2 / 2
世界崩壊編
しおりを挟む
俺は転生した。
性別は女だった。
そして、優しい夫婦が俺に付けてくれた名前は……。
「スーパーロリロリピクピクちゃん」だった。
俺は現世であれば中二ぐらいになるまで、すくすく成長した。
もちろん、魔力は最強クラスでエリート街道まっしぐらだ。
そして、忘れてはならないことがある。
それは……パンツだ。
俺は、ピンクのパンツを毎日着用していた。これだけは譲れない。
そして、運命の時はきた。
俺の他にも「スーパーロリロリピクピクちゃん」と名乗るやつが現れた。
もちろん、そいつが誰だか俺は知っている。
おそらくやつは、白のパンツを着用して俺の前に現れるはずだ。
──同じアニメ好きは引きあう──
それは、必然の出来事。
俺と奴が対峙するのは時間の問題だった。
「よう、久しぶりだな、白」
「こんなところで会うとは思わなかったぜ、ピンク」
その瞬間…………
【スーパーロリロリピクピクちゃん】パンツは白かピンクか!
魔法ロリロリ少女 VS 魔法ロリロリ少女!
最強魔法使い同士の対決が始まった!
俺は、すぐさま最凶最大呪文を唱える。
「散れ! ロッシュ限界を超えて! メテオインパクト!」
俺の先制攻撃は、巨大隕石の召喚だ。
だが、やつはそんな脅威にひるまず、呪文を放つ。
「全ては、漆黒の力により、全てを圧縮せよ。ブラックホール!」
やつは、黒い球体を作り出し、全てを飲み込む魔法を放った!
俺のメテオインパクトは、威力を損なうことなく、地面に激突し、異世界を崩壊させる。だが、やつは、その威力ごとブラックホールに吸い込んでいった。
──この時、一つの銀河は、その黒い球体に飲み込まれた──
俺たちの周囲には、宇宙空間だけが寂しく広がっていた。だがこれで、俺たちの戦いを邪魔するものは誰もいない。
「やるな、白」
「俺の本気はこんなものじゃないぜ、ピンク!」
今度はやつの攻撃だ。
「お前は知らないだろう。かつて、スーパーロリロリピクピクちゃんが、ゲームキャラ時代に発動した、宇宙最強最大奥義を! くらえ! 【ジャイアントインパクト】」
宇宙に旋律が走る。氷の静けさの暗闇に一つの月が出現する。神々しく光るその巨大な衛星は、加速しながら俺のいる場所へと向かってくる。
俺たちの住む異世界は滅亡した、その滅亡に滅亡を上書きしたところで、何も変わりはしない。
つまりだ! その攻撃は逃げることができるのだ。
だが、それでは俺の美学に反する。第一、スーパーロリロリピクピクちゃん魂が逃げることを良しとしない!
今の俺は、スーパーロリロリピクピクちゃんなのだ。
ならば……最終最大ハルマゲドン秘奥義を使おう!
決して誰も破ることのできない、幻の魔法を!
「行くぞ、白。これでお前の最後だ!」
「何を馬鹿なことを……」
俺は、最初で最後の呪文を唱えた。
「ロリロリピクピク許しませーん! 皆で仲良く、ドーナツを食べよう!」
「ば、馬鹿な! その呪文はああああああああああああああああ!」
俺の呪文は、目の前の巨大な月を、巨大ドーナツに変えた。そして、そのまま俺を通り抜け、宇宙の彼方へと加速していった。
「ピンク……俺は、間違っていたのかもしれない……。スーパーロリロリピクピクちゃんのパンツが白だろうがピンクだろうが、関係ない。俺はそれでも白だと思い続けるだろうが……。だが、それではダメなんだ。スーパーロリロリピクピクちゃんが本当に伝えたかったことは、ドーナツにあったんだ! ドーナツの輪、すなわちそれは、友達の輪のことだったんだ!」
「ようやくわかってくれたか……白……」
「今回は俺の負けだ。だが、次は必ずおれが勝つ。それまで、誰にも負けるなよ、ピンク」
「ああ、当然だ」
こうして俺は、白と別れた。
宇宙の彼方へと飛んで行った巨大ドーナツは、宇宙のかけらとして、どこかの知的生命体が友達の輪を広げるために使うだろう。
だが、俺たちの戦いは終わらない。
その時がくるまで、俺は、次元の彼方で自らを封印した。
END
性別は女だった。
そして、優しい夫婦が俺に付けてくれた名前は……。
「スーパーロリロリピクピクちゃん」だった。
俺は現世であれば中二ぐらいになるまで、すくすく成長した。
もちろん、魔力は最強クラスでエリート街道まっしぐらだ。
そして、忘れてはならないことがある。
それは……パンツだ。
俺は、ピンクのパンツを毎日着用していた。これだけは譲れない。
そして、運命の時はきた。
俺の他にも「スーパーロリロリピクピクちゃん」と名乗るやつが現れた。
もちろん、そいつが誰だか俺は知っている。
おそらくやつは、白のパンツを着用して俺の前に現れるはずだ。
──同じアニメ好きは引きあう──
それは、必然の出来事。
俺と奴が対峙するのは時間の問題だった。
「よう、久しぶりだな、白」
「こんなところで会うとは思わなかったぜ、ピンク」
その瞬間…………
【スーパーロリロリピクピクちゃん】パンツは白かピンクか!
魔法ロリロリ少女 VS 魔法ロリロリ少女!
最強魔法使い同士の対決が始まった!
俺は、すぐさま最凶最大呪文を唱える。
「散れ! ロッシュ限界を超えて! メテオインパクト!」
俺の先制攻撃は、巨大隕石の召喚だ。
だが、やつはそんな脅威にひるまず、呪文を放つ。
「全ては、漆黒の力により、全てを圧縮せよ。ブラックホール!」
やつは、黒い球体を作り出し、全てを飲み込む魔法を放った!
俺のメテオインパクトは、威力を損なうことなく、地面に激突し、異世界を崩壊させる。だが、やつは、その威力ごとブラックホールに吸い込んでいった。
──この時、一つの銀河は、その黒い球体に飲み込まれた──
俺たちの周囲には、宇宙空間だけが寂しく広がっていた。だがこれで、俺たちの戦いを邪魔するものは誰もいない。
「やるな、白」
「俺の本気はこんなものじゃないぜ、ピンク!」
今度はやつの攻撃だ。
「お前は知らないだろう。かつて、スーパーロリロリピクピクちゃんが、ゲームキャラ時代に発動した、宇宙最強最大奥義を! くらえ! 【ジャイアントインパクト】」
宇宙に旋律が走る。氷の静けさの暗闇に一つの月が出現する。神々しく光るその巨大な衛星は、加速しながら俺のいる場所へと向かってくる。
俺たちの住む異世界は滅亡した、その滅亡に滅亡を上書きしたところで、何も変わりはしない。
つまりだ! その攻撃は逃げることができるのだ。
だが、それでは俺の美学に反する。第一、スーパーロリロリピクピクちゃん魂が逃げることを良しとしない!
今の俺は、スーパーロリロリピクピクちゃんなのだ。
ならば……最終最大ハルマゲドン秘奥義を使おう!
決して誰も破ることのできない、幻の魔法を!
「行くぞ、白。これでお前の最後だ!」
「何を馬鹿なことを……」
俺は、最初で最後の呪文を唱えた。
「ロリロリピクピク許しませーん! 皆で仲良く、ドーナツを食べよう!」
「ば、馬鹿な! その呪文はああああああああああああああああ!」
俺の呪文は、目の前の巨大な月を、巨大ドーナツに変えた。そして、そのまま俺を通り抜け、宇宙の彼方へと加速していった。
「ピンク……俺は、間違っていたのかもしれない……。スーパーロリロリピクピクちゃんのパンツが白だろうがピンクだろうが、関係ない。俺はそれでも白だと思い続けるだろうが……。だが、それではダメなんだ。スーパーロリロリピクピクちゃんが本当に伝えたかったことは、ドーナツにあったんだ! ドーナツの輪、すなわちそれは、友達の輪のことだったんだ!」
「ようやくわかってくれたか……白……」
「今回は俺の負けだ。だが、次は必ずおれが勝つ。それまで、誰にも負けるなよ、ピンク」
「ああ、当然だ」
こうして俺は、白と別れた。
宇宙の彼方へと飛んで行った巨大ドーナツは、宇宙のかけらとして、どこかの知的生命体が友達の輪を広げるために使うだろう。
だが、俺たちの戦いは終わらない。
その時がくるまで、俺は、次元の彼方で自らを封印した。
END
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
後日譚追加【完結】冤罪で追放された俺、真実の魔法で無実を証明したら手のひら返しの嵐!! でももう遅い、王都ごと見捨てて自由に生きます
なみゆき
ファンタジー
魔王を討ったはずの俺は、冤罪で追放された。 功績は奪われ、婚約は破棄され、裏切り者の烙印を押された。 信じてくれる者は、誰一人いない——そう思っていた。
だが、辺境で出会った古代魔導と、ただ一人俺を信じてくれた彼女が、すべてを変えた。 婚礼と処刑が重なるその日、真実をつきつけ、俺は、王都に“ざまぁ”を叩きつける。
……でも、もう復讐には興味がない。 俺が欲しかったのは、名誉でも地位でもなく、信じてくれる人だった。
これは、ざまぁの果てに静かな勝利を選んだ、元英雄の物語。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる