乙女ゲームか悪役令嬢転生ラノベの世界に転生?したようだが…

琳太

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4章 ダンジョンに行きます

15話 店舗はないけど一応商会です

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   スペシャルはなんと角黒毛和牛のステーキと角黒豚のカツレツ、合挽きハンバーグにサラダと野菜スープでした。さすがアレクス君、2人前くらいありそうだったがペロリでした。どこかのフードファイターのように見た目と胃袋の容量に差がありすぎです。
   私なんて水でも太る……のは衣瑠でございました。エレーニアボディはそんなことがなさそうですね。でも食べ過ぎないように、偏らないように気をつけてますよ。

   私たちのハンバーグは角黒毛和牛のハンバーグでした。目玉焼きトッピングもあって美味しゅうございました。パイナップルトッピングは好みではなくて。びっくりなお店ではおろしそバーグディッシュが定番でした。
   この店のオーナーさんは牧場主さんで、餌にマナ草やリポ草を混ぜることで野生に近い肉質をキープしているのだとか。餌代かかりそうと思ったけど牧草地で薬草も育ててるんだって。すごいね。
   値段はそれなりにしたよ、日替わりは500メル、スペシャルは800メルしました。




「はぁ~美味しかった。お腹いっぱいだ」
「食べちゅぎ、アレクちゅ」
「ウリュもいっぱい食べないと大きくならないぞ?」
「アレクちゅはきっとお腹だけが大きくなるんでちゅ」
「んなわけあるか」

「冒険者ギルドに行こうと思ったけど、アレクス君試験受けるんだったら少し後の方がいいかな」
「あ…エル姉、できれば…」
「馬鹿でちゅ…」
「じゃあ、先に商業ギルドに行こっか」

   2人の頭をわしゃわしゃして商業ギルドの方へ押し出した。ウリュ君案外毒舌かも。



   商業ギルドの受付嬢にコネリーさんからトレントの納品の件で連絡が来ていると思うと伝えると、ギルマスの部屋に案内された。

「マスター、エルさんがお見えになりました」
「ああ、入ってくれ」

   執務机に向かって書類を読んでいたのは70歳くらいの白髭のおじいさん。黄門髭だよ。チリメン問屋でのし上がったのかな?立ち上がって手を差し出して来た。

「ここのギルドマスターのエドワードじゃ。よろしくのう、嬢ちゃん、坊主達。ワシのことはエドと呼んでくれ」

   まあ、この人からすれば私らひよっこですな。しかしそんなギルマスを愛称で呼び捨てするわけないです。『ふぉっふぉっふぉ』とでも笑ってくれればミツクニと呼んでさしあげますよ。

「トレントをこちらで競りで販売することで、【四季ダンジョン】出張所のコネリーさんから話がきてると思うのですが、トレントをどちらに置けばいいですか」
「すまんの、嬢ちゃん。何本ほどあるんじゃ?」
「チェリーが4本、アップル、ウォールナット、オークが3本づつですね」
「そりゃまた……たまげたな、そんなにあるのか」
「多すぎるなら減らしますよ」
「イヤイヤイヤ、その心配はいらん。嬢ちゃんは次は夏階層に挑戦するんじゃろ、じゃったら次にトレントが入る予定は無いも同然。ここはいっそすっぱり出し切るようお願いする」
「わかりました」
「じゃあ倉庫に案内しようかの」

   え?ギルマスみずから案内してくれるの?

「まあ、そのマジックバックかの?他の者にはばれんようにしたがよかろうて」

   ああ、インベントリに気使ってくれたのね。コネリーさんの根回し済みのようです。

   というわけで広い倉庫にトレント全部出しました。腕枝は2本づつ温存しました。燻製肉作りたいんだ、後ソーセージとかチーズとかも燻製にしたいのだ。

「競りは明後日を予定しとる、明後日の昼以降なら売上金を渡せるじゃろう」
「わかりました、明後日ですね」
「そうじゃ、嬢ちゃん昇級で3級になったんじゃろ、商会登録をしてそっちのポーターの坊主を商会員にすりゃ、坊主も税率適応されるぞ、やっていかんか?」
「それって、費用は」
「いや、かからんよ。嬢ちゃんが商会の会頭として、坊主が商会の者と認められるから、2人の商売は商会として扱われるようになるだけじゃ。いわば店主と店員じゃ」

   まあ、損するわけじゃないしやっとくか。
「1番の部屋へいくとよい、嬢ちゃんらに商売の女神の幸運が訪れますように」
「貴方にも商売の女神の幸運が訪れますように」


   倉庫を出て次は1番の扉に…と思ったが先に素材売っ払おう、買取部屋に先に行くことにした。前に一度きてるから場所は覚えてる。

   残してあった角兎の皮、ワーキングアントの攻殻、クロウラーの糸袋、ポイズンタランチュラの脚と毒袋、レッサースパイダーの糸袋、ビッグマンティスの羽を出した。査定に時間がかかるということなので明後日トレントの分と一緒に受け取れるように話をつけた。

   熊皮を鞣してくれるの業者を紹介してもらおうと尋ねると、出入りの職人に頼んでくれると言うので渡しておく。熊皮は大きいし野営時の敷物にちょうどいいのだ。今回ダンジョンで狩った角熊は大きさとしては中位、3人でギリギリ使えそうなのだ。自分で鞣すのは邪魔くさいのです。

   次は1番の扉だ。で、こんな感じになった。


   名前:エル・年齢:16歳
   出身地:ディヴァン領、オルフェリア王国
   拠点(登録地):オルフェリア王国、デュナン領、イチニ支部

   5級(オルフェリア王国) 登録:春の第二月
   3級(ウェイシア王国)登録:春の第二月

  【エルドール商会】 会頭
    商会員:ウリュ・アレクス

   賞罰:春の第二月、条件達成にて3級へ昇級

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

   ついでにアレクス君も商会員に入れておく。


   名前:ウリュ・年齢:10歳
   出身地:北方連合国
   拠点(登録地):ウェイシア王国、クロード領、エオカ支部
   
   ポーター(ウェイシア王国) 登録:春の第二月
   3級(ウェイシア王国)登録:春の第二月

 【エルドール商会】 商会員
   会頭:エル

   賞罰:ー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



   名前:アレクス・年齢:13歳
   出身地:シーデ村、北方連合国
   拠点(登録地):ウェイシア王国、クロード領、エオカ支部
   
   3級(ウェイシア王国)登録:春の第二月

 【エルドール商会】 商会員
   会頭:エル

   賞罰:ー



   3人で判定球を青く光らせました。


「へへ、おそろいだ」

   はい、全員冒険者ギルドと商業ギルドの二枚持ちになりました。だからなんだと言われても困ってしまいますが。



「じゃあそろそろ冒険者ギルドに行きましょうか」

「「うん、行こう」」

   お腹具合もこなれたようです。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
   チーム名の【金色の翼】を英語以外で訳したいと思って検索したらちょうどいいフランス語がありました。
   エルドール=Aile D'ore=フランス語で『金色に輝く翼』だそうです。


追記:【ロイヤルハニーゼリー】の名称を【マジェスティハニーゼリー】に変更します。蜂蜜系のレアファンタジー食品だと思ってください。
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