異世界転生で最強になった俺は、幻の魔法でやつを倒す

マイきぃ

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世界崩壊編

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 俺は転生した。
 性別は女だった。

 そして、優しい夫婦が俺に付けてくれた名前は……。
「スーパーロリロリピクピクちゃん」だった。

 俺は現世であれば中二ぐらいになるまで、すくすく成長した。
 もちろん、魔力は最強クラスでエリート街道まっしぐらだ。

 そして、忘れてはならないことがある。
 それは……パンツだ。
 俺は、ピンクのパンツを毎日着用していた。これだけは譲れない。

 そして、運命の時はきた。
 俺の他にも「スーパーロリロリピクピクちゃん」と名乗るやつが現れた。
 もちろん、そいつが誰だか俺は知っている。

 おそらくやつは、白のパンツを着用して俺の前に現れるはずだ。

 ──同じアニメ好きは引きあう──

 それは、必然の出来事。
 俺と奴が対峙するのは時間の問題だった。

「よう、久しぶりだな、白」
「こんなところで会うとは思わなかったぜ、ピンク」

 その瞬間…………

【スーパーロリロリピクピクちゃん】パンツは白かピンクか!
 魔法ロリロリ少女 VS 魔法ロリロリ少女!
 最強魔法使い同士の対決が始まった!

 俺は、すぐさま最凶最大呪文を唱える。

「散れ! ロッシュ限界を超えて! メテオインパクト!」

 俺の先制攻撃は、巨大隕石の召喚だ。
 だが、やつはそんな脅威にひるまず、呪文を放つ。

「全ては、漆黒の力により、全てを圧縮せよ。ブラックホール!」

 やつは、黒い球体を作り出し、全てを飲み込む魔法を放った!

 俺のメテオインパクトは、威力を損なうことなく、地面に激突し、異世界を崩壊させる。だが、やつは、その威力ごとブラックホールに吸い込んでいった。

 ──この時、一つの銀河は、その黒い球体に飲み込まれた──

 俺たちの周囲には、宇宙空間だけが寂しく広がっていた。だがこれで、俺たちの戦いを邪魔するものは誰もいない。

「やるな、白」
「俺の本気はこんなものじゃないぜ、ピンク!」

 今度はやつの攻撃だ。
「お前は知らないだろう。かつて、スーパーロリロリピクピクちゃんが、ゲームキャラ時代に発動した、宇宙最強最大奥義を! くらえ! 【ジャイアントインパクト】」

 宇宙に旋律が走る。氷の静けさの暗闇に一つの月が出現する。神々しく光るその巨大な衛星は、加速しながら俺のいる場所へと向かってくる。

 俺たちの住む異世界は滅亡した、その滅亡に滅亡を上書きしたところで、何も変わりはしない。
 つまりだ! その攻撃は逃げることができるのだ。

 だが、それでは俺の美学に反する。第一、スーパーロリロリピクピクちゃん魂が逃げることを良しとしない!
 今の俺は、スーパーロリロリピクピクちゃんなのだ。

 ならば……最終最大ハルマゲドン秘奥義を使おう!
 決して誰も破ることのできない、幻の魔法を!

「行くぞ、白。これでお前の最後だ!」
「何を馬鹿なことを……」

 俺は、最初で最後の呪文を唱えた。
「ロリロリピクピク許しませーん! 皆で仲良く、ドーナツを食べよう!」

「ば、馬鹿な! その呪文はああああああああああああああああ!」

 俺の呪文は、目の前の巨大な月を、巨大ドーナツに変えた。そして、そのまま俺を通り抜け、宇宙の彼方へと加速していった。

 「ピンク……俺は、間違っていたのかもしれない……。スーパーロリロリピクピクちゃんのパンツが白だろうがピンクだろうが、関係ない。俺はそれでも白だと思い続けるだろうが……。だが、それではダメなんだ。スーパーロリロリピクピクちゃんが本当に伝えたかったことは、ドーナツにあったんだ! ドーナツの輪、すなわちそれは、友達の輪のことだったんだ!」

「ようやくわかってくれたか……白……」

「今回は俺の負けだ。だが、次は必ずおれが勝つ。それまで、誰にも負けるなよ、ピンク」
「ああ、当然だ」

 こうして俺は、白と別れた。

 宇宙の彼方へと飛んで行った巨大ドーナツは、宇宙のかけらとして、どこかの知的生命体が友達の輪を広げるために使うだろう。
 だが、俺たちの戦いは終わらない。
 その時がくるまで、俺は、次元の彼方で自らを封印した。

END
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