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6章 女神祭に行こう
14話 フラグは要らないです
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近況ボードにも書きましたが『異世界召喚、神様に~』の修正と方向性で悩んでこっち手付かずになってました。まだ結論出てなくて悩み続行中ですが…
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モヤーユからシーデ迄の道中に倒したモンスターの処理をシーデの冒険者ギルドですることにした。
冒険者ギルドの中は変わりばえしなかったが、若干、神官戦士と言いましょうか僧兵といいましょうか、神職臭のする人達がちらほらと。
ギルド職員曰く
「悪しき魔物魔獣を倒し人々の生活を守ることは教義に沿っていて、得た金銭を『奉納金』として納めることで『徳を積む』事ができるとか」
いや~宗教ってお金なんですね。信仰と宗教は違って後者はお金がかかるのはこの世界でも同じ、いや、この世界がラノベか乙女ゲームなら基本設定は日本に準ずるか。
うん、最近ラノベも乙女ゲームも忘れてたな。もう全然関係ないところで居るし。
知識も何の役にもたってない。
ここでリムスを手に入れた。両替控えめでよかったな。
そしてここで朗報、職員が、ギルド運営の宿に空きがあると教えてくれたので早速行ってみる。
「一泊2000リムスの個室なら空きがあるって」
冒険者でそんな部屋泊まるのか、と思うんだがVIP様に3部屋あるそうだ。
とりあえず2部屋借りて男女に分ける。
ベッドは余裕で3人寝れそうなキングサイズだったので、マットレスを男部屋に持って行った。
アレクス君が「ウィルさんとレスさんでベッドを使って」と言うと2人は顔を見合わせ、同時に「いや、それはちょっと…」と言ったそうな。
騎士って戦場とかで雑魚寝したり、もっと劣悪環境で夜営したりするだろに。
平常時だと無理だそうだ。
結局ベッドにウィルさんとウリュ君、マットにレスさんとアレクス君になったそうだ。
この宿にはお風呂がある。そしてケルムには『温泉』があるそうだ。
ケルムの温泉は『神殿にお参りする巡礼者は身を綺麗にすべき』と言う事で無料開放。
え、裸で入るんじゃなく湯衣が必要とな。
湯衣は有料と、をい、神殿は商売人かよ。
さらに龍峰の本神殿近くには秘湯、『露天風呂』もあるとか。神殿が管理している温泉じゃないので入りたい放題?コレは行くしかないよね。
温泉がこんなにあるって事は龍峰は火山なのか。もしくは一大リゾート地?
なんて考えてるとウリュ君が質問してきた。
「温ちぇんって何でちゅか?」
「火山の地熱で熱せられた地下水、もしくはマグマから分離した水分が湧き出ている場所の事、かな?温泉にはいろんな成分が含まれていて、その成分によっては色々な効能があるの」
詳しいわけではない、うろ覚えだ。
ん、なぜかシーンと静まり返っている。
ロッテ嬢、トーナさん、ウィルさんレスさんが驚いた顔でこっちを見る。
「えっと、何か?」
ハッと我にかえったウィルさんが
「そんな解釈は初めてで、通説は『精霊神の加護を受けた場所に四精霊が集まり、地精霊が穴を掘り、水精霊が水を生み火精霊が温め風精霊が吹き出させている』と言われています」
次にトーナさんが
「精霊神の加護で『温泉に様々な効果がある』と、言われているんです」
・・・あるぅえぇ?、こっちの『温泉』って不思議設備なのか。
「しかし、言われてみれば有名な『温泉地』は火山の麓にある…」
なんてウィルさんが言ってます。すみません、世界の常識を否定するつもりはないので。
そもそも私の説明も合っているかどうかあやふやですし、女子高生の一般常識なんてテキトーな仮説ばかりですよー(あくまでも衣瑠の視点です。世間の女子高生事情ではありません)
「いやぁ、勘違いです、他の何かと混同してるのかな、あははー」
とワザとらしいが後頭部を掻きながら言ってみた。
やっぱりお風呂はいいです。ケルムの温泉文化のお陰でこの辺りの街や村に『入浴』する習慣が根付いた様だ。
ここの宿は銭湯と言うより家族風呂の雰囲気のお風呂でしたが、ゆっくり浸かりました。
宿のカウンターで使用料500リムスで貸し切り。追加のお湯が欲しい場合は追加料金が発生しますが、私達には不要。
1番ロッテ嬢とトーナさん、2番の私が入浴前後に湯を入れ替え、私3番ウリュくん達が出るときに入れ替え、4番ウィルさん5番レスさんと連続で入る。
最後にレスさんだけ残り湯の様で気の毒に思うが彼は湯船に浸かる習慣がないとか、勿体無い。
アレクス君達が樽にお湯差し入れしてたけど。
食事は宿ではなく街の食堂に行きました。
レスさんも夜営とかした後でロッテ嬢との同席も緊張しなくなってきた様です。
うちのニクスキーの辞書の緊張の項はきっと『強敵が現れた時』とか注釈ついてそうです。
肉の前では身分など些末事!なんてね、ごめん。なぜかアレクス君がこっちをジッとみてる。
ママン仕込みなんでしょうか?心読むのはやめてね。
翌日はイエフで昼休憩、夕方にはケルムに到着の予定。ケルムの宿は予約済みです。
テト村、ヨッラの街とシーデの街はカリオソの森を突っ切る予定だったので宿を予約していなかったのだ。
コレでも予定より早く着くことになる。祭りに十分間に合いますね。
「思っていたより順調ですね」
あ、トーナさん、そんなフラグの神様煽る様なこと言っちゃ駄目ですよ。
ケルム迄あと1時間もあれば到着出来ると言う所で、街道は人や馬車で溢れかえっていた。
ケルムの門の検問がここまで並ぶ、と言うことはない。
だって私達の移動速度は時速70キロ前後。徒歩だと2日、馬車でも1日の距離。
夜営の準備には早い時間だし。
何なんでしょうね。
もう、トーナさんがいらないフラグ立てるからですよ。
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モヤーユからシーデ迄の道中に倒したモンスターの処理をシーデの冒険者ギルドですることにした。
冒険者ギルドの中は変わりばえしなかったが、若干、神官戦士と言いましょうか僧兵といいましょうか、神職臭のする人達がちらほらと。
ギルド職員曰く
「悪しき魔物魔獣を倒し人々の生活を守ることは教義に沿っていて、得た金銭を『奉納金』として納めることで『徳を積む』事ができるとか」
いや~宗教ってお金なんですね。信仰と宗教は違って後者はお金がかかるのはこの世界でも同じ、いや、この世界がラノベか乙女ゲームなら基本設定は日本に準ずるか。
うん、最近ラノベも乙女ゲームも忘れてたな。もう全然関係ないところで居るし。
知識も何の役にもたってない。
ここでリムスを手に入れた。両替控えめでよかったな。
そしてここで朗報、職員が、ギルド運営の宿に空きがあると教えてくれたので早速行ってみる。
「一泊2000リムスの個室なら空きがあるって」
冒険者でそんな部屋泊まるのか、と思うんだがVIP様に3部屋あるそうだ。
とりあえず2部屋借りて男女に分ける。
ベッドは余裕で3人寝れそうなキングサイズだったので、マットレスを男部屋に持って行った。
アレクス君が「ウィルさんとレスさんでベッドを使って」と言うと2人は顔を見合わせ、同時に「いや、それはちょっと…」と言ったそうな。
騎士って戦場とかで雑魚寝したり、もっと劣悪環境で夜営したりするだろに。
平常時だと無理だそうだ。
結局ベッドにウィルさんとウリュ君、マットにレスさんとアレクス君になったそうだ。
この宿にはお風呂がある。そしてケルムには『温泉』があるそうだ。
ケルムの温泉は『神殿にお参りする巡礼者は身を綺麗にすべき』と言う事で無料開放。
え、裸で入るんじゃなく湯衣が必要とな。
湯衣は有料と、をい、神殿は商売人かよ。
さらに龍峰の本神殿近くには秘湯、『露天風呂』もあるとか。神殿が管理している温泉じゃないので入りたい放題?コレは行くしかないよね。
温泉がこんなにあるって事は龍峰は火山なのか。もしくは一大リゾート地?
なんて考えてるとウリュ君が質問してきた。
「温ちぇんって何でちゅか?」
「火山の地熱で熱せられた地下水、もしくはマグマから分離した水分が湧き出ている場所の事、かな?温泉にはいろんな成分が含まれていて、その成分によっては色々な効能があるの」
詳しいわけではない、うろ覚えだ。
ん、なぜかシーンと静まり返っている。
ロッテ嬢、トーナさん、ウィルさんレスさんが驚いた顔でこっちを見る。
「えっと、何か?」
ハッと我にかえったウィルさんが
「そんな解釈は初めてで、通説は『精霊神の加護を受けた場所に四精霊が集まり、地精霊が穴を掘り、水精霊が水を生み火精霊が温め風精霊が吹き出させている』と言われています」
次にトーナさんが
「精霊神の加護で『温泉に様々な効果がある』と、言われているんです」
・・・あるぅえぇ?、こっちの『温泉』って不思議設備なのか。
「しかし、言われてみれば有名な『温泉地』は火山の麓にある…」
なんてウィルさんが言ってます。すみません、世界の常識を否定するつもりはないので。
そもそも私の説明も合っているかどうかあやふやですし、女子高生の一般常識なんてテキトーな仮説ばかりですよー(あくまでも衣瑠の視点です。世間の女子高生事情ではありません)
「いやぁ、勘違いです、他の何かと混同してるのかな、あははー」
とワザとらしいが後頭部を掻きながら言ってみた。
やっぱりお風呂はいいです。ケルムの温泉文化のお陰でこの辺りの街や村に『入浴』する習慣が根付いた様だ。
ここの宿は銭湯と言うより家族風呂の雰囲気のお風呂でしたが、ゆっくり浸かりました。
宿のカウンターで使用料500リムスで貸し切り。追加のお湯が欲しい場合は追加料金が発生しますが、私達には不要。
1番ロッテ嬢とトーナさん、2番の私が入浴前後に湯を入れ替え、私3番ウリュくん達が出るときに入れ替え、4番ウィルさん5番レスさんと連続で入る。
最後にレスさんだけ残り湯の様で気の毒に思うが彼は湯船に浸かる習慣がないとか、勿体無い。
アレクス君達が樽にお湯差し入れしてたけど。
食事は宿ではなく街の食堂に行きました。
レスさんも夜営とかした後でロッテ嬢との同席も緊張しなくなってきた様です。
うちのニクスキーの辞書の緊張の項はきっと『強敵が現れた時』とか注釈ついてそうです。
肉の前では身分など些末事!なんてね、ごめん。なぜかアレクス君がこっちをジッとみてる。
ママン仕込みなんでしょうか?心読むのはやめてね。
翌日はイエフで昼休憩、夕方にはケルムに到着の予定。ケルムの宿は予約済みです。
テト村、ヨッラの街とシーデの街はカリオソの森を突っ切る予定だったので宿を予約していなかったのだ。
コレでも予定より早く着くことになる。祭りに十分間に合いますね。
「思っていたより順調ですね」
あ、トーナさん、そんなフラグの神様煽る様なこと言っちゃ駄目ですよ。
ケルム迄あと1時間もあれば到着出来ると言う所で、街道は人や馬車で溢れかえっていた。
ケルムの門の検問がここまで並ぶ、と言うことはない。
だって私達の移動速度は時速70キロ前後。徒歩だと2日、馬車でも1日の距離。
夜営の準備には早い時間だし。
何なんでしょうね。
もう、トーナさんがいらないフラグ立てるからですよ。
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