げ場がなく、レイドの腕の中で固まっている。

しかしレイドが控えめに膨らんだ胸を優しく揉みながら顔を自分の方に向けさせ、後ろから舌を絡ませた濃厚な口づけをすると力が抜けたようだ。
なすがままに大人しくなった。

切望していた愛しい番の柔らかい双丘にやっと触れることができたレイドは自分の手で形状が変わるのを、その感触を両手で楽しんでいる。
胸の先端に触れると、腕の中のアーシェンが体をくねらした。
2本の指で擦ると、すぐに固く立ち上がった。

「ここが気持ちいいのか?」

アーシェンの正面に回り腰を落とし、カプッと胸に食いつく。

「ひゃ」

乳首を咥え、舐めまわしたり甘噛みしたりしていると、聞きたかった声が漏れてきた。

「いや、あ、あっ」

柔らかく甘美な肢体と番のかぐわしい香りと、このたまらない声で股間が張り裂けそうな位大きくなっているが、泉の中で見えないのが幸いした。

ささやかな膨らみを揉みしごきながら、また後ろから抱きしめる。
アーシェンのお尻に硬くなった杭がグイグイと当たったが、男性との初めての濃厚接触にそれどころではないのか、頬を真っ赤に染めてぼんやりと甘受している。
太腿を撫でつけ、感触を確かめるように足の間の中心へ進むと、小さな身体がぶるりと震えた。

「や、そこは、触っちゃいや」

やはりまだ少女だからなのかスベスベしており、これ以上ない興奮を覚えたレイドが奥へと進んで行く。

「なん、で、や・・・」

蜜口付近が水ではないもので濡れているのを確かめ、太い指を秘裂に沿って上下させていくと、いきなり始まった未知の行為の数々に呆然としていたアーシェンが、ようやく逃げようとする。

「レイ・・・レイドさまっ」

抗議の声を上げ、レイドの太い腕を引っ張る抵抗を試みているが、どちらも小さなもので狼獣人の怪力の前では意味をなさない。

初めての淫らな行為に、アーシェンの身体と顔が火照ってくる。その様子を欲を孕んだ雄狼の青い瞳にじっとりと見つめられ、なぜだかお腹がキュンキュンと疼いていた。

濡れた秘裂を摩り、何回も擦ったり時には強く押しながら細かく指を動かしていると、アーシェンの腰が暴れるように跳ね、口を小さく開き痙攣した。

「あ、ああっ・・・」

「色っぽい顔だ、もうイッたのか」

まだ少女の番が雌になった、その顔を目にしてレイドの息子が完全にそそり立った。
力尽きた様子でうっすらと開いているアーシェンの小さな口にもムラムラときてしまい、舌をねじ込み思いっきり吸いついてしまう。

「ん・・・んん・・・」

番の甘い口内を一通り舐めまわした後、くったりとした身体を泉から引き上げ、水辺の石椅子に横たえる。
レイドはその綺麗な白い裸体を見ながら、自身の天にそびえる物を手で扱き始めた。

アーシェンは余韻があるのか、うっとりとその様子を見ている。今は夢心地でその巨大な男性器に驚く余裕はないようだ。

レイドの暴発寸前だった一物は、愛しい番の扇情的な姿を見るとすぐに発射した。

周囲には大量の白い液体が飛び散った。
ように見えたのだが、それは霧のように消えてしまった。

イシスの国宝、子種保存容器である銀の腕輪の中に吸収されたのだ。


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

王宮侍女は穴に落ちる

斑猫
恋愛
婚約破棄されたうえ養家を追い出された アニエスは王宮で運良く職を得る。 呪われた王女と呼ばれるエリザベ―ト付き の侍女として。 忙しく働く毎日にやりがいを感じていた。 ところが、ある日ちょっとした諍いから 突き飛ばされて怪しい穴に落ちてしまう。 ちょっと、とぼけた主人公が足フェチな 俺様系騎士団長にいじめ……いや、溺愛され るお話です。

君は僕の番じゃないから

椎名さえら
恋愛
男女に番がいる、番同士は否応なしに惹かれ合う世界。 「君は僕の番じゃないから」 エリーゼは隣人のアーヴィンが子供の頃から好きだったが エリーゼは彼の番ではなかったため、フラれてしまった。 すると 「君こそ俺の番だ!」と突然接近してくる イケメンが登場してーーー!? ___________________________ 動機。 暗い話を書くと反動で明るい話が書きたくなります なので明るい話になります← 深く考えて読む話ではありません ※マーク編:3話+エピローグ ※超絶短編です ※さくっと読めるはず ※番の設定はゆるゆるです ※世界観としては割と近代チック ※ルーカス編思ったより明るくなかったごめんなさい ※マーク編は明るいです

置き去りにされた転生シンママはご落胤を秘かに育てるも、モトサヤはご容赦のほどを 

青の雀
恋愛
シンママから玉の輿婚へ 学生時代から付き合っていた王太子のレオンハルト・バルセロナ殿下に、ある日突然、旅先で置き去りにされてしまう。 お忍び旅行で来ていたので、誰も二人の居場所を知らなく、両親のどちらかが亡くなった時にしか発動しないはずの「血の呪縛」魔法を使われた。 お腹には、殿下との子供を宿しているというのに、政略結婚をするため、バレンシア・セレナーデ公爵令嬢が邪魔になったという理由だけで、あっけなく捨てられてしまったのだ。 レオンハルトは当初、バレンシアを置き去りにする意図はなく、すぐに戻ってくるつもりでいた。 でも、王都に戻ったレオンハルトは、そのまま結婚式を挙げさせられることになる。 お相手は隣国の王女アレキサンドラ。 アレキサンドラとレオンハルトは、形式の上だけの夫婦となるが、レオンハルトには心の妻であるバレンシアがいるので、指1本アレキサンドラに触れることはない。 バレンシアガ置き去りにされて、2年が経った頃、白い結婚に不満をあらわにしたアレキサンドラは、ついに、バレンシアとその王子の存在に気付き、ご落胤である王子を手に入れようと画策するが、どれも失敗に終わってしまう。 バレンシアは、前世、京都の餅菓子屋の一人娘として、シンママをしながら子供を育てた経験があり、今世もパティシエとしての腕を生かし、パンに製菓を売り歩く行商になり、王子を育てていく。 せっかくなので、家庭でできる餅菓子レシピを載せることにしました

幽閉王女と指輪の精霊~嫁いだら幽閉された!餓死する前に脱出したい!~

二階堂吉乃
恋愛
 同盟国へ嫁いだヴァイオレット姫。夫である王太子は初夜に現れなかった。たった1人幽閉される姫。やがて貧しい食事すら届かなくなる。長い幽閉の末、死にかけた彼女を救ったのは、家宝の指輪だった。  1年後。同盟国を訪れたヴァイオレットの従兄が彼女を発見する。忘れられた牢獄には姫のミイラがあった。激怒した従兄は同盟を破棄してしまう。  一方、下町に代書業で身を立てる美少女がいた。ヴィーと名を偽ったヴァイオレットは指輪の精霊と助けあいながら暮らしていた。そこへ元夫?である王太子が視察に来る。彼は下町を案内してくれたヴィーに恋をしてしまう…。

龍王の番〜双子の運命の分かれ道・人生が狂った者たちの結末〜

クラゲ散歩
ファンタジー
ある小さな村に、双子の女の子が生まれた。 生まれて間もない時に、いきなり家に誰かが入ってきた。高貴なオーラを身にまとった、龍国の王ザナが側近二人を連れ現れた。 母親の横で、お湯に入りスヤスヤと眠っている子に「この娘は、私の○○の番だ。名をアリサと名付けよ。 そして18歳になったら、私の妻として迎えよう。それまでは、不自由のないようにこちらで準備をする。」と言い残し去って行った。 それから〜18年後 約束通り。贈られてきた豪華な花嫁衣装に身を包み。 アリサと両親は、龍の背中に乗りこみ。 いざ〜龍国へ出発した。 あれれ?アリサと両親だけだと数が合わないよね?? 確か双子だったよね? もう一人の女の子は〜どうしたのよ〜! 物語に登場する人物達の視点です。

3歳で捨てられた件

玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。 それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。 キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。

番から逃げる事にしました

みん
恋愛
リュシエンヌには前世の記憶がある。 前世で人間だった彼女は、結婚を目前に控えたある日、熊族の獣人の番だと判明し、そのまま熊族の領地へ連れ去られてしまった。それからの彼女の人生は大変なもので、最期は番だった自分を恨むように生涯を閉じた。 彼女は200年後、今度は自分が豹の獣人として生まれ変わっていた。そして、そんな記憶を持ったリュシエンヌが番と出会ってしまい、そこから、色んな事に巻き込まれる事になる─と、言うお話です。 ❋相変わらずのゆるふわ設定で、メンタルも豆腐並なので、軽い気持ちで読んで下さい。 ❋独自設定有りです。 ❋他視点の話もあります。 ❋誤字脱字は気を付けていますが、あると思います。すみません。

有能女官の赴任先は辺境伯領

たぬきち25番
恋愛
お気に入り1000ありがとうございます!! お礼SS追加決定のため終了取下げいたします。 皆様、お気に入り登録ありがとうございました。 現在、お礼SSの準備中です。少々お待ちください。 辺境伯領の当主が他界。代わりに領主になったのは元騎士団の隊長ギルベルト(26) ずっと騎士団に在籍して領のことなど右も左もわからない。 そのため新しい辺境伯様は帳簿も書類も不備ばかり。しかも辺境伯領は王国の端なので修正も大変。 そこで仕事を終わらせるために、腕っぷしに定評のあるギリギリ貴族の男爵出身の女官ライラ(18)が辺境伯領に出向くことになった。   だがそこでライラを待っていたのは、元騎士とは思えないほどつかみどころのない辺境伯様と、前辺境伯夫妻の忘れ形見の3人のこどもたち(14歳男子、9歳男子、6歳女子)だった。 仕事のわからない辺境伯を助けながら、こどもたちの生活を助けたり、魔物を倒したり!? そしていつしか、ライラと辺境伯やこどもたちとの関係が変わっていく…… ※お待たせしました。 ※他サイト様にも掲載中

処理中です...