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4章 ダンジョンに行きます
16話 エオカ冒険者ギルドで
しおりを挟む冒険者ギルドにはいると受付にいたのはお胸様の立派なレイナさんでアルカさんではありませんでした。あの時はカンペキとか思ったのは大きな勘違いでしたね~
「冒険者ギルドエオカ支部へようこそ、ご用件はレイナが承ります」
ルイジさんからもらった手紙をカウンターに置く。
「【四季ダンジョン】のルイジさんから14歳以下のチームメンバーのランクアップの件で「もしかしてチーム【金色の翼】の皆さんですか?」」
レイナさん、カウンターに乗り出し食い気味で来たよ。
「はいそうです」
「リーザ!!ちょっとここ代わって!あ、すいません、ギルドマスターのところにご案内します」
カウンターを跳ね上げレイナさんが私たちを二階に連れて行く。
大きなドアの前でノックをする。
「マスター、【金色の翼】の皆さんをお連れしました」
「入ってくれ」
「失礼します」
部屋の正面には耳のとんがった金髪碧眼のエルフの男性が、ちょび髭の男性と話をしていた。ちょび髭の男性は背が低くがっちりした身体をしていてドワーフだとおもう。
レイナさんはルイジさんの手紙をちょび髭の男性に渡した。
ちょび髭の男性は私たちに頭を下げるとレイナさんと部屋を出て行った。エルフの男性が近づいてきて挨拶をする。
「冒険者ギルドエオカ支部のマスターのジュールだ、この度はうちの職員が迷惑をかけた。本当に申し訳ない、どうぞ、こちらにかけてくれ」
ソファーを勧められ3人並んで座ると向かい側にギルマスが座る。ふーん、ここのギルマスエルフなんだ、それで職員にポツポツエルフがいるのかな?
エルフの国ってこの大陸の南西の端だったよね。ウェイシア王国とはドワーフの国を挟んだ向こうだけど、国を出たエルフは流浪するのが好きって話しだから、ギルマスなんて地位について定住するエルフもいるんだ。あ、でもここ他にもエルフの職員いるね、件のアルカさんも。
「そちらの鼬獣人の彼がポーター登録した少年かな」
「ウリュでちゅ」
きちっと挨拶をするウリュ君に微笑みかけるギルマス。そして子供にもきっちり頭を下げる。
「本当に申し訳ない、君たちの依頼については覚えている職員がいてね。ギルドランクについてはそちらの狐獣人の少年と同等の扱いをさせていただこう、登録費用も免除ということで許していただけないだろうか」
そこまでしてもらえるなら私はいいけど。
「ウリュ君はそれでいい?」
「僕は冒険ちゃになれて、アレクちゅとおなぢにちてくれるならちょれでいいでちゅが、今後こんなことがないようにちてほちいでちゅ」
「それは「コンコン」「レイナです、アルカを連れてきました」…入れ」
ドアが開くと足元にスライディングしてきた人がいた。
「申し訳ありません~、このたびわぁ、ご迷惑をぉ、おかけしましたぁ」
スライディング土下座初めてみた。アレクス君とウリュ君が引いてます。ギルマスは引きつってます。レイナさんがテーブルにお茶を置いて去って行く。クールだな、ペコリとお茶の礼をしておく。
「アルカは…まあこんな風だが仕事は真面目に取り組んでいるんだ。最近は問題なく行っていたので受け付けも担当させたんだが…」
お茶をいただきながらギルマスの話を聞く。
「だが?」
「だが、なぜかアルカに古い受け付けマニュアルが渡されていてな、14歳以下の登録が最近なかったものだから今回までその事がわからなかったんだ」
うるうる涙眼のアルカさん。誰かがいたずらで古いマニュアルを渡したのか、いや多分アルカさんじゃなかったら渡されたのが古いマニュアルだって気が付けたかも…今更だけどね。
「原因がわかって解決ちたのならいいでちゅよ」
「「本当に申し訳ない」ございません~」
コンコンコン
「マスター入室許可を」
「ああ、入れ」
今度はちょび髭の男性でした。
「ルイジからの証明書だが、Eランク依頼5件達成でランクアップ条件達成の確認が取れた。Fの試験に合格すればEの試験が可能となる」
「そうか、ではこちらの申請書を記入してもらいまずギルド登録をしてカードを作ろう」
ギルマスは申請書をテーブルの上に置きウリュ君の方に滑らす。
「ではそちらの…「アレクスだよ」アレクス君は先にFランク試験を受けるか?」
「うんっ」
返事と共に立ち上がるアレクス君。ギルマスがちょび髭の男性に
「試験は誰が担当するんだ?」
「俺が担当する。俺はギルドエオカ支部の副マスターのマーリオだ、よろしく」
プッ。お茶吹きそうになった。副マスターは配管工と思われがちだがオフィシャル設定は大工のゲーキャラか、赤と青の服でなくてよかった。ルイジとマーリオ、微妙だ、ルイジさんはヒューマンだったから兄弟ではないけど。
「ウリュ、エル姉、オレ行ってくるね」
アレクス君はマーリオさんと一緒に出て行った。
「オネーちゃん、職業どうちよう?」
「得意武器をクロスボウにして、魔法弓士にするかな(ウリュ君、魔法属性全部書かなくていいからね)」
小声でアドバイスもして置く。
名前:ウリュ
年齢:10歳
性別:男
出身:北方連合国
職業:魔法弓士
その他:得意武器・クロスボウ/魔法属性・光、水、風
チーム:金色の翼/リーダー:エル
「ではアルカ、案内して差し上げろ」
「はい、マスター。ではぁ、こちらにどうぞぉ」
前にアレクス君の時に来た部屋だ。係のお兄さんがいた。
魔道具【鑑定機】に係りのお兄さんが用紙をセットするとウリュ君に手を置くように説明する。
手を置くと青く光りカタカタと紙を吐き出す。
「ではこちらを確認してからカードに魔力を通してください。裏面の職業、スキルは表示非表示は自由に設定して下さい」
ウリュ君は用紙を持って私の横に来る、一緒に見ようと用紙を見えるように広げた。
名前:ウリュ
年齢:10歳
性別:男
出身:北方連合国
職業:魔法弓士・冒険者
HP:★★★★★★★
MP:★★★★★★★★★★★★★★★
SP:★★★★★★★★★★
筋力:★★★★
魔力:★★★★★★★★★★★★
体力:★★★★★★
知力:★★★★★★★★★★
敏捷:★★★★★★★★★
抵抗:★★★★
幸運:★★★★★★★★★
HPとSPが私とあんまり変わらない。やっぱり魔力と知力が高い、敏捷が私より上なのはやはり獣人だからだろう。幸運が高い。
職業
%$令息 Lv.★
剣士 Lv.★
弓士 Lv.★★★★
狩人 Lv.★★
シーフ Lv.★★
レンジャーLv.★★
魔術師 Lv.★★★★
掃除夫 Lv.★★
娼妓(仮) Lv.★
薬師 Lv.★★★
ん?文字化けで令息ってのがある、これって私が鑑定した時も文字化けしてたけど、何かの息子ってことよね、なんなんだろ?
魔法属性:全属性
光:Lv.★★★
闇:Lv.★★
風:Lv.★★★★
火:Lv.★★
水:Lv.★★
土:Lv.★★
雷:Lv.★★★★
加護
獣神の加護
大地母神の加護
やはり加護ありました。でも一柱だったと思うんだけど。
「ウリュ君やっぱり神様の加護があったんだね」
「もしかしてオネーちゃんも?」
「ん、あるよ。でもあんまり人には言わない方がいいから非表示にしてね」
「うん、わかった」
ウリュ君はカードの魔力を通し係の人に渡した。
「エルさんもシルバーカードになりましたし、ステータスの確認されますか?」
係の人が私に用紙を差し出す、え、やっていいの?
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